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Oracle® TimesTen In-Memory Database PL/SQLパッケージ・リファレンス
リリース18.1
E98624-03
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はじめに

Oracle TimesTen In-Memory Database (TimesTen)は、迅速な応答およびスループット用にメモリーが最適化されたリレーショナル・データベースです。データベースは、実行時に全体がメモリーに常駐し、ファイル・システムに永続します。

TimesTenは、標準アプリケーション・インタフェースのJDBC、ODBC、ODP.NETに加え、OracleインタフェースのPL/SQL、OCIおよびPro*C/C++、さらにC++のTimesTen TTClassesライブラリをサポートしています。

このマニュアルでは、TimesTenに用意されているPL/SQLパッケージを参照します。

ここでは、次の項目について説明します。

対象読者

『Oracle TimesTen In-Memory Database PL/SQLパッケージ・リファレンス』は、プログラマ、システム・アナリスト、プロジェクト・マネージャ、およびPL/SQLを使用したデータベース・アプリケーションの開発に関心のあるユーザーを対象としています。このマニュアルでは、読者にアプリケーション・プログラミングについての作業知識があること、リレーショナル・データベース・システムの情報にアクセスするためのSQLおよびPL/SQLの使用経験が十分にあることを前提としています。

関連ドキュメント

TimesTenのドキュメントは、https://docs.oracle.com/database/timesten-18.1にあります。

『Oracle TimesTen In-Memory Database PL/SQL開発者ガイド』が特に関連しています。

Oracle DatabaseのドキュメントもOracleドキュメントWebサイトで入手できます。これは、TimesTenでサポートされているが、詳しく説明されていないOracle Databaseの機能の場合に役立ちます。

特に、次のOracle Databaseドキュメントが役立ちます。

  • 『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』

  • 『Oracle Database SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Databaseリファレンス』

また、PL/SQLについて詳しく説明しているサードパーティのドキュメントも多数利用できます。

表記規則

TimesTenは複数のプラットフォームをサポートしています。このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。Windowsという用語は、サポートされているすべてのWindowsプラットフォームを指します。UNIXという用語は、サポートされるすべてのUNIXプラットフォームを表します。これとは別にLinuxという用語も使用しています。TimesTenでサポートされる特定のプラットフォーム・バージョンについては、インストール・ディレクトリにあるOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート(README.html)のプラットフォームおよびコンパイラを参照してください。


ノート:

TimesTenドキュメントでは、用語としての「データ・ストア」と「データベース」は同じです。両方の用語は、TimesTenデータベースを指します。

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味
イタリック体 イタリックは、テキストで定義される用語、ドキュメントのタイトルまたは強調を示します。
固定幅フォント 固定幅フォントは、コマンド、URL、プロシージャ名、ファンクション名、パッケージ名、属性名、ディレクトリ名、ファイル名、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。
固定幅フォントのイタリック 固定幅フォントのイタリックは、ユーザーが特定の値を使用または指定するコード例のプレースホルダまたは変数を示します。次に例を示します。

LIBS = -Ltimesten_home/install/lib -ltten

timesten_homeをTimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリへのパスに置き換えます。

[ ] 大カッコは、コマンドライン内の項目が任意であることを表します。
{ } 中カッコは、コマンドライン内の縦線(|)で区切られた項目のうち、1つが必須であることを表します。
|
選択項目の引数を区切る縦線(パイプ)。
. . . 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。
%または$ パーセント記号またはドル記号は、使用されているシェルに応じてLinuxまたはUNIXのシェル・プロンプトを示します。
#
#は、LinuxまたはUNIXのルート・プロンプトを表します。

TimesTenのマニュアルでは、次の変数を使用して、パス、ファイルおよびユーザー名を表します。

規則 意味
installation_dir TimesTenがインストールされているディレクトリのパスです。
timesten_home TimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリを表すパスです。
releaseまたはrr リリース番号の最初の2つの部分(ドットが付く場合と付かない場合があります)。リリース番号の最初の2つの部分は、TimesTenのメジャー・リリースを表します。たとえば、181または18.1は、TimesTenリリース18.1を表します。
DSN データソースの名前(TimesTenデータベース用)です。


ノート:

TimesTenのリリース番号はTimesTenユーティリティの出力やファイル名、ディレクトリ名などのアイテムに反映されます。これらの番号はマイナー・リリースやパッチ・リリースがあるたびに変更されるため、ドキュメントが常に最新の状態になっているとはかぎりません。ドキュメントの主な目的は、出力やファイル名、ディレクトリ名、およびリリース番号が含まれる可能性のあるその他のコードの基本的な形式を示すことです。現在のリリース番号を確認する場合は、リリース・ノートを参照するか、ttVersionユーティリティを実行してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。