XenハイパーバイザVM CPU初期化の失敗
Oracle VM 3.4など、一部のXenベースの仮想化プラットフォームでは、ゲストVMの起動時に最初のCPUのみが初期化されます。 VMブートが遅く、残りの構成済CPUがalive
状態を報告できず、VM dmesg
出力に次のエラーが表示される場合があります:
...
[ 10.190039] CPU1 failed to report alive state
[ 20.192038] CPU2 failed to report alive state
...
この問題は、Xenハイパーバイザのx2apic
エミュレーションの問題に関連しています。 不正なAPIC IDが返されます。
この問題を回避するには、nox2apic
パラメータをカーネル・コマンドラインに追加して再起動します。
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VMで、
/etc/default/grub
を編集して、nox2apic
パラメータをGRUB_CMDLINE_LINUXエントリに追加します:GRUB_CMDLINE_LINUX="...... nox2apic"
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/boot/grub2/grub.cfg
ファイルを再生成します:sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg --update-bls-cmdline
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仮想マシンを再起動します
(バグ38006792)