1. フラット・ファイル・ベースのアプリケーションの構成
  2. コネクタのトラブルシューティング

9 コネクタのトラブルシューティング

これらは、フラット・ファイル・コネクタの使用時に発生する可能性がある問題の解決方法です。

表9-1 フラット・ファイル・コネクタのトラブルシューティング

問題 原因 解決方法

次のエラー・メッセージが表示された場合:

org.identityconnectors.framework.common.exceptions.ConnectorException:

Error in processing all files in Flat file directory.

{filenamexxxx=Mandatory Field Column "xxxxx" not present}. Refer log for more details.

エラーの原因は、次のいずれかである可能性があります。

  1. スキーマ・ファイルで必須としてマークされているフィールドが、フラット・ファイルのヘッダーに存在しません。

  2. フラット・ファイルのヘッダー行がコメント化されています。

  3. フラット・ファイル・コネクタ構成に指定されているfieldDelimiterがフラット・ファイルに存在しません。

次に、この行の「原因」列に記載された対応する原因に対する解決方法を示します。

  1. 必須フィールドがヘッダーに存在することを確認します。

  2. コメント化されている場合、ヘッダー・フィールドのコメント化を解除します。

  3. フラット・ファイル・コネクタのメイン構成参照定義で適切なフィールド・デリミタを更新します。

次のエラー・メッセージが表示された場合:

org.identityconnectors.framework.common.exceptions.ConfigurationException:

Directory does not contain normal files to read xxxx

フラット・ファイル・ディレクトリが空です。

ディレクトリが有効で、解析されるファイルが含まれることを確認します。

次のエラー・メッセージが表示された場合:

org.identityconnectors.framework.common.exceptions.ConnectorException:

Specified class not found xxxxxx

エラーの原因は、次のいずれかである可能性があります。

  1. メイン構成参照定義のparserClassName、preProcessClassNameまたはpostProcessClassNameエントリに指定された値が無効です。

  2. クラス・ローダーでカスタム・クラスを使用できません。

次に、この行の「原因」列に記載された対応する原因に対する解決方法を示します。

  1. 完全修飾クラス名が、メイン構成参照定義のparserClassName、preProcessClassNameまたはpostProcessClassNameエントリに指定されていることを確認します。

  2. カスタム・パーサー、前処理または後処理ハンドラのJARをOracle Identity Managerにアップロードします。