A Oracle Internet Directoryコネクタ・インストール・パッケージのファイルおよびディレクトリ

ここでは、Oracle Internet Directoryコネクタを構成するコネクタ・インストール・パッケージのコンポーネントについて説明します。

表A-1 コネクタ・インストール・パッケージのファイルおよびディレクトリ

インストール・メディア・ディレクトリのファイル 説明

bundle/org.identityconnectors.ldap-12.3.0.jar

このJARファイルにはコネクタ・バンドルが含まれます。

コネクタ・バンドルには、LDAP Booster Pack (ldapbp.jarファイル)の必要なバージョンが含まれます。

configuration/OID-CI.xml

configuration/ODSEE-OUD-LDAPV3-CI.xml

configuration/eDirectory-CI.xml

これらのXMLファイルには、コネクタ・インストール・プロセス時に使用される構成情報が含まれます。

  • OIDターゲット・システム: OID-CI.xml

  • ODSEEまたはOUDターゲット・システム: ODSEE-OUD-LDAPV3-CI.xml

  • eDirectoryターゲット・システム: eDirectory-CI.xml

javadocディレクトリにあるファイル

このディレクトリには、コネクタで使用されるJava APIに関する情報が含まれます。

lib/OID-oim-integration.jar

このJARファイルは、ユーザー・データの変換時に使用されます。

ノート: このファイルは、CIベース・コネクタにのみ適用できます。

lib/TrustedUserIdTransformation.jar

このJARファイルは、信頼できるソース・リコンシリエーションの実行時の変換目的に使用されます。

ノート: このファイルは、CIベース・コネクタにのみ適用できます。

resourcesディレクトリにあるファイル

これらの各リソース・バンドルには、コネクタで使用される言語固有の情報が含まれます。コネクタのデプロイ中に、これらのリソース・バンドルがOracle Identity Governanceデータベースにコピーされます。

ノート: リソース・バンドルは、GUI要素のラベルおよびメッセージを含むローカライズ・バージョンのテキスト文字列を含むファイルです。

ODSEE-OUD、OIDおよびeDirectoryに対して1つずつ、3つのリソース・バンドルがあります。

test-utilityディレクトリ内のファイル:

ldap-config.groovy

README

test-utility.jar

これらのファイルはテスト・ユーティリティにより使用され、ターゲット・システムへの接続およびターゲット・システムでの基本操作の実行に関する問題の原因を特定できます。

  • ldap-config.groovyファイルはサンプル構成で、ターゲット・システムとコネクタの接続プロパティを設定するのに使用できます。

  • READMEファイルにはテスト・ユーティリティを構成および実行する手順が含まれています。

  • test-utility.jarファイルには、テスト・ユーティリティで使用されるクラスが含まれます。

ノート: これらのファイルは、CIベース・コネクタにのみ適用できます。

xml/OID-target-template.xml

xml/ODSEE-OUD-LDAPV3-target-template.xml

このファイルには、ターゲット・アプリケーションの作成に必要なコネクタ・オブジェクトの定義が含まれます。Oracle Identity Governanceとターゲット・システムとの接続に必要な一定の詳細が含まれます。また、ターゲット・システム、属性マッピング、相関ルールおよびリコンシリエーション・ジョブに固有の構成詳細も含まれます。

xml/OID-auth-template.xml

xml/ODSEE-OUD-LDAPV3-auth-template.xml

このファイルには、認可アプリケーションの作成に必要なコネクタ・オブジェクトの定義が含まれます。Oracle Identity Governanceとターゲット・システムとの接続に必要な一定の詳細が含まれます。また、ターゲット・システム、属性マッピング、相関ルールおよびリコンシリエーション・ジョブに固有の構成詳細も含まれます。

xml/OID-pre-config.xml

xml/ODSEE-OUD-LDAPV3-pre-config.xml

このXMLファイルには、グループやロールなどのユーザー以外のオブジェクトに関連するコネクタ・オブジェクトの定義が含まれます。

xmlディレクトリにあるConnectorConfigファイル:

OID-ConnectorConfig.xml

ODSEE-OUD-LDAPV3-ConnectorConfig.xml

eDirectory-ConnectorConfig.xml

これらのXMLファイルには、次のコネクタ・コンポーネントの定義が含まれます。

  • リソース・オブジェクト

  • ITリソース・タイプ

  • ITリソース・インスタンス

  • プロセス・フォーム

  • プロセス・タスクおよびアダプタ

  • プロセス定義

  • 事前移入ルール

  • 参照定義

  • リコンシリエーション・ルール

  • スケジュール済タスク

ノート: これらのファイルは、CIベース・コネクタにのみ適用できます。

xmlディレクトリにあるデータセット・ファイル:

OID-Datasets.xml

ODSEE-OUD-LDAPV3-Datasets.xml

eDirectory-Datasets.xml

ノート: データセットXMLファイルは、Oracle Identity Managerリリース11.1.1.xを使用している場合にのみ適用できます。

これらのXMLファイルには、ユーザーの作成と変更のプロビジョニング操作のためのデータセット関連の定義が含まれます。デプロイメント・マネージャを使用してリクエストベースのプロビジョニングを有効にする場合は、次のいずれか1つを使用します。

  • OIDターゲット・システム: OID-Datasets.xml

  • ODSEEまたはOUDターゲット・システム: ODSEE-OUD-LDAPV3-Datasets.xml

  • eDirectoryターゲット・システム: eDirectory-Datasets.xml

ノート: これらのファイルは、CIベース・コネクタにのみ適用できます。