[aarch64] Kdumpの問題
64ビットArm (aarch64)アーキテクチャでKdumpを使用する場合は、次の問題に注意してください。
-
リモート・ターゲットでMellanox ConnectXデバイスを使用すると、Kdumpが失敗
mlx4_core
またはmlx5_core
ドライバ・モジュールを使用するMellanoxハードウェア・デバイスを持つシステムでは、Kexecはクラッシュ・カーネルをロードできず、リモート・ダンプ・ターゲットが使用されるとmlx4_core
またはmlx5_core
ドライバが初期化され、ハングアップします。回避策は、vmcoreファイルをローカルに格納するか、
/etc/sysconfig/kdump
のKDUMP_COMMANDLINE_APPEND
オプションにrd.driver.blacklist=mlx4_core
またはrd.driver.blacklist=mlx5_core
を追加して、クラッシュ・カーネルへのドライバのロードを無効にすることです。 (バグID 27915989および27916214) -
igb
デバイス上でリモート・ダンプ・ターゲットを使用するように構成すると、Kdumpが失敗し、ハングアップigb
ネットワーク・デバイス上でリモート・ダンプ・ターゲットを使用するようにKdumpが構成されているシステムでは、NETDEV WATCHDOGはタイムアウト・エラーを返し、ネットワーク・アダプタが継続してリセットされるため、kexecがクラッシュ・カーネルをロードしようとするとシステムがハングします。 (Bug ID 27916095)