3.5 リコンシリエーション・ジョブ

これらは、アプリケーションの作成後にOracle Identity Governanceで自動的に作成されるリコンシリエーション・ジョブです。

ユーザー・リコンシリエーション・ジョブ

これらの事前定義済ジョブを使用するか、要件に合せて編集できます。または、カスタム・リコンシリエーション・ジョブを作成することもできます。これらの事前定義済のジョブの編集または新しいジョブの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』リコンシリエーション・ジョブの更新に関する項を参照してください。

Cerner Healtheintent完全ユーザー・リコンシリエーション・ジョブは、ターゲット・アプリケーションからのユーザー・データのリコンサイルに使用されます。

次の表に、Cerner Healtheintent完全ユーザー・リコンシリエーション・ジョブのパラメータを示します。

表3-14 Cerner Healtheintent完全ユーザー・リコンシリエーション・ジョブのパラメータ

パラメータ 説明
アプリケーション名

リコンシリエーション・ジョブが関連付けられているAOBアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

このデフォルト値は変更しないでください。

フィルタ接尾辞 リコンシリエーションの実行時にターゲット・システムからフェッチされるユーザー・レコードの検索フィルタを入力します。この属性の詳細は、「制限付き(フィルタ)リコンシリエーションの実行」を参照してください。
オブジェクト・タイプ

このパラメータは、リコンシリエーションの実行用のオブジェクト・タイプの名前を保持します。

デフォルト値: User

このデフォルト値は変更しないでください。

スケジュール済タスク名

リコンシリエーションに使用されるスケジュール済タスクの名前。

このパラメータの値を変更しないでください。

削除ユーザーのリコンシリエーション・ジョブ

Cerner Healtheintentユーザー削除リコンシリエーション・ジョブは、ターゲット・アプリケーションの削除済ユーザー・データをリコンサイルするために使用します。

表3-15 Cerner Healtheintentユーザー削除リコンシリエーション・ジョブのパラメータ

パラメータ 説明
アプリケーション名

使用するターゲット・システム用に作成したアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

この値は修正しないでください。

オブジェクト・タイプ

この属性は、リコンシリエーションの実行用のオブジェクト・タイプの名前を保持します。

デフォルト値: User

このデフォルト値は変更しないでください。

スケジュール済タスク名

リコンシリエーションに使用されるスケジュール済タスクの名前。

このパラメータの値を変更しないでください。

権限用のリコンシリエーション・ジョブ

権限をリコンサイルするために次のジョブを使用できます。

  • Cerner Healtheintent人事グループ参照リコンシリエーション
  • Cerner Healtheintent人事グループ・ビュー参照リコンシリエーション
  • Cerner Healtheintent組織参照リコンシリエーション
  • Cerner Healtheintentデータ・パーティションID参照リコンシリエーション

パラメータは、すべてのリコンシリエーション・ジョブで共通です。

表3-16 権限のリコンシリエーション・ジョブのパラメータ

パラメータ 説明
アプリケーション名

リコンシリエーション・ジョブが関連付けられている現在のAOBアプリケーション名。

この値は変更しないでください

コード・キー属性

参照定義のコード・キー列に移入するために使用されるコネクタ属性の名前。

(Lookup Name属性の値として指定)。

デフォルト値: __UID__

この値は変更しないでください

デコード属性

参照定義のデコード列に移入するために使用されるコネクタ属性の名前。

(Lookup Name属性の値として指定)。

デフォルト値: __NAME__

参照名

ターゲット・システムからフェッチした値を移入するOracle Identity Governanceの参照定義の名前を入力します。

デフォルト値は、使用しているリコンシリエーション・ジョブに応じて次のようになります。

  • Cerner Healtheintent人事グループ参照リコンシリエーションの場合: Lookup.CernerHealtheintent.Groups
  • Cerner Healtheintent人事グループ・ビュー参照リコンシリエーションの場合: Lookup.CernerHealtheintent.DynamicGroups
  • Cerner Healtheintent組織参照リコンシリエーションの場合: Lookup.CernerHealtheintent.Organizations
  • Cerner Healtheintentデータ・パーティションID参照リコンシリエーションの場合: Lookup.CernerHealtheintent.DataPartitionIDs

これらの参照定義のいずれかのコピーを作成する場合は、Lookup Name属性の値として新しい参照定義の名前を入力します。

オブジェクト・タイプ

リコンサイルするオブジェクトのタイプを入力します。

デフォルト値は、使用しているリコンシリエーション・ジョブに応じて次のようになります。

  • Cerner Healtheintent人事グループ参照リコンシリエーションの場合: __GROUP__
  • Cerner Healtheintent人事グループ・ビュー参照リコンシリエーションの場合: __DYNAMICGROUP__
  • Cerner Healtheintent組織参照リコンシリエーションの場合: __ORGANIZATION__
  • Cerner Healtheintentデータ・パーティションID参照リコンシリエーションの場合: __DATAPARTITIONID__

ノート:

このパラメータの値は変更しないでください