C Oracle E-Business Suite HRMSコネクタ・インストール・パッケージのファイルおよびディレクトリ

ここでは、Oracle E-Business Suite HRMSコネクタを構成するコネクタ・インストール・メディアのコンポーネントについて説明します。

表C-1 コネクタ・インストール・パッケージのファイルおよびディレクトリ

インストール・パッケージのファイル 説明

bundle/org.identityconnectors.ebs-12.3.0.jar

このJARファイルには、コネクタ・コードと、リコンシリエーション操作およびプロビジョニング操作を実行するためのSQL問合せとストアド・プロシージャを保持するプロパティ・ファイルが含まれます。

構成ディレクトリにあるファイル:

  • EBS-HRMS-CI.xml

  • EBS - HRMS-Trusted-CI.xml

これらのファイルは、CIベースのコネクタをインストールするために使用されます。

これらのXMLファイルには、EBS HRMSコネクタおよびEBS Employee Reconciliationコネクタのインストール・プロセスで使用される構成情報が含まれます。

resourcesディレクトリにあるファイル

これらの各リソース・バンドルには、EBS HRMSおよびEBS Employee Reconciliationコネクタで使用される言語固有の情報が含まれます。コネクタのデプロイ中に、これらのリソース・バンドルがOracle Identity Governanceデータベースにコピーされます。

ノート: リソース・バンドルは、GUI要素ラベルおよびメッセージを含む、ローカライズ・バージョンのテキスト文字列を含むファイルです。

scripts/OIM_EBSHRMS_SCHEMA_PKG.pck

このパッケージ・ファイルには、EBS HRMSコネクタのスキーマが含まれます。

scripts/OIM_EMPLOYEE_ADDRESS_WRAPPER.pck

このパッケージ・ファイルには従業員のアドレス・レコードを作成、更新および削除するためのプロシージャとSQL文が含まれています。このファイルは、EBS HRMSコネクタ(ターゲット・アプリケーション用)で使用されます。

scripts/OIM_EMPLOYEE_ADDRESS_WRAPPER_APPS.pck

このパッケージ・ファイルにはAPPSユーザーの従業員アドレス・レコードを作成、更新および削除するためのプロシージャとSQL文が含まれています。このファイルはEBS HRMS Targetコネクタで使用されます。

scripts/OIM_EMPLOYEE_WRAPPER.pck

このパッケージ・ファイルには個人レコードを作成、更新、削除および終了するためのプロシージャとSQL文が含まれています。また、個人割当を作成、更新、削除するためのSQL文が含まれます。

scripts/OIM_FND_GLOBAL.pck

このファイルには、プロビジョニング操作時にデータベース・セッションのグローバル・セキュリティ・コンテキストを初期化する際に呼び出されるプロシージャが含まれています。

scripts/OIM_TYPES.pck

このパッケージ・ファイルには、Oracleタイプを作成する際に使用されるSQL文が含まれています。OracleタイプはOIMスキーマを格納する際に使用されます。

scripts/OimHRMSAppstablesSynonyms.sql

scripts/OimHRMSUser.sql

scripts/OimHRMSUserAcl.sql

scripts/OimHRMSUserAD_ZDGrants

scripts/OimHRMSUserGrants.sql

scripts/OimHRMSUserSynonyms.sql

これらのファイルには、SQLスクリプトが含まれています。SQLスクリプトでは、ターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成、そのユーザーへの必要な権限の付与、コネクタによって使用される様々なデータベース・オブジェクトのシノニムの作成が行われます。

xml/EBS-HRMS-auth-template.xml

このファイルには、認可アプリケーションの作成に必要なコネクタ・オブジェクトの定義が含まれます。Oracle Identity Governanceとターゲット・システムとの接続に必要な一定の詳細が含まれます。これには、ターゲット・システムに固有の構成の詳細、属性マッピング、相関ルールおよびリコンシリエーション・ジョブも含まれています。

xml/EBS-HRMS-ConnectorConfig.xml

ノート: このファイルは、CIベースのコネクタにのみ適用されます。

このXMLファイルには、EBS HRMS Targetコネクタの次のコンポーネントの定義が含まれます。

  • リソース・オブジェクト

  • ITリソース・タイプ

  • ITリソース・インスタンス

  • プロセス・フォーム

  • プロセス・タスクおよびアダプタ

  • プロセス定義

  • 事前移入ルール

  • 参照定義

  • リコンシリエーション・ルール

  • スケジュール済タスク

xml/EBS-HRMS-pre-config.xml

このXMLファイルには、アドレスや割当てなどのユーザー以外のオブジェクトに関連するコネクタ・オブジェクトの定義が含まれます。

xml/EBS-HRMS-target-template.xml

このファイルには、ターゲット・アプリケーションの作成に必要なコネクタ・オブジェクトの定義が含まれます。これには、Oracle Identity Governanceとターゲット・システムを接続するために必要な特定の詳細が含まれます。これには、ターゲット・システムに固有の構成の詳細、属性マッピング、相関ルールおよびリコンシリエーション・ジョブも含まれています。

xml/EBS-HRMS-Trusted-ConnectorConfig.xml

このXMLファイルには、EBS HRMS Trustedコネクタの次のコンポーネントの定義が含まれます。

  • リソース・オブジェクト

  • ITリソース・タイプ

  • ITリソース・インスタンス

  • 参照定義

  • リコンシリエーション・ルール

  • スケジュール済タスク