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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース3
E98542-01
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29.2 サービスの作成

サービスを作成する前に、サービス管理の概念についてよく理解する必要があります。また、次のタスクも実行する必要があります。

次のサービスが作成できます。

29.2.1 汎用サービス - テスト・ベースの作成

テスト・ベースの汎用サービスを作成するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「サービス」を選択します。「サービス」のメイン・ページが表示されます。
  2. 「作成」メニューから、「汎用サービス - テスト・ベース」を選択します。「汎用サービスの作成: 一般」ページが表示されます。
  3. サービスの名前を入力し、モニターする必要があるサービスのタイムゾーンを選択します。サービスの可用性とSLAの計算は、ここで選択したタイムゾーンに基づきます。「次」をクリックします。
  4. 「汎用サービスの作成: サービス・テスト」ページが表示されます。「テスト・タイプ」ドロップダウン・リストから、テストを選択します。

    図29-1 「汎用サービスの作成: サービス・テスト」ページ


    「汎用サービスの作成: サービス・テスト」ページ

    注意:

    ATSトランザクション」テスト・タイプを選択した場合、「ATS Zipアーカイブ」セクションに、ローカル・マシンまたはテスト・リポジトリからファイルをインポートできます。ただし後者を使用するには、そのテスト・リポジトリにテスト・スクリプトをアップロードしておく必要があります。テスト・リポジトリの使用方法の詳細は、「テスト・リポジトリの使用」を参照してください。

  5. 選択したテスト・タイプに応じて、このページのその他のパラメータを入力し、「次」をクリックします。「汎用サービスの作成: ビーコン」ページが表示されます。
  6. 「追加」をクリックし、サービスをモニタリングするためのビーコンを1つ以上追加します。主要なユーザー・コミュニティに戦略的に配置されたビーコンを使用して、ビーコンが配置された場所のサービスの可用性を予防的にテストすることをお薦めします。ビーコンが存在しない場合、新規のビーコンを作成する必要があります。詳細は、「ビーコンのデプロイと使用」を参照してください。

    注意:

    • サービス・テストをモニターするには、管理エージェントから単一のビーコンのみを追加する必要があります。同じ管理エージェントから1つのサービス・テストに複数のビーコンを追加することはお薦めしません。

      ビーコンは、サービス・テストのモニター、主に異なる地理的位置からのサービスまたはビジネス機能のパフォーマンス測定に使用されるターゲットです。このため、同じ管理エージェントから複数のビーコンを追加しても、値が追加されません。

    • キー・ビーコンとしてマークされているビーコンを使用して、サービスの可用性が判断されます。サービスは、1つ以上のサービス・テストが少なくとも1つのキー・ビーコンから正常に実行できる場合に、使用できます。

    • サービスを作成する前にビーコンを作成することをお薦めします。

  7. 「次」をクリックします。「汎用サービスの作成: 確認」ページが表示されます。ここまでに入力した情報を確認し、「終了」をクリックしてサービスを作成します。新しく作成したサービスが、メインの「サービス」ページに表示されます。

29.2.2 汎用サービス - システム・ベースの作成

システム・ベースの汎用サービスを作成するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「サービス」を選択します。「サービス」のメイン・ページが表示されます。
  2. 「作成」メニューから、「汎用サービス - システム・ベース」を選択します。「汎用サービスの作成: 一般」ページが表示されます。
  3. サービスの名前を入力し、サービスのタイム・ゾーンを選択します。「次」をクリックします。「汎用サービスの作成: システム」ページが表示されます。サービスがベースにするシステムを選択します。システムはサービスをホストするために使用されるインフラストラクチャを指します。システムは、ホスト、データベース、その他のターゲットといったコンポーネントで構成されます。
  4. 「次」をクリックします。「汎用サービスの作成: 確認」ページが表示されます。ここまでに入力した情報を確認し、「送信」をクリックしてサービスを作成します。新しく作成したサービスが、メインの「サービス」ページに表示されます。

29.2.3 集約サービスの作成

集約サービスは、1つ以上のサービス(サブ・サービスまたはメンバー・サービス)で構成されます。サブサービスは、Enterprise Manager Cloud Controlで作成されるサービスです。集約サービスの可用性、パフォーマンスおよび使用状況は、サービスを構成する個々のサブ・サービスの可用性、パフォーマンスおよび使用状況に依存します。集約サービスを作成する場合は、少なくともシステムまたは1つ以上のサブ・サービスが関連付けられている必要があります。必要な場合は、サブ・サービスとシステムの両方を含めることができます。

集計サービスを作成するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「サービス」を選択します。「サービス」のメイン・ページが表示されます。
  2. 「作成」メニューから「集約サービス」を選択します。「集計サービスの作成: 一般」ページが表示されます。
  3. 集計サービスの名前を入力し、モニターするサービスのタイムゾーンを選択します。モニターされたデータは、選択したタイムゾーンで表示されます。「次」をクリックします。
  4. 「集計サービスの作成: サービス」ページが表示されます。「追加」をクリックし、集計サービスに含めるメンバー・サービス(サブ・サービス)を1つまたは複数選択します。1つまたは複数のテスト・ベース、システム・ベースの汎用サービス、集計サービスを追加できます。「次」をクリックします。
  5. 「集計サービスの作成: システム」ページが表示されます。サービスがベースにするシステム・ターゲットを選択します。必須ではありませんが、システムとサービスを関連付けることをお薦めします。根本原因分析などの機能は、キー・システム・コンポーネントが正しく定義されていることに依存します。

集約サービスの作成後、構成サブ・サービスの追加または削除、可用性定義の変更、およびパフォーマンスあるいは使用状況メトリックの追加または削除ができます。

警告:

集約サービスからサブサービスを削除すると、集約サービスのパフォーマンス、使用状況およびビジネスの各メトリックがサブサービスのメトリックに基づく場合に影響を受けることがあります。