4.5 Fusion Apps認可アプリケーションのリコンシリエーション・ジョブ

これらは、アプリケーションを作成した後、Oracle Identity Governanceに自動的に作成されるリコンシリエーション・ジョブです。

Fusion Appsユーザー・リコンシリエーション・ジョブ

ユーザー・リコンシリエーション・ジョブのパラメータ値を指定する必要があります。

これらの事前定義済ジョブを使用することも、要件に合せて編集することもできます。また、カスタムのリコンシリエーション・ジョブを作成することもできます。これらの事前定義済のジョブの編集または新しいジョブの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』リコンシリエーション・ジョブの更新に関する項を参照してください。

FAUserRequestService増分ユーザー・リコンシリエーション: これは、ターゲット・システムからすべてのユーザーおよび就業者をフェッチするために使用されるFusion Appsコネクタの信頼できるユーザー・リコンシリエーション・ジョブです。

表4-6 FAUserRequestService増分ユーザー・リコンシリエーション・ジョブのパラメータ

パラメータ 説明
Application Name

使用するターゲット・システム用に作成したアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

ノート: この値は変更しないでください。

Sync Token

このパラメータは、Incremental Recon Attributeパラメータの値として指定されたターゲット・システム属性の値を保持します。Latest Tokenパラメータは内部目的で使用されます。デフォルトでは、この値は空です。

ノート: 値を<String>0</String>として指定します。次に、リコンシリエーション実行の終了時に、コネクタによってこのパラメータのタイムスタンプが自動的に更新されます。

サンプル値: <String> 2024-07-10 08:07:32.023 </String>

Object Type

この属性は、リコンシリエーションの実行用のオブジェクト・タイプの名前を保持します。

デフォルト値: User

ノート: デフォルト値は変更しないでください。

Resource Object Name

リコンシリエーションに使用されるリソース・オブジェクトの名前

デフォルト値: FA User

ノート: このパラメータの値を変更しないでください。

Scheduled Task Name

リコンシリエーションに使用されるスケジュール済タスクの名前

デフォルト値: <Application Name> FAUserRequestService Incremental User Reconciliation

ノート: このパラメータの値を変更しないでください。