1.6 コネクタでサポートされるユースケース

Oracle Healthデータ・インテリジェンスは、Oracle Identity GovernanceをOracle Healthデータ・インテリジェンスと統合するために使用され、すべてのOracle Healthデータ・インテリジェンス・アカウントが、企業内の残りのアイデンティティ認識アプリケーションと統合されたサイクルで作成、更新、削除および非アクティブ化されるようにします。

Oracle Healthデータ・インテリジェンスは、Oracle Healthデータ・インテリジェンスのクラウド・アイデンティティ、同期アイデンティティおよびフェデレーテッド・アイデンティティ・モデルのアイデンティティの管理をサポートします。一般的なITシナリオでは、Oracle Identity Governanceを使用する組織のねらいは、Oracle Healthデータ・インテリジェンス・クラウド・サービスにおけるアカウント、人事グループまたは組織とのユーザー・アソシエーションの管理にあります。

このコネクタが使用可能な最も一般的なシナリオの例を次に示します。

• Oracle Healthデータ・インテリジェンス・ユーザー管理:

Oracle Healthデータ・インテリジェンスを使用する組織が、Oracle Identity Governanceを統合してアイデンティティを管理します。この組織では、Oracle Identity Governanceを使用してターゲット・システムのユーザー・アイデンティティを作成することによりその管理を行うことにしました。この組織ではまた、ターゲット・システムでOracle Identity Governanceにより直接実行されたユーザー・アイデンティティの変更を同期することにもしました。このようなシナリオにおいて手軽で簡単な方法は、Oracle Healthデータ・インテリジェンスをインストールし、接続情報を指定することによりターゲット・システムに対して構成することです。

ターゲット・システムで新規ユーザーを作成するには、OIMプロセス・フォームに入力して送信し、プロビジョニング操作をトリガーします。コネクタではターゲット・システムに対してCreateOp操作を実行し、この操作の実行が成功するとユーザーが作成されます。同様に、削除や更新といった操作も実行できます。

ユーザー・アイデンティティを検索または取得するには、Oracle Identity Governanceからスケジュール済タスクを実行する必要があります。コネクタはターゲット・システムのユーザー・アイデンティティに対して対応するSearchOpを実行し、Oracle Identity Governanceに対するすべての変更をフェッチします。