Perfect Balanceサンプラを実行中にクライアント・ノードでJavaの「out of heap space」または「GC overhead limit exceeded」エラーが発生した場合には、そのジョブのクライアントJVMのヒープ・サイズを増やしてください。
Java JVMの-Xmxオプションを使用します。HADOOP_CLIENT_OPTS変数を設定すれば、Hadoopジョブを実行する前にクライアントJVMのオプションを指定できます。
$ export HADOOP_CLIENT_OPTS="-Xmx1024M $HADOOP_CLIENT_OPTS"
HADOOP_CLIENT_OPTSを設定しても、変更されるのはクライアント・ノード上のJVMオプションのみです。マップおよびリデュース・タスクでのJVMオプションは変更されません。この変数の設定例は、invindxスクリプトを参照してください。
oracle.hadoop.balancer.runModeがlocalとdistributedのどちらに設定されているかに関係なく、サンプラのヒープ・サイズを増やすにはHADOOP_CLIENT_OPTSを設定するだけで十分です。runMode=localの場合、サンプラはクライアント・ノードで実行され、HADOOP_CLIENT_OPTSはクライアント・ノード上でヒープ・サイズを設定します。runMode=distributedの場合、Perfect Balanceは、HADOOP_CLIENT_OPTSで指定した-Xmx設定に基づいてサンプラHadoopジョブのヒープ・サイズを自動的に設定します。Perfect Balanceは、マップのヒープ・サイズを変更することはなく、サンプラ・ジョブの場合のみジョブのタスクを削減します。