5.1.2 制限付きリコンシリエーションの実行

制限付きつまりフィルタ済リコンシリエーションは、設定されたフィルタ基準に基づいてリコンサイルすることによりレコードの数を制限するプロセスです。

デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある追加または変更されたターゲット・システム・レコードのサブセットを指定して、このプロセスをカスタマイズできます。これは、リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して行います。

リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して、制限付きリコンシリエーションを実行できます。APIバージョンV2で有効なFilter Suffix値の例を次に示します:

シングル・ユーザーのFilter Suffix:
  1. /UserID
  2. /Email
一連のユーザーを再確認するためのフィルタ接尾辞
  1. Status = all (アクティブ・ユーザーと非アクティブ・ユーザーを取得)
  2. Status = active (すべてのアクティブ・ユーザーを取得)
  3. Status = inactive (すべての非アクティブ・ユーザーを取得)
  4. role_id = ユーザーのロールID (ロールIDに基づいてユーザーを取得)

注意:

  • フィルタなしで完全ユーザー・リコンシリエーションを実行している間は、デフォルトでアクティブ・ユーザーのみが取り込まれ、非アクティブ・ユーザーおよび保留中ユーザーはリコンシリエーションされません。
  • フィルタ"status=all"および"status=inactive"を使用して完全ユーザー・リコンシリエーションを実行している間は、ユーザーの"Last Login"の日時は取り込まれません。

このコネクタのFilter Suffix属性(スケジュール済タスクの属性)により、ターゲット・システムの任意の属性を使用してターゲット・システム・レコードをフィルタ処理できます。ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの構成中に、Filter Suffix属性に値を指定します。