指定したエンティティ・タイプのソフトウェア・ライブラリで使用可能なエンティティ・サブタイプをリストします。
書式
emcli list_swlib_entity_subtypes [-entity_type_id="type_internal_name"] [-show_subtype_id] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
entity_type_id
タイプの内部識別子。
show_subtype_id
サブタイプの内部識別子の出力を有効にします。
例
この例では、タイプCOMP_Componentのソフトウェア・ライブラリで使用可能なすべてのサブタイプをリストします。
emcli list_swlib_entity_subtypes -entity_type_id="COMP_Component" -show_subtype_id
ソフトウェア・ライブラリで使用可能なエンティティ・タイプをリストします。
書式
emcli list_swlib_entity_types [-show_type_id] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
show_type_id
タイプの内部識別子の出力を有効にします。
例
この例では、ソフトウェア・ライブラリで使用可能なすべてのタイプをリストします。
emcli list_swlib_entity_types -show_type_id
ソフトウェア・ライブラリのフォルダをリストします。
書式
emcli list_swlib_folders [-parent_id="parent_folder_id"] [-show_folder_path] [-show_folder_id] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
parent_id
親フォルダの内部識別子。
show_folder_path
フォルダの内部パスの出力を有効にします。
show_folder_id
フォルダの内部識別子の出力を有効にします。
例
この例では、指定した親フォルダにあるすべてのフォルダをリストし、リストに各フォルダの内部識別子を出力します。
emcli list_swlib_folders -parent_id= "oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C" -show_folder_id
ソフトウェア・ライブラリに構成された記憶域の場所をリストします。
書式
emcli list_swlib_storage_locations [-type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
type
記憶域の場所のタイプ。デフォルトはOmsSharedです。
例
この例では、記憶域タイプOmsAgentのために構成されたすべての場所をリストします。
emcli +_locations -type="OmsAgent"
ターゲットの現在の権限委任設定をリストします。
書式
emcli list_target_privilege_delegation_settings -target_names="name1;name2;name3" [-input_file="FILE:file_path"] [-noheader] [-script | -format= [name:<pretty|script|csv>]; [column_separator:"column_sep_string"]; [row_separator:"row_sep_string"]; ] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
target_names
ターゲットのリスト。すべてのターゲットはホスト・タイプである必要があります。target_namesまたはinput_fileのいずれかを指定します。
input_file
ターゲットのリストを含むファイルのパス。ファイルには、1行ごとに1つのターゲット名を指定します。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
noheader
列見出しのない表形式の情報を表示します。
script
このオプションは、-format="name:script"と同じです。
format
書式指定(デフォルトは-format="name:pretty"
)。
format="name:pretty"
は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。
format="name:script"
は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。
format="name:csv"
は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。
format=
column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。
row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。
例
emcli list_target_privilege_delegation_settings -target_names="host.example.com;host2.example.com;emcli list_target_privilege_delegation_settings -input_file="FILE:/home/nqureshi/targets.txt" emcli list_target_privilege_delegation_settings -target_names="host.example.com;host2.example.com;
グローバル・プロパティのプロパティ名をリストします。
書式
emcli list_target_property_names
オプション
なし。
この指定したプロパティ名で指定したプロパティ値を持つすべてのターゲットをリストします。
書式
標準モード
emcli list_targets_having_property_value -property_name="null" -property_value="null"
インタラクティブまたはスクリプト・モード
list_targets_having_property_value( property_name="null" ,property_value="null" )
オプション
-property_name
調査するプロパティの名前。
-property_value
検索の基準とするプロパティの値。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次のコマンドでは、orcl_gtp_lifecycle_statusでProductionプロパティ値を持つターゲットのリストを示します。
emcli list_targets_having_property_value -property_name="orcl_gtp_lifecycle_status" -property_value="Production"
モニタリング・テンプレートとその表示名をリストします。
書式
emcli list_templates [-target_type="target_type"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
target_type
テンプレートのターゲット・タイプ。指定した場合、このターゲット・タイプに定義したすべてのテンプレートが表示されます。
例
例1
この例では、すべてのテンプレートをリストします。
emcli list_templates
例2
この例では、ホスト・ターゲット・タイプに定義されているすべてのテンプレートをリストします。
emcli list_templates -target_type="host"
移行セッションにまだ存在していないUDMのリストを取得します。
書式
emcli list_unconverted_udms [-templates_only] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
templates_only
テンプレートの未変換のUDMのみをリストします。
例
例1
この例では、移行セッションの一部ではないすべてのUDMを表示します。
emcli list_unconverted_udms
例2
この例では、テンプレートにあるが、移行セッションの一部ではないすべてのUDMを表示します。
emcli list_unconverted_udms -templates_only
Enterprise Manager管理者のアカウントをロックまたはロック解除します。
書式
標準モード
emcli lock_user_account -name="name" [-unlock]
インタラクティブまたはスクリプト・モード
lock_user_account( name="name" [,unlock=True/False] )[ ] indicates that this option is optional
オプション
name
管理者の名前。
unlock
管理者のアカウントをロック解除します。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
この項には次の例が含まれます。
例1
次の例では、user
という名前の管理者のアカウントをロックします。
標準モード
emcli lock_user_account -name=user
インタラクティブまたはスクリプト・モード
emcli lock_user_account(name-"user")
例2
次の例では、user
という名前の管理者のアカウントをロック解除します。
標準モード
emcli lock_user_account -name=user -unlock
インタラクティブまたはスクリプト・モード
emcli lock_user_account(name="user"), unlock="True"
指定した資格証明でEnterprise Managerにログインし、OMSでセッションを設定します。
注意:
OMSで複数のemcliセッションが作成される異常な状況を避けるため、EM CLIコマンドを含むスクリプトを実行する前にloginコマンドを入力することをお薦めします。
標準モード
emcli login -username=<EM_Console_Username> [-password=<EM_Console_Password>] [-force] [ ] indicates that the parameter is optional
インタラクティブまたはスクリプト・モード
login (username="<EM_Console_Username>" [,password="<EM_Console_Password>"] [,force=True|False]) [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
username
OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するEnterprise Managerユーザー名。
password
Enterprise Managerユーザーのパスワード。これを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。
注意:
コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。
force
既存のセッションが存在する場合でも、強制的にログインします。インタラクティブまたはスクリプト・モードの場合、値はTrueまたはFalseのいずれかに設定する必要があります。
例
この例では、新しく指定した資格証明を使用して異なるユーザーとしてログインし、その後で以前の資格証明を使用してログインしています。
例1 - コマンドライン形式
emcli logout
emcli login -user=new_user -pass=new_user_pass
emcli <verb-name>
emcli logout
emcli login -user=old_user -pass=old_user_pass
例2 - スクリプトおよび対話形式
logout()
login(username="new_user", password="new_user_pass")
<verb-name>
logout()
login(username="old_user", password="old_user_pass")
関連項目
OMSとの既存のセッションを終了します。このverbとlogin verbは、異なるユーザーとして特定のverbを実行する際に便利です。ログアウト後に他のemcli verbを起動するには、setup verbまたはlogin verbを起動する必要があります。
注意:
emcli logoutを実行後に実行されたverbは、次の内容を示すメッセージを表示して失敗します。「エラー: セッションが期限切れです。emcliログインを実行してセッションを確立してください。」emcli logout後にlogin verbを使用して、EM CLIにログインする必要があります。
書式
emcli logout
オプション
なし。
例
この例では、新しく指定した資格証明を使用して異なるユーザーとしてログインし、その後で以前の資格証明を使用してログインしています。
emcli logut
emcli login -user=new_user -pass=new_user_pass
emcli <verb-name>
emcli logout
emcli login -user=old_user -pass=old_user_pass
関連項目
Enterprise Managerユーザーにインシデントを割り当てます。インシデントがすでに割り当てられている場合、指定したユーザーに再割当てされます。インシデントが現在のユーザーに割り当てられている場合、自動的に確認されます。オプションで、インシデントにコメントを追加することもできます。
書式
emcli manage_incident -incident_id -assign_to [-comment]
オプション
incident_id
更新するインシデントのID。
assign_to
インシデントを割り当てるEnterprise Managerユーザー。
comment
インシデントに追加するオプションのコメント。
例
この例では、インシデント2をID JOHNのユーザーに割り当て、コメント"This needs to be watched more closely"を含めます。
emcli manage_incident -incident_id=2 -assign_to=JOHN -comment="This needs to be watched more closely"
ストレージの権限の付与、取消しまたは変更を行います。
書式
標準モード
emcli manage_storage_access -storage_name="<storage name>" -action="<change_owner|add_grant|revoke_grant>" -user="<user name>" [-privilege="<VIEW_STORAGE|MANAGE_STORAGE|FULL_STORAGE>"]
インタラクティブまたはスクリプト・モード
manage_storage_access( storage_name="<storage name>" ,action="<change_owner|add_grant|revoke_grant>" ,user="<user name>" [,privilege="<VIEW_STORAGE|MANAGE_STORAGE|FULL_STORAGE>"] ) [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
storage_name
ストレージの名前。
action
ストレージに実行するアクセス管理アクション。
user
権限の付与または取消しを行う対象となるユーザー。
privilege
付与または取消しを行う権限。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次の例では、ユーザーstradmin2に「フル・ストレージ」権限を付与します。
emcli manage_storage_access -storage_name="sunzfs1" -action="add_grant" -user="stradmin2" [-privilege="FULL_STORAGE"]
source_credential_listで指定した名前付き資格証明のすべての参照をdestination_credentialにマージします。このverbでは、指定したすべての名前付き資格証明は等価であると想定されます。emcliコマンドget_duplicate_credentialsを使用すると、名前付き資格証明をリストできます。一致した重複資格証明は、フラグmerge_allを使用して、すべてマージできます。
書式
emcli merge_credentials -destination_credential="destination_cred_name[:destination_cred_owner]" [-source_credential_list="source_credential_list"] [-merge_all] [-merge_without_testing] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
destination_credential
参照のマージ先の資格証明。
source_credential_list
マージ元名前付き資格証明リスト。
merge_all
すべての重複資格証明を検出し、マージします。
merge_without_testing
マージ先資格証明をテストしないで資格証明をマージします。
例
例1
この例では、名前付き資格証明MyOracleCredential2とMyOracleCredential3をMyOracleCredential1にマージします。MyOracleCredential1がMyOracleCredential2およびMyOracleCredential3と等価である場合、MyOracleCredential2とMyOracleCredential3のすべての使用はMyOracleCredential1に置き換えられます。
emcli merge_credentials -destination_credential="MyOracleCredential1:ADMIN1" -source_credential_list= "MyOracleCredential2:ADMIN1;MyOracleCredential3:ADMIN3"
例2
この例では、MyOracleCredential1と等価であるすべての名前付き資格証明を検出し、これらの使用をMyOracleCredential1にマージします。
emcli merge_credentials -destination_credential=MyOracleCredential1 -merge_all
指定されたターゲット・タイプに関して、アラートがステートレスであるために手動で消去できるメトリックをリストします。このコマンドの出力では、メトリック名とメトリック内部名の両方が表示されます。特定のメトリックに関連するステートレス・アラートを消去するには、clear_stateless_alerts verbを使用します。
書式
emcli metric_control -command=command -target_type=type -metric_name=name [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
command
次のいずれかです。
disable_metric: 指定したメトリックのロードを無効にします。
enable_metric: 指定したメトリックのロードを再度有効にします。
list_disabled_metrics: 現在ロードが無効になっているメトリックをリストします。
flush_metadata_cache: メトリックAPIメタデータ・キャッシュtarget_typeをフラッシュします。
target_type
内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、oc4j、oracle_emrep、oracleなど)。
metric_name
メトリックの内部名(ホスト・ターゲット・タイプのロードなど)。
例
この例では、ホスト・ターゲット・タイプのLoadメトリックのロードを無効にします。
emcli metric_control -command=disable_metric -target_type=host -metric_name=Load
コマンドに入力として渡されたXMLファイルに定義されているソースと宛先のマッピングを使用して、データベースの統合を実行するためにデプロイメント・プロシージャを発行します。ファイルには、次のどの移行方法を使用するかも示されています。
Data Guardのフィジカル・スタンバイ(最小停止時間)
RMANクローン
データ・ポンプ(完全またはスキーマ)のエクスポートおよびインポート(クロス・プラットフォーム)
完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポート(最小停止時間、クロス・プラットフォーム)
書式
emcli migrate_db -file=<XML file path> [-exec_mode=<execution mode>] [-ignore_pre_req] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
file
ソースと宛先のデータベース・マッピングを含むXMLファイルの絶対パス。
exec_mode
移行方法がONLINE_DATAGUARDの場合のみ、次のように使用します。
FULL: 停止時間のユーザー制御なしで、同じジョブですべての移行ステップを実行します。たとえば、データベース・スタンバイ、RACへの変換およびスタンバイ・スイッチオーバーのステップを同じジョブで実行します。
PRE_DOWNTIME: データベースを停止させる必要のないすべてのステップを実行します。たとえば、データベース・スタンバイおよびRACへの変換のステップを同じジョブで実行します。
このモードを使用する場合、現在のジョブが正常に完了した後で、同じ入力ファイルとexec_modeオプションのDOWNTIMEを使用して移行ジョブを再度実行する必要があります。
DOWNTIME: 停止時間を必要とするすべてのステップを実行します。たとえば、ジョブでスイッチオーバー・ステップを実行します。
このモードを使用する前提として、PRE_DOWNTIME exec_modeオプションを指定したジョブですべての停止時間前のステップが正常に実行されている必要があります。
exec_modeを指定しない場合、デフォルトでFULLになります。
ignore_pre_req
XMLの前提条件検証をすべて無視します。
例
例1
次の例では、dgpredt-migrate.xml
ファイルに指定されたマッピングに基づいて、データベース移行を実行するプロシージャをデプロイします。ジョブでは、データベースの停止時間を必要としないすべてのステップが実行されるData Guard移行方法を使用します。
emcli migrate_db -file="/home/migrations/dgpredt-migrate.xml" -exec_mode="PRE_DOWNTIME"
例2
次の例では、dgdt-migrate.xml
ファイルに指定されたマッピングに基づいて、データベース移行を実行するプロシージャをデプロイします。ジョブでは、データベースの停止時間を必要とするすべてのステップが実行されるData Guard移行方法を使用します。また、XMLの前提条件検証は行われません。
emcli migrate_db -file="/home/migrations/dgdt-migrate.xml" -exec_mode="DOWNTIME" -ignore_pre_req
非コンテナ・データベース(非CDB)をPDBとして移行します。
書式
emcli migrate_noncdb_to_pdb -cdbTargetName="EM CDB target into which the database will be added as PDB" -cdbTargetType="EM CDB target type (oracle_database|rac_database)" -cdbDBCreds="Named DB credentials of CDB user having sysdba privileges" -cdbHostCreds="Named host credentials for Oracle Home owner of CDB" -migrationMethod="Migration method to be used (DATAPUMP|PLUG_AS_PDB)" -noncdbTargetName="EM non-CDB target to be migrated" -noncdbTargetType="EM non-CDB target type (oracle_database|rac_database)" -noncdbDBCreds="Named DB credentials for non-CDB user having sysdba privileges" -noncdbHostCreds="Named host credentials for Oracle Home owner of non-CDB" -pdbName="Name of the PDB to be created on the CDB" -pdbAdminName="Username of the PDB administrator to be created" -pdbAdminPassword="Password for the PDB administrator" [-exportDir="Temporary file system location on the non-CDB host where the exported files will be stored"] [-importDir="Temporary file system location on the CDB host used to stage the migration metadata and/or datafiles"] [-useOMF="Use OMF for datafile location if CDB is OMF enabled (Y|N)"] [-createAsClone="If -migrationMethod is 'PLUG_AS_PDB' and if 'createAsClone' is 'Y', the PDB will be created as clone. (Y|N)"] [-dataFilesLoc="Location on the CDB host where datafiles for the newly created PDB will be stored. Disk Group name in case of ASM"] [-encryptionPwd="Password to decrypt/encrypt datapump dump file. Mandatory if non-CDB contains encrypted tablespaces"] [-cdbWalletPwd="Wallet password of the CDB. Mandatory if non-CDB contains encrypted tablespaces"] [-objectExistsAction="Action to be taken when the exported object with same name is found on the newly created PDB (SKIP|REPLACE). Defaulted to SKIP"] [-precheck="Perform pre-requisite checks (YES|NO|ONLY). Defaulted to YES"] [-ignoreWarnings="Ignore the warnings from precheck (Y|N)"] [-locationSharedAcrossTargets="Export/Import location is shared across Source and Destination targets)"] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
cdbTargetName
移行を行うEnterprise Managerのコンテナ・データベース(CDB)ターゲットの名前。
cdbTargetType
CDBのターゲット・タイプ。単一インスタンス・データベースは"oracle_database"、クラスタ・データベースは"rac_database"です。
cdbDBCreds
SYSDBA権限を持つDBユーザーのCDBでの名前付きデータベース資格証明。
cdbHostCreds
CDBのOracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。
migrationMethod
DATAPUMP (Oracle Data Pumpの完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポート): Data Pumpの完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポートを使用して、非CDBからデータをエクスポートし、新規に作成したPDBにインポートします。このオプションは、非CDBのバージョン11.2.0.3以上に対してのみサポートされています。
PLUG_AS_PDB (PDBとしてプラグ): DBMS_PDBパッケージを使用してXMLメタデータ・ファイルを生成します。XMLメタデータ・ファイルは、CDBへのプラグに使用される非CDBのデータベース・ファイルを記述します。このオプションを使用するには、非CDBがOracle Database 12cである必要があります。
noncdbTargetName
移行する非CDBのEnterprise Managerターゲット名。
noncdbTargetType
非CDBのターゲット・タイプ。単一インスタンス・データベースは"oracle_database"、クラスタ・データベースは"rac_database"です。
noncdbDBCreds
SYSDBA権限を持つユーザーの非CDBでの名前付きデータベース資格証明。
noncdbHostCreds
非CDBのOracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。
pdbName
CDBで作成するプラガブル・データベースの名前。
pdbAdminName
新しいPDB用として作成するPDB管理者のユーザー名。
pdbAdminPassword
PDB管理者のパスワード。
exportDir
エクスポートしたデータ・ポンプ・ファイル(ダンプ・ファイルおよびデータ・ファイル)が格納される非CDBホスト上のファイルシステムの場所。このディレクトリは、移行が成功した後にクリーンアップされます。デフォルトのエクスポート・ディレクトリは、非CDB上のDATA_PUMP_DIRディレクトリ・オブジェクトが指し示す場所です。非CDBのOracleホーム所有者が読取り権限と書込み権限を持つ場所を使用してください。
importDir
移行メタデータまたはデータファイルを一時的にステージングするために使用されるCDBホスト上のファイルシステムの場所。このディレクトリは、移行が成功した後にクリーンアップされます。デフォルトのインポート・ディレクトリは、CDB上のDATA_PUMP_DIRディレクトリ・オブジェクトが指し示す場所です。CDBのOracleホーム所有者が読取り権限と書込み権限を持つ場所を使用してください。-locationSharedAcrossTargetsを指定すると、エクスポート・ディレクトリが使用されます。
useOMF
データファイルの場所としてOMFの場所を使用します。
Y: CDBでOMFが使用される場合のみサポートされます。それ以外の場合は無視されます。
N (デフォルト)
createAsClone
このフラグは、新規プラガブル・データベースをクローンとして作成するかどうかを指定します。-migrationMethodがPLUG_AS_PDBとして指定されている場合にのみ使用され、それ以外の場合は無視されます。有効な値はYまたはN (デフォルト)です。
dataFilesLoc
新しく作成したPDBのデータファイルが格納されるCDBホスト上のファイルシステムの場所。CDBにASMが使用されている場合、データファイルの場所としてディスク・グループ名を使用することもできます。デフォルトのデータファイルの場所は、CDB上のDATA_FILE_DIRディレクトリ・オブジェクトが指し示す場所です。CDBのOracleホーム所有者が読取り権限と書込み権限を持つ場所を使用してください。useOMFがYの場合は無視されます。
encryptionPwd
データ・ポンプのダンプ・ファイルを復号化/暗号化するためのパスワード。非CDBに暗号化された表領域が含まれる場合は必須です。
cdbWalletPwd
CDB上のウォレットをオープンするためのウォレット・パスワード。非CDBに暗号化された表領域が含まれる場合は必須です。
objectExistsAction
新しく作成されたPDBに同じ名前を持つエクスポートされたオブジェクトが見つかった場合に実行するアクション。
SKIP: デフォルト値
REPLACE
precheck
移行ジョブの際に前提条件チェックを実行するオプション。
YES (デフォルト): 前提条件チェックを実行し、前提条件チェック中にエラーが発生しない場合は、データベースの移行に進みます。
NO: データベースの移行に直接進みます。前提条件チェックは実行しません。
ONLY: 前提条件チェックのみを実行します。データベースは移行しません。
ignoreWarnings
YES (デフォルト): 警告を無視して移行を続行します。
NO: 警告が見つかった場合。移行を続行しません。
locationSharedAcrossTargets
このパラメータは、エクスポートの場所がソース・ターゲットと宛先ターゲットで共有されることを指定します。つまり、インポートの場所とエクスポートの場所が同じであるため、ファイル転送が省略されます。
例
例1
emcli migrate_noncdb_to_pdb -migrationMethod=datapump -noncdbTargetName=NON_CDB_NAME -noncdbTargetType=oracle_database -noncdbHostCreds=NON_CDB_HOST_CREDS -noncdbDBCreds=NON_CDB_DB_CREDS -cdbTargetName=CDB_NAME -cdbTargetType=oracle_database -cdbHostCreds=CDB_HOST_CREDS -cdbDBCreds=CDB_DB_CREDS -pdbName=NEW_PDB -pdbAdminName=pdbAdmin -pdbAdminPassword=welcome -precheck=ONLY -ignoreWarnings
デプロイメント・タイプからライフサイクル状態を移行します。
書式
emcli migrate_to_lifecycle_status -deployment_values="value1;value2;value3 -lifecycle_stage_values="Stage;Stage;Production
オプション
deployment_values
デプロイメント・タイプの値。
lifecycle_stage_values
ライフサイクル・ステージの値
集約サービス・インスタンスを変更します。
書式
emcli modify_aggregate_service -name="name" -type="type" [-add_sub_services="name1:type1;name2:type2;..."] [-del_sub_services="name1:type1;name2:type2;..."] [-avail_eval_func="function_to_evaluate_availability."] [-timezone_region="timezone_region"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
集約サービス名。
type
集約サービス・タイプ。
add_sub_services
追加するサブサービス。
del_sub_services
削除するサブサービス。
avail_eval_func
集約サービスの可用性を評価するPL/SQL関数。事前定義済の評価ヘルパー関数には[or|and]を使用します。
timezone_region
サービスのタイムゾーン・リージョン。
例
emcli modify_aggregate_service -name="My_Name" -type="aggregate_service" -add_sub_services="sub1:type1;sub2:type2" -del_sub_services="sub3:type3" -avail_eval_func="my_pkg.my_eval_func" -timezone_region="CST"
指定されたターゲットのセットで、メトリックおよびポリシーの収集設定の収集スケジュールを変更します。収集とは、すべてのメトリックを結合し、スクリプトを実行して、データを収集することです。収集には、関連する様々な属性(収集スケジュールやアップロード頻度など)があります。
書式
emcli modify_collection_schedule -targetType=ttype -targetNames=tname1;tname2;tname3... -collectionName=collname [-collectionStatus=Enabled or Disabled] [-freqType={Minute}{Hour}{Day}{Week}{Weekly}{Month} [-freqValue={any integer value for Minute/Hour/Day/Week}{One or more from Mon...Sun for Weekly}{One or more from 1;2..31 or Last for Month} [-preview=Y or N] [ ] indicates that the parameter is optional { } indicates that you can select one of the s in the series shown Note: All of the parameters and choices are case-insensitive
オプション
targetType
単一のターゲット・タイプ値を指定する必要があります。ターゲット・タイプ値は、リポジトリで指定したものと同じである必要があります。
注意:
現在のところ、個々のターゲット・タイプのみがサポートされます。
targetNames
ターゲット名は、リポジトリに存在する名前と同じにする必要があります。ターゲットは、すべてtargetTypeパラメータで指定したターゲット・タイプと同じである必要があります。セミコロン(;)を使用して各名前を区切ります。収集スケジュールの変更が実行されるのは、ターゲット名とターゲット・タイプの組合せが有効な場合のみです。たとえば、次のようにします。
host1;host2;host3
collectionName
収集名は、リポジトリに存在する名前、または管理エージェント上の対応する収集.xmlファイルに存在する名前と正確に一致している必要があります。
次の場所にあるファイルにアクセスし、変更する収集を特定します。適切な収集を選択し、その収集をEM CLIユーティリティへの入力として指定します。
$AGENT_HOME/sysman/admin/metadata/<targetType>.xml
このファイルは、設定の一部として提供されるもので、ターゲット・タイプのメトリックに関する情報を含みます。
$AGENT_HOME/sysman/admin/default_collection/ <targetType>.xml
このファイルは、設定の一部として提供されるもので、デフォルトで付属する収集を含みます。
$AGENT_HOME/sysman/emd/collection/ <targetType_targetName>.xml
特定のターゲットで変更が発生すると、常にこのファイルが自動的に生成されます。このファイルには、ユーザー定義のメトリックの収集が含まれます。
collectionStatus
収集を有効化または無効化します。デフォルトは「有効」です。Disabledの場合、freqTypeおよびfreqValueは無視されます。
freqType
以下のいずれかの値を指定可能です。
Minute(デフォルト)、Hour、Day、Week、Weekly、Month
Weekの場合、頻度の値として整数値を指定する必要があります。たとえば、freqType='WEEK'およびfreqValue='2'と指定した場合、収集は2週間ごとに実行されます。
Weeklyの場合、使用可能な値はMon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sunです。たとえば、freqType='Weekly'およびfreqValue='Tue;Thu;Sun'と指定した場合、収集は毎週火、木、日曜日に実行されます。
スケジュールは、ユーザーの選択に基づいて変更されます。collectionStatusパラメータがDisabledに設定されている場合、値を指定する必要はありません(値は無視されます)。
このオプションを使用する場合、freqValueパラメータも使用する必要があります。
freqValue
以下のいずれかの値を指定可能です。
freqTypeがMinute、Hour、Day、Weekのいずれかの場合、整数値を指定する必要があります。デフォルト値は5です。
Weeklyの場合、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sunから1つ以上を指定します。週の特定の曜日に収集を実行する場合、Weeklyオプションに対して対応する値を指定する必要があります。
Monthlyの場合、1から31またはLastから1つ以上を指定します。月の特定の日付に収集を実行する場合、Monthlyオプションに対して対応する値を指定する必要があります。
collectionStatusパラメータがDisabledに設定されている場合、値を指定する必要はありません(値は無視されます)。
このオプションを使用する場合、freqTypeパラメータも使用する必要があります。
preview
このverbを実行した場合に発生する変更のプレビューを表示します。指定するかどうかにかかわらず、このオプションのデフォルト値はY(Yes)です。Nを指定すると、収集スケジュールの変更は、リポジトリと管理エージェントの両方に対して実行されます。
例
例1
この例では、ホストhost1、host2およびhost3に対して、5分間に1回収集するように収集スケジュールを変更します。DiskActivityは、ホスト・ターゲット・タイプに関連付けられた収集項目です。previewフラグがYに設定されているため、変更は実行されませんが、変更が実装された場合に影響を受けるメトリックを確認できます。
emcli modify_collection_schedule -targetType="host" -targetNames="host1;host2;host3" -collectionName="DiskActivity" -freqType="Minute" -freqValue="5" -preview="Y"
例2
この例では、ホストhost1に対して、15時間に1回収集するように収集スケジュールを変更します。Inventoryは、ホスト・ターゲット・タイプに関連付けられた収集項目です。previewフラグがNに設定されているため、リポジトリと管理エージェントの両方に関連するメトリックに対して変更が実行されます。
emcli modify_collection_schedule -targetType="host" -targetNames="host1" -collectionName="Inventory" -freqType="Hour" -freqValue="15" -preview="N"
既存のグループでターゲットを追加または削除します。
グループに存在しないターゲットの削除や、グループにすでに存在するターゲットの追加を試みても、エラーは生成されません。
標準モード
emcli modify_group -name="name" [-type=<group>] [-add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]... [-delete_targets="name1:type1;name2:type2;..."]... [-privilege_propagation=true|false] [-drop_existing_grants=yes|no] [ ] indicates that the parameter is optional
インタラクティブまたはスクリプト・モード
modify_group (name="name" [,type="<group>"] [,add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]... [,delete_targets="name1:type1;name2:type2;..."]... [,privilege_propagation="true|false"] [,drop_existing_grants="yes|no"]) [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
変更するグループのターゲット名。
type
グループ・タイプ: group。デフォルトはgroup
です。
add_targets
追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_type
として指定します。このオプションは、標準モードで複数回指定できます。
delete_targets
削除するターゲット。それぞれをtarget_name:target_type
として指定します。このオプションは、標準モードで複数回指定できます。
privilege_propagation
グループの権限の伝播フラグを有効または無効にします。通常のグループを権限伝播グループに変換します。また、その逆も行います。
drop_existing_grants
権限伝播の変換中にグループの既存の権限を削除します。このオプションは、privilege_propagationパラメータを指定した場合にのみ適用可能です。デフォルト値はyesです。
例
この例では、グループにデータベースdatabase:oracle_database
を追加し、グループからデータベースdatabase2:oracle_database
を削除して、グループdb2_group
を変更します。
例1 - コマンドライン形式
emcli modify_group -name=db2_group -add_targets=database:oracle_database -delete_targets=database2:oracle_database
例2 - スクリプトおよび対話形式
modify_group (name="db2_group", add_targets="database:oracle_database", delete_targets="database2:oracle_database")
この例では、グループにホストyourhost.example.com:host
を追加して、グループmy_hosts
を変更します。
例3 - コマンドライン形式
emcli modify_group -name=my_hosts -add_targets=yourhost.example.com:host
例4 - スクリプトおよび対話形式
modify_group (name="my_hosts", add_targets="yourhost.example.com:host")
特定のインシデントのルールまたはルールセットを有効または無効にします。(ルールセット内のすべてのルールが更新されます。)
書式
emcli modify_incident_rule -action=enable|disable -type=ruleset|rule -rule_set_name=<name_of_rule_set> [-owner=<owner_of_rule_set>] [-rule_name=<name_of_rule>] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
action
実行する処理。サポートされているアクションは有効化と無効化です。
type
特定のルール、またはルールセット全体を無効にします。
rule_set_name
アクションを適用するルール・セットの名前。
owner
ルール・セットの所有者。同名で複数のルール・セットがある場合、ルール・セットの所有者を使用してルール・セットを特定します。
rule_name
アクションを適用する特定のルールの名前。
例
例1
この例は、「rule set 1」とすべての子ルールを有効にします。
emcli modify_incident_rule -action='enable' -type='ruleset' -rule_set_name='rule set 1'
例2
この例は、「rule set 1」内の単一のルール「rule 1」を無効にします。
emcli modify_incident_rule -action='disable' -type='rule' -rule_set_name='rule set 1' -rule_name='rule 1'
ライフサイクル・ステージ名を変更します。スーパー・ユーザーのみがこのコマンドを実行できます。
ターゲットのLifecycle Statusプロパティでは、特別なセマンティクスを使用します。プロパティは、ターゲットに関連するイベントの優先度処理を実行します。このため、重要なターゲットからのイベントは、開発ターゲットからのイベントよりも高い優先度を持ちます。名前を変更する場合、対応する優先度を反映する名前を使用します。これは、名前が変更されても、同じ優先度が引き続き維持されるためです。
書式
emcli modify_lifecycle_stage_name -name="current_name" -new_name="new_name"
オプション
name
現在のライフサイクル・ステージ名。優先度が降順の使用可能なリストは次のとおりです。
MissionCritical
Production
Stage
Test
Development
new_name
新しいライフサイクル・ステージ名。新しい名前はユーザーのロケールに変換されません。そのまま表示されます。新しい名前には英数字のみを含めます。
既存の名前を新しい名前に変更した場合、すべての既存のターゲットは新しいプロパティ値で更新されます。たとえば、nameがMissionCriticalでnew_nameがProductionの場合、すべての既存のターゲットはProductionで更新されます。
例
emcli modify_lifecycle_stage_name -name="Test" -new_name="Test_staging"
指定した入力セットのメトリック・データのロード制限を変更します。
次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。
すべてのターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック
指定したプロパティ名とプロパティ値を持つターゲットのすべてのメトリック
書式
emcli modify_metric_data_load_limits [-num_rows="1000"] [-num_bytes="1024"] [-num_collections="10"] [-target_type="host"] [-prop_name="lifecycle"] [-prop_values="production;staging"] [-targets="host1;host2;"] [-metrics="Load;Filesystems;"] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-num_rows
データ行の数の制限セット。既存の値を維持する場合、このオプションはスキップしてください。
-num_bytes
バイトの数の制限セット。既存の値を維持する場合、このオプションはスキップしてください。
-num_collections
コレクションの数の制限セット。既存の値を維持する場合、このオプションはスキップしてください。
-target_type
指定するターゲット・タイプ。すべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
-prop_name
グローバル・ターゲット・プロパティ名。
-prop_values
指定したプロパティ名のプロパティ値のセミコロンで区切られたリスト。ターゲット・プロパティに基づいてターゲットのデータ・ロード制限を設定しない場合、このオプションはスキップしてください。
-targets
指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、- target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
-metrics
指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、- target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
例
例1
次のコマンドでは、myhost1.oracle.comおよびmyhost2.oracle.comホスト・ターゲットのすべてのメトリックの行数、バイト数およびメトリック・データのロード制限を変更します。
emcli modify_metric_data_load_limits -num_rows="1000" -num_bytes="1024" -target_type="host" -prop_name="lifecycle" -prop_values="production;staging"
例2
次のコマンドでは、すべてのホスト・ターゲットのLoadおよびFilesystemsメトリックの行数、バイト数およびメトリック・データのロード制限を変更します。
emcli modify_metric_data_load_limits -num_rows="1000" -num_bytes="1024" -target_type="host" -metrics="Load;Filesystems;"
メトリック・データのロード制御メカニズムを対象にメトリックまたはターゲットの指定したセットを除外または組み込みます。
次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。
指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック
指定したプロパティ名とプロパティ値を持つターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック
書式
emcli modify_metric_data_load_whitelist -remove -target_type="host" -prop_name="lifecycle" [-prop_values="production;staging"] [-targets="myhost1.oracle.com;myhost2.oracle.com;"] [-metrics="Load;Filesystems;"] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-target_type
指定するターゲット・タイプ。
-prop_name
グローバル・ターゲット・プロパティ名。
-prop_values
指定したプロパティ名のプロパティ値のセミコロンで区切られたリスト。ターゲット・プロパティに基づいてホワイト・リストにターゲットを追加しない場合、このオプションはスキップします。
-targets
指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
-metrics
指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。指定したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
-remove
このオプションを使用して、ホワイト・リストに含まれるターゲットまたはメトリックからメトリックまたはターゲットを削除します。削除の後、これらのメトリックおよびターゲットは、メトリック・データのロード隔離プロセスに含められます。
例
例1
次のコマンドでは、ライフサイクル・ステータス・プロパティがproductionまたはstagingに設定されたホスト・ターゲットをデータ・ロードの隔離プロセスから除外します。
emcli modify_metric_data_load_whitelist -target_type="host" -prop_name="lifecycle" -prop_values="production;staging"
例2
次のコマンドでは、ホワイト・リストに含まれるターゲットからmyhost1.example.comおよびmyhost2.example.comホストを削除します。
emcli modify_metric_data_load_whitelist -remove -target_type="host" -targets="myhost1.example.com;myhost2.example.com;"
Oracle Management Serverから管理エージェントへのHTTP(S)トラフィックを仲介するプロキシを変更します。
注意:
このプロキシは、oracle_em_proxyターゲット・タイプとしてモデル化されます。
プロキシに関連付けられた管理エージェントは、次の2つの方法で変更できます。
管理エージェント名を使用する方法。
管理エージェント名のパターンを使用する方法。
現在、oracle_em_proxyターゲット・タイプのプロキシは、Oracle Management Serverから管理エージェントへのトラフィックでのみサポートされます。逆方向の(管理エージェントからOracle Management Serverに向かう)トラフィックの場合、プロキシ設定は、対応する管理エージェントのemd.propertiesファイルで指定できます。
書式
emcli modify_proxy -name="<name>" [-port=<port>] [-protocol=<http | https>] [-named_credential="<credential name>"] [ [-agents="<name1>,<name2>,..."] | [ [-add_agents="<name1>,<name2>,..."] [-delete_agents="<name1>,<name2>,..."] ] ] [ [-agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."] | [ [-add_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."] [-delete_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."] ] ] [ [-excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."] | [ [-add_excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."] [-delete_excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]] ] ] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-name
プロキシを識別する名前。
-port
プロキシ・サービスを提供するプロキシ・ホストのポート。
-protocol
プロキシが仲介するトラフィックで使用されるプロトコル。有効な値は、次のとおりです。
http
https
-named_credential
プロキシの認証で使用する名前付き資格証明の名前。
-agents
プロキシが仲介する管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。エスケープ文字としてバックスラッシュ文字(\)を使用できます。指定した名前の管理エージェントが存在しない場合、無視されます。
-add_agents
プロキシが仲介する追加の管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。指定した名前の管理エージェントが存在しない場合、無視されます。エスケープ文字としてバックスラッシュ文字(\)を使用できます。
-delete_agents
プロキシが仲介しない管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。このリストは、名前によってすでにプロキシに関連付けられている管理エージェントのリストに加え、-add_agentsオプションを指定した場合、そこで指定されている管理エージェントのリストにも適用されます。エスケープ文字としてバックスラッシュ文字(\)を使用できます。
-agent_patterns
プロキシが仲介する管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。パターンでは、次の2つのワイルドカード文字を使用できます。
アスタリスク文字(*)は、1つ以上の文字を表します
疑問符文字(?)は、1つの文字を表します。
バックスラッシュ文字(\)は、エスケープ文字として使用します。
-add_agent_patterns
プロキシが仲介する管理エージェントの名前の追加パターンのカンマ区切りリスト。これらのパターンでも、-agent_patternsオプションに適用されるものと同じワイルドカード文字を使用できます。
-delete_agent_patterns
プロキシが仲介する管理エージェントの名前のパターンのリストから削除するパターンのカンマ区切りリスト。このリストは、すでにプロキシに関連付けられている管理エージェント名のパターンのリストに加え、-add_agent_patternsオプションを指定した場合、そこで指定されているパターンのリストに適用されます。
-excluded_agent_patterns
プロキシに関連付けられた管理エージェント名のパターンによって識別される管理エージェントの名前から除外する必要のある管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。これらのパターンでも、-agent_patternsオプションに適用されるものと同じワイルドカード文字を使用できます。
-delete_excluded_agent_patterns
プロキシに関連付けられた管理エージェント名のパターンによって識別される管理エージェントの名前から除外する必要のある管理エージェントの名前のパターンのリストから削除するパターンのカンマ区切りリスト。このリストは、すでにプロキシに関連付けられている管理エージェント名の除外パターンのリストに加え、-add_excluded_agent_patternsオプションを指定した場合、そこで指定されているリストにも適用されます。
例
例1
次のコマンドでは、us-proxy-1という名前で識別されるプロキシを、HTTPSトラフィックのみを許可するように変更します。
emcli modify_proxy -name="us-proxy-1" -protocol=https
例2
次のコマンドでは、us-proxy-1という名前で識別されるプロキシを、myhost001.us.example.com:3535およびmyhost002.us.example.com:3535管理エージェントに関連付けるように変更します。プロキシがすでにパターンを使用して他の管理エージェントに関連付けられている場合、それらのパターンおよび導出される管理エージェントのリストに変更はありません。
emcli modify_proxy -name="us-proxy-1" -format="name:script;column_separator:|" -agents="myhost001.us.example.com:3535,myhost002.us.example.com:3535
WebLogicドメインのターゲットをモニターするように構成されたエージェントを変更します。
書式
emcli modify_monitoring_agent -target_name=<target_name> [-target_type=weblogic_domain] [-assign_local_agent] -debug [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
target_name
変更するドメインの完全なターゲット名。
target_type
デフォルト値のweblogic_domainのみが有効なターゲット・タイプです。
assign_local_agent
WebLogicドメインの各ターゲット(WebLogic Serverなど)をグローバルに割り当てて、各ターゲットのホストにインストールされているエージェントによってモニターされるようにします。つまり、このオプションを指定してVerbを実行すると、ドメインの各ターゲットがそのローカル・エージェントによってモニターされます。ローカル・エージェントが検出されると、ローカル・エージェントが割り当てられます。それ以外の場合、ターゲットをモニタリングするエージェントは変更されません。
debug
デバッグのために冗長モードでverbを実行します。
例
この例では、WebLogicドメインのターゲットをモニターするように構成されたエージェントを変更します。
emcli modify_monitoring_agent -target_name=/prod_my_domain/my_domain -assign_local_agent
既存の名前付き資格証明を更新します。コマンドラインの引数または入力プロパティ・ファイルを使用すると、入力パラメータを指定できます。パスワードとパラメータ値のためのinput_fileタグもサポートしています。
書式
emcli modify_named_credential -cred_name=<name> -new_cred_name<name> -cred_type=<credential_type> -cred_scope=<credential_scope> -cred_desc=<credential_description> -target_name=<target_name> -target_type=<target_type> -test -test_target_name=<test_target_name> -test_target_type=<test_target_type> -input_file=<tag|value> -properties_file=<filename> -attributes=<p1:v1;p2:v2;...> -remove_old_attributes
オプション
cred_name
MyBackUpCredsなどの資格証明の名前。properties_fileオプションを使用しない場合、これが必要です。
new_cred_name
新しい資格証明の名前。
cred_type
資格証明のタイプ。
cred_scope
使用可能な値は、global instanceです。デフォルトはglobalです。
cred_desc
資格証明の説明。
target_name
cred_scopeがインスタンスである場合、必要です。
target_type
cred_scopeがインスタンスである場合、必要です。
test
このオプションを使用して、資格証明を保存する前にテストします。
test_target_name
このオプションを使用して、ターゲット名を指定しグローバル資格証明をテストします。範囲がグローバルで、testオプションを使用する場合、必須です。
test_target_type
このオプションを使用して、ターゲット・タイプを指定しグローバル資格証明をテストします。範囲がグローバルで、testオプションを使用する場合、必須です。
input_file
このオプションを使用して、ファイルから機密プロパティ値を指定します。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
properties_file
このオプションを使用して、ファイルのすべてのパラメータを渡します。コマンドラインで指定した値が優先されます。
attributes
次のように資格証明列を指定します。
colname:colvalue;colname:colvalue
-separator=attributes=<newvalue>を使用すると、セパレータ値を変更でき、-subseparator=attributes=<newvalue>を使用すると、サブセパレータ値を変更できます。
remove_old_attributes
既存の資格証明の列値をすべて設定解除します。
例
例1
この例では、資格証明をfooとbarに更新します。
emcli modify_named_credential -cred_name=NC1 -attributes="HostUserName:foo;HostPassword:bar"
例2
この例では、mypasswordfile.txtファイルからパスワードを読み取ります。
emcli modify_named_credential -cred_name=NC1 -attributes="HostUserName:foo;HostPassword:tag" -input_file="tag:mypasswordfile.txt"
既存の冗長性グループでターゲットを追加または削除します。冗長性グループから存在しないターゲットの削除を試みてもエラーは生成されません。
書式
emcli modify_red_group -name="name" -type=<generic_redundancy_group> [-add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]... [-delete_targets="name1:type1;name2:type2;..."]... [-owner=<redundancy_group_owner>] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
変更するグループのターゲット名。
type
冗長性グループ・タイプ(generic_redundancy_group)。デフォルトはgeneric_redundancy_group
です。
add_targets
追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_type
として指定します。このオプションは、複数回指定できます。
delete_targets
削除するターゲット。それぞれをtarget_name:target_type
として指定します。このオプションは、複数回指定できます。
owner
冗長性グループの所有者。
例
この例では、冗長性グループにServer1:generic_apache
を追加し、冗長性グループからServer5:generic_apache
を削除して、冗長性グループ・サーバーを変更します。
emcli modify_red_group -name=Servers -add_targets=HTTP_Server1:generic_apache -delete_targets=Server5:generic_apache
冗長性グループを変更します。
書式
emcli modify_redundancy_group -redundancyGroupName="redGrpName" [-owner="new_owner"] [-memberTargetType="tType"] [-add_targets="tName1;tName2"] [-delete_targets="tName3;tName4"] [-group_status_criterion="NUMBER" or "PERCENTAGE"] [-group_status_tracked="UP" or "DOWN"] [-group_status_value=<status_value>] [-privilege_propagation=true|false] [-drop_existing_grants=yes|no] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
redundancyGroupName
冗長性グループの名前。
owner
指定する有効な所有者。
memberTargetType
構成メンバー・ターゲットのターゲット・タイプ。add_targetsまたはdelete_targetsを指定する場合、このオプションを指定する必要があります。
add_targets
この冗長性グループに追加するメンバー・ターゲット。
delete_targets
この冗長性グループから削除するメンバー・ターゲット。
group_status_criterion
このオプションと次の2つのオプションで、冗長性グループのステータスを計算します。したがって、3つのオプションをすべて指定する必要があります。キャパシティ・グループではない場合、次の組合せを指定する必要があります。
-group_status_criterion='NUMBER' -group_status_tracked='UP' -group_status_value='1']
group_status_tracked
前述のオプションを参照してください。
group_status_value
group_status_criterionを参照してください。
-group_status_criterion= "PERCENTAGE"の場合、1から100の任意の値を指定できます。-group_status_criterion="NUMBER"の場合、1以上で、存在するターゲットの数以下の任意の値を指定できます。
privilege_propagation
グループの権限の伝播フラグを有効または無効にします。通常のグループを権限伝播グループに変換します。また、その逆も行います。
drop_existing_grants
権限伝播の変換中にグループの既存の権限を削除します。このオプションは、privilege_propagationパラメータを指定した場合にのみ適用可能です。デフォルト値はyesです。
例
この例では、既存のメンバーにlistener、listener2およびlistener3を追加し、既存のメンバーからlistener4およびlistener5を削除して、冗長性グループredGrp1の構成を変更します。
emcli modify_redundancy_group -redundancyGroupName='redGrp1' -memberTargetType='oracle_listener' -add_targets='listener;listener2;listener3' -delete_targets='listener4;listener5' -group_status_criterion='NUMBER' -group_status_tracked='UP' -group_status_value='2'
インシデントまたは問題の状態を記述する既存の解決状態を変更します。スーパー管理者のみがこのコマンドを実行できます。更新されたラベルと更新された位置を指定する必要があります。位置は2から98までの間で、別の解決状態により使用できません。
オプションで、この状態をインシデントと問題の両方に適用する指定も可能です。コマンドが正常に実行されると、成功メッセージが報告されます。変更が失敗すると、エラー・メッセージが報告されます。
書式
emcli modify_resolution_state -label="old_label_of_state" -new_label="new_label_for_display" -position="new_display_position" [-applies_to=BOTH] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
label
変更する状態の古いラベル。
new_label
エンドユーザーに表示される状態のラベル。ラベルは32文字以下です。
position
状態のリスト全体におけるこの状態の位置。ユーザー・インタフェースの状態のリストを表示する際に使用します。指定できる位置は、2と98の間です。
状態を簡単に移動できるように、位置は十分な間隔をおいて設定することをお薦めします。たとえば、2、3、4ではなく5、10、15に位置を設定します。こうすれば位置15から9のように状態を簡単に移動できますが、後者と比べると、前者の場合には順序を変更する余地を空けるために、すべての状態を移動しなければならないからです。
applies_to
状態をインシデントと問題に適用するように指定します。サポートされている値はBOTHのみです。
例
例1
この例では、古いラベルWaiting for TTを持つ解決状態を新しいラベルWaiting for Ticketで更新します。必要に応じて、位置を25に変更します。
emcli modify_resolution_state -label="Waiting for TT" -new_label="Waiting for Ticket" -position=25
例2
この例では、古いラベルSR Waitingを持つ解決状態を新しいラベルWaiting for SRで更新します。必要に応じて、位置を35に変更します。状態をインシデントと問題に適用します。
emcli modify_resolution_state -label="SR Waiting" -new_label="Waiting for SR" -position=35 -applies_to=BOTH
既存のEnterprise Manager管理者ロールを変更します。
注意:
現在の値のまま変更しない場合、対応する引数を含めないでください。たとえば、ロールの説明を変更しない場合、-description
を含めないでください。
ロールを更新してターゲットをロールに追加するには、grant_privs verbを使用します。
書式
emcli modify_role -name="role_name" [-description="description"] [-roles="role1;role2;..."] [-privilege="name[;secure-resource-details]]" [-separator=privilege="sep_string"] [-subseparator=privilege="subsep_string"] [-users="user1;user2;..."] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
変更するロールの名前。
description
ロールの更新済の説明。
roles
指定したロールに割り当てるロールのリスト。現在、組込みロールはPUBLICのみです。
privilege
このロールに付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。権限名では大文字と小文字が区別されません。<secure_resource_details>は次のように指定します。
resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
注意: 権限では大文字と小文字が区別されません。
リソース情報を必要としないSYSTEM権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM
権限の完全なリストおよびリソース列名を取得するには、次のemcliコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges
ターゲット・タイプ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します
emcli get_supported_privileges -type=TARGET
ジョブ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します
emcli get_supported_privileges -type=JOB
separator
-privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタはセミコロン(;)です。
subseparator
-privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタはコロン(:)です。
users
このロールが割り当てられるユーザーのリスト。WITH_ADMINオプションでロールを付与する必要がある場合は、末尾に<subseparator:>WITH_ADMINを付加する必要があります。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
例1
この例では、existing_role
という名前のロールを1文の説明This role was changed
(このロールは変更されました)で変更します。ロールは、既存の3つのロール(role1
、role2
、role3
)を組み合せたものです。ロールには、ID 923470234ABCDFE23018494753091111
のジョブを表示する権限とターゲットhost1.example.com:host
を表示する権限の2つの権限が追加されています。ロールは、johndoe
とjanedoe
に付与されます。
emcli modify_role -name="existing_role" -desc="This role was changed" -roles="role1;role2;role3" -privilege="view_job;923470234ABCDFE23018494753091111" -privilege="view_target;host1.example.com:host" -users="johndoe;janedoe"
例2
この例では、existing_role
という名前のロールにrole4
、role5
およびrole6
を割り当てて、このロールを変更します。このロールに関連付けられている説明、権限およびユーザーは変わりません。
emcli modify_role -name="existing_role" -roles="role4;role5;role6"
既存のシステムでターゲットを追加または削除します。システムに存在しないターゲットの削除や、システムにすでに存在するターゲットの追加を試みても、エラーは生成されません。
同じコマンドに-add_members
および-delete_members
オプションの両方を指定すると、まず-delete_members
で指定されたメンバーが削除され、次に-add_members
で指定されたメンバーが追加されます。
書式
emcli modify_system -name="name" [-type=<generic_system>] [-add_members="name1:type1:key_member|non_key_member;name2:type2;..."]... [-separator=add_members="sep_value"] [-subseparator=add_members="subsep_value"] [-delete_members="name1:type1;name2:type2;..."]... [-separator=delete_members="sep_value"] [-subseparator=delete_members="subsep_value"] [-owner="new_owner"] [-privilege_propagation=true|false] [-drop_existing_grants=yes|no] [-availability_type="ALL/ANY"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
変更するシステムのターゲット名。
type
システム・タイプ(generic_system)。デフォルトはgeneric_system
です。
add_members
追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは複数回指定できます。key_memberでは、このターゲットはシステムの可用性計算の一部であることを指定します。non_key_memberでは、このターゲットはシステムの可能性計算の一部ではないことを指定します。
delete_members
システムから削除するメンバー・ターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、複数回指定できます。
owner
システムの新しい所有者。
privilege_propagation
グループの権限の伝播フラグを有効または無効にします。通常のグループを権限伝播グループに変換します。また、その逆も行います。
drop_existing_grants
権限伝播への変換中に、グループの既存の権限を削除します。このオプションは、privilege_propagationパラメータを指定した場合にのみ適用可能です。デフォルト値はyesです。
availability_type
システムの可用性計算方法。key_memberが定義されている場合、これを定義する必要があります。ALLは、システムを稼働中として確立するためにすべてのキー・メンバーが稼働中である必要があることを示します。ANYは、システムを稼働中として確立するために少なくとも1つのキー・メンバーが稼働中である必要があることを示します。
例
例1
この例では、システムにターゲットsystem_a:generic_system
およびdatabase:oracle_database
を追加し、システムから存在しないターゲットnosystem:generic_system
を削除して、システムmy_system
を変更します。
emcli modify_system -name=my_system -add_members=system_a:generic_system -add_members=database:oracle_database -delete_members=nosystem:generic_system
例2
この例では、データベースdatabase1をキー・メンバーとして追加し、データベースdatabase2とdatabase3を非キー・メンバーとして追加し、database4とdatabase5を削除して、system db2_systemを変更します。database1はdb2_systemの可用性計算の一部であるため、可用性計算は影響を受けます。database4とdatabase5がキー・メンバーだった場合、これらはもうdb2_systemの可用性計算の一部ではありません。
セパレータとサブセパレータの指定はオプションです。デフォルトのセパレータは「;」で、サブセパレータは「:」です。
emcli modify_system -name=db2_system -type=generic_system [add_members=database1:oracle_database:key_member,database2:oracle_database] [separator=add_members=","] [subseparator=add_members=":"] [add_members=database3:oracle_database:non_key_member] [delete_members=database4:oracle_database,database5:oracle_database] [separator=delete_members=","] [subsrparator=delete_members=":]"
ターゲット・インスタンスの定義を変更します。
注意:
データベース・ターゲットのモニタリング・パスワードを変更するには、update_db_password (RACレベル)を使用するか、次のオプションを付けてmodify_targetを使用します。
-credentials="UserName:newuser;password:PWD_FILE;Role:SYSDBA" -input_file="PWD_FILE:at_pwd_file"
書式
emcli modify_target -name="name" -type="type" [-properties="pname1:pval1;pname2:pval2;..."]... [-separator=properties="sep_string"] [-subseparator=properties="subsep_string"] [-credentials="userpropname:username;pwdpropname:password;..."] [-input_file="parameter_tag:file_path"] [-display_name="display name"] [-on_agent] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
ターゲット名。
type
ターゲット・タイプ。
properties
ターゲット・インスタンスのプロパティの名前と値のペアのリストです。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で識別されます。そのファイルで定義されている名前と完全に一致する必要があります。メタデータ・ファイルは、$AGENT_ORACLE_HOME/sysman/admin/metadata
にあります。
注意:
このverbは、グローバルなターゲット・プロパティの設定をサポートしていません。ターゲット・プロパティを設定するには、set_target_property_valuesを使用することをお薦めします。
separator=properties
-properties
オプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。
subseparator=properties
-properties
オプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。
credentials
ターゲット・インスタンスのモニタリング資格証明(名前と値のペア)。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で資格証明プロパティとして識別されます。そのファイルで定義されている名前と完全に一致する必要があります。メタデータ・ファイルは、$AGENT_ORACLE_HOME/sysman/admin/metadata
にあります。
input_file
-credentials
オプションとともに使用すると、パスワードなどの特定のターゲットのモニタリング資格証明の値を別のファイルで格納できます。-input_file
オプションでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、-credentials
オプションの特定のモニタリング資格証明のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
display_name
ターゲットの表示名を設定します。
on_agent
このターゲットのメトリックを収集する管理エージェントに変更を伝播します。
例
例1
この例では、database
という名前のoracle_database
ターゲットの表示名とプロパティを変更します。on_agent
フラグは、このターゲット用に収集する管理エージェントに変更が伝播されるようにします。
emcli modify_target -name="database" -type="oracle_database" -display_name="New Name DB" -properties="SID=newsid|Port=15091|OracleHome=/oracle" -properties="MachineName=smpamp-sun1.example.com" -separator=properties="|" -subseparator=properties="=" -on_agent
例2
この例では、payroll_db
という名前のoracle_database
ターゲット・タイプを変更します。この例では、このデータベースの表示名(Enterprise Manager UIに表示されるターゲット名)がpayroll
に変更されています。ポート番号は15067
に、Oracleホームは/oradb
に変更されています。前のデフォルトのロールがnormal
だった管理者(dbsnmp
)はsysdba
に変更されています。この例は、input_file
を使用して資格証明をカモフラージュする方法も示しています。パスワードは、実際にはat_pwd_file
という名前のファイルにあります。-input_file
引数は、PWD_FILE
を-credentials
オプションのat_pwd_file
の内容に置き換えています。
emcli modify_target -name="payroll_db" -type="oracle_database" -credentials="UserName:Fred;password:PWD_FILE;Role:sysdba" -properties="Port:15067;OracleHome:/oradb" -input_file="PWD_FILE:at_pwd_file" -display_name=payroll -on_agent
指定したターゲットとメトリックに関するしきい値設定を編集します。
書式
emcli modify_threshold -target_name="tname" -target_type="ttype" [-metric="met"] [-column="col"] [-key_columns="val1;val2;..."] [-warning_threshold="warn"] [-critical_threshold="crit"] [-occurrences="occur"] [-prevent_override="0 or 1"] [-force] [-input_file="FILE:cli_input.txt"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
target_name
しきい値に関連付けられているターゲットの名前。
target_type
しきい値に関連付けられているターゲットのタイプ。
metric
しきい値に関連付けられているメトリックのカテゴリ。
column
しきい値に関連付けられているメトリックの列。
key_columns
しきい値に関連付けられているキー列の値。キーベースのメトリックでこのオプションを指定しないと、EM CLIが発生します。
warning_threshold
新しい警告しきい値。警告しきい値を指定しない場合、" "を指定します。警告しきい値とクリティカルのしきい値が比較演算子によって矛盾する場合、EM CLIエラーが発生します。指定したしきい値を保存するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。
critical_threshold
新しいクリティカルのしきい値。警告しきい値を指定しない場合、" "を指定します。警告しきい値とクリティカルのしきい値が比較演算子によって矛盾する場合、EM CLIエラーが発生します。指定したしきい値を保存するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。
occurrences
アラート発生までのしきい値違反の発生回数。以前の値を保持する場合(ある場合)、このオプションを省略します。
prevent_override
このターゲットに対する今後のテンプレート適用操作で、このメトリックのしきい値の編集を防止します。管理グループによって、周期的なテンプレート適用操作が管理対象のターゲット上に送信されているため、prevent_overrideフラグを設定していない場合、設定したメトリックしきい値が上書きされることがあります。
prevent_overrideがデータベースに設定されておらず、prevent_overrideを指定してもおらず、かつターゲットが管理グループによって管理されている場合、エラーが発生します。prevent_overrideを使用せずに続行するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。
force
前のエラー・メッセージで推奨された場合に、指定したしきい値を保存します。
input_file
テキスト・ファイル内の複数のメトリックに対して、しきい値の詳細を指定します。input_fileオプションを使用する場合、このコマンドでmetric、column、key_columns、warning_threshold、critical_threshold、occurrencesおよびprevent_overrideを指定しないでください。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
複数のメトリックの詳細を、入力ファイルに次のように指定できます。
START_RECORD 1 metric , Filesystems column , available key_columns , ab;cd; warning_threshold , 15 critical_threshold , 50 occurrences , 3 prevent_override , 1 END_RECORD 1 START_RECORD 2 metric , Load column , cpuUtil warning_threshold , 15 critical_threshold , 50 occurrences , 3 prevent_override , 1 END_RECORD 2
その他すべてのキーのしきい値を設定するには、詳細を次のように指定します。
START_RECORD 1 metric , Filesystems column , available key_columns , ; warning_threshold , 15 critical_threshold , 50 occurrences , 1 END_RECORD 1
例
例1
この例では、Loadメトリックのクリティカルのしきい値を「0」に設定し、ホスト「myhost.example.com」上のcpuUtil列を指定します。警告しきい値と応答アクション(ある場合)は元のまま変更されません。
emcli modify_threshold -target_name="myhost.example.com" -target_type="host" -metric="Load" -column="cpuUtil" -critical_threshold="0" -prevent_override="0" -force
例2
この例では、ホストmyhost.example.comのsd0というDiskActivityデバイスについて、DiskActivitybusyしきい値を取得します。
emcli modify_threshold -target_name="myhost.example.com" -target_type="host" -metric="DiskActivity" -column="DiskActivitybusy" -key_columns="sd0;" -warning_threshold="55" -critical_threshold="65" -occurrences="3"
既存のEnterprise Manager管理者を変更します。
書式
標準モード
emcli modify_user -name="name" [-password="password"] [-type="type of user"] [-roles="role1;role2;..." [-email="email1;email2;..."] [-privilege="name[;secure-resource-details]]"] [-separator="privilege="sep_string""] [-subseparator="privilege="subsep_string""] [-profile="profile_name"] [-desc="user_description"] [-expired="true/false"] [-prevent_change_password="true/false"] [-department="department_name"] [-cost_center="cost_center"] [-line_of_business="line_of_business"] [-contact="contact"] [-location="location"]
インタラクティブまたはスクリプト・モード
modify_user( name="name" [,password="password"] [,type="type of user"] [,roles="role1;role2;..."] [,email="email1;email2;..."] [,privilege="name[;secure-resource-details]]"] [,separator="privilege="sep_string""] [,subseparator="privilege="subsep_string""] [,profile="profile_name"] [,desc="user_description"] [,expired="true/false"] [,prevent_change_password="true/false"] [,department="department_name"] [,cost_center="cost_center"] [,line_of_business="line_of_business"] [,contact="contact"] [,location="location"] ) [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
管理者名。
password
管理者パスワードを指定されたパスワードに置き換えます。
type
指定したタイプのユーザーに変換します。このパラメータで使用可能な値は、EM_USER、EXTERNAL_USERおよびDB_EXTERNAL_USERです。このパラメータのデフォルト値はEM_USERです。
roles
現在のロールを、この管理者に付与する指定されたEnterprise Managerロールのリストに置き換えます。現在、組込みロールとしてPUBLICが含まれています。
この管理者の現在の電子メール・アドレスを指定されたリストに置き換えます。この管理者のすべての電子メール・アドレスを削除するには、空の文字列を指定します。
privilege
この管理者に付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。<secure_resource_details>は次のように指定します。
resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
リソース情報を必要としないSYSTEM権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM
権限の完全なリストおよびリソース列名を取得するには、次のコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges
TARGET権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。
emcli retrieve -type=TARGET
ジョブ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges -type=JOB
separator
-privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。
subseparator
-privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。
profile
データベース・プロファイル名。デフォルトのプロファイル名としてDEFAULTを使用します。
desc
変更されるユーザーに関するユーザー説明。
expired
有効な値はtrueまたはfalseです。このオプションを使用すると、パスワード期限が即座に切れます。デフォルトはfalseです。
prevent_change_password
有効な値はtrueまたはfalseです。trueに設定すると、独自のパスワードを変更できなくなります。デフォルトはfalseです。
department
管理者の部署の名前。
cost_center
組織内の管理者のコスト・センター。
line_of_business
管理者の部門。
contact
管理者の連絡先情報。
location
管理者の場所。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
例1
この例では、new_admin
管理者を変更します。ユーザーには、ID 923470234ABCDFE230184947530911111
のジョブを表示する権限とターゲットhost1.example.com:host
を表示する権限の2つの権限があります。ユーザーにはロールPUBLIC
も付与されます。ユーザーの電子メール・アドレスはfirst.last@example.com
とjoe.shmoe@shmoeshop.com
に設定されます。
emcli modify_user -name="new_admin" -password="oracle" -email="first.last@example.com;joe.shmoe@shmoeshop.com" -roles="public" -privilege="view_job;923470234ABCDFE230184947530911111" -privilege="view_target;host1.example.com:host"
例2
この例では、管理者new_admin
からすべての電子メール・アドレスと権限を削除します。UNIXシェルのコマンドラインで指定する場合、-privilege=""
と-privilege
は同じです。
emcli modify_user -name="new_admin" -email=" -privilege=""
ユーザー・プロファイルを変更します。
書式
標準モード
emcli modify_user_profile -name="profile name" [-description="profile desc"] [-users="users to be associated"] [-included_profiles="profile to be included"]
インタラクティブまたはスクリプト・モード
emcli modify_user_profile( name="profile name" [,description="profile desc"] [,users="users to be associated"] [,included_profiles="profile to be included"] )
オプション
name
変更するユーザー・プロファイルの名前。
description
ユーザー・プロファイルの説明。
users
ユーザー・プロファイルに関連付けるユーザー。
included_profiles
プロファイルに含めるプロファイル
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
この例では、profile1
ユーザー・プロファイルを変更します。
emcli modify_user_profile -name=profile1 [-description]=test profile [-users]=user1;user2[-included_profiles=profile3;profile4]
Oracle Virtual Platformターゲットのモニタリング・エージェント、フェイルオーバー・エージェントまたはモニタリング資格証明を変更します。このタイプのターゲットを変更するときは、変更が必要なターゲットのプロパティのみを指定する必要があります。渡されないすべてのパラメータについては既存の値が維持されます。
書式
emcli modify_virtual_platform -name="target_name" -agent="agent_target_name" [-failover_agent="failover_agent_target_name"] -credentials="property_name1:property_value1;property_name2: property_value2;..." [-wait_for_completion=true|false] [-wait_for_completion_timeout=<time_in_minutes>] [-separator=credentials="separator_for_key_value_pairs"] [-subseparator=credentials="separator_for_key_value_pair"] [-input_file="FILE:file_path"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
変更するOracle Virtual Platformのターゲット名。
agent
Oracle Virtual Platformおよび関連ターゲットをモニターするために使用するプライマリ・エージェントのターゲット名。
failover_agent
Oracle Virtual Platformおよび関連ターゲットをモニターするために使用するフェイルオーバー・エージェントのターゲット名。
credentials
ターゲット・インスタンスのモニタリング資格証明(名前と値のペア)。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で資格証明プロパティとして定義されます。メタデータ・ファイルは、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataにあります。
様々なオプションの詳細は、例を参照してください。
wait_for_completion
発行したジョブが終了するまでCLIが待機するのかを示すフラグ。デフォルト値はfalseです。値がtrueの場合、Oracle Virtual Platformの追加が成功または失敗した際にジョブの進捗状況がコマンドラインに出力されます。
wait_for_completion
発行したジョブが終了するまでCLIが待機するのかを示すフラグ。デフォルト値はfalseです。値がtrueの場合、CLIはOracle Virtual Platformの変更が成功または失敗するまで待機し、ジョブの結果をコマンドラインに出力します。
wait_for_completion_timeout
ジョブが終了するためにCLIが停止して待機する時間(分)。このオプションは、パラメータwait_for_completionの値がtrueの場合のみ適用されます。値が負またはゼロの場合、ジョブの終了は待機されません。
詳細は、例を参照してください。
separator=credentials
資格証明のキーと値のペアのカスタムのセパレータ。-credentialsオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。
separatorパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
subseparator=credentials
キーと値のペアのカスタムのセパレータ。-credentialsオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。
subseparatorパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
input_file
資格証明のシークレット値のファイル・パス。-credentialsオプションとともにオプションで使用。このオプションを使用すると、パスワードやSSHキーなど特定のターゲットをモニタリングするの資格証明値を別のファイルに設定できます。
タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。このタグは、特定の-credentialsプロパティ値のかわりに指定します。
例
例1
この例では、Oracle Virtual Platformの資格証明をルート・ユーザーのホスト資格証明で変更します。プロパティOVSUsernameの値はユーザー名に、OVSPasswordはパスワードに使用します。プロパティprivilegedUserの値は、モニタリング時に仮想化に固有のメトリックを収集するか(true)収集しないか(false)を示します。パスワードは、コマンドラインから渡します。
emcli modify_virtual_platform -credentials='type:DMOvsBasicCreds;PrivilegeType:none; privilegedUser:true;OVSUsername:root;OVSPassword:mypassword'
例2
この例では、Oracle Virtual Platformの資格証明をルート・ユーザーのホスト資格証明で変更します。プロパティOVSUsernameの値はユーザー名に、OVSPasswordはパスワードに使用します。プロパティprivilegedUserの値は、モニタリング時に仮想化に固有のメトリックを収集するか(true)収集しないか(false)を示します。ルート・ユーザーのパスワードは、入力ファイルpassword.txtから読み取られます。
emcli modify_virtual_platform -name=exampletarget -credentials='type:DMOvsBasicCreds;PrivilegeType:none; privilegedUser:true;OVSUsername:root;OVSPassword:PWD_FILE' -input_file='PWD_FILE:password.txt
このVerbは次のタスクを実行します。
あらかじめ記述した入力ファイルから詳細を読み込み、Fusion Applications問題のパッケージを作成します。
オプションで、あらかじめ記述したヒープ・ダンプとデータベースAWR (Automatic Workload Repository)ファイルから詳細を読み込むことにより、メトリック、カスタム・ダンプ、およびレポートを添付します。
ファイナライズ済パッケージをOracle Supportにアップロードし、Service Requestを指定していない場合にはそのパッケージ向けに作成されたドラフトのService Requestの数を報告します。
書式
emcli package_fa_problem -input_file=incident_packaging_file:file_path [-input_file=heap_dumps_file:file_path] [-input_file=db_awr_file:file_path] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
input_file=incident_packaging_file
パッケージを作成するFusion Applicationsの問題ごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。
CSVファイルの構造は、次のとおりです。
<Full target name>, <Target type>, <Problem key>, <Host credential name - for using named credentials only>, <Host username - for using new credentials only>, <Host password - for using new credentials only>, <Target credential name - for using named credentials only>, <Target username - for using new credentials only>, <Target password - for using new credentials only>, <Boolean for adding host metrics - optional - default is true>, <Boolean for adding WebLogic metrics - optional - default is true>, <Boolean for adding JVM dump - optional - default is true>, <Boolean for adding heap dumps - optional - default is false>, <Boolean for adding Automatic Workload Repository (AWR) reports - optional - default is false>, <My Oracle Support username>, <My Oracle Support password>, <Service Request (SR) number - required if no CSI given>, <Customer Support Identifier (CSI) - required if no SR number given>
たとえば、次のようにします。
/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusionfa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801 /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,HOST_CREDS,,,WLS_CREDS,,,false,false,false,true,true,GENERIC@oracle.com,,,15427437 /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,,,,,,,false,,,true,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
incident_packaging_fileの形式に関しては、次の点に注意してください。
使用するデリミタはカンマ(,)です。
パラメータの順番は固定です。前述のサンプル・ファイル構造で指定されているのと同じ順序でパラメータを指定する必要があります。
対応するパラメータを指定しない場合でも、デリミタは指定する必要があります。
指定したパラメータのいずれかでカンマを使用する場合、パスワードにカンマが入っている次の例で示されるように、バックスラッシュでカンマをエスケープする必要があります。
/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusion\,fa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
指定したパラメータのいずれかでバックスラッシュを使用する場合、パスワードにカンマが入っている次の例で示されるように、バックスラッシュでバックスラッシュをエスケープする必要があります。
/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusion\ \fa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
input_file=heap_dumps_file
パッケージに含めるヒープ・ダンプ・ファイルの複数行の完全修飾パスを含む、CSV形式ファイルの完全修飾パス。このファイル内に場所が指定されているファイルが、ヒープ・ダンプとしてパッケージに追加されます。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
input_file=db_awr_file
複数行のデータベース、およびパッケージのレポートを生成するための資格証明を含む、CSV形式ファイルの完全修飾パス。資格証明が必要に応じて指定されていて、有効であれば、ファイルで指定されたデータベースによって生成されたAWRレポートがパッケージに追加されます。
CSVファイルの構造は、次のとおりです。
<Database name as used in EM>, <credential name - for using named credential only>, <username - for using new credential only>, <password - for using new credential only>, <role - optional, for using new credential only>
たとえば、次のようにします。
Oemrep_database (preferred credentials set in Enterprise Manager) Oemrep_database,MY_DB_CREDS Oemrep_database,,sysman,sysman Oemrep_database,,sysman,sysman,normal
db_awr_fileの形式について次の点に注意してください。
使用するデリミタはカンマ(,)です。
パラメータの順番は固定です。前述のサンプル・ファイル構造で指定されているのと同じ順序でパラメータを指定する必要があります。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
例
例1
この例は、パッケージを作成するFusion Applicationsの問題ごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パスを示します。
/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusionfa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,, 3-6586541801 /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,HOST_CREDS,,, WLS_CREDS,,,false,false,false,true,true,GENERIC@oracle.com,,,15427437 /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,,,,,,,false,,,true,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
例2
この例は、複数行のデータベース、およびパッケージのレポートを生成するための資格証明を含む、CSV形式ファイルの完全修飾パスを示します。
Oemrep_database (preferred credentials set in Enterprise Manager) Oemrep_database,MY_DB_CREDS Oemrep_database,,sysman,sysman Oemrep_database,,sysman,sysman,normal
指定したプラガブル・データベース(PDB)のデータファイルおよびメタデータxmlのバックアップを作成します。
書式
emcli pdb_backup -inputFile="File containing properties required for taking backup of PDB"
オプション
inputFile
PDBのバックアップを作成するために必要なプロパティを含むファイルの場所。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次の例では、pdb_backup.props
ファイルに含まれるPDBのバックアップを作成します。
emcli pdb_backup -input_file=data:/u01/files/pdb_backup.props
pdb_backup.propsのコンテンツ:
TARGET_HOST_LIST=xyz.abccorp.com HOST_NORMAL_NAMED_CRED=XYZ_CRED:CRED_OWNER SRC_CDB_NAMED_CRED=CDB1_CRED:CRED_OWNER SRC_CDB_TARGET_NAME=CDB1 SRC_CDB_TARGET_TYPE=oracle_database SRC_PDB_TARGET_NAME=CDB1_PDB1 BACKUP_LOCATION=/scratch/pdbBackup WORK_DIR_LOCATION=/tmp ORACLE_HOME_LOC=/scratch/d121hmcasm/product/12.1.0/dbhome_1
新しいクローニングされたPDBを作成します。
書式
emcli pdb_clone_management [-cloneToOracleCloud = Clone PDB to Container database (CDB) on Oracle Cloud] -input_file = pdb_input_file [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
cloneToOracleCloud
宛先CDBがOracle Cloud上にあるかどうかを指定します。
input_file
PDBをクローニングするために必要なプロパティを含むファイルの場所。このジョブで使用可能なプロパティは、次のとおりです。
SRC_CDB_TARGET = ソースPDBを含むCDBのEnterprise Managerターゲット名。
SRC_CDB_TYPE = ソースPDBを含むCDBのEnterprise Managerターゲット・タイプ。
SRC_CDB_CREDS = ソースCDBの名前付き資格証明。
SRC_HOST = ソースCDBを含むホストのEnterprise Managerターゲット名。指定されていない場合、CDBからデフォルト設定されます。
SRC_HOST_CREDS = ソース・ターゲット・ホストの名前付き資格証明。
SRC_PDB_TARGET = ソースPDBのEnterprise Managerターゲット名。
SRC_WORK_DIR = ファイルが一時的に格納されるソース・ホスト上の作業ディレクトリ。指定されていない場合、エージェントの作業ディレクトリにデフォルト設定されます。
DEST_HOST = 宛先CDBを含むホストのEnterprise Managerターゲット名。指定されていない場合、CDBからデフォルト設定されます。
DEST_HOST_CREDS = 宛先ターゲット・ホストの名前付き資格証明。資格証明ホストがOPC上にある場合、これはホストSSH資格証明にする必要があります。
DEST_LOCATION = 新しいPDBがホストされる宛先上のデータファイルの場所。
DEST_CDB_TARGET = 新しいPDBをクローニングする必要があるCDBのEnterprise Managerターゲット名。
DEST_CDB_TYPE = 宛先CDBのEnterprise Managerターゲット・タイプ。
DEST_CDB_CREDS = 宛先CDBの名前付き資格証明。
DEST_PDB_NAME = 新しいPDBの名前。
EXISTING_BACKUP = ファイルシステム内の既存のバックアップの絶対的な場所(このバックアップを使用して新しいPDBをクローニングする必要がある場合)。
EXISTING_BACKUP_METADATA = バックアップのメタデータ・テンプレートの絶対的な場所。EXISTING_BACKUPが指定されている場合は必須です。
BACKUP_TYPE = [TAR || OSIMAGE || RMAN]
既存のバックアップが指定されている場合、これはバックアップのタイプを表します。指定されていない場合、これは、ジョブの実行時に作成する必要があるバックアップのタイプを表します。EXISTING_BACKUPとBACKUP_TYPEの両方が指定されていない場合、ソースPDBが切断され、新しいクローンを作成するための宛先にコピーされます。データファイルがコピーされた後、ソースPDBは再接続されます。
必須プロパティ:
SRC_PDB_TARGET、SRC_HOST_CREDS、SRC_CDB_CREDS、SRC_WORK_DIR、DEST_HOST_CREDS、DEST_LOCATION、DEST_CDB_TARGET、DEST_CDB_TYPE、DEST_CDB_CREDS、DEST_PDB_NAME
クローン・タイプ:
フル・クローン - ライブ・バックアップ: ソースPDBのバックアップを作成し、新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEは、バックアップのタイプを指定します。
フル・クローン - 既存のバックアップ: ソースPDBの既存のバックアップを使用し、新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEは、バックアップのタイプを指定します。
EXISTING_BACKUP: バックアップ名およびEXISTING_BACKUPを指定します。
METADATA: バックアップのメタデータを指定します。フル・クローン - 切断/接続: ソースPDBを切断し、切断されたソースを使用して宛先で新しいPDBを作成し、ソースを再接続します。
例
次の例では、pdb_clone.props
ファイルに含まれる情報から新しくクローニングしたPDBを作成します。
emcli pdb_clone_management -input_file=data:/u01/files/pdb_clone.props
ゴールド・エージェント・イメージ・バージョンを指定した成熟度レベルに昇格します。
書式
emcli promote_gold_agent_image -version_name="gold_image_version_name" -maturity="Current/Restricted/Draft"
オプション
version_name
昇格する管理エージェント・ゴールド・イメージ。
maturity
管理エージェント・ゴールド・イメージを昇格する目的のゴールド・イメージ成熟度レベル。
例
次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13
をCurrent
成熟度レベルに昇格します。
emcli promote_gold_agent_image -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13 -maturity=Current
入力ファイルから構成プロパティを使用して、ハードウェア・サーバーをプロビジョニングします。コンポーネントに必要な構成プロパティは、Cloud Controlコンソールから表示できます。プロビジョニング・リクエストが行われると、割当て名(管理者自身が指定するか管理者に返される自動生成名)を使用して、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールからそのリクエストのステータスを表示できます。
書式
emcli provision -image="path_to_image" -network="network_profile_path" -bootserver="boot_server_name" -stageserver="stage_server_name" -stgcredentials="username" -schedule="type:immediate/onetime;timezone:zone; startdt:startdate;starttm:time" -resettimeout="time" -target="hardware_server_label" -input_file="config_properties:file_path" -assignment="assignment_name" [-desc="assignment_description"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
image
イメージ名を含むイメージへのパス。プロビジョニングに使用されるイメージです。
network
ネットワーク・プロファイルのパス名。
bootserver
ブート・サーバーの名前。
書式: ホスト名:ディレクトリ・パス
stageserver
ステージ・サーバーの名前。ホスト名:ディレクトリ・パス。
Stgcredentials
ステージ・サーバーのユーザー名。
schedule
プロビジョニングがスケジュールされる時間。「;」で区切られた複数の名前と値のペアが含まれる文字列の引数です。これは、プロビジョニング操作をスケジュールするために使用されます。typeは、immediateまたはonetimeです。typeがimmediateでない場合、タイムゾーンIDの形式でタイムゾーンも指定します。
ゾーン符号TwoDigitHours:分
ゾーン: タイムゾーンID(GMT、PDTなど)
符号: +または-のいずれか
TwoDigitHours: 数字 数字
分: 数字 数字
数字: 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9のいずれか
Startdt: 日付文字列(書式: MM/DD/YY)
Starttm: 時間文字列(書式: HH:MM)
resettimeout
ハードウェア・サーバーのリセット・タイムアウトを分で指定します。
target
ターゲット・ハードウェア・サーバーは、ハードウェア・ラベル・タイプを使用して指定します。
input_file
構成プロパティを含むファイル。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
assignment
割当ての名前。
desc
割当ての説明。指定しない場合は、自動的に説明が生成されます。
例
この例では、mylabel
というラベルの付いたターゲット上のmyimage
をプロビジョニングするジョブを発行します。ジョブはリセット・タイムアウトを100分に指定してすぐに実行されます。イメージ・プロパティは、デフォルトのイメージを上書きするproperties.txt
から選択されます。properties.stageserver
をステージング・サーバーとして、/private/share
をステージング記憶域として、joe
をユーザー名として使用します。
emcli provision -image="Images/myimage" -network="Networks/networkprofile" -bootserver="booservername.example.com" -stageserver="stageserver.example.com:/private/share" -stgcredentials="joe" -schedule="type:immediate" -resettimeout="100" -target="mylabel" -input_file="config_properties:properties.txt" -assignment="provision mylabel"
Oracle以外のミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルをプロビジョニングします。
Oracle以外のミドルウェアには、Apache TomcatやJBossなどがあります。
書式
emcli provision_mw_profile -profile="Profile Location" -hosts="List of Hosts" -credentials="List of Credentials" [-input_file=parameters:"Provisioning Options"] [-input_file=host_qualifiers:"Host Qualifiers"] [-action="Provisioning Action"] [-work_dir="Working Directory"] [-analyze] [-schedule= start_time:yyyy/MM/dd HH:mm; [tz:{java timezone ID}]; [grace_period:xxx]; ] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
profile
プロファイルのソフトウェア・ライブラリの場所を指定します。
hosts
プロファイルがプロビジョニングされるホストのカンマ区切りリスト。
credentials
ホストにアクセスするために使用される名前付き資格証明のカンマ区切りリスト。1つの資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します。
credential_name:credential_owner
各要素の意味は次のとおりです。
credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。
credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。
1つの資格証明を指定するか、資格証明の数がホストの数に一致している必要があります。1つの資格証明を指定すると、それがすべてのホストで使用されます。
input_file:properties
プロファイル・プロパティにリストされたコマンドによって必要とされるすべてのパラメータの値をリストしたプロパティ・ファイル。プロファイル・プロパティにリストされたコマンドが外部パラメータを必要としない場合、これはオプション・パラメータです。
input_file:host_qualifiers
プロビジョニング用に指定されているホストに関する詳細を含むプレーン・テキスト・ファイル。プロファイル・プロパティにリストされたコマンドがホスト修飾子を必要としない場合、これはオプション・パラメータです。
action
プロファイル・プロパティで説明されているプロビジョニング・アクションの1つ。このオプションは必須ではありません。値を指定しない場合、プロファイル・プロパティに示されているデフォルト・アクションが使用されます。
work_dir
プロビジョニング処理用の一時作業ディレクトリ。プロシージャの最後にクリーンアップされます。このオプションは必須ではありません。値を指定しない場合、エージェントの作業ディレクトリが使用されます。
analyze
このフラグを使用して、プロシージャを分析モードで実行するかどうかを指定します。このオプションが渡されると、前提条件のチェック後、手動操作のためにプロシージャは一時停止します。
schedule
デプロイメント・プロシージャを実行するタイミングを指定します。値を入力しない場合、デフォルトで、プロシージャは即座に実行されます。プロシージャをスケジュールするには、次の項目を指定します。
start_time: プロシージャの開始時間。
tz: タイムゾーンID。
grace_period: 猶予期間(分)
例
例1
次の例では、指定したスケジュールで、1つの資格証明を使用して2つのホストにMyProfile1という名前のプロファイルをプロビジョニングします。
emcli provision_mw_profile -profile="Middleware Provisioning/Generic Profile/MyProfile1" -hosts="myhost1.mycompany.com,myhost2.mycompany.com" -credentials="MYHOSTCRED:SYSMAN" -input_file=parameters:"/tmp/MyProfile1Input.properties" -input_file=host_qualifiers:"/tmp/host_details.txt"
例2
次の例では、個別の資格証明を使用して2つのホストにMyProfile2という名前のプロファイルをプロビジョニングします。プロシージャは、プロファイル・プロパティのcloneという名前のアクションで指定されたステップを実行します。指定した作業ディレクトリがプロシージャによって使用され、分析モードで実行されます。
emcli provision_mw_profile -profile="Middleware Provisioning/Generic Profile/MyProfile2" -hosts="myhost1.mycompany.com,myhost2.mycompany.com" -credentials="MYHOST1CRED:SYSMAN,MYHOST2CRED:SYSMAN" -input_file=parameters:"/tmp/MyProfile2Input.properties" -input_file=host_qualifiers:"/tmp/host_details.xml" -action="clone" -work_dir="/tmp/mytmpdir" -analyze
変更リクエスト・データを変更管理コネクタに送信し、処理済データをConfiguration Change Consoleに送信します。プロパティ(connector_guid、target、facetなど)の中には、カスタマイズの一部として指定されるものもあります。すべてのデータは、XSLTの後にpublishChangeRequest.xsdで必要なデータにマップできる必要があります。
書式
emcli publish_change_request_ccc -connector_guid="ConnectorGUID" -change_id="change_ID" -last_modified_date="last_modified_date" -properties_list="list_of_Change_Management_specific_properties" -date_format="Date_format_in_Change_Management_System"
オプション
connector_guid
change_id
last_modified_date
properties_list
変更リクエストを処理するCCCに必要な変更管理システムのすべての関連プロパティを指定します。
プロパティは名前と値のペアです。値に引用符を付けないで、prop_name1=value1;prop_name2=value2のように指定します。
prop_nameとvalueに等号記号(=)またはセミコロン(;)を指定できません。
date_format
変更管理システムの日付書式を指定します。
変更管理の日付フィールドが09/14/2011 5:38:24 AMの場合、MM/dd/yyyy hh:mm:ssを指定します。
ユーザー報告のイベントをEnterprise Managerに発行します。このイベントはユーザー報告のイベント・クラスのイベントとして発行されます。ターゲットの管理権限のあるユーザーのみがターゲットに対するこれらのイベントを公開できます。公開が失敗すると、エラー・メッセージが報告されます。
CLEAR(後述)以外の重大度で発行されたイベントは、適切な権限を持つエンドユーザーが手動でユーザー・インタフェースからクリアできます。あるいは、CLEARの重大度および同じ詳細を使用して新しいイベントを発行し、基礎となる状況のクリアを報告できます。
書式
emcli publish_event -target_name="target_name" -target_type="target_type_internal_name" -message="message_for_event" -severity="severity_level" -name="event_name" [-key="sub_component_name" [-context="name1=value1;name2=value2;.."] [-separator=context="alt._pair_separator"] [-subseparator=context="alt._name-value_separator"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
target_name
ターゲット名。
target_type
ターゲット・タイプ名。
message
イベントに関連付けるメッセージ。メッセージの長さは4000文字までです。
severity
イベントに関連付ける、数値による重大度レベル。サポートされている重大度レベルの値は次のとおりです。
name
発行するイベントの名前。イベント名は128文字以下です。
イベントの性質がわかるようにします。たとえば、"ディスク使用率"、"プロセス停止"、"キュー数"などです。同じ連続のイベントについて異なる重大度を報告する場合にも、同じこの名前を繰り返す必要があります。"プロセスxyzが停止"のように、特定のイベントに関する具体的な情報を表す名前にはしないでください。イベントが関連するターゲット内の特定のコンポーネントを識別するには、次のkeyを参照してください。
key
このイベントが関係するターゲット内のサブ・コンポーネントの名前。たとえば、ホスト上のディスク名、表領域の名前などを指定します。キーの長さは256文字までです。
context
指定したイベントに対して発行できる追加のコンテキスト。これは、名前:値の形式の一連の文字列です。セミコロンで区切ります。たとえば、ディスクの領域の問題を報告する場合に、ディスク領域の割合とサイズを報告すると便利なことがあります。デフォルトのセパレータ「:」をサブセパレータで無効にできます。また、ペアを区切るセパレータ「;」をセパレータで無効にできます。
コンテキスト名の長さは256文字までで、値は4000文字までです。
separator
デフォルトのセパレータ";"をオーバーライドするときに設定します。このオプションは通常は、名前や値に";"が含まれる場合に使用します。このオプションに"="は使用できません。
subseparator
名前と値のペアを区切るデフォルトのセパレータ":"をオーバーライドするときに設定します。このオプションは通常は、名前や値に":"が含まれる場合に使用します。このオプションに「=」の使用はサポートされていません。
例
例1
この例では、HDDのリストアが失敗し、この失敗がターゲット上のFinance DB machineというコンポーネントに関連していることを示す、my acme targetという名前の警告イベントを発行します。
emcli publish_event -target_name="my acme target" -target_type="oracle_acme" -name="HDD restore failed" -key="Finance DB machine" -message="HDD restoration failed due to corrupt disk" -severity=WARNING
例2
この例では、HDDのリストアが失敗し、この失敗がターゲット上のFinance DB machineというコンポーネントに関連していることを示す、my acme targetという名前のマイナー警告イベントを発行します。デフォルトのセパレータを使用して、関連するディスク・サイズと名前を示す追加のコンテキストを指定します。追加の「\」を使用してディスク名の中にある\をエスケープしていることに注意してください。
emcli publish_event -target_name="my acme target" -target_type="oracle_acme" -name="HDD restore failed" -key="Finance DB machine" -message="HDD restoration failed due to corrupt disk" -severity=MINOR_WARNING -context="disk size":800GB\;"disk name":\\uddo0111245
指定したユーザーまたはEnterprise Manager UIにログインしているすべてのユーザーにメッセージを発行します。
書式
emcli publish_message -toOption="ALL|SPECIFIC" [-to="comma separated user names"] [-messageType="INFO|CONF|WARN|ERROR|WARNING" (default is INFO)] -message="message details" [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
toOption
値ALLを入力すると、Enterprise Manager UIにログインしているすべてのユーザーに送信され、SPECIFICを入力すると、-toオプションで指定したユーザーにメッセージが送信されます。
to
ユーザーのカンマ区切りリスト。これは、-toOptionオプションの値がSPECIFICの場合のみ使用されます。
messageType
メッセージのタイプ。メッセージのタイプは、INFO|CONF|WARN|ERROR|WARNINGのいずれかです
message
送信するメッセージ。
例
次の例では、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールのすべての画面に、カスタム・メッセージ"EM will be taken down in an hour for an emergency patch"を表示します。
emcli publish_message -messageType="INFO" -toOption="ALL" -message="EM will be taken down in an hour for an emergency patch"
すべての管理者が使用できるようにメトリック拡張を公開します。メトリック拡張はデプロイ可能な下書きである必要があります。
書式
emcli publish_metric_extension -target_type=<metric_extension_target_type> -name=<metric_extension_name> -version=<metric_extension_version>
オプション
target_type
メトリック拡張のターゲット・タイプ。
name
メトリック拡張の名前。
version
公開するメトリック拡張のバージョン。
例
この例では、指定したターゲット・タイプ、名前およびバージョンのメトリック拡張を公開します。
emcli publish_metric_extension -target_type=<target type of the metric extension> -name=<name of the metric extension -version=<version of the metric extension>
既存のマスキング定義を別のデータベース・ターゲットに再度関連付けます。
書式
emcli reassoc_masking_definition -definition_name=masking definition name -target_name=database target name -target_type=database target type [-parameters=name1:value1;name2:value2;...] [-credential_name=credential_name] [-input_file=parameter_tag:file_path] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
definition_name
マスキング定義の名前。
target_name
マスキング定義を関連付ける新しいデータベース・ターゲット名。
target_type
マスキング定義を関連付ける新しいデータベース・ターゲット・タイプ。
parameters
データベース・インスタンスへの接続に必要な資格証明を示す名前と値のペアのリスト。サポートされているパラメータは、db_username、db_passwordおよびdb_roleです。
credential_name
データベース資格証明の名前。db_usernameおよびdb_passwordパラメータが指定されていない場合、このオプションは必須です。
input_file
parametersオプションとともに使用すると、ユーザー名やパスワードなどのパラメータ値を別のファイルで格納できます。タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、parametersの特定のパラメータ値のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
出力
成功または失敗のメッセージ、および詳細。
例
例1
この例では、マスキング定義mask_hr_dataを新しいデータベース・ターゲットtestdb2に再度関連付けます。
emcli reassoc_masking_definition -definition_name=mask_hr_data -target_name=testdb2 -parameters="db_username:system;db_password:password;db_role:NORMAL"
例2
この例では、マスキング定義mask_hr_dataを新しいデータベース・ターゲットtestdb2に再度関連付けます。データベース・パスワードはpwd.txtファイルから読み取られます。
emcli reassoc_masking_definition -definition_name=mask_hr_data -target_name=testdb2 -parameters="db_username:system;db_password:PWD_FILE;db_role=SYSDBA" -input_file="PWD_FILE:pwd.txt"
管理エージェントで既存のプラグインを再デプロイします。
書式
emcli redeploy_plugin_on_agent {-agent_names="agent1[;agent2...]" | -group_name="group1"} -plugin="plug-in_id:version" [-redeploy_noprompt] [-include_dependent_agents] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
agent_names
プラグインを再デプロイする必要がある管理エージェント(host:port)のリスト。
plugin
管理エージェントで再デプロイする必要があるプラグインのIDおよびバージョン。
redeploy_noprompt
プラグイン・マネージャのインベントリですでに使用可能な同じプラグインを再デプロイし、再デプロイメントの確認を要求しません。
include_dependent_agents
依存管理エージェントをすべて含め、プラグインの再デプロイメントに進みます。
例
例1
次の例では、host.example.comという名前の管理エージェントにバージョン12.1.0.2.0のoracle.sysman.db2
プラグインを再デプロイします。
emcli redeploy_plugin_on_agent -agent_names="host.example.com:1838" -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0"
例2
次の例では、host.example.com
という名前の管理エージェントにバージョン12.1.0.2.0のoracle.sysman.db2
プラグインを再デプロイし、確認を要求しません。
emcli redeploy_plugin_on_agent -agent_names="host.example.com:1838" -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0" -redeploy_noprompt
ソフトウェア・ライブラリのエンティティ・リビジョンから1つ以上のファイルを参照します。
書式
emcli refer_swlib_entity_files -entity_rev_id="entity_rev_id" -file="<relative_file_path>[;<new_file_name>]" | [-removefile="<existing_ file_name>"] -refer_storage="<storage_location_name>;<storage_type>" [-use_latest_revision] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
entity_rev_id
エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。
file
指定した記憶域の場所から参照されるファイルの相対パス。ソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、デフォルトで、参照されているファイルの名前に設定されています。オプションで、セミコロン(;)で区切って、異なるファイル名を指定できます。
removefile
削除するファイルの名前。ここには、指定のエンティティ・リビジョンから継承された既存ファイルを指定します。または、次の値を指定できます。
デフォルトはNONEです。
refer_storage
ファイルを参照するための記憶域の場所とタイプ。セミコロン(;)で区切ります。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。記憶域のタイプは、Http、NfsまたはExtAgentです。
use_latest_revision
entity_rev_idで指定されたリビジョンのかわりに使用するエンティティの最新リビジョンを指定します。
例
この例では、HTTP参照ファイルの場所myScriptsにあるファイルscripts/perl/script1.plを指定されたエンティティ・リビジョンから参照します。関連付けられているファイル名はnew_script.plです。更新されたエンティティ・リビジョンの識別子が出力されます。
emcli refer_swlib_entity_files -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp: COMP_Component:SUB_Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1" -file="scripts/perl/script1.pl;new_script.pl" -refer_storage="myScripts;Http" -use_latest_revision
1つ以上のCoherenceクラスタをリフレッシュします。
書式
emcli refresh_coherence -input_file=coherence_refresh_file:file_path [-debug] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
input_file
Coherenceクラスタ・ターゲットを1行に1つずつリストするCSV形式ファイルの完全修飾パス。たとえば、次のようにします。
ClusterA ClusterB
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
debug
デバッグのために冗長モードでverbを実行します。
例
この例では、my_clusters_name.csvファイルを読み取り、Cloud Controlに対してリフレッシュされるクラスタを特定し、これらをリフレッシュします。
emcli refresh_coherence -input_file=coherence_refresh_file:c:\emcli\my_clusters_names.csv
ソース・データベースの最新のデータからデータベースをリフレッシュします。このコマンドは、データベース・ターゲットをブラックアウトに配置し、データベースがOracleホームから削除されます。次に、データベースがソース・データベースの最新のデータから再作成され、ターゲットがブラックアウトから削除されます。
注意:
このコマンドは、データベースのクローニング・ウィザードを使用して作成されたフル・クローン・テスト・マスター・データベースにのみ適用されます。シン・クローン・データベースには適用されません。
書式
emcli refresh_database -target_name="database target name" -target_type="database target type" -input_file=data:"file:path"
オプション
target_name
リフレッシュされるデータベースのターゲット名。
target_type
リフレッシュされるデータベースのターゲット・タイプ。
input_file
一時的なステージングの場所および設定されるすべてのパスワードのパラメータを含む入力ファイル。
DB_TEMPLATE_STAGE
ソース・ホストから転送されたファイルを格納するために使用されるステージング領域。
COMMON_DB_SYSTEM_PASSWORD
SYSTEMユーザーに設定されるパスワード。
COMMON_DB_DBSNMP_PASSWORD
DBSNMPユーザーに設定されるパスワード。
COMMON_DB_SYS_PASSWORD
SYSユーザーに設定されるパスワード。
ASMSYSPWD
ASMにサインインするために必要なASM SYSパスワード。このパスワードは、データベース・ファイルがASM上にある場合のみ必要です。
例
次の例では、/tmp/a.txt
ファイルに含まれているパラメータを使用して'database'という名前のOracleデータベースをリフレッシュします。
emcli refresh_database -target_name="database" -target_type="oracle_database" -input_file=data:"/tmp/a.txt"
この例では、/tmp/a.txt
に次の内容が含まれます。
DB_TEMPLATE_STAGE=/tmp COMMON_DB_SYSTEM_PASSWORD=welcome COMMON_DB_DBSNMP_PASSWORD=welcome COMMON_DB_SYS_PASSWORD=welcome ASMSYSPWD=welcome
指定されたデータベース・プロファイルの新しいスナップショットを作成します。
書式
emcli refresh_dbprofile -comp_loc="Database Profile component location in software library"
オプション
comp_loc
データベース・プロファイルの場所および名前の組合せ。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次の例では、場所Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64
のデータベース・プロファイルRMAN_Profileの新しいスナップショットを作成します。
emcli refresh_dbprofile -comp_loc="Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/RMAN_Profile"
Fusion Applicationインスタンスをリフレッシュします。
-delete_targets
オプションを渡さない場合、このVerbによって、指定のFusionインスタンスのすべてのWebLogicドメインをリフレッシュするジョブが発行されます。
-delete_targets
オプションを渡すと、このVerbによって、存在していないターゲットが削除されます。
-add_targets
オプションと-delete_targets
オプションの両方を渡すと、このVerbによって、FusionインスタンスのWebLogicドメインに存在するターゲットの追加、更新および削除が行われます。
書式
emcli refresh_fa -name=<Fusion_Instance_name> [-delete_targets] [-add_targets] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name=<Fusionインスタンスの名前>
Fusion Applicationインスタンスのターゲット名。
delete_targets
Enterprise Manager Cloud Controlモニタリング・フレームワークから、指定されたFusion Applicationインスタンス・ターゲットを削除します。ターゲットを削除すると、管理リポジトリからは削除されますが、ターゲットそのものは削除されません。
add targets
Enterprise Managerでモニターするために、指定されたFusion Applicationインスタンス・ターゲットを追加します。指定されたターゲット・タイプは、管理エージェントで存在するかどうかと必要なプロパティがあるかどうか(ホスト・ターゲット・タイプの場合はユーザー名とパスワード、データベース・ターゲット・タイプの場合はログイン資格証明など)がチェックされます。ターゲット・タイプの必須プロパティは、このタイプの新しいターゲットを追加するときに指定する必要があります。
例
この例では、Fusion Applicationインスタンスをリフレッシュします。
emcli refresh_fa -name=fa1 emcli refresh_fa -name=fa1 -delete_targets -add_targets emcli refresh_fa -name=fa1 -delete_targets
JBossドメイン・ターゲット(ターゲット・タイプがjboss_domain)をリフレッシュします。refresh_jboss_domain EM CLI Verbの使用方法の詳細は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのドキュメントを参照してください。
書式
emcli refresh_jboss_domain -domain_name="<name of the JBoss Domain target>" [-debug] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
domain_name
リフレッシュするJBossドメインの完全修飾名。
debug
指定すると、追加のデバッグ情報が表示されます。
例
次の例では、JBossドメインをリフレッシュします。
emcli refresh_jboss_domain -domain_name=/host1.example.com/1234
JBossパーティション・ターゲット(ターゲット・タイプがjboss_partition)をリフレッシュします。refresh_jboss_partition EM CLI Verbの使用方法の詳細は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのドキュメントを参照してください。
書式
emcli refresh_jboss_partition -partition_name="<name of the JBoss Partition target>" [-debug] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
partition_name
リフレッシュするJBossパーティションの完全修飾名。
debug
このオプションを指定すると、追加のデバッグ情報が表示されます。
例
次の例では、JBossパーティションをリフレッシュします。
emcli refresh_jboss_partition -partition=DefaultPartition01
1つ以上のIBM WebSphereセル(ターゲット・タイプがwebsphere_cell)をリフレッシュします。EM CLI Verb refresh_wasを使用して、1つのWebSphereセル(-cell_name引数を使用して指定)またはすべての既存のWebSphereセル(-allフラグを使用して指定)をリフレッシュできます。
書式
emcli refresh_was [-cell_name="<name of the WebSphere Cell target"] | [-all] [-debug] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
cell_name
リフレッシュするWebSphereセルの完全修飾名。このオプションは、-all引数を指定する場合は指定できません。
all
指定すると、すべての既存のWebSphereセル・ターゲットがリフレッシュされます。このオプションは、-cell_name引数を指定する場合は使用できません。
debug
このオプションを指定すると、追加のデバッグ情報が表示されます。
例
例1
次の例では、指定したWebSphereセルをリフレッシュします。
emcli refresh_was -cell_name=host1.wasCell01
例2
次の例では、すべての既存のWebSphereセルをリフレッシュします。
emcli refresh_was -all
1つ以上のOracle WebLogic Serverドメインに対するリフレッシュを有効または無効にします(ターゲット・タイプはweblogic_domain)。このverbでは、domain_refresh_fileというラベルの付いたファイルを読み取り、WebLogic Serverをリフレッシュします。domain_refresh_fileが必要です。これがないとリフレッシュは行われません。リフレッシュを実行する前に、このファイルを作成する必要があります。
書式
emcli refresh_wls -input_file=domain_refresh_file:file_path [-debug] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
input_file
複数行のターゲット名とリフレッシュ・アクション(リフレッシュ対象のWLSドメイン/ファームのリフレッシュの有効化/無効化)を含むCSV(カンマ区切りの値)形式ファイルの完全修飾パス。
domain_refresh_fileの形式について次の補足情報に注意してください。
ターゲット名はドメイン・ターゲットの完全修飾名である必要があります。
すべてのターゲットはweblogic_domainタイプとして処理されます。
リフレッシュ・オプションの有効な値は、E、DおよびRです。EはWLSドメインのリフレッシュを有効にし、DはWLSドメインのリフレッシュを無効にし、RはWebLogicドメインから削除されるターゲットを削除します。
カンマ(,)はデリミタとして使用します。
トークンの合計数は各行で固定されていて、2にする必要があります。
パラメータの順番は固定です。domain_refresh_fileのサンプル・ファイル構造で、次のように指定されている順序と同じ順序でパラメータを指定する必要があります。
/Farm01_base_domain/base_domain,D /Farm02_base_domain/base_domain,E /Farm03_base_domain/base_domain,R
最初のエントリはターゲット/Farm01_base_domain/base_domainを無効にし、2番目のエントリはターゲット/Farm02_base_domain/base_domainを有効にし、3番目のエントリは/Farm03_base_domain/base_domainから削除されるターゲットをEnterprise Managerから削除します。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
debug
デバッグのために冗長モードでverbを実行します。
例
$emcli refresh_wls -input_file=domain_refresh_file:/tmp/refresh/emcli/ domain_refresh_file.csv -debug
1つ以上のIBM WebSphere MQクラスタ(ターゲット・タイプがwmq_cluster)をリフレッシュします。このVerbを使用して、1つのWebSphere MQクラスタ(-cluster_name引数を使用して指定)またはすべての既存のWebSphere MQクラスタ(-allフラグを使用して指定)をリフレッシュできます。
書式
emcli refresh_wmq [-cluster_name="<name of the WebSphere MQ Cluster target"] | [-all] [-debug] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
cluster_name
リフレッシュするWebSphere MQクラスタの完全修飾名。この引数は、-allフラグを使用する場合は指定できません。
all
指定すると、すべての既存のWebSphere MQクラスタ・ターゲットがリフレッシュされます。このフラグは、-cluster_name引数を指定する場合は使用できません。
debug
指定されると、デバッグのために冗長モードでverbを実行します。
例
例1
次の例では、指定したIBM Webshpere MQクラスタをリフレッシュします。
emcli refresh_wmq -cluster_name=wmqCluster01
例2
次の例では、すべてのIBM Webshpere MQクラスタをリフレッシュします。
emcli refresh_wmq -all
エージェントのリストを使用し、各エージェントを転送エージェントとして登録します。
書式
emcli register_forwarder_agents -agent_list="agent_list"
オプション
agent_list
フォワーダとして登録する必要があるエージェントのリスト。エージェントは空白で区切る必要があります。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次の例では、agent1およびagent2を転送エージェントとして登録します。
emcli register_forwarder_agents -agent_list="agent1 agent2..."
エージェントのリストを取得し、各エージェントをハイブリッド・ゲートウェイとしてマークします。
書式
emcli register_hybridgateway_agent -hybridgateway_agent_list="hybridgateway_agent_list"
オプション
hybridgateway_agent_list
ハイブリッド・ゲートウェイ・エージェントとして登録するエージェントのリスト。エージェントは空白で区切る必要があります。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次の例では、agent1およびagent2をハイブリッド・ゲートウェイとして登録します。
emcli register_hybridgateway_agent -hybridgateway_agent_list="agent1 agent2"
Enterprise Managerに登録されたストレージを登録します。
書式
標準モード
emcli register_storage -storage_name="<storage name>" -vendor="<NetApp|Sun ZFS|Solaris ZFS|EMC>" [-protocol="<http|https>"] [-smis_url="http://host-name:port"] -storage_cred="<credential_name>" [-aliases="<alias1;alias2;alias3;...>"] [-storage_agents="<host1:cred1;host2:cred2;...>"] [-frequency="<Minutes:40|Hours:3|Days:2|Weeks:3>"]
インタラクティブまたはスクリプト・モード
register_storage( storage_name="<storage name>" ,vendor="<NetApp|Sun ZFS|Solaris ZFS|EMC>" [,protocol="<http|https>"] [,smis_url="http://host-name:port"] ,storage_cred="<credential_name>" [,aliases="<alias1;alias2;alias3;...>"] [,storage_agents="<host1:cred1;host2:cred2;...>"] [,frequency="<Minutes:40|Hours:3|Days:2|Weeks:3>"] ) [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
storage_name
ストレージの名前。
vendor
ストレージ・ハードウェアのベンダー。
protocol
ストレージ・ハードウェアとの通信に使用するプロトコル。NetAppストレージの場合のみ入力が必要です。
smis_url
EMCストレージ・ハードウェアとの通信に使用するURL。EMCストレージの場合のみ入力が必要です。
storage_cred
ストレージ・ハードウェアとの通信に使用する資格証明。これは、ユーザーが所有する必要があります。
aliases
別名セクションでホストにボリュームをマウントするために使用するストレージのインタフェースおよび別名。これには、完全修飾ドメイン名、IPアドレス、DNS別名またはストレージ・データ・インタフェースを指し示す他の名前を含める必要があります。
storage_agents
このストレージ・デバイスに対する操作の実行に使用できるホスト。
frequency
ストレージ同期ジョブを実行する頻度。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
例1
次のコマンドでは、Sun ZFSストレージ・サーバーを登録します。
emcli register_storage -storage_name="sunzfs1" -vendor="Sun ZFS" -storage_cred="sunzfs1_cred" -aliases="sunzfs1.example.com;sunzfs1_eg" -storage_agents="host1:cred1;host2:cred2" -frequency="Hours:3"
例2
次のコマンドでは、NetAppストレージ・サーバーを登録します。
emcli register_storage -storage_name="napstr1" -vendor="NetApp" -protocol="https" -storage_cred="napstr1_cred" -aliases="netapp1.example.com;netapp1" -storage_agents="host1:cred1;host2:cred2" -frequency="Minutes:40"
OMSとデプロイ済プラグインのOracleホームからソフトウェア・ライブラリ・メタデータを再インポートします。ファイルが欠落しているOracle所有エントリは対応するアップロード記憶域の場所にリストアされます。
書式
emcli reimport_swlib_metadata
オプション
なし。
BDAターゲットのモニタリング・エージェントを再配置します。これを使用して、宛先ホスト上で特定のターゲットのモニタリングを別のエージェントに再配置したり、同じBDAラック上でクラスタ上のすべての共有ターゲットのモニタリングを別のエージェントに再配置します。
書式
emcli relocate_bda_target -target="target_name" -dest_host="destination_host_name" | -all_shared -cluster="cluster_name">
オプション
target
BDAネットワーク内のターゲット。
dest_host
特定のターゲットのモニタリングを再配置するホストの名前。
all_shared
名前付きクラスタ内のすべての共有ターゲットのモニタリングを再配置するよう指定します。
cluster
モニタリングを再配置するクラスタの名前。
例
例1
次の例では、ターゲットhdfs_USA_acme
のモニタリングをホストacme101.com
上のエージェントに再配置します。
emcli relocate_bda_target -target="hdfs_USA_acme" -dest_host="acme101.com"
例2
次の例では、クラスタacme101
上のすべての共有ターゲットのモニタリングを同じBDAラック上の他の有効なエージェントに再配置します。
emcli relocate_bda_target -all_shared -cluster="acme101"
プラガブル・データベースをコンテナ・データベース間で再配置します。
書式
emcli relocate_pdb -pdb_target_name="pluggable database target name" -input_file="path of the input file" [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
pdb_target_name
プラガブル・データベース・ターゲットの名前。
input_file
SRC_CDB_CRED = SYSDBA source container database credentials (format - CRED_NAME:OWNER) SRC_HOST_CRED = Source container database host credentials (format - CRED_NAME:OWNER) SRC_WORK_DIR = Staging location for pluggable database backup on the source host AVAILABILITY = Pluggable database relocation mode. Allowed values - <MAXIMUM|NORMAL> DEST_PDB_NAME = Name of the destination pluggable database DEST_PDB_DISPLAY_NAME = Display name of the destination pluggable database DEST_CDB_TARGET_NAME = Destination container database target name DEST_CDB_TARGET_TYPE = Destination container database target type DEST_CDB_CRED = SYSDBA destination container database credentials (format - CRED_NAME:OWNER) DEST_HOST_CRED = Destination container database host credentials (format - CRED_NAME:OWNER) DB_LINK_NAME = Name of an existing Database Link DEST_WORK_DIR = Staging location for pluggable database backup on the destination host IS_BKP_LOC_SHARED = Flag to indicate if backup staging location is shared across source and destination hosts. Allowed values - <Y|N> STORAGE_LOCATION = Destination datafiles location of the relocated pluggable database USE_SAME_STORAGE_LOCATION = Flag to indicate if the pluggable database should be relocated without moving its datafiles. Allowed values - <Y|N> UPGRADE_PDB = Flag to indicate if the pluggable database should be upgraded during relocation. Allowed values - <Y|N> STORAGE_MAX_SIZE = Amount of storage to be used by all tablespaces which belong to the relocated pluggable database STORAGE_MAX_SHARED_TEMP_SIZE = Amount of storage in the default temporary tablespace shared by all pluggable databases LOGGING_TYPE = Logging attribute for the relocated pluggable database. Allowed values - <LOGGING|NO_LOGGING> EXCLUDE_STANDBYS = Flag to indicate if the relocated pluggable database should be excluded from all standby container databases. Allowed values -<Y|N> CUSTOM_PRE_SCRIPT_URN = URN of the script in Software library to be run before pluggable database relocation CUSTOM_POST_SCRIPT_URN = URN of the script in Software library to be run after pluggable database relocation POST_SQL_SCRIPT_URN = URN of the SQL script in Software library to be run after pluggable database relocation RUN_POST_SQL_USER = User name to run the post SQL script RUN_POST_SQL_PWD = Password of the user to run the post SQL script
例
例1
この例は、プラガブル・データベース"PRODCDB_SALES"を再配置する処理を実行します。
emcli relocate_pdb -pdb_target_name="PRODCDB_SALES" -input_file=data:/u01/relocate.props
ターゲットのすべてのコレクションとブラックアウトをソース・エージェントからターゲット・エージェントに移動し、ターゲット・エージェントを、Enterprise Managerのこれらのターゲットのモニタリング・エージェントにします。
書式
emcli relocate_targets -src_agent=<source_agent_target_name> -dest_agent=<dest_agent_target_name> -target_name=<name_of_target_to_be_relocated> -target_type=<type_of_target_to_be_relocated> -copy_from_src -changed_param=<propName>:<propValue> -input_file:dupTargets=<targets_contents> -input_file:moveTargets="complete path to file containing targets with overridden property values" -copy_from_src [-changed_param=<propName>:<propValue>]* [-ignoreRelatedTargets] [-noHostColumnUpdate] [-ignoreTimeSkew=yes] [-changed_param=MachineName:mmmm ] [-force=yes] [ ] indicates that the parameter is optional
注意:
コンポジット・ターゲットを再配置するには、input_file:dupTargetsを指定する必要があります。-target_typeまたは-target_nameと組み合せることはできません。
注意:
Sysman以外のユーザーの場合、Full Any Target権限とAdd Any Target権限を付与する必要があります。
モード
このverbには次の2つのモードがあります。
作成モード
このモードは、すでに存在し、Enterprise Managerのソース管理エージェントによってモニターされているターゲット管理エージェントのターゲット・リストを作成します。これらのターゲットのすべてのコレクションとブラックアウトをソース管理エージェントからターゲット管理エージェントに移動し、ターゲット・エージェントを、Enterprise Managerのこれらのターゲットのモニタリング・エージェントにします。
emcli relocate_targets -src_agent=<source_agent> -dest_agent=<destination_agent> -input_file=dupTarget:<complete_path_to_file>; [-ignoreTimeSkew=yes]
存在モード
このモードでは、ターゲットは対象にも存在します。
emcli relocate_targets -src_agent=<source_agent_target_name> -dest_agent=<destination_agent_target_name> -target_name=<target_name> -target_type=<target_type> [-ignoreTimeSkew=yes] [-force=yes]
どの場合でも、再配置操作は、これらのターゲットのすべてのコレクションとブラックアウトをソース・エージェントから対象エージェントに移動し、対象エージェントを、Enterprise Managerのこれらのターゲットのモニタリング・エージェントにします。
オプション
src_agent
現在ターゲットをモニタリングしている管理エージェント。srcAgentが不明の場合、引数としてcurrentOwnerを入力します。
dest_agent
ターゲットをモニターする管理エージェント。
target_name
移動する必要があるターゲットの名前。
target_type
移動する必要があるターゲットのタイプ。
changed_param
ターゲットのpropNameプロパティの値は、propValueに変更されます。
input_file=dupTargets
targets.xml
に表示されるすべてのターゲットとそのプロパティを含むファイル名をとります。ファイルの内容は、targets.xml
と同じ書式である必要があります。
コンポジット・ターゲットを再配置するには、input_file:dupTargetsを指定する必要があります。-target_typeまたは-target_nameと組み合せることはできません。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
input_file=moveTargets
1行に1つずつ、次の書式でターゲットのリストを含むファイル名をとります。
<targetType>:<targetName>[;<propName>=<propValue>]* ;lkj;lkj;lkj
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
copy_from_src
ソース・エージェントからターゲット・プロパティをコピーします。
ignoreTimeSkew
指定すると、ソース・エージェントと対象エージェントの間の時間誤差は無視してターゲットが再配置されます。
ignoreRelatedTargets
指定しない場合、関連ターゲットを移動します。コマンドラインでターゲットのみを移動する場合に指定します。
noHostColumnUpdate
指定した場合、再配置されたターゲットのホストを保持します。そうでない場合、ホストは新しいエージェントのホストに対して更新されます。
changed_param
再配置操作の一環として新しいMachineNameを指定します。これはホストごとに異なるためです。
force
-force=yes
スイッチを使用してコマンドを実行すると、コンポジット・ターゲットは、その関連ターゲットとともに自動的に再配置されます。コンポジット・ターゲットの場合、このスイッチを使用せずにコマンドを実行すると、エラー・メッセージが表示されます。
出力
コマンド実行の出力メッセージ。
例
例1
次の作成モードの例では、ターゲット・プロパティの内容をソース・エージェントからコピーし、一部のプロパティ値を変更することで、対象エージェントにターゲットを作成します。
emcli relocate_targets -src_agent=<source_agent> -dest_agent=<destination_agent> -target_name=<target_name> -target_type=<target_type> -copy_from_src [-ignoreTimeSkew=yes] [-changed_param=<Propname>:<Value>]*
例2
次の作成モードの例では、moveTargetsファイルに指定された対象エージェントにターゲットのリストを作成します。プロパティ値の上書きを指定できます。
emcli relocate_targets -src_agent=<source_agent> -dest_agent=<destination_agent> -input_file=moveTargets:<complete_file_path> [-ignoreTimeSkew=yes]
指定したターゲットのグループから指定したコンプライアンス標準のアソシエーションを削除します。
書式
emcli remove_association_cs_group_targets -cs_iname="<internal_name_of_standard>" -author="<author>" -version="<version>" (-group_names="<group_name_list>" | -group_names_file="<file_name>") [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
cs_iname
コンプライアンス標準の内部名。
author
コンプライアンス標準の作成者。
version
コンプライアンス標準のバージョン。
group_names
グループ名のカンマ区切りリスト。
group_names_file
グループ名を含むファイルの名前。グループ名は、カンマ区切りの値か、またはグループ名が個別行にリストされたファイルのいずれかです。
次に例を示します。
-group_names_file=group1,group2,group3
- group_names_file="group.txt" (group.txtには次の行が含まれます)
注意: group_namesまたはgroup_names_fileのいずれかを使用してください。
例
次の例では、tgt_grp1およびtgt_grp2という名前のグループに対し、Jonesが作成したセキュリティ標準の2番目のバージョンのアソシエーションを削除します。
emcli remove_association_cs_group_targets -cs_iname="security_standard" -author="Jones" -version="2" -group_names="tgt_grp1,tgt_grp2"
ビーコンをビーコンのモニタリング・セットから削除します。
書式
emcli remove_beacon -name=<target_name> -type=<target_type> -bcnName=<beacon_name> [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
サービス・ターゲット名。
type
サービス・ターゲット・タイプ。
bcnName
削除するビーコン名。
例
この例では、タイプがgeneric_serviceのMyTargetサービス・ターゲットからMyBeaconを削除します。
emcli remove_beacon -name='MyTarget' -type='generic_service' -bcnName='MyBeacon'
チャージバックから指定のエンティティを削除します。
書式
remove_chargeback_entity -entity_name="eName" -entity_type="eType" -[ entity_guid="entity guid" ] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
entity_name
チャージバックから削除するエンティティの名前。
entity_type
チャージバックから削除するエンティティのタイプ。
entity_guid
チャージバックから削除するエンティティのguid。
チャージバック内で指定したエンティティ名およびエンティティ・タイプで1つ以上のエンティティがアクティブな場合、このコマンドは作成日、親エンティティ名、エンティティguidなどのその他の詳細とともに、それらのエンティティをすべてリストします。そのリストから正しいエンティティを選択し、エンティティ名およびエンティティ・タイプのかわりにエンティティguidをパラメータとして使用し、再度コマンドを実行します。
例
この例では、oracle_databaseエンティティdb1をチャージバックから削除します。
emcli remove_chargeback_entity -entity_name="db1" -entity_type="oracle_database"
指定した標準ターゲット・アソシエーションを削除します。
注意: 標準がOracleによって提供されている場合、<std_name>は標準の内部名です。
書式
remove_cs_target_association -name="<std_name>" -version="<std_version>" -author="<author_name>" -target_list="<target_name>[,<target_name>]*" -target_list_file="<file_name>"
オプション
name
標準の名前。
version
標準のバージョン。
author
標準の作成者。
target_list
ターゲットの名前。少数のターゲットからコンプライアンス標準アソシエーションを削除する場合、このオプションを使用します。ターゲットはカンマで区切ります。グループ・ターゲットを指定する場合、:Groupを追加する必要があります。次に例を示します。
-target_list="slc0host" -target_list="slc0host,slc-host01" -target_list="slc0host,host_grps:Group"
target_list_file
ターゲットのリストが含まれるファイルの名前。ターゲットは、カンマ区切りの値であっても、ターゲットが個別行にリストされたファイル内にあってもかまいません。次に例を示します。
-target_list_file=slc0host,slc0host1,slc0host02 -target_list_file="slc0host.txt" Where slc0host.txt contains the following lines: slc0host slc0host01 slc0host02
注意: target_listオプションまたはtarget_list_fileオプションを使用してください。
例
例1
次の例では、secure configuration for hostという名前の標準ターゲット・アソシエーションを削除し、target_listオプションを使用して、標準に関連付けられたターゲットを削除します。
emcli remove_cs_target_association -name="secure configuration for host" -version="1" -author="sysman" -target_list="host1,host2"
例2
次の例では、secure configuration for hostという名前の標準ターゲット・アソシエーションを削除し、target_list_fileオプションを使用して、標準に関連付けられたターゲットを削除します。ファイルにリストされているターゲットはカンマ区切りの値であるか、各ターゲットが個別行にリストされています。
emcli remove_cs_target_association -name="secure configuration for host" -version="1" -author="sysman" -target_list_file="file with target name list"
指定したターゲットおよびメトリックのカスタマイズされたデータのロード制限を削除します。
次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。
指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック
指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック
書式
emcli remove_metric_data_load_limits [-target_type="host"] [-targets="host1;host2;"] [-metrics="Load;Filesystems;"] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-target_type
カスタマイズされたデータのロード制限を削除するターゲット・タイプ。すべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
-targets
指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、- target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
-metrics
指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、-target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。選択したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。
例
例1
次のコマンドでは、すべてのホスト・ターゲットのすべてのメトリックで、カスタマイズされたメトリック・データのロード制限を削除します。
emcli remove_metric_data_load_limits -target_type="host"
例2
次のコマンドでは、myhost1.example.comおよびmyhost2.example.comホスト・ターゲットのすべてのメトリックで、カスタマイズされたメトリック・データのロード制限を削除します。
emcli remove_metric_data_load_limits -target_type="host" -targets="myhost1.example.com;myhost2.example.com;"
指定されたサービスのシステムを削除します。
書式
emcli remove_service_system_assoc -name='name' -type='type'
オプション
name
サービス名。
type
サービス・タイプ。
例
この例では、my serviceという名前の汎用サービスのシステムを削除します。
emcli remove_service_system_assoc -name='my service' -type='generic_service'
Enterprise Managerに登録されたストレージを削除します。
書式
標準モード
emcli remove_storage -storage_name="<storage name>"
インタラクティブまたはスクリプト・モード
remove_storage( storage_name="<storage name>" ) [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
storage_name
ストレージの名前。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次の例では、ストレージ・サーバーを削除します。
emcli remove_storage -storage_name="sunzfs1"
ソフトウェア・ライブラリから記憶域の場所を削除します。既存のファイルを移行する必要がある代替の記憶域の場所も指定する必要があります。アップロード・ファイルの記憶域のタイプ、OMS共有ファイル・システムおよびOMSエージェント・ファイル・システムの場合、ファイルの移行を実行するジョブが発行され、その後で場所が削除されます。これらのアップロード・ファイルの記憶域のタイプの場合、代替の場所は記憶域のタイプが同じである必要はありません。これは参照されるファイルの記憶域のタイプの場所とは異なります。
書式
emcli remove_swlib_storage_location -name="src_location_name" -type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent" -migrate_to_loc="dest_location_name" [-migrate_to_type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
削除する記憶域の場所の名前。
type
記憶域の場所のタイプ。次のいずれかを指定します。
OmsShared OmsAgent Http Nfs ExtAgent
migrate_to_loc
既存のファイルを移行する必要がある代替の記憶域の場所の名前。
migrate_to_type
代替の記憶域の場所のタイプ。次のいずれかを指定します。
OmsShared OmsAgent Http Nfs ExtAgent
デフォルトは、削除される場所の記憶域のタイプです。
注意:
このオプションは、OmsSharedとOmsAgentの記憶域のタイプにのみ指定したタイプ・オプションと異なることがあります。すべての他の記憶域のタイプの場合、記憶域のタイプ全体のファイルの移行はサポートされていません。したがって、typeとmigrate_to_type (指定する場合)は同じにする必要があります。
例
例1
この例では、myOMSSharedLocationという名前のOMS共有ファイル・システム記憶域の場所を削除し、そのファイルのすべてを、myNewOMSSharedLocationという名前の別のOMS共有ファイル・システム記憶域の場所に移行します。移行を実行するジョブが発行されます。削除対象の場所は、ファイル移行中は非アクティブ・ステータスに移行し、その後、削除されます。
emcli remove_swlib_storage_location -name="myOMSSharedLocation" -type="OmsShared" -migrate_to_loc="myNewOMSSharedLocation"
例2
この例では、myOMSSharedLocationという名前のOMS共有ファイル・システム記憶域の場所を削除し、そのファイルのすべてを、myNewAGTLocationという名前のOMSエージェント・ファイル・システム記憶域の場所に移行します。移行を実行するジョブが発行されます。削除対象の場所は、ファイル移行中は非アクティブ・ステータスに移行し、その後、削除されます。
emcli remove_swlib_storage_location -name="myOMSSharedLocation" -type="OmsShared" -migrate_to_loc="myNewAGTLocation" -migrate_to_type="OmsAgent"
エンタープライズ・ルール・セットからターゲットを削除します。
権限の要件: スーパー管理者は、Oracleが提供する事前定義された(デフォルトの)ルール・セットを除く、すべてのエンタープライズ・ルール・セットにターゲットを追加できます。
それにターゲットを追加できるのは、ルール・セットの所有者または共同作成者のみです。
書式
emcli remove_target_from_rule_set -rule_set_name="rule set name" -target_name="target name" -target_type="internal name for target type" [-rule_set_owner=<ruleset owner>] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
rule_set_name
エンタープライズ・ルール・セットの名前。このオプションは、ターゲットのリストと関連付られているルール・セットのみに使用できます。
target_name
削除するターゲットの名前。
target_type
削除するターゲットのタイプ。例: host。
rule_set_owner
オプションで指定できる、ルール・セットの所有者。
例
次の例では、ホスト・ターゲットmyhost.comをルール・セットrulesから削除します。このルール・セットは管理者sysmanが所有しています。
emcli remove_target_from_rule_set -rule_set_name='rules' -target_name='myhost.com' -target_type='host' -rule_set_owner='sysman'
指定されたターゲット・タイプのすべてのターゲットからターゲット・プロパティを削除します。これにより、そのターゲット・プロパティに関連するすべての値も削除されます。
書式
emcli remove_target_property -target_type="target_type" -property="property_name"
オプション
target_type
プロパティを削除するターゲット・タイプ。定義されているすべてのターゲット・タイプからプロパティを削除するには、ワイルドカード文字(*)を指定します。
property
削除するプロパティの名前。プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。次のOracle提供のターゲット・プロパティは削除できません。
Comment、Deployment Type、Line of Business、Location、Contact
例
例1
この例では、oracle_databaseというタイプのすべてのターゲットからターゲット・プロパティOwnerを削除します。これにより、そのターゲット・プロパティに関連するすべての値も削除されます。
emcli remove_target_property -target_type="oracle_database" -property="Owner"
例2
この例では、すべてのターゲットからターゲット・プロパティOwnerを削除します。これにより、すべてのターゲット・タイプでそのプロパティに関連するすべての値が削除されます。
emcli remove_target_property -target_type="*" -property="Owner"
更新を削除します。
書式
emcli remove_update -id="internal id"
オプション
id
削除する更新の内部識別子。
例
この例では、更新を削除する対象となるジョブを発行して、発行時にジョブ実行IDを出力します。
emcli remove_update -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB"
サービス・テンプレートの名前を変更します。
書式
emcli rename_service_template -name_old="<Current_Name_of_Service_Template>" -name_new="<New_Name_of_Service_Template>" -service_family="<Name_of_Service_Family>"
オプション
name_old
サービス・テンプレートの現在の名前。
name_new
サービス・テンプレートの新しい名前。
service_family
サービス・ファミリの名前。
例
emcli rename_service_template -name_old="Web_Logic" -name_new="Web_Logic_V1" -service_family="MWAAS"
次のような出力が表示されます。
Service Template renamed from "Web_Logic" to "Web_Logic_V1" successfully
リポジトリ側のターゲットの名前を変更します。
書式
emcli rename_target -target_type=<type1> -target_name=<old_target1> -new_target_name=<new_target1>
オプション
target_type
名前を変更するターゲットのタイプ。
target_name
ターゲットの既存の名前。
new_target_name
ターゲットの新しい名前。
例
この例では、リポジトリ側のターゲットの名前を変更します。
emcli rename_target -target_type="oracle_em_service" -target_name="TestService1" -new_target_name="NewTestService1"
すべてのターゲットのプロパティ値を変更します。
書式
標準モード
emcli rename_targets_property_value -property_name="null" -property_value="null" -new_property_value="null" [ ] indicates that the parameter is optional.
インタラクティブまたはスクリプト・モード
rename_targets_property_value( property_name="null" ,property_value="null" ,new_property_value="null" )
オプション
-property_name
変更するプロパティの名前。
-property_value
プロパティの既存の値。
-new_property_value
プロパティの新しい値
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
次のコマンドでは、orcl_gtp_lifecycle_statusプロパティを持つすべてのターゲットの値をProductからDevelopmentに変更します。
emcli rename_targets_property_value -property_name="orcl_gtp_lifecycle_status" -property_value="Production" -new_property_value="Development"
発行済のプロシージャ・インスタンスを再スケジュールします。スケジュール済のインスタンスは再スケジュールのみが可能です。
書式
emcli reshedule_instance -instance=<instance_guid> [-exec=<execution_guid>] [-name=<execution_name>] [-owner=<execution_owner>] -schedule= start_time:yyyy/MM/dd HH:mm; [tz:<java_timezone_ID>]; [grace_period:xxx] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
instance
実行するインスタンスのGUID。
exec
実行のGUID。
name
実行名。
owner
実行の所有者。
schedule
プロシージャ・インスタンスのスケジュール。
start_time: プロシージャの開始時間。
tz — オプションのタイム・ゾーンID。
grace_period: オプションの猶予期間(分)。
例
emcli reschedule_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -schedule="start_time:2011/8/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60"
すでに保護されている管理エージェントを再保護します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。
書式
emcli resecure_agent -agent_name="agent_target_name" -registration_pwd="registration_password" [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"] [-credential_name="credential_name"] [-credential_setname="credential_setname_of_agent"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
agent_name
管理エージェント・ターゲットの名前。
registration
OMSと安全に通信するための登録パスワード。
host_username
管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。
host_pwd
管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。
credential_name
保存された資格証明の名前。
credential_setname
管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。
例
例1
emcli resecure_agent -agent_name="agent.example.com:1234" -registration_pwd="test_pwd" -host_username="test_user" -host_pwd="test"
例2
emcli resecure_agent -agent_name="agent.example.com:1234" -registration_pwd="test_pwd" -credential_name="MyMachineCredential"
管理エージェントを再起動します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。
書式
emcli restart_agent -agent_name="agent_target_name" [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"] [-credential_name="credential_name"] [-credential_setname="credential_setname_of_agent"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
agent_name
管理エージェント・ターゲットの名前。
host_username
管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。
host_pwd
管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。
credential_name
保存された資格証明の名前。
credential_setname
管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。
例
例1
emcli restart_agent -agent_name="agent.example.com:1234" -host_username="test_user" -host_pwd="test"
例2
emcli restart_agent -agent_name="agent.example.com:1234" -credential_name="MyMachineCredential"
一時停止されたデプロイメント・インスタンスを再開します。
書式
emcli resume_instance -instance=<instance_guid> [-exec=<execution_guid>] [-name=<execution_name>] [-owner=<execution_owner>] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
instance
インスタンスのGUID。
exec
実行のGUID。
name
実行の名前。
owner
実行の所有者。
例
emcli resume_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61
1つのジョブまたは一連のジョブを再開します。任意のターゲットで、開始から終了までの時間ウィンドウ内に開始するようにスケジュールされているジョブの実行を再開します。
注意:
ジョブまたは実行レベルのいずれかで(両方ではない)、操作を一時停止または再開します。ジョブの実行が以前に一時停止された場合は、実行を照合して再開する必要があります。ジョブが一時停止された場合は、ジョブを照合して再開する必要があります。実行を照合して再開することはできません。
書式
emcli resume_job [-name="job_name_pattern"] [-owner="job_owner"] [-type="job_type"] [-targets="target_name:target_type"] [-input_file=property_file:"filename"] [-preview] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
再開するジョブの名前またはパターン。
owner
ジョブの所有者。
type
ジョブのジョブ・タイプ。
targets
ジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。
input_file
ファイルをフィルタリングするプロパティを"filename"に指定します。
指定したすべてのフィルタ基準と一致するジョブが再開されます。少なくとも1つのフィルタを指定する必要があります。また、ログイン中の管理者が、一致するジョブに対して必要な権限を持つ必要があります。
input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。
preview
再開されるジョブのみをリストします。
例
例1
この例では、タイプがBackupで名前がBKから始まるすべてのジョブを再開します。
emcli resume_job -name=BK% -type=Backup
例2
この例では、suspend_prop.txtの検索基準と一致するジョブまたはジョブ実行を再開します。
resume_job -input_file=property_file:/tmp/suspend_prop.txt
一時停止と再開の両方で同じファイルを使用すると、再開するジョブまたは実行のセットが重なりますが、まったく同一にはならない場合があります。基準と一致するジョブまたは実行が、前よりも多くなったり少なくなったりすることがあります。
エージェント・リカバリを実行します。指定したエージェントが存在しない場合、メッセージが発行されます。
書式
emcli resyncAgent -agent="Agent Name" [-keep_blocked] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
agent
エージェント・リカバリを実行するエージェントの名前。
keep_blocked
再同期が成功しても、エージェントをブロックされたままにします。デフォルトでは、再同期に成功すると、エージェントのブロックは解除されます。
例
この例では、エージェントXYZを再同期します。
emcli resyncAgent -agent="XYZ"
1つまたはすべてのキャッシュ・ノードに対して再同期を起動します。
書式
emcli resync_swlib_cache [ -cache_node_name="cache node name" | -all] [ ] indicates that the parameter is optional.
パラメータ
cache_node_name
再同期する特定のキャッシュ・ノードの名前。
all
これは、すべてのキャッシュ・ノードを再同期することを示すオプションです。
失敗したホスト追加セッションを再試行します。
書式
emcli retry_add_host -session_name="session_name" -retry_using_same_inputs | -update_inputs_and_retry" [-host_names="host_names"] [-platform="platform_id"] [-installation_base_directory="installation_base_directory"] [-credential_name="credential_name"] [-credential_owner="credential_owner"] [-instance_directory="instance_directory"] [-port="agent_port"] [-deployment_type="type_of_agent_deployment"] [-privilege_delegation_setting="privilege_delegation_setting"] [-additional_parameters="parameter1 parameter2 ..."] [-source_agent="source_agent"] [-master_agent="master_agent"] [-preinstallation_script="preinstallation_script"] [-preinstallation_script_on_oms] [-preinstallation_script_run_as_root] [-postinstallation_script="postinstallation_script"] [-postinstallation_script_on_oms] [-postinstallation_script_run_as_root] [-wait_for_completion] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
session_name
再試行するセッションの名前。
retry_using_same_inputs
同じ入力を使用してホスト追加セッションを再試行します。
update_inputs_and_retry
入力を更新して、ホスト追加セッションを再実行します。
host_names
セミコロンで区切られた、エージェントをインストールする必要があるホスト名。
platform
エージェントをインストールする必要があるホストのARUプラットフォームID。
installation_base_directory
エージェントをインストールするディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。
credential_name
エージェントのインストールに使用する名前付き資格証明。
credential_owner
名前付き資格証明の所有者。
instance_directory
エージェントのインスタンス・ディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。
port
エージェントがOMSと通信するポート。
deployment_type
エージェント・デプロイメントのタイプで、FRESH、CLONEまたはSHAREDから選択できます。デフォルトでは、再試行する失敗したセッションのデプロイメント・タイプです。
privilege_delegation_setting
エージェントのインストールとルート・スクリプトの実行に使用する権限委任設定。
additional_parameters
エージェントのインストールに使用する追加のパラメータ。
source_agent
クローニングされたエージェントのインストールに使用するソース・エージェント。
master_agent
共有エージェントのインストールに使用するマスター・エージェント。
preinstallation_script
エージェントをインストールする前に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。
preinstallation_script_run_as_root
プリインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。
preinstallation_script_on_oms
プリインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。
postinstallation_script
エージェントをインストールした後に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。
postinstallation_script_on_oms
ポストインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。
postinstallation_script_run_as_root
ポストインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。
wait_for_completion
ホスト追加操作を同期的に実行します。
例
例1
この例では、同じ入力を使用してセッション'ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST'を再試行します。
emcli retry_add_host session_name='ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST' -retry_using_same_inputs
例2
この例では、入力ポートを5678に更新してセッション'ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST'を再試行します。
emcli retry_add_host session_name='ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST' -update_inputs_and_retry -port=5678
失敗したインスタンスまたはステップを再試行します。
書式
emcli retry_instance [-instance=<instance_guid>] [-exec=<execution_guid>] [-name=<execution_name>] [-owner=<execution_owner>] [-stateguid=<state_guid>] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
instance
インスタンスのGUID。
exec
実行のGUID。
name
実行の名前。
owner
実行の所有者。
stateguid
状態GUIDのカンマ区切りリスト。
例
emcli retry_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid=51F762417C4943DEE040578C4E087168 emcli retry_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid='51F762417C4943DEE040578C4E087168,51F762417C4944DEE040578C4E087168'
前に失敗したジョブ実行を再起動します。
書式
emcli retry_job -exec_id="executionID" [-noheader] [-script | -format= [name:<pretty|script|csv>]; [column_separator:"column_sep_string"]; [row_separator:"row_sep_string"]; ] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
exec_id
再試行するジョブ実行のID。特定のジョブ実行IDを取得するには、get_jobs verbを使用します。
noheader
列見出しのない表形式の情報を表示します。
script
このオプションは、-format="name:script"と同じです。
format
書式指定(デフォルトは-format="name:pretty"
)。
format="name:pretty"
は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。
format="name:script"
は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。
format="name:csv"
は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。
format=
column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。
row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。
出力列:
実行ID
例
この例では、IDが12345678901234567890123456789012のジョブ実行を再起動し、新しい実行IDを表示します。
emcli retry_job -exec_id=12345678901234567890123456789012
BI Publisherカタログにアクセスするためのロールを取り消します。
書式
emcli revoke_bipublisher_roles (-roles="role1[;role2;...role_n]" [-users="user"] [-external_role="group"]) [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
roles
BI Publisherの1つ以上のロールを取り消します。セミコロンで区切って1つ以上のロールを指定します。
users
付与されたロールを取り消すユーザー。
external_role
取消しを適用する外部グループの名前。
例
例1
この例では、1グループの1つのロールを取り消します。
emcli revoke_bipublisher_roles -roles="EMBIPViewer" -external_role="TESTGROUPNAME"
例2
この例では、1グループの複数のロールを取り消します。
emcli revoke_bipublisher_roles -roles="EMBIPViewer;EMBIPAuthor" -external_role="TESTGROUPNAME"
ライセンス供与可能な入力ターゲット・タイプに属するユーザー指定のターゲットのセットまたはすべてのターゲットへの、ユーザー指定のパックのセットまたはすべてのパックに関するライセンスを取り消します。
11gデータベース・ターゲットの場合、ユーザー・インタフェースを使用して、Database DiagnosticおよびTuning Packsを有効または無効にできません。ライセンスを管理するには、control_management_pack_access初期化パラメータを設定する必要があります。このオプションの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』の「Enterpriseデータベース管理」の章を参照してください。
ヒント:
このverbを使用してホストやデータベースなどのスタンドアロン・ターゲット・タイプのライセンスを取り消すことができますが、依存ターゲット・タイプOC4J、Jserv、Webキャッシュなどがある、親Application Server (oracle_ias)ターゲット・タイプのライセンスを取り消すことができません。これを行うには、かわりにrevoke_license_with_validation verbを使用します。
たとえば、関連する依存ターゲットOC4J1を持つAS1のpack ias_configおよびApplication Serverターゲットの場合、このverbはAS1にライセンスを取り消しますが、これはOC4J1に伝播しません。
書式
emcli revoke_license_no_validation -type="target_type" [-targets="tname1;tname2;..."] [-packs="pack1;pack2;..."] [-file="file_name"] [-displayAllMessages] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
type
データベースに存在するターゲット・タイプ。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。一度に1つのターゲット・タイプのみを指定できます(-type="oracle_database"など)。
targets
ターゲットは次の順番で指定してください。
TargetName1;TargetName2;
たとえば、次のようにします。
-targets="database1;database2;database3;"
セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。
ターゲットの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。
packs
ライセンス・パックは次の順番で指定してください。
pack1;pack2;
たとえば、次のようにします。
-packs="db_diag;db_config;"
セミコロン(;)はパックを指定する際のセパレータです。
パックの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。
file
完全なパスを使用してファイル名を指定します。たとえば、次のようにします。
-file="/usr/admin1/db_license.txt"
このファイルには、状況に応じてターゲットおよびパックのリストを含める必要があります。
ターゲットのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。
targets=database1;database2;database3;
パックのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。
packs=db_diag;db_config;
ターゲットとパックの両方のリストを指定する場合、次の書式を使用します。
targets=database1;database2;database3; packs=db_diag;db_config;
displayAllMessages
すべてのメッセージを表示します。デフォルトでは、メッセージのみが表示されます。コマンドラインでは、=valueは使用できません。
例
次の例1および例2では、特定のターゲットの特定のパックにライセンスを取り消します。引数として渡すことができるターゲット・タイプとパック名を判定するには、mgmt_license_viewという名前のビューを使用して、ライセンス供与可能なターゲットのリスト、そのターゲット・タイプ、およびそれらにライセンス供与されたパックのリストを参照します。
この情報を取得するには、次を実行します。
sysman.mgmt_license_viewへのアクセス権を持つsysmanまたは他のユーザーを使用し、ユーザー名とパスワードを指定してSQL*Plusにアクセスします。
次のように、sysman.mgmt_license_viewから個別のパック名を選択します。
target_type=<oracle_database>
この例では、ターゲット・タイプとして指定するOracleデータベースのパック名を表示します。
PACK_NAME ------------------- db_config provisioning db_sadm db_tuning db_diag provisioning_db db_chgmgt 7 rows selected.
この情報に基づいて、db_chgmgtパックのdatabase1ターゲットにライセンスを取り消すには、次のコマンドを入力します。
emcli revoke_license_no_validation -type="oracle_database" -targets="database1" -packs="db_chgmgt"
mgmt_license_viewの唯一の制限は、パックが該当のタイプの少なくとも1つのターゲットに付与されていて、そのターゲット・タイプのパックしかリストされないということです。すなわち、パックが該当のタイプのどのターゲットに付与されていない場合、mgmt_license_viewでは情報を表示できません。
例1
この例では、database1、database2およびdatabase3ターゲット(oracle_databaseターゲット・タイプ)へのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。
emcli revoke_license_no_validation -type="oracle_database" -targets="database1;database2;database3;" -packs="db_diag;db_config;"
例2
この例では、設定内のすべてのデータベース・ターゲットへのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。
emcli revoke_license_no_validation -type="oracle_database" -packs="db_diag;db_config;"
ビジネス・ルールに従って、ライセンス供与可能な入力ターゲット・タイプに属するユーザー指定のターゲットのセットまたはすべてのターゲットへの、ユーザー指定のパックのセットまたはすべてのパックに関するライセンスを取り消します。
11gデータベース・ターゲットの場合、ユーザー・インタフェースを使用して、Database DiagnosticおよびTuning Packsを有効または無効にできません。ライセンスを管理するには、control_management_pack_access初期化パラメータを設定する必要があります。このオプションの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』の「Enterpriseデータベース管理」の章を参照してください。
ヒント:
このverbを使用してホストやデータベースなどのスタンドアロン・ターゲット・タイプのライセンスを取り消すことができます。また、依存ターゲット・タイプOC4J、Jserv、Webキャッシュなどがある、親Application Server (oracle_ias)ターゲット・タイプのライセンスも取り消すことができます。
たとえば、関連する依存ターゲットOC4J1を持つAS1のpack ias_configおよびApplication Serverターゲットの場合、このverbはAS1へのライセンスを取り消し、OC4J1(およびAS1に関連付けられている他のすべての依存ターゲット)にも伝播します。
スタンドアロン・ターゲット・タイプへのライセンスのみを取り消すには、revoke_license_no_validation verbを使用します。
書式
emcli revoke_license_with_validation -type="target_type" [-targets="tname1;tname2;..."] [-packs="pack1;pack2;..."] [-file="file_name"] [-displayAllMessages] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
type
データベースに存在するターゲット・タイプ。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。一度に1つのターゲット・タイプのみを指定できます(-type="oracle_database"など)。
targets
ターゲットは次の順番で指定してください。
TargetName1;TargetName2;
たとえば、次のようにします。
-targets="database1;database2;database3;"
セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。
ターゲットの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。
packs
ライセンス・パックは次の順番で指定してください。
pack1;pack2;
たとえば、次のようにします。
-packs="db_diag;db_config;"
セミコロン(;)はパックを指定する際のセパレータです。
パックの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。
file
完全なパスを使用してファイル名を指定します。たとえば、次のようにします。
-file="/usr/admin1/db_license.txt"
このファイルには、状況に応じてターゲットおよびパックのリストを含める必要があります。
ターゲットのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。
targets=database1;database2;database3;
パックのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。
packs=db_diag;db_config;
ターゲットとパックの両方のリストを指定する場合、次の書式を使用します。
targets=database1;database2;database3; packs=db_diag;db_config;
displayAllMessages
すべてのメッセージを表示します。デフォルトでは、メッセージのみが表示されます。コマンドラインでは、=valueは使用できません。
例
次の例1および例2では、特定のターゲットの特定のパックにライセンスを取り消します。引数として渡すことができるターゲット・タイプとパック名を判定するには、mgmt_license_viewという名前のビューを使用して、ライセンス供与可能なターゲットのリスト、そのターゲット・タイプ、およびそれらにライセンス供与されたパックのリストを参照します。
この情報を取得するには、次を実行します。
sysman.mgmt_license_viewへのアクセス権を持つsysmanまたは他のユーザーを使用し、ユーザー名とパスワードを指定してSQL*Plusにアクセスします。
次のように、sysman.mgmt_license_viewから個別のパック名を選択します。
target_type=<oracle_database>
この例では、ターゲット・タイプとして指定するOracleデータベースのパック名を表示します。
PACK_NAME ------------------- db_config provisioning db_sadm db_tuning db_diag provisioning_db db_chgmgt 7 rows selected.
この情報に基づいて、db_chgmgtパックのdatabase1ターゲットにライセンスを取り消すには、次のコマンドを入力します。
emcli revoke_license_with_validation -type="oracle_database" -targets="database1" -packs="db_chgmgt"
mgmt_license_viewの唯一の制限は、パックが該当のタイプの少なくとも1つのターゲットに付与されていて、そのターゲット・タイプのパックしかリストされないということです。すなわち、パックが該当のタイプのどのターゲットに付与されていない場合、mgmt_license_viewでは情報を表示できません。
例1
この例では、database1、database2およびdatabase3ターゲット(oracle_databaseターゲット・タイプ)へのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。
emcli revoke_license_with_validation -type="oracle_database" -targets="database1;database2;database3;" -packs="db_diag;db_config;"
例2
この例では、設定内のすべてのデータベース・ターゲットへのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。
emcli revoke_license_with_validation -type="oracle_database" -packs="db_diag;db_config;"
既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールから権限を取り消します。
書式
emcli revoke_privs -name="username|rolename" [-privilege="name[;secure-resource-details]]" [-separator=privilege="sep_string"] [-subseparator=privilege="subsep_string"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
権限を取り消すユーザー名またはロール名。
privilege
この管理者に付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。元の管理者権限は取り消されます。<secure_resource_details>は次のように指定します。
resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
separator
-privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタはセミコロン(;)です。
subseparator
-privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタはコロン(:)です。
例
例1
この例では、user1を対象として、IDが923470234ABCDFE23018494753091111のジョブに対するフル・コントロールと、ターゲットhost1.example.com:hostに対するフル・コントロールを取り消します。
emcli revoke_privs -name="user1" -privilege="FULL_JOB;923470234ABCDFE23018494753091111" -privilege="FULL_TARGET;host1.example.com:host"
例2
この例では、Enterprise ManagerロールRole1からターゲット権限を取り消します。
emcli revoke_privs -name="Role1" -privilege="FULL_TARGET;host1.example.com:host"
割り当てられている割当て制限を削除します。
書式
標準モード
emcli revoke_quota -assignee_name="assignee name" -assignee_type="assignee type" -quota="quota"] [-force][ ] indicates that the parameter is optional
インタラクティブまたはスクリプト・モード。
emcli revoke_quota( assignee_name="assignee name" assignee_type="assignee type" [,quota="quota"] [,force=True/False]) [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
assignee_name
割り当てられている割当て制限の割当て先。
assignee_type
割当て先のタイプ。有効な値は、Tenant、User_ProfileまたはUserです。
quota
割当て先ユーザーで取り消す割当て制限。割当て制限の割当ては、次を対象に定義できます。
エンティティ・レベル。
割当て制限割当て可能オブジェクト(選択したエンティティでオブジェクトに対する割当て制限の割当てがサポートされる場合)。割当て制限がオブジェクトに割り当てられると、すべての割当て制限関連の計算は、そのオブジェクトのコンテキストで実行されます。
force
割当て先がコンポーネントまたはエンティティ・レベルでそれ自体リソース・オブジェクトを割り当てられている場合、その割当て先の割当て制限を取り消すことはできません。割当て制限取消しリクエストが発生すると、警告メッセージが表示されます。管理者は、すべての割当て制限を取り消すか、-forceパラメータを使用して警告メッセージを無視し、割当て制限を取り消すことができます。
終了コード
正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。
例
この項には次の例が含まれます。
例1
次の例では、エンティティ・レベルで割り当てられている割当て制限を取り消します。
emcli revoke_quota -assignee_name=T1 -assignee_type=tenant -quota=Component1:Entity1 emcli revoke_quota -assignee_name=U1 -assignee_type=user -quota=Component1:Entity1 emcli revoke_quota -assignee_name=UP1 -assignee_type=user_profile -quota=Component1:Entity1
例2
次の例では、OBJ1
オブジェクトに割り当てられている割当て制限を取り消します。
emcli revoke_quota -assignee_name=T1 -assignee_type=tenant -quota=Component1:Entity1;object_name=OBJ1:object_type=type1
既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールからロールを取り消します。
書式
emcli revoke_roles -name="username|rolename" [-roles="role1;role2;..."] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
name
ロールを取り消すユーザー名またはロール名。
roles
Enterprise Managerユーザーまたはロールから取り消すロール。このオプションは、複数回指定できます。
例
emcli revoke_roles -name="user1" -roles="SUPER_USER" emcli revoke_roles -name="Role1" -roles="BLACKOUT_ADMIN;MAINTAIN_TARGET"