7 Google Appsコネクタのアップグレード

Google Appsコネクタの11.1.1.7.0バージョンをすでにデプロイしている場合は、新しいコネクタJARファイルをOracle Identity Managerデータベースにアップロードすることにより、コネクタをバージョン12.2.1.3.0にアップグレードできます。

ノート:

  • Google Appsコネクタの11.1.1.6.0またはそれ以前のバージョンをデプロイしている場合は、最初にコネクタをバージョン11.1.1.7.0にアップグレードする必要があります。Oracle Identity Manager Google Appsコネクタ・ガイドコネクタのアップグレードに関する項を参照してください。

  • アップグレード手順を実行する前に、次の手順を実行します。

    • アップグレード操作を実行する前に、Oracle Identity ManagerデータベースとコネクタJARのバックアップを作成することをお薦めします。バックアップの作成の詳細は、データベースのドキュメントを参照してください。

    • ベスト・プラクティスとして、アップグレード手順はまずテスト環境で実行してください。

  1. JAR削除ユーティリティで、ICFバンドルに指定されるオプションであるオプション-4を使用して、既存のICFバンドルorg.identityconnectors.googleapps-1.2.1.jarをOracle Identity Managerデータベースから削除します。

    JAR削除ユーティリティを実行すると、Oracle Identity Manager管理者のログイン資格証明、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータのURL、コンテキスト・ファクトリの値、削除するJARファイルのタイプ、および削除するJARファイルの名前を入力するように要求されます。JARタイプの値として4を指定します。

  2. 最新のICFバンドルorg.identityconnectors.googleapps-12.3.0.jarをコネクタのインストール・メディアからローカルの一時フォルダにコピーします。
  3. ローカルの一時フォルダにlibフォルダを作成し、すべてのGoogle AppsサードパーティJARをそのlibフォルダにコピーします。
  4. 同じlibフォルダを使用して、ICFバンドルorg.identityconnectors.googleapps-12.3.0.jarでJARファイルの更新を実行します。
    たとえば、jar uvf org.identityconnectors.googleapps-12.3.0.jar libとします
  5. Oracle Identity Manager JARアップロード・ユーティリティを実行して、最新のICFバンドルorg.identityconnectors.googleapps-12.3.0.jarファイルをOracle Identity Managerデータベースに投稿します。

    ユーティリティを実行すると、Oracle Identity Manager管理者のログイン資格証明、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータのURL、コンテキスト・ファクトリ値、アップロードするJARファイルのタイプおよびJARファイルがアップロードされる場所の入力を求めるプロンプトが表示されます。JARタイプの値として4を指定します。

  6. 『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceの管理』コネクタのアップグレードに関する項の説明に従って、コネクタのアップグレード・ユーティリティを実行します。
  7. コネクタをアップグレードすると、Lookup.Configuration.GoogleApps参照定義で、Bundle Versionエントリに対して重複エントリが作成されます。Oracle Identity Manager Design Consoleにログインして、古いコネクタ・バンドルに対応するBundle Versionエントリを削除します。

関連項目:

コピーする必要のあるサードパーティJARファイルの詳細は、「サードパーティ・ライブラリのダウンロード」および「サードパーティ・ライブラリのコピー」を参照してください