Oracle TimesTen In-Memory Databaseサポート・リリース・ノート
リリース19.2
F25669-01(原本部品番号:F22572-01)
2019年11月
このドキュメントでは、最新の情報と、正規のマニュアルにはまだ記載されていない情報について説明します。
このドキュメントの内容は次のとおりです。
このセクションでは、リリース間の変更点を示します。
このリリースでは、Oracle Java Development Kit (JDK) 11がサポートされるようになりました。
新機能があります。「リリース19.1の新機能」を参照してください。
TimesTen Scaleoutリリース18.1.2.1以上でサポートされている機能は次のとおりです。
データベースの停止またはアンロードの操作では、ユーザー接続の終了を最初に試みて失敗した場合にすべてのユーザー接続が強制的に切断されるようにすることを選択できます。
TimesTen Scaleoutリリース18.1.1.3以上でサポートされている機能は次のとおりです。
「接続詳細」ダイアログに、選択した接続の要素、ホスト、インスタンス、接続名、プロセスIDおよび接続タイプに関する情報が表示されるようになりました。クライアント/サーバー接続またはプロキシ接続に関する追加情報も表示されます。
新機能があります。「リリース18.2の新機能」を参照してください。
TimesTen In-Memory Database 18.1以上でサポートされている機能は次のとおりです。
SQL Developerを使用してTimesTen Scaleoutデータベースを操作できます。詳細は、Oracle SQL Developer Oracle TimesTen In-Memory Databaseサポート・ユーザーズ・ガイドのTimesTen Scaleoutの操作を参照してください。
新機能があります。「リリース4.1の新機能」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.1.0以上でサポートされている機能は次のとおりです。
TimesTenが変数置換に使用するカスタムの置換文字を設定できます。デフォルトではset define
属性はoff
に設定され、&
の置換文字が使用されます。set define ttIsql
属性の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttIsqlに関する項を参照してください。
TimesTenデータベースに接続するために名前付きの接続を作成する場合、「ユーザー指定」接続タイプは、「詳細」と呼びます。
「自動コミット」オプションを、「データベース接続の作成/選択」ダイアログで直接設定できます。新しい「自動コミット」オプションは、接続レベルで設定されます。以前のリリースでは、「自動コミット」オプションは実行インスタンス・レベルで設定されました。
新機能があります。「リリース4.0の新機能」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.2.5以上でサポートされている機能は次のとおりです。
ttStats
スナップショットを取得して、2つのスナップショットを比較するttStats
レポートを生成できます。ttStats
スナップショットは、パフォーマンス・メトリックの収集です。TimesTenによって、TimesTenシステム表、システム・ビューおよび組込みプロシージャからパフォーマンス・メトリックが収集されます。
新しい事前定義されたパフォーマンス・レポートがあります。パフォーマンス・レポートには、TimesTenデータベースの統計情報および統計スナップショットが示されます。これらのレポートは、「TimesTenレポート」の「パフォーマンス」カテゴリで使用可能です。
TimesTenリリース11.2.2.4以上でサポートされている機能は次のとおりです。
SQL Developerでは、TimesTen索引アドバイザをサポートしており、SQLワークロードを評価して索引を推奨します。TimesTen索引アドバイザで推奨される索引を使用すると、結合、単独表スキャン、およびORDER BY
またはGROUP BY
の操作のパフォーマンスを向上させることができます。
パラレル・スレッドを使用して、キャッシュ・グリッド、キャッシュ・グループまたはキャッシュ表を作成することなく、OracleデータベースからTimesTenデータベースにデータをロードできます。
SQL Developer 19.2は、64-bitのMicrosoft Windows、LinuxシステムおよびmacOSで使用可能です。SQL Developer 19.2では、Oracle TimesTen In-Memory Database 11.2.2.8.0以上、TimesTen Application-Tier Database Cache 11.2.2.8.0以上およびTimesTen In-Memory Database 18.1をサポートしており、TimesTenソフトウェアでサポートされているプラットフォームに存在するTimesTenデータベースへの接続に使用できます。
クライアント/サーバー環境では、以前のリリースのTimesTenクライアントが接続されているTimesTenサーバーに接続する場合、新しいリリースのサーバーに追加された新機能はサポートされません。
SQL Developer 19.2には、Oracle Java Development Kit (JDK) 8または11が必要です(最小バージョンは1.8更新121)。
Java 8の一部のバージョンをLinuxで使用すると、「表の配布」タブに円グラフが表示されません。円グラフおよび棒グラフのドロップダウン・リストが歪んで表示される可能性があります。これを回避するには、棒グラフを選択してデータを視覚化してください。
Windows上でSQL Developer 19.2を使用してTimesTen Scaleoutからグリッドまたはデータベースを管理するには、TimesTen Client (バージョン11.2.2.8.0以上)をインストールし、ttenv
スクリプトを使用して環境変数を設定します。デフォルトでは、ttenv
スクリプトによって次のようにCLASSPATH
環境変数が設定されます。
installation_dir\lib\ttjdbc5.jar;
ただし、Oracle Java Development Kit (JDK) 8でttjdbc5.jar
を使用すると、Java仮想マシンがクラッシュします。使用可能な.jar
ファイルに応じ、installation_dir
\lib\ttjdbc7.jar;
またはinstallation_dir
\lib\ttjdbc8.jar;
を使用するようにCLASSPATH
環境変数を設定してください。
「自動コミット」を選択しないと、接続ナビゲータでのTimesTen SQL操作は自動的にはコミットされません。「コミット」を選択するか、またはSQLワークシートでコミット・コマンドを発行して、明示的にコミットする必要があります。TimesTenでのトランザクションでエラーが発生した場合は、「ロールバック」を選択するか、またはSQLワークシートでロールバック・コマンドを発行して、トランザクションを明示的にロールバックする必要があります。
「自動コミット」を選択すると、接続ナビゲータでのTimesTen SQL操作は自動的にコミットされます。トランザクションにオープンされている表がない場合は、SQLワークシートのトランザクションも自動的にコミットされます。オープンされている表がある場合は、ワークシートのトランザクションは自動的にはコミットされず、「コミット」を選択するか、またはSQLワークシートでコミット・コマンドを発行して、明示的にコミットする必要があります。
「自動コミット」を有効にするには、「ツール」→「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」ダイアログ・ボックスで、「データベース」ノードの左側にある「+」をクリックしてノードを展開し、「拡張」を選択します。
パススルー・レベルを0以外の値に設定すると、接続ナビゲータでのSQL操作に影響する場合があります。SQLワークシートでのパススルー操作の発行から接続ナビゲータに戻るときに、この設定が0にリセットされていることを確認します。
接続ナビゲータから個別のデータベース接続を使用する非共有のワークシートを作成して、特定のパススルー・レベル設定がそのワークシートにのみ適用されるようにすることもできます。共有ワークシートから、「非共有SQLワークシート」アイコンをクリックするか、[Ctrl]+[Shift]+[N]を押して、非共有ワークシートを作成します。
「索引」ノードの左側にある「+」をクリックして索引のリストを表示した後、表示する特性の索引の名前をクリックしても、「SQL」タブがないため、索引のDDL文を表示できません。CREATE INDEX
文を表示するには、索引の基礎になる表またはマテリアライズド・ビューから「SQL」タブをクリックします。
数値列に数値フィルタを指定しようとすると、TimesTenエラー2963 (Inconsistent datatypes: (NUMBER,CHAR) are not compatible in expression
)が戻されます。数値列にフィルタ値を指定するには、「表」ノードの左側にある「+」をクリックして表のリストを表示した後、数値列を含む表の名前をクリックします。表の「データ」タブで、数値列の名前をクリックします。「フィルタ」フィールドで、数値を入力して[Enter]キーを押します。
TimesTen ttBulkCp
ユーティリティと互換性のある形式の表からデータをエクスポートする前に、次の手順でDATE
およびTIMESTAMP
データの形式を設定します。
「ツール」→「プリファレンス」を選択します。
「プリファレンス」ダイアログ・ボックスで、「データベース」ノードの左側にある「+」をクリックしてノードを展開します。
「NLS」を選択します。
「日付書式」フィールドで、RRRR-MM-DD
を指定します。
「タイムスタンプ書式」フィールドで、DD-MON-RRRR HH24:MI:SSXFF
を指定します。
ttBulkCp
ユーティリティで認識される形式の表からデータをエクスポートするには、表の名前を右クリックして、「アンロード」を選択します。「アンロード」を選択した後、アンロード・ウィザードのステップ1(「ソース/宛先」)が表示されます。「書式」ドロップダウン・メニューで、「ttbulkcp」を選択します。ステップ1を完了した後、「次」ボタンをクリックしてアンロード・ウィザードのステップ2(「データの指定」)に進みます。ステップ2を完了した後、「次」ボタンをクリックしてステップ3(「アンロードのサマリー」)に進みます。データのエクスポート操作を完了するには、「終了」ボタンをクリックします。
DATE
およびTIMESTAMP
データ形式は、データをエクスポートした後、元の設定に戻すことができます。
TimesTenデータベースでのPL/SQLプロシージャおよびファンクションの階層プロファイルおよびデバッグはサポートされません。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
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