8 Identity Cloud Serviceコネクタのトラブルシューティング

この章では、Identity Cloud Serviceコネクタに関して発生する一般的な問題の解決方法を示します。

表8-1 Identity Cloud Serviceコネクタのトラブルシューティング

問題 解決策

Identity Cloud Service内の1つ以上のエンティティ(グループまたはアプリケーション)と関連付けられたユーザーを削除しようとすると、次のエラー・メッセージが表示されます。

ユーザー'USER_NAME'は現在グループ GROUP_NAMEによって参照されているため、削除できません。まずこれらの参照を削除してからユーザーを削除するか、ユーザーを強制削除することでこれらの参照をすべて自動的に削除してからユーザーを削除する必要があります。

ターゲット・システムでは、1つまたは複数のエンティティに関連付けられたユーザーの削除が許可されません。ユーザーを削除するには、まずrelURLs拡張設定パラメータを更新する必要があります。

このためには、relURLsエントリの最後に"__ACCOUNT__.DeleteOp=/Users/$(__ACCOUNT__.__UID__)$?forceDelete=true"値を追加します。

更新されたサンプル値は、"__ACCOUNT__.password.UpdateOp=/Users/$(__ACCOUNT__.__UID__)$","__ACCOUNT__.DeleteOp=/Users/$(__ACCOUNT__.__UID__)$?forceDelete=true"です。

relURLsパラメータの詳細は、「拡張設定パラメータ」を参照してください。

AOBアプリケーションを作成する際に、「接続のテスト」をクリックしてターゲット・システムとの接続を確認すると、次のエラー・メッセージが表示されます。

接続テストが失敗しました。内部サーバー・エラーです。アプリケーションAPPLICATION_NAMEへの接続中にエラーが発生しました: ターゲットでPOST RESTコールを実行中にエラーが発生しました。

Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.3.0)を使用している場合、「動作保証されているコンポーネント」の説明に従って、必ずMy Oracle Supportからパッチ26616250および25323654をダウンロードして適用してください。

これらのパッチを適用しない場合、Oracle Identity Governanceはターゲット・システムとの接続をテストできません。