5.1.2 制限付きリコンシリエーションの実行

制限付きまたはフィルタ処理されたリコンシリエーションは、フィルタ基準のセットに基づいてリコンサイルされるレコードの数を制限するプロセスです。

デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある追加または変更されたターゲット・システム・レコードのサブセットを指定して、このプロセスをカスタマイズできます。これは、リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して行います。

このコネクタのFilter Suffix属性(スケジュール済タスクの属性)により、ターゲット・システムの任意の属性を使用してターゲット・システム・レコードをフィルタ処理できます。ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの構成中に、Filter Suffix属性に値を指定します。

リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して、制限付きリコンシリエーションを実行できます。コネクタでは、ログインIDおよびIDフィルタのみがサポートされます。両フィルタの例を次に示します。

Filter Suffix value: Id

例: c6ca7d77e9fd4e3a940829a4c0f84eb6

この例では、IDがc6ca7d77e9fd4e3a940829a4c0f84eb6であるレコードがリコンサイルされます。

Filter Suffix value: Login ID
    Example: Akelli

この例では、ログインIDがAkelliであるすべてのレコードがリコンサイルされます。