4.5 UIフォームにおけるフィールド・ラベルのローカライズ

使用する言語に対応するリソース・バンドルを使用して、UIフォーム・フィールド・ラベルをローカライズできます。リソース・バンドルはコネクタ・インストール・メディアに用意されています。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。
  2. 左側のペインで、「アプリケーションのデプロイ」を開き、oracle.iam.console.identity.sysadmin.earを選択します。
  3. 右側のペインで、「アプリケーションのデプロイ」リストから、「MDS構成」を選択します。
  4. 「MDS構成」ページで、「エクスポート」をクリックして、ローカル・コンピュータにアーカイブ(oracle.iam.console.identity.sysadmin.ear_V2.0_metadata.zip)を保存します
  5. Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.3.0)以降のバージョンを使用している場合は、アーカイブの内容を抽出し、次のいずれかのファイルをテキスト・エディタで開きます:

    SAVED_LOCATION\xliffBundles\oracle\iam\ui\runtime\BizEditorBundle_en.xlf

    ノート:

    ターゲット・システムに対するアプリケーションの作成を完了するか、UDの作成などのカスタマイズを実行しないかぎり、BizEditorBundle.xlfファイルは表示されません
  6. 次のように、BizEditorBundle.xlfファイルを編集します:
    1. 次のテキストを検索します。
      <file source-language="en" original="/xliffBundles/oracle/iam/ui/runtime/BizEditorBundle.xlf" datatype="x-oracle-adf">
    2. 次のテキストで置き換えます。
      <file source-language="en" target-language="LANG_CODE" original="/xliffBundles/oracle/iam/ui/runtime/BizEditorBundle.xlf" datatype="x-oracle-adf">

      このテキストのLANG_CODEを、フォーム・フィールド・ラベルをローカライズする言語のコードに置き換えます。フォーム・フィールド・ラベルを日本語でローカライズする場合の値の例を次に示します。

    3. アプリケーション・インスタンスのコードを検索します。この手順は、Oracle Cernerアプリケーション・インスタンスの編集の例を示しています。元のコードは次のとおりです。
      <trans-unit id="${adfBundle['oracle.adf.businesseditor.model.util.BaseRuntimeResourceBundle']['persdef.sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.user.entity.userEO.UD_CERNER_USR_USER_NAME__c_description']}"> <source>User Name</source><target/> </trans-unit> <trans-unit id="sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.CernerApp1.entity.CernerApp1EO.UD_CERNER_USR_USER_NAME __c_LABEL"> <source>User Name</source><target/><target/> </trans-unit>
    4. コネクタ・パッケージに入っているリソース・ファイル(たとえば、Cerner_ja.properties)を開き、そのファイルから属性の値を取得します。例:
      global.udf.UD_CERNER_USR_USER_NAME = \u30E6\u30FC\u30B6\u30FC\u540D
    5. ステップ6.cに示されている元のコードを、次のものに置き換えます。
      </trans-unit><trans-unit id="${adfBundle['oracle.adf.businesseditor.model.util.BaseRuntimeResourceBundle']['persdef.sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.user.entity.userEO.UD_CERNER_USR_USER_NAME__c_description']}"> <source>User Name</source> <target/> </trans-unit> <trans-unit id="sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model. CernerApp1.entity.CernerApp1EO.UD_CERNER_USR_USER_NAME __c_LABEL"> <source>User Id</source> <target> \u30E6\u30FC\u30B6\u30FC\u540D</target> <target/> </trans-unit>
    6. プロセス・フォームのすべての属性に対し、ステップ6.aから6.dを繰り返します。
    7. ファイルをBizEditorBundle_LANG_CODE.xlfとして保存します。このファイル名で、LANG_CODEを、ローカライズする言語のコードに置き換えます。サンプル・ファイル名: BizEditorBundle_ja.xlf
  7. ZIPファイルを再パッケージしてMDSにインポートします。
  8. Oracle Identity Governanceからログアウトしてから、ログインします。

関連項目:

メタデータ・ファイルのエクスポートおよびインポートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceのためのアプリケーションの開発とカスタマイズ』「カスタマイズのデプロイおよびアンデプロイ」を参照してください。