ドライバの更新

Unbreakable Enterprise Kernelでは、広範なハードウェアおよびデバイスをサポートします。ハードウェアおよびストレージのベンダーとの密接な協力関係により、いくつかのデバイス・ドライバがオラクル社によって更新および追加されました。

ドライバ	バージョン	説明
`aacraid`	1.2-1[40709]-ms + パッチ	Adaptec Advanced Raid製品
`be2iscsi`	11.0.0.0	Broadcom/Avago OneConnect Open-iSCSIドライバ
`be2net`	11.0.0.0 + パッチ	Broadcom/Emulex OneConnect 10Gbps NICドライバ
`bfa`	3.2.25.0	QLogic BR-series Fibre Channel HBAドライバ
`bnx2x`	1.713.10	QLogic BCM57710 / 57711 / 57711E / 57712 / 57712_MF / 57800 / 57800_MF / 57810 / 57810_MF / 57840 / 57840_MFドライバ
`bnxt_en`	1.2.0	Broadcom BCM573xxネットワーク・ドライバ
`bonding`	3.7.1 + パッチ	Ethernet Channel Bondingドライバ
`fnic`	1.6.0.24 + パッチ	Cisco FCoE HBAドライバ
`hpsa`	3.4.16-0	HP Smart Arrayコントローラ用のPMC-Sierraドライバ
`i40e`	1.5.16-k	Intel(R) Ethernet Connection XL710ネットワーク・ドライバ
`i40evf`	1.5.10-k	Intel(R) XL710 X710 Virtual Functionネットワーク・ドライバ
`ixgbe`	4.4.0-k	Intel(R) 10 Gigabit PCI Expressネットワーク・ドライバ
`ixgbevf`	2.12.1-k + パッチ	Intel(R) 82599 Virtual Functionドライバ
`lpfc`	11.1.0.4	Broadcom/Emulex LightPulseファイバ・チャネルSCSIドライバ
`mpt3sas`	13.100.00.00	LSI MPT Fusion SAS 3.0デバイス・ドライバ
`nvme`	1.0 + パッチ	Non-Volatile Memory Expressドライバ(Fultondale)
`qed` `qede`	8.7.1.20	QLogic FastLinQ 4xxxx Ethernetドライバおよびコア・モジュール
`qla2xxx`	8.07.00.38.40.0-k	QLogic Fibre Channel HBAドライバ
`qlcnic`	5.3.64	QLogic 1/10 GbE Converged/Intelligent Ethernetドライバ
`sif`	1.0.0.1	Oracle SIF Infiniband HCAドライバ
`tg3`	3.137 + パッチ	Broadcom Tigon3 Ethernetドライバ
`vmw_vsock_vmci_transport`	1.0.4.0-k	仮想ソケット用のVMCIトランスポート
`vmxnet3`	1.4.7.0-k	VMware VMXNET3仮想NICドライバ
`xen-blkback` `xen-blkfront` `xen-netback` `xen-netfront`	アップストリーム・パッチ	Xen Virtual Block DeviceドライバおよびXen Virtual Network Deviceドライバ
`xscore`	6.0.r8020	Xsigo Oracle Virtual Networkコア・ドライバ
`xsvhba`	6.0.r8020	Xsigo Oracle Virtual Network VHBAドライバ
`xsvnic`	6.0.r8020	Xsigo Oracle Virtual Network XSVNICネットワーク・ドライバ
`xve`	6.0.r8020	Xsigo Oracle Virtual Network Virtual Ethernetドライバ

このリリースでは、一部のInfinBandドライバに、バグ修正およびマイナー拡張を含むパッチが適用されます。

ドライバの更新に関する追加ノート

表に示されたドライバに関してベンダーの要請により、次のノートがあります。

lpfc: ロックされたオプティクスのサポートは、LPE32000 HBAおよびこのアーキテクチャの様々なHBAすべてに対して有効になっています。この機能により、これらのHBAでは、AvagoまたはEmulex認定のSFPオプティクスとQSFPオプティクスの両方を検出して有効にします。

ドライバ・リビジョン11.0.0.13以降では、不適格なオプティクスは無効になってリンクが表示されず、エラー・メッセージがログ・ファイルに書き込まれ、lpfcドライバによって次のメッセージが表示されます。
```
3176 Port Name [wwpn] Unqualified optics - Replace with Avago optics for Warranty and Technical support
```
mpt3sas: SAS 2.0とSAS 3.0 HBAを両方ともサポートする単一のドライバ・モジュールを提供するために、mpt2sasドライバがmpt3sasドライバと統合されました。単一ドライバ・モジュールへの移行のためにモジュールの別名を正しく処理するよう、dracutに変更が適用されました。