1 新機能および変更点
Unbreakable Enterprise Kernelリリース6 (UEK R6)は、Oracle Linux 7.7以上およびOracle Linux 8.1以上用にテストおよび最適化されたオペレーティング・システム・カーネルです。 カーネルは、Arm (aarch64) Intel x86およびAMD x86 (x86_64)プラットフォームで開発、構築およびテストされています。 これはメインラインのLinuxカーネル・バージョン5.4に基づいています。 これらのリリースでは、ドライバが更新され、バグやセキュリティの修正が含まれています。
Oracleはアップストリームのチェックインをアクティブに監視し、クリティカルなバグおよびセキュリティの修正をUEK R6に適用します。
UEK R6は、最初に5.4.17-2011バージョンでカーネルのビルドでリリースされます。
UEK R6は、メインラインのLinuxカーネル・バージョンと同じバージョニング・モデルを使用します。 一部のアプリケーションでは、5.4.バージョニング・スキームが認識されない可能性があります。 ただし、通常のLinuxアプリケーションでは、通常はLinuxカーネルのバージョン番号は認識されず、それによる影響もありません。
UEK R6は、Red Hat互換カーネル(RHCK)との互換性を維持し、RHCKで有効化されている機能は無効化しません。 Oracleオペレーティング環境で使用するために、パフォーマンスを向上させ、カーネルを最適化するために、主要な機能要件およびパッチに対するサポートが提供されます。
カーネルのソース・コードは、パブリックGitソース・コード・リポジトリ(https://github.com/oracle/linux-uek)を介して使用できます。