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Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド
リリース13.4.1.0.0
F33712-01
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2 TimesTenターゲット・ページの操作

TimesTenプラグインはパフォーマンス問題のトラブルシューティングに役立つさまざまなメトリックを収集します。TimesTenターゲット・ページには、データベースまたはインスタンスの集合ビュー、データベースのパフォーマンスおよびインスタンスの制御操作が表示されます。

この章ではTimesTenターゲット・ページへの移動手順の詳細と、TimesTenターゲット・ページの概要を説明します。

内容は次のとおりです。

TimesTenターゲット・ページへの移動

TimesTenターゲット・ページに移動するには:

  1. Enterprise Manager Cloud Control 13cのホームページで、「ターゲット」メニューから「すべてのターゲット」を選択します。

    「すべてのターゲット」ページが表示されます。「すべてのターゲット」で「検索の絞込み」を見つけます。

  2. 「ターゲット・タイプ」「データベース」の順に開き、「TimesTenインスタンス」または「TimesTenデータベース」をクリックします。

    図2-1 「TimesTenデータベース」の選択

    図2-1の説明が続きます
    「図2-1 「TimesTenデータベース」の選択」の説明

    ターゲット表が表示されます。表の各行について、列「ターゲット・タイプ」に「TimesTenインスタンス」または「TimesTenデータベース」が含まれていることを確認します。行数は、構成したTimesTenターゲットの数に応じて異なります。たとえば、2つのTimesTenターゲットを構成した場合、表には2行表示されます。

  3. 「ターゲット名」列で、確認するTimesTenターゲットを特定し、ターゲット名をクリックします。このターゲット名は、構成したTimesTenターゲットの名前です。

    図2-2 ターゲット名をクリック

    図2-2の説明が続きます
    「図2-2 ターゲット名をクリック」の説明

    TimesTenターゲット・ページが表示されます。TimesTenインスタンス・ターゲット・ページの詳細は、TimesTenインスタンス・ターゲット・ページの概要を参照してください。TimesTenデータベース・ターゲット・ページの詳細は、TimesTenデータベース・ターゲット・ページの概要を参照してください。

TimesTenインスタンス・ターゲット・ページの概要

TimesTenインスタンス・ターゲット・ページでは、TimesTenインスタンス固有のモニタリング情報およびメトリック情報を収集したり、TimesTenデーモンおよびTimesTenサーバーを制御できます。図2-3「TimesTenインスタンス・ターゲット・ページ」には、Enterprise Manager Cloud Controlメニューの選択肢とTimesTenインスタンス・ターゲット用にカスタマイズされたメニューの選択肢が表示されます。

図2-3 TimesTenインスタンス・ターゲット・ページ

図2-3の説明が続きます
「図2-3 TimesTenインスタンス・ターゲット・ページ」の説明

TimesTenインスタンス・ターゲット用にカスタマイズされたメニュー選択肢の説明は次のとおりです。

  • ホーム

    TimesTenインスタンスに関する情報の概要が表示されます。詳細は、第4章「TimesTenインスタンス・ホーム・ページの操作」を参照してください。

  • 監視 - すべてのメトリック

    TimesTenインスタンスのメトリック情報が表形式で表示されます。詳細は、TimesTenインスタンスのメトリックの表示を参照してください。

  • 制御 - サービスの開始/停止

    TimesTenデーモンとTimesTenサーバーを起動および停止するコントロールが表示されます。詳細は、サービスの開始/停止を参照してください。

  • 制御 - ブラックアウトの作成

    ブラックアウトを作成してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて一時停止するためのコントロールが表示されます。詳細は、ブラックアウトの作成を参照してください。

  • 制御 - ブラックアウトの終了

    ブラックアウトを終了してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて再開するためのコントロールが表示されます。詳細は、ブラックアウト/ブラウンアウトの終了を参照してください。

  • 制御 - ブラウンアウトの作成

    ブラウンアウトを作成してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでの通知をすべて抑制するためのコントロールが表示されます。詳細は、ブラウンアウトの作成を参照してください。

  • 制御 - ブラウンアウトの終了

    ブラウンアウトを終了してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでの通知をすべて再開するためのコントロールが表示されます。詳細は、ブラックアウト/ブラウンアウトの終了を参照してください。

TimesTenデータベース・ターゲット・ページの概要

TimesTenデータベース・ターゲット・ページでは、TimesTenデータベース・ターゲット固有のモニタリング情報およびメトリック情報を収集したり、TimesTenデータベースの各種機能を制御できます。図2-4「TimesTenターゲット・ページ」には、Enterprise Manager Cloud Controlメニューの選択肢とTimesTenデータベース・ターゲット用にカスタマイズされたメニューの選択肢が表示されます。

図2-4 TimesTenターゲット・ページ

図2-4の説明が続きます
「図2-4 TimesTenターゲット・ページ」の説明

TimesTenターゲット用にカスタマイズされたメニュー選択肢の説明は次のとおりです。

ターゲット・ページでのデータの表示期間と自動リフレッシュ頻度の設定

Enterprise Managerでは、ターゲット・ページでのデータの表示頻度および自動リフレッシュ頻度を設定できます。

図2-5 「データの表示」と「自動リフレッシュ」リージョン

図2-5の説明が続きます
「図2-5 「データの表示」と「自動リフレッシュ」リージョン」の説明

次のオプションを使用してデータの期間と自動リフレッシュ頻度を設定できます。

データの表示

「データの表示」オプションを使用すると、過去の期間に基づいて、またはリアル・タイムでターゲット・ページにデータを表示できます。このオプションは、すべてのTimesTenターゲット・ページで使用できるわけではなく、グラフにしか作用しません。TimesTenターゲット・ページに「データの表示」が表示される場合、次のオプションとともにページの右上隅に表示されます。

  • リアル・タイム

  • 過去2時間

  • 過去24時間

  • 過去7日間

  • 過去31日間

  • カスタム期間

デフォルトでは、どのTimesTenターゲット・ページでも過去24時間のデータ表示期間が使用されます。TimesTenターゲットを監視する場合は、「データの表示」の「リアル・タイム」オプションを使用することをお薦めします。

自動リフレッシュ

「自動リフレッシュ」オプションを使用すると、ターゲット・ページの自動リフレッシュ頻度を制御できます。このオプションは、すべてのTimesTenターゲット・ページで使用でき、ターゲット・ページ全体に作用します。「自動リフレッシュ」オプションはターゲット・ページの右上隅にあり、オプションは「データの表示」オプションの値に応じて異なります。

制御操作のログの表示

Enterprise Managerでは、Enterprise Managerターゲットに対して実行される制御操作がすべてログに記録されます。場合によっては、このようなログの確認が役に立ちます。

  1. Enterprise Manager Cloud Control 13cのホームページで、「ターゲット」メニューから「すべてのターゲット」を選択します。

  2. 「ターゲット・タイプ」「ミドルウェア」の順に開き、「Oracle WebLogic Server」をクリックします。

    図2-6 「Oracle WebLogic Server」の選択

    図2-6の説明が続きます
    「図2-6 「Oracle WebLogic Server」の選択」の説明

    ターゲット表が表示されます。表の各行について、列「ターゲット・タイプ」に「Oracle WebLogic Server」が含まれていることを確認します。

  3. 「ターゲット名」列で、OMSを管理するOracle WebLogic Serverターゲットを特定し、ターゲット名をクリックします。通常、このターゲット名は/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1です。

    図2-7 ターゲット名をクリック

    図2-7の説明が続きます
    「図2-7 ターゲット名をクリック」の説明

    WebLogic Serverのターゲット・ページが表示されます。「WebLogic Server」メニューを探します。

  4. 「WebLogic Server」メニューから「ログ」「ログ・メッセージの表示」の順に選択します。

    図2-8 「ログ・メッセージの表示」の選択

    図2-8の説明が続きます
    「図2-8 「ログ・メッセージの表示」の選択」の説明

    「ログ・メッセージ」ページが表示されます。「ログ・メッセージ」タイトルの下で「検索」ボタンを探します。

  5. 「検索」をクリックします。

    図2-9 「検索」をクリック

    図2-9の説明が続きます
    「図2-9 「検索」をクリック」の説明

    「検索」ダイアログが表示されます。「検索モード」フィールドを探します。

  6. *「検索モード」フィールドで、「オンライン・ログ」オプションを選択します。アーカイブ・ログまたは両タイプのログから検索する場合は、「アーカイブ・ログ」または「両方」を選択します。

  7. 「日付範囲」フィールドで、適切な日付範囲を選択します。

  8. *「メッセージ・タイプ」フィールドで、検索するメッセージのタイプを選択します。すべてのメッセージ・タイプを選択することをお薦めします。TimesTenの制御操作はトレース・ファイルに記録されます。

  9. *「検索」フィールドで、「すべてのフィールド」を選択します。

  10. 「キーワード」フィールドで、ドロップダウン・リストから「次を含む」を選択してテキスト・フィールドにOTTと入力します。

  11. 「検索」をクリックします。

    図2-10 ログ・メッセージの検索

    図2-10の説明が続きます
    「図2-10 ログ・メッセージの検索」の説明

    処理ダイアログが表示されます。検索には数分かかることがあります。検索が完了すると処理ダイアログが閉じ、「ログ・メッセージ」ページが表示されます。検索結果は「検索」ボタンの下にある表に表示されます。確認する問題を探します。

  12. トラブルシューティングする問題を特定する行をクリックします。

    ページ下部にある結果リージョンに表示された詳細を使用して問題をトラブルシューティングします。