8.3 アップグレード後のステップ

アップグレード後のステップでは、新しいコネクタJARファイルをアップロードし、ソース・コネクタのアップグレード済ITリソースを構成し、コネクタ・サーバーをデプロイして再構成し、重複する参照定義のエントリを削除します。

ノート:

カスタマイズを保存していなかった場合は、コネクタをアップグレードした後で再適用する必要があります。

次の手順を実行します。

  1. Oracle Identity Manager JARアップロード・ユーティリティを実行して、新しいコネクタ・バンドルおよびライブラリJARをOracle Identity Managerデータベースに送信します。

    ノート:

    JARはOracle Technology Network (OTN) Webサイトからダウンロードできます。詳細は、「コネクタ・インストール・パッケージのダウンロード」を参照してください。
    • ICFBundleとしてbundle/org.identityconnectors.faidentityservice-12.3.0.jarをアップロードします
    • ICFBundleとしてbundle/ org.identityconnectors.fauserrequestservice-12.3.0.jarをアップロードします

    関連項目: JARアップロード・ユーティリティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceのためのアプリケーションの開発とカスタマイズ』JARアップロード・ユーティリティに関する項を参照してください

  2. コネクタがコネクタ・サーバーにデプロイされている場合は、次のようにします。
    • コネクタ・サーバーを停止します。
    • CONNECTOR_SERVER_HOME/bundlesディレクトリ内の既存のコネクタ・バンドルおよびライブラリJARを、コネクタのインストール・メディアの新しいコネクタ・バンドル(bundle/org.identityconnectors.faidentityservice-12.3.0.jarおよびbundle/org.identityconnectors.fauserrequestservice-12.3.0.jar)でそれぞれ置き換えます。
    • コネクタ・サーバーを起動します。
  3. ITリソースの詳細が更新された場合は、コネクタのITリソースを再構成します。
  4. 次のように、新しいUIフォームで、前のバージョンのコネクタ・プロセス・フォームのすべての変更をレプリケートします。
    • Oracle Identity System Administrationにログインします。
    • サンドボックスを作成してアクティブ化します。
    • アップグレードされたフィールドを表示するためのUIフォームを新規作成します。
    • 新たに作成したUIフォームをターゲット・システムのアプリケーション・インスタンスに関連付けます。そのためには、リソースに対する既存のアプリケーション・インスタンスを開いて、「フォーム」フィールドからフォーム(ステップ4 cで作成済)を選択し、アプリケーション・インスタンスを保存します。
    • サンドボックスを公開し、完全リコンシリエーションを実行します。
  5. コネクタのアップグレード中に生成された重複参照エントリを削除します。

    次に参照定義のリストを示します。

    • Lookup.FAIdentityService.Configuration
    • Lookup.FAIdentityService.UM.ProvAttrMap
    • Lookup.FAIdentityService.UM.ReconAttrMap
    • Lookup.FAUserRequestService.UM.ReconAttrMap.Trusted
    • Lookup.FAUserRequestService.UM.ReconAttrMap.TrustedDefaults
    • Lookup.FAUserRequestService.Configuration.Trusted

      『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceの管理』コネクタのライフサイクルの管理に関する項を参照して、アップグレード後の手順を実行します。

  6. 完全リコンシリエーションを実行するか、リコンシリエーションを削除します。

関連項目: