NVMeデバイスのホット・プラグ・アンプラグ手順が変更されました
UEK R5では、NVMeサブシステムおよびマルチパスのサポートが追加されるため、カーネルによって生成される列挙デバイス名は安定していません。 その結果、ホット・プラグ機能を使用してNVMeデバイスを識別および切断する手順は、ほかのカーネル・リリースを使用した場合の手順とは少し異なります。
適切なデバイスを識別、電源切断および切断するには、次のステップを実行します:
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lsblkコマンドを使用して、WWNまたはUUIDに従って削除するディスクを特定します:
# lsblk -o +UUID,WWN,MODEL
デバイスに割り当てられている列挙されたカーネル・インスタンス名をノートします。次に例を示します:
nvme0n1
。重要:
デバイス名が、アタッチ先のコントローラまたはPCIeブリッジに必ずしもマップされていないことを理解することが重要です。 「NVMeデバイス名はリブート後も変更されます」を参照してください。
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デバイス・パスを検索して、デバイスのPCIドメイン識別子を取得します:
# find /sys/devices -iname nvme0n1 /sys/devices/pci0000:85/0000:85:01.0/0000:8d:00.0/nvme/nvme1/nvme0n1
デバイスの返されるパスの
0000:8d:00.0
は、デバイスのPCIドメイン識別子です。 続行するには、この情報が必要です。 -
NVMeドライブの物理スロット番号を取得します。 UEK R5では、スロットはPCIeコントローラではなくNVMeデバイスに直接バインドされます。
lspciコマンドを実行し、デバイスのPCIドメイン識別子を冗長モードで問い合せることで、NVMeデバイスのスロット番号を特定できます。次に例を示します:
# lspci -s 0000:8d:00.0 -vvv 8d:00.0 Non-Volatile memory controller: Intel Corporation Express Flash NVMe P4500 (prog-if 02 [NVM Express]) Subsystem: Oracle/SUN Device 4871 Physical Slot: 104-1 â¦
前述の例では、デバイスの物理スロット番号は
104-1
であることに注意してください。 続行するには、この値が必須です。 -
デバイスの物理スロット番号を使用して、そのバス・インタフェースを見つけます:
# find /sys -iname "104-1" /sys/bus/pci/slots/104-1
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返されたバス・インタフェース・パスを使用してNVMeドライブの電源を切断します:
# echo 0 > /sys/bus/pci/slots/104-1/power
ハードウェアによっては、システムのフロント・パネルにある青色のディスクLEDが表示され、ディスク・ドライブを安全に取り外すことができることが示される場合があります。