5.1.2 制限付きリコンシリエーションの実行
制限付きまたはフィルタ処理されたリコンシリエーションは、フィルタ基準のセットに基づいてリコンサイルされるレコードの数を制限するプロセスです。
デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある追加または変更されたターゲット・システム・レコードのサブセットを指定して、このプロセスをカスタマイズできます。これは、リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して行います。
このコネクタのFilter Suffix属性(スケジュール済タスクの属性)により、ターゲット・システムの任意の属性を使用してターゲット・システム・レコードをフィルタ処理できます。ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの構成中に、Filter Suffix属性に値を指定します。
文字列データ型フィールドの問合せのフィルタリングに関してSAP Fieldglassターゲット・システムの機能サポートが制限されているため、コネクタではequalToフィルタのみがサポートされます。フィルタの例を次に示します:
Filter Suffix値: equalTo('__NAME__','<User Name>')
例: equalTo('__NAME__','John')
この例では、User Nameが'John'であるすべてのレコードがリコンサイルされます。