5.4.598 run_avail_diag

テストベース・サービスの可用性アルゴリズムの診断を実行します。これは、最終計算のタイムスタンプが現在の時間より前で、一定の期間、サービス・ステータスに関する応答がない場合に特に便利です。

書式

emcli run_avail_diag

      -name=<target_name>

      -type=<target_type>

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

emcli run_avail_diag  -name='MyTarget' -type='generic_service'

5.4.599 run_config_history

構成履歴の保存済検索を実行し、結果を表示します。

書式

emcli run_config_history 

      -name="<Saved History Search Name>" 

      [-change_category="<change_category>"] 

      [-output_file="<Filename> "] 

      [-mode="<Display mode> "] 

      [-format=" <output_format>"] 

      [-no_header] 

オプション

  • name

    構成履歴の保存済検索の名前。指定できる値は次のとおりです。

    • 構成履歴の保存済検索の正確な名前。

  • change_category

    構成の変更または関係の変更(あるいはその両方)の変更カテゴリを表示します。

    • C

    • R

    • B

    デフォルトはBです。

  • output_file

    出力または結果がエクスポートされるファイルの絶対パス名。これが存在しない場合、出力はコンソールに表示されます。これが存在しない場合、出力モードは内部フィルタ設定に基づきます。

  • mode

    出力の表示モード。このパラメータが指定されない場合、出力モードは内部フィルタ設定に基づきます。

    • Grouped

    • ShowAll

  • format

    書式を指定します。指定できる値は次のとおりです。

    • format="name:pretty" - 読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script" - デフォルトの列セパレータをタブに設定し、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:csv" - 列セパレータをカンマに設定し、行セパレータを改行に設定します。

    デフォルトはformat="name:pretty"です。

  • no_header

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

例1

次のコマンドでは、Host Historyという名前の履歴構成検索の結果を表示し、それをファイル/home/HostHistoryFile.outに表形式でエクスポートします。

emcli run_config_history 

      -name="Host History" 

      -output_file="/home/HostHistoryFile.out"

例2

次のコマンドでは、ヘッダーなしの表モードで、Host Historyという名前の履歴構成検索の結果をShowAllモードで表示します。

emcli run_config_history 

      -name="Host History"

      -mode="ShowAll"

      -format="name:pretty"

      -no_header

5.4.600 run_config_search

指定した検索名を使用して構成検索を実行します。

書式

emcli run_config_search 

      -search_name="<Configuration Search UI Name>" 

      [-target_name="<target name>"]

      [-on_host="<hostname>"]

      [-memberof="<group name>"]

      [-output_file="<output file name>"]

      [-format=name:<pretty|script|csv>;

      [column_separator:"column_sep_string"];

      [row_separator:"row_sep_string"];  



[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • search_name

    構成検索の表示名。

  • target_name

    ターゲットの名前。完全な値または%を使用したパターン・マッチを指定できます。

  • on_host

    ターゲットが実行されているホストの名前。完全な値または%を使用したパターン・マッチを指定できます。

  • memberof

    出力または結果がエクスポートされる絶対パスを持つファイルの名前。このパラメータが指定されない場合、出力はコンソールに表示されます。

  • output_file

    出力または結果がエクスポートされる絶対パスを持つファイルの名前。これが存在しない場合、出力はコンソールに表示されます。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータ文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

      format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

  • column_separator

    列セパレータを指定します。

  • row_separator

    行セパレータを指定します。

例1

次のコマンドでは、ターゲット名がoracleから始まる、Search File Systems on Hostsという名前の検索の結果を示します。

emcli run_config_search 

      -search_name="Search File Systems on Hosts" 

      -target_name="oracle%"  

例2

次のコマンドでは、ターゲット名がoracleから始まり、ホスト名にパターンhostが含まれ、グループのメンバーがgroup1である、Search File Systems on Hostsという名前の検索の結果を示します。

emcli run_config_search 

      -search_name="Search File Systems on Hosts" 

      -target_name="oracle%" 

      -on_host="%host%" 

      -memberof="group1" 

    

5.4.601 run_fa_diagnostics

検出、モニタリングおよびその他の機能に関連する問題を特定するために診断チェックを実行します。

書式

emcli run_fa_diagnostics

      -input_file=fa_domain_discovery_file:file_path

      [-input_file=host_agent_mapping_file:file_path]

      [-input_file=pf_domain_cred_mapping_file:file_path]

      [-debug]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    追加するFusionインスタンスごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。有効なFusion Instance WebLogic Serverバージョンは10です。

    WebLogic Serverバージョン10.x以降のCSVファイルの構造は次のとおりです。

    <WebLogic Server version>, 
    
    <Administration Server host machine name>,
    
    <Administration Server listen port>,
    
    <Administration Server username>,
    
    <Administration Server password>,
    
    <External Options - optional>,
    
    <JMX Protocol - required only if SSL is enabled>,
    
    <JMX Service URL - required only if SSL is enabled>,
    
    <Unique Domain Identifier>,
    
    <Agent URL>,
    
    <Discover Down Servers - optional - Default if not specified is false>,
    
    <Use Same Credentials for All Domains in the Fusion Instance - optional - Default if not specified is true>,
    
    <Discover Application Versions - optional - Default if not specified is true>
    
    
    

    たとえば、次のようにします。

    fa1-CRM,weblogic,welcome1, 
    
    fa1-FIN,weblogic1,welcome2, 
    
    fa2-CRM,weblogic,welcome.host.example.com
    
    
  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、my_domains_info.csvファイルを読み取り、診断チェックを実行するFusionインスタンスを特定します。また、my_agent_mapping.csvファイルを読み取り、検出テストの実行に使用する管理エージェントを特定します。さらに、my_domain_cred_mapping.csvファイルを読み取り、個々の製品ファミリを検出するためにどの資格証明を使用するかを特定します。

emcli run_fa_diagnostics 

-input_file=fa_domain_discovery_file:c:\emcli\my_domains_info.csv 

-input_file=host_agent_mapping_file:c:\emcli\my_agent_mapping.csv 

-input_file=pf_domain_cred_mapping_file:c:\emcli\my_domain_cred_mapping.csv 

5.4.602 run_mda_health_check

ミドルウェア診断アドバイザ(MDA)のヘルス・チェック・ジョブを実行します。このジョブでは、MDAフレームワークで問題を検証し、修正します。MDAに登録されている新規結果タイプの検証および有効化も行います。まだ有効化されていない、該当するすべてのターゲットも有効化されます。

書式

emcli run_mda_health_check

次の例では、MDAヘルス・チェック・ジョブを実行します。

emcli run_mda_health_check

5.4.603 run_prechecks

特定の操作計画に対する事前チェック操作を送信します。

書式

emcli run_prechecks

      -operation_plan=<operation_plan_name>

オプション

  • operation_plan

    操作計画の名前。

emcli run_prechecks

      -operation_plan="BISystem1-switchover"

5.4.604 run_prerequisites

Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを実行します。

書式

emcli run_prerequisites 

      -db_user=<database_user>

      -db_password=<database_password>

      -db_role=<database_role>

      -repos_user=<repository_user>

      [-prerequisite_xml_root_dir=<xml_root_directory_for_platform_prerequisites>]

      [-prerequisite_resource_locs="<xml_resource_location_for_platform/

      plug-in_prerequisites>"]

      [-log_loc=<location_for_log_files_of_EMPrereqKit_tool>]

      [-upgrade_version=<EM_version_to_which_upgrade_is_being_done_eg_12.1.0.3>]

      [-configuration_type=<configuration/deployment_type_

       eg_MINI/SMALL/MEDIUM/LARGE>]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • db_user

    データベースへの接続を確立するためのデータベース・ユーザー・アカウント(SYSなど)。

  • db_password

    データベース・ユーザー・アカウントのパスワード。ここで指定しない場合、パスワードの入力が求められるようになります。

  • db_role

    データベース・ロール。たとえば、sysdbaなどです。-db_userの値がSYSである場合のみ必要です。

  • repos_user

    前提条件チェックを実行するためのリポジトリ・ユーザー・アカウント(SYSMANなど)。-db_userの値がSYSである場合のみ必要です。

  • prerequisite_xml_root_dir

    すべての前提条件XMLが格納されているrequisites/listディレクトリへの絶対パス。これはオプションのパラメータであり、指定しない場合、値は内部で計算されます。XMLファイルがrequisites/listのサブディレクト内にある場合でも、入力するパスはlistまでを示すようにしてください。たとえば、$<OMS_HOME>/install/requisites/listのようにします。

  • prerequisite_resource_locs

    プラグインoparファイルや、プラットフォームまたはプラグインの前提条件チェック用のXMLファイルを含むプラットフォーム/プラグイン・バイナリがあるディレクトリへの絶対パス。このオプションは必須ではありません。プラグインoparファイルの場合、plugin_id=<<absolute_path_.opar_file>>の形式を使用します。プラグイン・ホーム・ディレクトリの場合、plugin_id=<<plugin_home>>の形式を使用します。

  • log_loc

    Enterprise Manager前提条件キットの実行ログが保存可能なディレクトリへの絶対パス。

  • upgrade_version

    アップグレードの対象のEnterprise Managerバージョン。たとえば、12.1.0.3などです。自己更新に続いて-upgrade_versionを使用して将来の2つのバージョン(v1およびv2など)用としてEnterprise Manager前提条件リソースをダウンロードした場合、指定したバージョンの前提条件を表示または実行できます。

  • configuration_type

    構成またはデプロイメント・タイプ。たとえば、MINI、SMALL、MEDIUM、LARGEなどです。これはオプションのパラメータであり、指定しない場合、内部で計算されます。

例1

構成タイプがMEDIUMである、Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを実行します。

emcli list_prerequisites 

      -db_user=SYS 

      -db_password=pwd 

      -db_role=sysdba 

      -repos_user=SYSMAN 

      -prerequisite_xml_root_dir=$ORACLE_HOME/install/requisites/list 

      -configuration_type=MEDIUM

例2

前提条件リソースの場所がoracle.sysman.db=<<MW_HOME>>/plugins/oracle.sysman.db.oms.plugin_x.x.x.x.x,oracle.sysman.emas=<<Absolute directory path>>/x.x.x.x.x_oracle.sysman.emas_2000_0.oparである、Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを実行します。

emcli list_prerequisites 

     -db_user=SYS 

     -db_password=pwd 

     -db_role=sysdba 

     -repos_user=SYSMAN 

     -prerequisite_resource_locs="oracle.sysman.db=

     <<MW_HOME>>/plugins/oracle.sysman.db.oms.plugin_x.x.x.x.x, 

     oracle.sysman.emas=<<Absolute directory path>>/

     x.x.x.x.x_oracle.sysman.emas_2000_0.opar" 

5.4.605 run_promoted_metric_diag

プロモート・メトリックの診断を実行します。

書式

emcli run_promoted_metric_diag

        -name=<target_name>

        -type=<target_type>

        -promotedMetricName=<metric_name>

        -promotedColumn=<metric_type>

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • promotedMetricName

    プロモート・メトリック名。

  • promotedColumn

    プロモート・メトリック・タイプ。

emcli run_promoted_metric_diag  -name='MyTarget' -type='generic_service'

-promotedMetricName='metric1' -promotedColumn='Performance'

5.4.606 save_latest_config

ターゲットの最新の構成を保存します。

書式

emcli save_latest_config

      -name="Host Config" 

      -target_type="host" 

      -target_name="test_host" 

      [-description="Save latest configuration of host"]  

    

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    保存される構成の名前。値は一意であり、NULL以外である必要があります。

  • target_type

    構成を保存するターゲット・タイプ。この値は内部名にする必要があります。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • description

    ターゲットの保存済構成の説明。このオプションは必須ではありません。

次のコマンドでは、ホスト・ターゲットtest_hostの最新の構成を、"Save latest configuration of host"という説明と"Host Config"という名前で保存します。

emcli save_latest_config 

      -name="Host Config"

      -target_type="host" 

      -target_name="test_host" 

      -description="Save latest configuration of host"  

    

5.4.607 save_masking_script

指定したパスまたはファイルにすでに生成されたマスキング・スクリプトを保存します。

書式

emcli save_masking_script

     -definition_name=<masking_definition_name>

     [-path=file path]

     [-file=file name]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前。

  • path

    マスキング・スクリプトを保存するファイル名のパス。ファイル名は自動的に生成されます。pathオプションとfileオプションは相互に排他的です。絶対パスのみが許可されます。

  • file

    マスキング・スクリプトを保存するファイル名。ファイル名には絶対パスが含まれている必要があります。pathオプションとfileオプションのいずれかを指定する必要があります。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ

例1

この例では、mask_hr_dataという名前の定義のマスキング・スクリプトを/tmpディレクトリに保存します。

emcli save_masking_script

       -definition_name=mask_hr_data

       -path=/tmp/

例2

この例では、mask_hr_dataという名前の定義のマスキング・スクリプトを/tmp/abc.sqlに保存します。

emcli save_masking_script

       -definition_name=mask_hr_data

       -file=/tmp/abc.sql

5.4.608 save_metric_extension_draft

メトリック拡張のデプロイ可能な下書きを保存します。メトリック拡張は編集可能な状態である必要があります。下書きとして保存すると、メトリック拡張は編集できません。

書式

emcli save_metric_extension_draft

       -target_type=<metric_extension_target_type>

       -name=<metric_extension_name>

       -version=<metric_extension_version>

オプション

  • target_type

    メトリック拡張のターゲット・タイプ。

  • name

    メトリック拡張の名前。

  • version

    下書きとして保存するメトリック拡張のバージョン。

5.4.609 save_procedure_input

デプロイメント・プロシージャを実行するために構成します。

書式

emcli save_procedure_input

        [-name="procedure_configuration_name"]

        [-owner="procedure_configuration_owner"]

        [-procedure="procedure_guid"]

        -input_file="file_path\file_name"

        [-grants="access_levels_for_users"]

        [-schedule=

            start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;

            tz:{java timezone ID};

            grace_period:xxx;

        ]

        [-notification="procedure status"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    プロシージャの構成の名前。

  • owner

    プロシージャ構成の所有者。

  • procedure

    実行するプロシージャのGUID。

  • input_file

    実行するプロシージャのGUID。file_pathはデータ・プロパティ・ファイルを含むファイルを指す必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • grants

    ユーザーおよび対応するアクセス・レベルをユーザーと権限のペアの文字列として指定します。各ペアはセミコロン(;)で区切ります。ユーザーはEnterprise Managerユーザー名で、権限はVIEW_JOBまたはFULL_JOBのいずれかです。

    次の例を参照してください。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャはすぐに実行されます。

    • start_time: プロシージャの開始時間。

    • tz: オプションのタイムゾーンID。

    • grace_period: オプションの猶予期間(分)。

  • notification

    プロシージャのステータス。

emcli save_procedure_input

    -name=configProcedure -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 

    -input_file=/home/data.properties -grants="user1:VIEW_JOB;user2:FULL_JOB"  

    -schedule="start_time:2011/8/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60" 

    -notification="scheduled, action required, running"

5.4.610 schedule_siteguard_health_checks

操作計画に対してヘルス・チェックをスケジュールします。スケジュールしたヘルス・チェック・レポートを構成済ユーザーに通知することもできます。

書式

emcli schedule_siteguard_health_checks 

   -operation_plan=[name_of_the_operation_plan] 

   -schedule=

              start_time:yyyy| MM | dd HH:mm; 

              [tz:"java timezone ID";]                             

              [frequency:interval | weekly | monthly| yearly;] 

              [repeat:tx;] 

              [end_time:yyyy | MM | dd HH:mm;] 

              [grace_period:xxx;] 

   [-notify="true" | "false"] 

   [-email="email_address_to_be_notified"]                                            

  

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • operation_plan

    ヘルス・チェックをスケジュールする必要がある操作計画の名前。

  • schedule

    ヘルス・チェックを実行する必要がある時刻。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    • start_time

      ヘルス・チェックを実行する必要がある日時。

    • tz

      ヘルス・チェックを実行するタイムゾーンID。

    • frequency

      ヘルス・チェックを実行する頻度。このオプションの有効な値は、onceintervalweeklymonthlyおよびyearlyです。頻度をintervalに設定した場合は、パラメータrepeatの値を指定する必要があります。頻度をweeklyまたはmonthlyに設定した場合、ヘルス・チェックを実行する必要があるdaysを指定します。頻度をyearlyに設定した場合は、ヘルス・チェックを実行する必要があるmonthsとdaysの両方を指定してください。

    • repeat

      ヘルス・チェックを繰り返す間隔。頻度をintervalに設定した場合のみ、このオプションの値を指定する必要があります。このオプションには次の値から1つ指定する必要があります。

      • days

        指定した操作計画でヘルス・チェックを実行する必要があるdaysのリストを入力します。リスト内で項目を区切るには、カンマを使用します。この値は、frequencyをweeklymonthlyまたはyearlyに設定した場合のみ必要です。頻度をweeklyに設定した場合、有効な値の範囲は、1から7です。頻度をmonthlyまたはyearlyに設定した場合は、有効な値の範囲は1から30です。

      • months

        指定した操作計画でヘルス・チェックを実行する必要があるmonthsのリストを入力します。リスト内で項目を区切るには、カンマを使用します。この値は、frequencyをmonthlyに設定した場合のみ必要です。頻度をmonthlyに設定した場合、有効な値の範囲は1から12です。

    • end_time

      ヘルス・チェックを終了する日時。このオプションは省略可能です。このオプションの値を指定しないと、ヘルス・チェックが無期限で実行されます。

    • grace_period

      指定の操作計画に対してスケジュールするヘルス・チェックの猶予期間の値。分単位の値を入力します。

  • notify

    構成済ユーザーにヘルス・チェック・レポートを電子メールで送信します。このオプションをtrueに設定すると、構成済ユーザーがヘルス・チェック実行レポートの電子メール通知を受け取ります。

  • email

    ヘルス・チェック・レポートの通知を受け取る構成済ユーザーの電子メール・アドレス。登録済ユーザーの電子メール・アドレスを指定する必要があります。

例1

この例では、austin-switchover操作計画のヘルス・チェックが2014/10/292:00 a.m.に開始し、毎日実行するようにスケジュールします。また、電子メールをadmin@example.comに送信して構成済ユーザーに通知します。

emcli schedule_siteguard_health_checks 

        -operation_plan="austin-switchover" 

        -schedule="start_time:2014/10/29 2:00;frequency:interval;repeat:1d" 

        -notify="true" 

        -email="admin@example.com" 

例2

この例では、austin-failover操作計画のヘルス・チェックがNew Yorkタイムゾーンの2014/08/101:00 a.m.に開始するようにスケジュールします。さらに、この例では、ヘルス・チェックが毎週土曜日と日曜日に60分の猶予期間で実行することもスケジュールします。

emcli schedule_siteguard_health_checks 

        -operation_plan="austin-failover" 

        -schedule="start_time:2014/08/10 01:00;frequency:weekly;days:6,7;grace_period:60;tz:America/New_York" 

5.4.611 search_patches

指定した検索基準でARUサイトまたはソフトウェア・ライブラリからパッチを検索します。

書式

emcli search_patches

        [-swlib] 

        [-patch_name="patch_name"] 

        [-product="product_id" [-include_all_products_in_family]] 

        [-release="release_id"] 

        [-platform="platform_id" | -language="language_id"]

        [-type="patch | patchset"] 

        [-noheader]

        [-script | -xml | -format=

                                  [name:<pretty|script|csv>];

                                  [column_separator:"column_sep_string"]; 

                                  [row_separator:"row_sep_string"];

        ] 



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • swlib

    このオプションを指定した場合、現在の接続がオンラインかオフラインかに関係なく、ソフトウェア・ライブラリからパッチを検索します。

  • patch_name

    パッチ名、番号またはSun CR ID。このオプションは、簡易検索モードでのみ有効です。このオプションを指定した場合、簡易検索モードが有効になります。拡張検索モードに固有のオプションをこのオプションとともに指定した場合、これらの指定は有効ではありません。

  • product

    パッチ製品IDまたは製品ファミリID。emcli list_aru_productsコマンドを実行して、製品IDを検索します。

  • include_all_products_in_family

    指定した製品IDを製品ファミリIDとみなし、パッチの検索中はこの製品ファミリにすべての製品を含めます。このオプションは、productオプションを指定した場合のみ有効です。

  • release

    パッチ・リリースID。emcli list_aru_releasesコマンドを実行して、リリースIDを検索します。

  • platform

    パッチ・プラットフォームID。emcli list_aru_platformsコマンドを実行して、プラットフォームIDを検索します。

  • language

    パッチ言語ID。emcli list_aru_languagesコマンドを実行して、言語IDを検索します。

  • type

    パッチ・タイプ。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • xml

    XML形式でパッチ情報を表示します。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli search_patches -patch_name=6880880  -platform=226 -swlib 



emcli search_patches -patch_name=6880880  -platform=226 -language=0 -xml 



emcli search_patches -product=9480  -release=80102030  -platform=226 -type=patch -format=name:pretty



emcli search_patches -product=9480  -release=80102030 type=patch -xml 



emcli search_patches -product=9480  -release=80102030 -script



emcli search_patches -product=9480 -release=80102030 type=patchset -format=name:csv 

5.4.612 secure_agent

エージェントを保護します。

書式

emcli secure_agent

        -agent_name="agent_target_name"

        -registration_pwd="registration_password"

        [-host_username ="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]

        [-credential_name ="credential_name"]

        [-credential_setname ="credential_setname_of_agent"]



[ ] incicates that the paramter is optional

オプション

  • agent_name

    エージェント・ターゲットの名前。

  • regustration_pwd

    OMSとの通信を保護するための登録パスワード。

  • host_username

    エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli secure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"

                   -registration_pwd="test_pwd"

                   -host_username="test_user"

                   -host_pwd="test"

例2

emcli secure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"

                   -registration_pwd="test_pwd"

                   -credential_setname="HostCreds"

5.4.613 secure_agents

エージェント名のリスト、グループ名および入力ファイルを指定して、エージェントを保護します。グループ名を指定した場合、Enterprise Managerは、このグループのターゲットをモニターするエージェントのリストに対してこれを解決します。このEM CLIコマンドで入力ファイルとともにエージェント・リストを指定することもできます。これらのオプションすべてに対して、ユーザー名またはパスワードのいずれかを指定するか、ユーザーをエージェント・ターゲット上で優先資格証明で構成する必要があります。このverbでは、エージェントのリストおよび入力として指定した資格証明とともにジョブが発行され、ジョブのステータスを追跡するために使用できるジョブ名とJob IDが出力されます。

また、無効なエージェント、保護されていないエージェント、停止しているエージェントおよびすでにアクティブなジョブ実行があるエージェントをフィルタで除外することによって、再保護するエージェントのリストが処理されます。すでに適切なCAで保護されているエージェントをフィルタで除外しますが、-disable_ca_checkオプションを使用すると、特定のフィルタを無効にすることもできます。

書式

emcli secure_agents

        [-agt_names="agt1;agt2;..."] [-agt_names_file="<file>"] 

        [-group_name="group_name"]

        [-use_pref_creds] 

        [-username="username"] 

        [-password="password"] 

        [-disable_ca_check] 



[ ] incicates that the paramter is optional

オプション

  • agt_names

    セミコロンで区切られたエージェント名のリスト。

  • agt_names_file

    エージェント名がそれぞれ新規行に表示されたリストを含むファイルの絶対パス。

  • group_name

    保護するエージェントのリストを指定します。Enterprise Managerでは、グループのターゲットのリストをモニターするエージェントのリスト(グループのメンバーではない)が解決されます。

  • use_pref_creds

    エージェントがsecureAgentジョブを実行するように構成された優先資格証明を使用します。

  • username

    エージェントでsecureAgentジョブを実行するためのユーザー名。

  • password

    エージェントでsecureAgentジョブを実行するためのユーザー・パスワード。

  • disable_ca_check

    エージェントが最新のCAで保護されているかどうかを確認するためのチェックを無効にします。

emcli secure_agents -agt_names="agent_host1:1831;agent_host2:3872" -use_pref_creds



emcli secure_agents -agt_names="agent_host1:1831;agent_host2:3872" -username=oracleagt



emcli secure_agents -agt_names_file=/tmp/agents_list.txt -use_pref_creds



emcli secure_agents -agt_names_file=/tmp/agents_list.txt -username=oracleagt

5.4.614 set_agent_property

特定の管理エージェント・プロパティを変更します。このコマンドは、管理エージェントのオペレータ権限を持っている場合に使用できます。

書式

emcli set_agent_property      -agent_name="<agent_target_name>"      -name="<agent_property_name>"

      -value="<agent_property_value>"

      [-new]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • name

    変更する管理エージェント・プロパティの名前。

  • value

    管理エージェント・プロパティの新しい値。

  • new

    これが新規に追加されるエージェント・プロパティであるかどうかを示します。

例1

この例では、emd.propertiesのUploadIntervalプロパティの値を15に設定します。

emcli set_agent_property -agent_name="agent.example.com:1234"

      -name=UploadInterval

      -value=15

例2

この例では、emd.propertiesの新しいプロパティnewpropの値に15を設定します。

emcli set_agent_property -agent_name="agent.example.com:1234"

      -name=newprop

      -value=15

      -new

5.4.615 set_availability

指定されたサービスの可用性定義を変更します。

書式

  emcli set_availability        -name=<target_name>        -type=<target_type>        -availType=TESTS|SYSTEM|SUB_SERVICE        -availOp=and|or

        [-sysAvailType=SYSTEM_TARGET_DIRECTLY|SELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEM] 

        [-keycomponents=<'keycomp1name:keycomp1type;

          keycomp2name:keycomp2type;...'>]

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。集約サービス・ターゲット・タイプもサポートされます。ターゲットのターゲット・タイプを取得するには、get_targets Verbを使用します。

  • availType

    可用性のタイプ。可用性をテストベース、システムベースまたはサブサービスベースに切り替えます。SUB_SERVICEは集約サービスのみでサポートされます。

  • availOp

    andの場合、すべてのキー・テストとコンポーネントを使用して、可用性を判断します。

    orの場合、いずれかのキー・テストとコンポーネントを使用して、可用性を判断します。

  • sysAvailType

    availTypeがシステムベースの場合の可用性のタイプ。可用性をSYSTEM_TARGET_DIRECTLYまたはSELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEMのいずれかに設定します。

    • 可用性にsystem target directlyが設定されている場合、サービスに関連付けられたシステムに可用性(ステータス)が定義されている必要があります。systemnameとsystemtypeは設定が必要な引数です。

    • 可用性がselected components of a systemに設定されている場合、systemname、systemtypeおよびkeycomponentsは設定が必要な引数です。

    • 可用性にsystem target directlyが設定されている場合で、システムに可用性(ステータス)が定義されていない場合、可用性セットは無効です。したがって、設定可能なオプションは、selected components of a systemです。

  • keycomponents

    サービスに使用されているシステムのキー・コンポーネントの名前とタイプのペア(keycomp_name:keycomp_typeなど)のリスト。

例1

この例では、システムの任意のキー・コンポーネントを基にするようにサービスMyTargetの可用性を設定します。

emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 

                       -availType='system' -availOp='or'

                       -keycomponents='database:oracle_database; host1:host'

例2

この例では、システム・ターゲットの可用性を基にするようにサービスMyTargetの可用性を設定します。

emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 

                       -availType='system' -availOp='and'

                       -sysAvailType='system target directly' 

emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 

                       -availType='system' -availOp='and'

                       -sysAvailType='selected components of a system' 

                       -keycomponents='database:oracle_database; host1:host'

emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 

                       -availType='system' -availOp='or'

                       -sysAvailType='selected components of a system' 

                       -keycomponents='database:oracle_database; host1:host'

5.4.616 set_config_history_retention_period

構成履歴を保存しておく期間を設定します。

書式

emcli set_config_history_retention_period 

      -period="Retention period in months"

オプション

  • period

    保存期間(月)。この値は1から60まで範囲で指定します。

この例では、保存期間を12か月に設定します。

emcli set_config_history_retention_period

-period=12 

5.4.617 set_connection_mode

新規のMOS接続モードを設定します。

書式

emcli set_connection_mode 

        -mode="online | offline"

emcli set_connection_mode -mode="offline"



emcli set_connection_mode -mode="online" 

5.4.618 set_credential

指定されたユーザーの優先資格証明を設定します。

注意:

このコマンドは、収集の資格証明セットをサポートしていません。

書式

emcli set_credential

      -target_type="ttype"

      [-target_name="tname"]

      -credential_set="cred_set"

      [-user="user"]

      -columns="col1:newval1;col2:newval2;PDP:SUDO/POWERBROKER;RUNAS:oracle;

         PROFILE:user1..."

      [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]

      [-oracle_homes="home1;home2"]

      [-monitoring]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。-oracle_homesパラメータが指定されている場合は、hostにする必要があります。

  • target_name

    ターゲットの名前。この引数を省略して、エンタープライズ優先資格証明を設定します。-oracle_homesパラメータが指定されている場合は、ホスト名にする必要があります。

  • credential_set

    設定対象の資格証明セット。

  • user

    対象の資格証明を使用するEnterprise Managerユーザー。省略すると、現行ユーザーの資格証明に適用されます。

  • columns

    設定する列の名前と新しい値。資格証明セットのすべての列を指定する必要があります。-input_file引数からのタグを使用して、コマンドラインに資格証明値が表示されないようにすることもできます。この引数は、複数回指定できます。

  • input_file

    -columns引数を持つファイルのパス。これはパスワードを非表示にする場合に使用されます。各パスには、-columnsパラメータで参照されているタグが必要です。このオプションは、複数回指定できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • oracle_homes

    ターゲット・ホストのOracleホームの名前。資格証明は、指定されたすべてのホームに対して追加または更新されます。

    注意: 列およびそれらが属する資格証明セットのリストは、各ターゲット・タイプのメタデータ・ファイルに含まれています。この情報および他の資格証明情報は、メタデータの<CredentialInfo>セクションにあります。

  • monitoring

    対象の資格証明がモニタリング資格証明であることを示すフラグ。省略すると、対象の資格証明は優先資格証明になります。モニタリング資格証明では、target_nameオプションを指定する必要があります。

例1

次の例では、FILE1passwordFileの内容を参照するためのタグです。例2の結果は例1と同じです。

emcli set_credential

      -target_type=oracle_database

      -target_name=myDB

      -credential_set=DBCredsNormal

      -user=admin1

      -column=FILE1

      -input_file=FILE1:passwordFile

例2

次の例では、passwordFileの内容は、username:joe;password:newPass;role:newRoleです。

emcli set_credential

      -target_type=host

      -target_name=host.example.com

      -credential_set=OHCreds

      -user=admin1

      -column="OHUsername:joe;OHPassword:newPass"

      -oracle_homes="database1;mydb"

5.4.619 set_db_service_properties

基礎となるデータベース・ターゲットの一意のデータベース名およびサービス・ターゲットのプロパティ名/値を指定することにより、Database as a Service (DBaaS)ターゲット・プロパティを設定および更新します。

書式

emcli set_db_service_properties

      -db_unique_name="database unique name"

      -property_name="property name"

      -property_value="property value"

オプション

  • db_unique_name

    DBaaSターゲットが依存するデータベース・ターゲットのデータベース名。この名前は、データベース・ターゲットの「最新収集」ページで見つけることも、問い合せることもできます。

  • property_name

    DBaaSターゲットのターゲット・プロパティ名(company_gtp_cost_centercompany_gtp_line_of_buscompany_gtp_contactなど)。

  • property_value

    DBaaSターゲットのデータベース・ターゲットのプロパティ名に割り当てる値。

次の例では、company_e_commerceデータベースのdev_cost_centerプロパティ名にweb_group1のプロパティ値を設定する方法を示します。

emcli set_db_service_properties -db_unique_name="company_e_commerce" -property_name="dev_cost_center" -property_value="web_group1"

5.4.620 set_default_pref_cred

名前付きの資格証明をデフォルトの優先資格証明として設定します。優先資格証明をEnterprise Manager操作に使用し、優先資格証明がターゲット用に設定されていない場合、設定した、このターゲット・タイプ用のデフォルトの資格証明が使用されます。デフォルトの資格証明はターゲット・タイプのレベルで設定されます。

書式

emcli set_default_pref_cred 

        -set_name="set_name"

        -target_type="ttype"

        -credential_name="cred_name"

        [-credential_owner ="owner]"

        [-test] 

        [-test_target_name="test_target_name"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • set_name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • target_type

    資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • credential_name

    資格証明の名前。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。現在ログインしているユーザーがデフォルトに設定されます。

  • test

    デフォルトの資格証明として設定する前に、資格証明をテストします。

  • test_target_name

    グローバルな資格証明がデフォルトの優先資格証明として設定されている場合、ターゲット名をテストします。

例1

この例では、名前付き資格証明MyHostCredentialsをターゲット・タイプのホスト用のデフォルトの優先資格証明(HostCredsNormal)として設定します。

emcli set_default_pref_credential 

        -set_name=HostCredsNormal

        -target_type=host

        -credential_name=MyHostCredentials

        -credential_owner="Joe"

例2

この例では、名前付き資格証明MyHostCredentialsをターゲット・タイプのホスト用のデフォルトの優先資格証明(HostCredsNormal)として設定します。名前付き資格証明MyHostCredentialsをデフォルトの優先資格証明として設定する前に、これをserver1.example.comに対してテストします。

emcli set_default_pref_cred 

        -set_name=HostCredsNormal

        -target_type=host

        -credential_name=MyHostCredential

        -credential_owner="Joe"

        -test

        -test_target_name=server1.example.com

5.4.621 set_default_privilege_delegation_setting

1つ以上のプラットフォームのデフォルトの権限委任設定を設定します。

書式

標準モード

emcli set_default_privilege_delegation_setting

        -default_setting_list="platform1:setting_name1;platform2:setting_name2"

        [-separator="separator:attribute_name:character"]

        [-subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

set_default_privilege_delegation_setting(

        default_setting_list="platform1:setting_name1;platform2:setting_name2"

        [,separator="separator:attribute_name:character"]

        [,subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

        )



[ ]  indicates that the parameter is optional

終了コード

成功した場合は0です。0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

オプション

  • default_setting_list

    プラットフォームごとのデフォルト設定のリスト。サポート対象のプラットフォームは、Linux、HP-UX、AIXおよびSunOSです。

  • separator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのセパレータはセミコロン(;)です。このオプションを使用すると、デフォルトのセパレータ値が上書きされます。

    たとえば、separator="<attribute_name=sep_char>"では、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名、sep_charは新しいセパレータ文字です。

    たとえば、separator="att=#"では、セパレータ文字がシャープ記号(#)に変更されます。

  • subseparator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのサブセパレータはコロン(:)です。このオプションを使用すると、デフォルトのサブセパレータ値が上書きされます。

    たとえば、subseparator="<attribute_name=sep_char"では、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名、sep_charは新しいサブセパレータ文字です。

    たとえば、subseparator="att=#"ではサブセパレータ文字がシャープ記号に変更されます。

例1

この例では、権限委任設定をLinuxプラットフォームに対してSUDO1、HP-UXプラットフォームに対してSUDO2に設定します。

emcli set_default_privilege_delegation_setting

           -default_setting_list="Linux:SUDO1;HP-UX:SUDO2"

例2

この例では、権限委任設定をLinuxに対してSUDO_SETTING_1、HP-UXに対してSUDO_SETTING_2に設定します。デフォルトのセパレータがカンマ( , )に、サブセパレータがシャープ記号(#)に変更されています。

emcli set_default_privilege_delegation_setting

           -default_setting_list="Linux#SUDO_SETTING_1,HP-UX#SUDO_SETTING_2"

           -separator="default_setting_list=,"

           -subseparator="default_setting_list=#"

5.4.622 set_engr_sys_patching_options

エンジニアド・システムのコンポーネントのパッチ・デプロイメント・オプションを設定します。

書式

emcli set_engr_sys_patching_options 

      -system_target_name="system_target_name" 

      -system_target_type="system_target_type" 

      -component_type="component_type" 

      -input_file=data:"input_file_path"

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • input_file

    パッチ適用デプロイメント・オプションを含むファイルのパスを指定します。入力ファイルの例は、deploymentです。

オプション

.StageLocation=/u01/stagepatch 

               deploymentOptions.PatchingMode=rolling

               deploymentOptions.StagePatches=true 

               deploymentOptions.OpatchUpgrade=false 

               deploymentOptions.SafeMode=false 

注意: safeModeは、パッチ適用中にターゲットでブラックアウトを作成する必要があるかどうかを示します。推奨値はtrueです。

次の例では、/tmp/deploymentoptions.propに指定された入力を使用して、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のコンポーネント"Oracle Infiniband Switch"のパッチ適用デプロイメント・オプションを設定します

emcli  set_engr_sys_patching_options  

       -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com"

       -system_target_type="oracle_dbmachine"

       -component_type="Oracle Infiniband Switch"

       -input_file=data:"/tmp/deploymentoptions.prop" 

5.4.623 set_gold_agent_update

管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成し、管理エージェントのアップグレードのデフォルト値を定義します。

書式

emcli set_gold_agent_update_policy

      [-additional_parameters="additional_parameters"]

      [-pre_script_loc="pre_script_loc"]

      [-post_script_loc= " post_script_loc"]

      [-is_pre_script_on_oms= " is_pre_script_on_oms"]

      [-is_post_script_on_oms= " is_post_script_on_oms"]]

       [-stage_location= " stage_location"]

      [-is_staged= " is_staged"]

      [-stage_action= " stage_action"]

      [-batch_size= " batch_size"]

      [-frequency= " frequency"]

      [-success_rate= " success_rate"]

      [-update_profile= " update_profile"]

      [-profile_path= " profile_path"]

      [-email= " email"]

      [-run_preCleanup= " run_preCleanup"]

      [-run_postCleanup= " run_postCleanup"]



[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • additional_parameters

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する追加パラメータ。

  • pre_script_loc

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する前処理スクリプトの場所。

  • post_script_loc

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する後処理スクリプトの場所。

  • is_pre_script_on_oms

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにこのパラメータに設定する値。

  • is_post_script_on_oms

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにこのパラメータに設定する値。

  • stage_location

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定するステージングの場所の値。

  • is_staged

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • stage_action

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • batch_size

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのバッチ・サイズに設定する値。

  • frequency

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリの頻度に設定する値。

  • success_rate

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリの成功率に設定する値。

  • update_profile

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • profile_path

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのプロファイル・パスに設定する値。

  • email

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する電子メール。

  • run_preCleanup

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • -run_postCleanup

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

例1

次の例では、リポジトリに追加パラメータを設定します。

emcli set_gold_agent_update_policy

例2

次の例では、リポジトリに前処理スクリプトの場所を設定します。

emcli set_gold_agent_update_policy

-pre_script_loc=/home/john/pretscript

例3

次の例では、リポジトリにステージングの場所を設定します。

emcli set_gold_agent_update_policy

-stage_location=/scratch/tmp

5.4.624 set_key_beacons_tests

サービスのキー・ビーコンとテストを定義します。

書式

emcli set_key_beacons_tests

      -name=<target_name>

      -type=<target_type>

      [-beacons=<beacon_names>]+

      [-tests='test1:type1;test2:type2;...']+

      [-removeKey]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • beacons

    キー(または非キー)として設定するビーコンの名前。

  • tests

    キー(または非キー)として設定するテストの名前とタイプ。

  • removeKey

    指定すると、モードは「キーの削除」となり、指定されたテストとビーコンが非キーとして設定されます。

    指定しない場合、モードは「キーの追加」となり、指定されたテストとビーコンがキーとして設定されます。

例1

この例では、MyTest/HTTPMyTest2/FTPおよびMyBeaconをサービスMyTarget/generic_serviceの非キー要素として設定します。

emcli set_key_beacons_tests 

      -name='MyTarget' 

      -type='generic_service'

      -tests='MyTest:HTTP;MyTest2:FTP'

      -beacons='MyBeacon' -removeKey

例2

この例では、MyBeaconMyBeacon2をサービスMyTarget/generic_serviceのキー・ビーコンとして設定します。

emcli set_key_beacons_tests 

      -name='MyTarget' 

      -type='generic_service'

      -beacons='MyBeacon;MyBeacon2'

5.4.625 set_logging_property

指定したロギング・プロパティ名に対応するプロパティ値を設定します。

書式

emcli set_logging_property 

        -property_name="propertyName"

        [-oms_name="omsName"]

        -property_value="propertyValue"



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_name

    値を設定する必要があるロギング・プロパティの名前。

  • oms_name

    ロギング・プロパティを設定する必要のある管理サーバーの名前。

  • property_value

    設定する値。

例1

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceのプロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set_logging_property -property_name=propName -property_value=propValue 

-oms_name="myhost:1159_Management_Service"

例2

この例では、すべての管理サーバーで、プロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set_logging_property -property_name=propName -property_value=propValue 

5.4.626 set_metric_promotion

テストまたはシステムに基づくメトリックのプロモートを作成または編集します。

書式

emcli set_metric_promotion

      -name=<service_target_name

      -type=<service_target_type

      ***[-category=Usage/Performance/Business]

      -basedOn=SYSTEM|TESTS|SUB_SERVICE

      -aggFunction=AVG|MAX|MIN|SUM|COPY

      [-promotedMetricName=<promoted_metric>]

      [-promotedMetricColumn=<promoted_metric_column>]

      -promotedMetricKey=<key_value_of_promoted_metric>

      [-metricName=<dependent_metric_name>]

      -column=<dependent_metric_column>

      *[-depTargetType=<target_type_of_dependent_targets>]

      *#[-depTargets='target1;target2...']

      *#[-depTargetKeyValues='target1:key11|key12|key13..;

          target2:key21|key22|key23..']

      *[-depMetricKeyValue=<dependent_metric_key_column>]

      **[-testname=<dependent_test_name]

      **[-testtype=<dependent_test_type]

      **[-metricLevel=TXN|STEP|STEPGROUP]

      **[-beacons='bcn1;bcn2..']

      **[-depTestComponent=<step_or_stepgroup_name>]

      [-threshold='critical_threshold_value;warning_threshold_value;

         threshold_operator (EQ|LE|LT|GT|GE)']

      -mode=CREATE|EDIT

      #[-includeRuleBasedTargets = YES|NO] 

      [-targetFilter = ALL|STARTS_WITH:<filter>|ENDS_WITH:<filter>|

        CONTAINS:<filter>|EQUALS:<filter>] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

キー:

*basedOnがSYSTEMに設定される場合に必要になることがあります。 **basedOnがTESTSに設定される場合になることがあります。 ***basedOnSUB_SERVICEに設定される場合に必要になることがあります。 # — システムベース・メトリックではこれらの値の1つが必要です。

オプション

  • category

    プロモート・メトリックが、サービスの使用状況メトリック、パフォーマンス・メトリックまたはビジネス・メトリックのいずれであるかを定義します。カテゴリは、プロモート・メトリックの名前とメトリック列を特定するために使用されます。このオプションを指定しない場合、promotedMetricNameおよびpromotedMetricColumnオプションを指定する必要があります。

  • basedOn

    プロモートがテストベースかシステムベースかを指定します。

  • aggFunction

    プロモート・メトリックの計算に使用する集約関数を指定します。AVG/MAX/MIN/SUMは、それぞれ依存メトリックの平均、最大値、最小値および合計をとります。COPYは、1つの依存メトリックのみをプロモート・メトリックにコピーします。

  • promotedMetricName

    プロモート・メトリック名。カテゴリを指定した場合はオプションです。

  • promotedMetricColumn

    プロモート・メトリック列。カテゴリを指定した場合はオプションです。

  • promotedMetricKey

    プロモート・メトリックのキー値を特定する、必須の引数。UIのプロモート・メトリックの表示名に相当します。

  • metricName

    依存メトリック列が複数のメトリックによって収集される場合に必要な引数。

  • column

    依存メトリック列。

  • depTargetType

    すべての依存ターゲットは、同じターゲット・タイプである必要があります。

  • depTargets

    依存ターゲットを指定します。この引数は、depTargetKeyValuesを指定すると無視されます。

  • depTargetKeyValues

    依存ターゲットに関連付けられているキー値を指定します。'tgt1:key1;tgt1:key2...'という書式でエントリを繰り返して、1つのターゲットに複数のキー値を指定します。

  • depMetricKeyValue

    依存メトリックが置換メトリックの場合に必須です。これは、すべての依存ターゲットに適用されるキー値です。

  • testname

    メトリックのプロモートに使用されるテストの名前を定義します。

  • testtype

    メトリックのプロモートに使用されるテストのタイプを定義します。

  • metricLevel

    ステップレベルでプロモートできるメトリックもあります。このオプションでは、プロモート中に使用するレベルを定義します。

  • beacons

    メトリック・データのプロモートに使用するビーコンのリスト。

  • depTestComponent

    metricLevelTXNではない場合、このオプションを使用して、プロモート・ステップまたはステップ・グループを指定する必要があります。

  • threshold

    プロモート・メトリックのしきい値を定義します。-mode: モードはCREATEまたはEDITです。

  • includeRuleBasedTargets

    YESの場合、メトリックの評価時に使用可能なシステム・メンバー・ターゲットがメトリック評価の対象になります。デフォルトはNOです。このオプションは、システムベース・メトリックのみに使用できます。

  • targetFilter

    指定のターゲット・フィルタ値が、システム・メンバー・ターゲットのターゲット名と比較されます。このフィルタ値と一致するメンバー・ターゲットがメトリック評価に含まれます。ターゲット・フィルタでは、*や%などのワイルド・カードは使用できません。たとえば、ALL、STARTS_WITH:EM、ENDS_WITH:EM、CONTAINS:EMおよびEQUALS:EMを指定できます。

例1

この例では、MyTest/HTTPを使用して、サービスMyTargetでキー値がmymetric1のプロモート・パフォーマンス・メトリックを作成します。プロモート・メトリックはdns_timeの最大値を取得し、メトリック列はMyBeaconビーコンとmybcn1ビーコンによって返されます。しきい値の演算子は「以上」(GE)、クリティカル値は200、警告値は100に設定されています。

emcli set_metric_promotion -name='MyTarget' -type='generic_service' 

      -category=Performance -basedOn=test -aggFunction=MAX

      -testname='MyTest' -testtype=HTTP

      -beacons='MyBeacon, mybcn1'

      -promotedMetricKey=mymetric1 -column=dns_time -metricName=http_response

      -metricLevel=TXN -threshold='200;100;GE' -mode=CREATE

例2

この例では、サービスMyTargetでキー値がAppServerComponentUsageのプロモートUsageメトリックを作成します。依存ターゲットはタイプがoracle_iasmyapp_serverです。プロモート・メトリックは、指定されたキー値について、cpu.componentメトリック列の平均値を計算します。

emcli set_metric_promotion -name='MyTarget' -type='generic_service'

      -category=Usage -basedOn=system -aggFunction=AVG

      -promotedMetricKey=AppServerComponentUsage -depTargetType=oracle_ias       

      -column=cpu.component

      -metricName=opmn_process_info

      -depTargetKeyValues='myapp_server:petstore;myapp_server:http_server'

      -mode=CREATE 

5.4.627 set_monitoring_credential

ターゲットに設定されているモニタリング資格証明を設定します。コマンドラインの引数または入力プロパティ・ファイルを使用すると、入力パラメータを指定できます。パスワードとパラメータ値のためのinput_fileパラメータもサポートしています。

書式

emcli set_monitoring_credential 

        -target_name=<target_name>

        -target_type=<ttype>

        -set_name=<set_name>

        -cred_type=<credential_type>

        -auth_target_type=<auth_ttype>

        -test

        -input_file=<tag|value>

        -properties_file=<filename>

        -attributes=<p1:v1;p2:v2;...>

オプション

  • target_name

    このターゲットのモニタリング資格証明を設定します。

  • target_type

    ターゲットのターゲット・タイプ。

  • set_name

    モニタリング資格証明をこの資格証明セットについて設定します。

  • cred_type

    モニタリング資格証明として設定する資格証明のタイプ。

  • auth_target_type

    認証ターゲット・タイプ。デフォルトはtarget_typeです。

  • test

    モニタリング資格証明を設定する前に、ターゲットに対して資格証明をテストします。

  • input_file

    ファイルから機密プロパティ値を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • properties_file

    ファイルのすべてのパラメータを渡します。コマンドラインで指定した値が優先されます。

  • attributes

    次のように資格証明列を指定します。

    colname:colvalue;colname:colvalue
    
    

    -separator=attributes=<newvalue>を使用すると、セパレータ値を変更でき、-subseparator=attributes=<newvalue>を使用すると、サブセパレータ値を変更できます。

例1

この例では、ターゲットtestdb.example.com:oracle_databaseに、ユーザー名がfoo、パスワードがbar、ロールがnormalのモニタリング資格証明セットDBCredsMonitoringを設定します。

emcli set_monitoring_credential 

        -target_name=testdb.example.com 

        -target_type=oracle_database 

        -set_name=DBCredsMonitoring

        -cred_type=DBCreds

        -attributes="DBUserName:foo;DBPassword:bar;DBRole:normal"

例2

この例では、mypasswordfile.txtファイルからパスワードを読み取ります。

emcli set_monitoring_credential 

        -target_name=testdb.example.com 

        -target_type=oracle_database 

        -set_name=DBCredsMonitoring

        -cred_type=DBCreds

        -attributes="DBUserName:foo;DBPassword:tag;DBRole:normal"

        -input_file="tag:mypasswordfile.txt"

5.4.628 set_mos_credentials

OMSにMy Oracle Support資格証明を設定します。パスワードの入力を求められたら、My Oracle Supportのパスワードを入力してください。

書式

emcli set_mos_credentials 

      -username="My Oracle Support Username" 

      [-password "My Oracle Support Password"]  

      [-verbose_exception]   

オプション

  • username

    My Oracle Supportのユーザー名。

  • password

    My Oracle Supportのパスワード。このオプションを指定しない場合、ユーザーは対話形式でパスワードの入力を求められます。

次の例では、OMSのMy Oracle Support資格証明を-username=xyz@oracle.comに設定します。

emcli set_mos_credentials 

      -username=xyz@oracle.com 

5.4.629 set_oms_property

指定したプロパティ名に対応するプロパティ値を設定します。

書式

emcli set_oms_property 

        -property_name="propertyName"

        [-oms_name="omsName"]

        -property_value="propertyValue"



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_name

    値を設定する必要があるプロパティの名前。

  • oms_name

    プロパティを設定する必要のある管理サーバーの名前。

  • property_value

    設定するプロパティ値。

例1

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceのプロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set_oms_property -property_name=propName -property_value=propValue -oms_name="myhost:1159_Management_Service"

例2

この例では、すべての管理サーバーで、プロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set the value for the property name "propName" to "propValue" on all the management servers 

5.4.630 set_patch_plan_data

ユーザー編集可能データを設定します。このverbを使用する前にget_patch_plan_data verbを使用すると、便利です。

書式

emcli set_patch_plan_data

        -name="name"

        -input_file=data:"file_path"

        [-impact_other_targets="add_all|add_original_only|cancel"]

        [-problems_assoc_patches="ignore_all_warnings|cancel"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • input_file

    このターゲットの優先資格証明を設定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • impact_other_targets

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • problems_assoc_patches

    資格証明の名前。

emcli set_patch_plan_data -name="plan name"  

-input_file=data:"/tmp/patchplan.pros" 



emcli set_patch_plan_data -name="plan name"  

-input_file=data:"/tmp/patchplan.pros" -impact_other_targets="add_all" 



emcli set_patch_plan_data -name="plan name"  

-input_file=data:"/tmp/patchplan.pros" -impact_other_targets="add_all" 

-problems_assoc_patches="ignore_all_warnings" 

5.4.631 set_preferred_credential

名前付きの資格証明をユーザー用のターゲットの優先資格証明として設定します。

書式

emcli set_preferred_credential 

        -set_name="set_name"

        -target_name="target_name"

        -target_type="ttype"

        -credential_name="cred_name"

        [-credential_owner ="owner]"

        [-test]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • set_name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • target_name

    このターゲットの優先資格証明を設定します。

  • target_type

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • credential_name

    資格証明の名前。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。デフォルトは現在ログインしているユーザーに設定されています。

  • test

    優先資格証明を設定する前に、target_nameに対して資格証明をテストします。

例1

この例では、名前付き資格証明MyHostCredentialsをターゲットtest.example.com:hostのターゲットの優先資格証明(HostCredsNormal)として設定します。

emcli set_preferred_credential 

        -set_name=HostCredsNormal

        -target_name=test.oracle.com

        -target_type=host

        -credential_name=MyHostCredentials

        -credential_owner="Joe"

例2

この例では、名前付き資格証明MyDBCredentialsをターゲットmyDB:oracle_databaseのターゲットの優先資格証明(通常のデータベース資格証明)として設定します。このコマンドでは、優先資格証明を設定する前に、myDB:oracle_databaseに対して名前付き資格証明をテストします。


emcli set_preferred_credential

        -target_type=oracle_database

        -target_name=myDB

        -set_name=DBCredsNormal

        -credential_name=MyDBCredentials

        -credential_owner="Joe"

        -test 

5.4.632 set_properties

テストまたはビーコンのプロパティを設定します。

書式

emcli set_properties

      -name=<target_name>

      -type=<target_type>

      -testname=<test_name

      -testtype=<test_type>

      [-beacons=<beacon_names>]

      [-properties='prop1:value1;prop2:value2;..']+



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • testname

    プロパティを設定するテストの名前。

  • testtype

    プロパティを設定するテストのタイプ。

  • beacons

    プロパティを設定するビーコンの名前。

  • properties

    設定するプロパティの名前と値(複数可)。

例1

この例では、すべてのビーコンについて、MyTargetで定義されたテストMyTestでプロパティtimeout30000に、granularityをtransactionに設定します。

emcli set_properties -name='MyTarget' -type='generic_service'

      -testname='MyTest' -testtype='HTTP'

      -propertyName='timeout:30000;granularity:transaction'

例2

この例では、MyBeaconおよびMyBeacon2についてのみ、MyTargetで定義されたテストMyTestのプロパティ値を30000に設定します。これは、指定されたプロパティをビーコン・レベルで設定できる場合にのみ機能します。

emcli set_properties -name='MyTarget' -type='generic_service'

      -testname='MyTest' -testtype='HTTP'

      -bcnName='MyBeacon;MyBeacon2'

      -propertyName='timeout' -propertyValue='30000'

5.4.633 set_reverse_ping_interval

管理エージェントの最大待機時間を変更します。変更するには、エージェント名を指定する必要があります。

書式

emcli set_reverse_ping_interval 

        -agent_names="agent1[;agent2...]"|-all_agents

        -value=" "|-reset_to_default



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_names

    変更を実行する必要のある管理エージェント(host:port)。

  • all_agents

    すべてのエージェントが新しい値で更新する必要がある場合にのみ使用します。

  • value

    更新する必要のある既存の待機時間の新しい値。

  • reset_to_default

    値をデフォルト値にリセットする場合に使用します。

例1

この例では、既存の待機時間を、指定した新しい値(この場合は240)に変更します。

emcli set_reverse_ping_interval -agent_names="myhost1.example.com:1838" -value=240

例2

この例では、指定したエージェントの既存の待機時間をpingシステムのデフォルト値に変更します。

emcli set_reverse_ping_interval -agent_names="myhost1.example.com:1838;myhost2.example.com:4352" -reset_to_default

5.4.634 set_standby_agent

ある管理サーバーにあるターゲットの別の管理サーバーへの再配置を許可します。このverbでは、常に、再配置元の管理エージェントから再配置先管理エージェントへの再配置をEnterprise Managerターゲットに対して許可するターゲットを特定する表が移入されます。

書式

emcli set_standby_agent

       -src_agent=<source_agent>

       -dest_agent=<destination_agent>

       -target_name=<target_name>

       -target_type=<target_type>



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • src_agent

    現在ターゲットをモニタリングしている管理エージェント。srcAgentが不明の場合、引数としてcurrentOwnerを入力します。

  • dest_agent

    ターゲットをモニターする必要のある管理エージェント。

  • target_name

    移動するターゲットの名前。

  • target_type

    移動するターゲットのタイプ。

出力

コマンド実行の出力メッセージ。

5.4.635 set_target_property_value

指定されたターゲットのターゲット・プロパティの値を設定します。ターゲット・プロパティの以前の値は、すべて上書きされます。Oracle提供のターゲット・プロパティに値を割り当てる場合、次のターゲット・プロパティについては英語名を使用してください。

Comment、Lifecycle Status、Line of Business、Location、Contact

Lifecyle Statusに指定できる値は次のとおりです。

  • Development

  • MissionCritical

  • Production

  • Stage

  • Test

クラスタ・ターゲット・タイプの場合、ターゲット・プロパティの値はすべてのメンバー・ターゲットに自動的に伝播されます。この処理は、-propagate_to_membersパラメータが指定されていなくても実行されます。propagate_to_membersパラメータは、ターゲット・プロパティ値を集約ターゲットのメンバーに伝播することが目的の動作である集約非クラスタ・ターゲットに対して使用されます。この場合、将来追加されるターゲットではなく、集約の現在のメンバーに伝播されることに注意してください。

注意:

メンバーに対してプロパティを設定して伝播できるのは、一度に1つのみです。

書式

emcli set_target_property_value      -property_records="target_name:target_type:property_name:property_value"      [-separator=property_records="sep_string"]      [-subseparator=property_records="subsep_string"]      [-input_file="parameter_tag:file_path"]

      [-propagate_to_members]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_records

    プロパティ・レコードのリスト。各プロパティ・レコードは、次の要素で構成されます。

    <target_name>:<target_type>:<property_name>:<property_value>

    • target_name - プロパティを更新するターゲットのターゲット名。

    • target_type - ターゲットのターゲット・タイプ。

    • property_name - 更新する値を持つプロパティの名前。プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。list_target_property_names verbを、存在する可能性のあるプロパティ名のリストに対して実行できます。

    • property_value - 割当てまたは更新を行うプロパティの値。

  • separator

    複数のプロパティ・レコードを指定する場合、セパレータ文字列デリミタをプロパティ・レコード間のデリミタとして使用します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

  • subseparator

    プロパティ・レコードの要素間に使用する文字列デリミタ。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

  • input_file

    -property_recordsオプションとともに使用すると、プロパティ・レコードをファイルで指定できます。タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、プロパティ・レコードのかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)を使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • propagate_to_members

    グループおよびシステム・ターゲット用に使用すると、プロパティをすべてのメンバーに伝播します。

例1

この例では、データベースtest_databaseのOwner NameプロパティをJane Smithに設定します。

emcli set_target_property_value

      -property_records="test_database:oracle_database:Owner Name:Jane Smith"

例2

この例では、データベースtest_dbのOwnerプロパティをJane Smithに設定し、データベースtest_db1のAsset Numberプロパティを100に設定します。

emcli set_target_property_value

          -property_records="test_db:oracle_database:Owner:Jane Smith;

           test_db1:oracle_database:Asset Number:100"

5.4.636 set_test_threshold

テストのしきい値を設定します。

書式

emcli set_test_threshold

      -name=<target_name>

      -type=<target_type>

      -testname=<test_name>

      -testtype=<test_type>

      -metricName=<metric_name>

      -metricColumn=<metric_column>

      -occurrences=<occurrences>

      [-warningThres=<warning_threshold>]

      [-criticalThres=<critical_threshold>]

      [-operator=<operator>]

      [-beaconName=<beacon_name>]

      [-stepName=<step_name>]

      [-stepGroupName=<stepgroup_name>]



[ ]  indicates that the parameter is optional

emcli set_test_threshold -name="Service Name"

              -type="generic_service"

              -testname="Test Name"

              -testtype="HTTP"

              -metricName="http_response"

              -metricColumn="timing"

              -occurrences=1

              -warningThres=100000

5.4.637 setup

EM CLIを特定の管理サーバーで動作するように構成します。

EM CLIクライアントの設定は、-noautologinオプションを指定してセキュア・モードにするか、または-autologinオプションを指定して非セキュア・モードにすることができます。デフォルトは-noautologinです。したがって、いずれのオプションも指定しない場合は、EM CLIクライアントは自動的にセキュア・モードに設定されます。

構成ディレクトリには、操作中に生成された情報メッセージとエラー・メッセージを記録する、EM CLIによって生成されたログ・ファイルが含まれます。

書式

emcli setup

        -url="http[s]://host:port/em"

        -username=<EM_console_username]

        [-password=<password_of_user>]

        -dir=<local_emcli_config_directory>

        [-localdirans=yes|no]

        [-licans=yes|no]

        [-trustall]

        [-certans=yes|no]

        [-nocertvalidate]

        [-novalidate]

        [-autologin]

        [-noautologin]

        [-noregister]

        [-custom_attrib_file=<custom_attr_file_path>]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • url

    Oracle Management Server (OMS)のURL。hostはOMSのホストを指定します。portはOMSのリスニング・ポートを指定します。httpおよびhttpsプロトコルの両方がサポートされています(セキュリティ上の理由から、httpsの使用をお薦めします)。

  • username

    OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するEnterprise Managerユーザー名。

    SSOユーザーがEnterprise Managerユーザーでもある場合(LDAP/OIDで認証済)、ssousernameの指定でしかEM CLIを登録できません。SSOをOMSに対して有効にした後は、EM CLIはusernameのみの指定では登録できません。

  • password

    Enterprise Managerユーザーのパスワード。このオプションを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。

    注意:

    コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。

  • dir

    EM CLI構成ディレクトリが作成されるディレクトリ。このディレクトリは、ローカルにマウントされたファイル・システムに置く必要があります。ディレクトリがそのように識別されなかった場合(trustallを指定した場合を除く)、HTTPS URLに警告または確認が発行されます。ディレクトリは、setupをコールした作業ディレクトリの相対ディレクトリにすることも絶対ディレクトリにすることもできます。このオプションのデフォルトは、ユーザーのホーム・ディレクトリです。

  • localdirans

    -dirオプション付きで指定された設定ディレクトリがローカル・ディレクトリかどうかを示します。設定ディレクトリがローカルであることを示すには、yesを指定し、設定ディレクトリがローカルでないことを示すにはnoを指定します。

  • licans

    ユーザーがライセンスを受け入れるかどうかを示します。yesを指定してライセンスを受け入れるか、noを指定してライセンスを拒否します。

  • trustall

    OMSから任意のサーバー資格証明を自動的に受け入れます(低セキュリティ)。

  • certans

    ユーザーに入力を要求することなく、証明書が信頼される必要があるかどうかを示します。証明書を信頼する場合はyesを指定し、証明書を信頼しない場合はnoを指定します。

  • nocertvalidate

    OMSが提供するSSL証明書のホスト名を検証しません。

  • novalidate

    OMSに対してEnterprise Managerユーザー名またはSSOユーザー名を認証しません。指定されたユーザー名を有効とみなします。これにより、Enterprise Managerの検証や接続を行わずに、構成を格納できます(Enterprise Manager URLおよびユーザー)。Enterprise Managerが稼働していないシナリオでsetupコマンドを実行すると、便利な場合があります。

  • autologin

    このモードでは、資格証明はEM CLIクライアント・システムに格納されます。自動ログイン・モードは、emcli logoutが実行されるまで維持されます。verbを実行したときにセッションの期限が切れている場合、自動的にログインされ、verbが実行されます。

    emcli logoutを実行後に実行されたverbは、次の内容を示すメッセージを表示して失敗します。「エラー: セッションが期限切れです。emcliログインを実行してセッションを確立してください。」emcli logout後にlogin verbを使用して、EM CLIにログインする必要があります。Enterprise Managerユーザーのパスワードが変更された後は、IDと新しいパスワードでログインする必要があります。新しいパスワードは、その後で格納されます。

    noautologinがデフォルト・モードであることに注意してください。

  • noautologin

    このデフォルト・モードでは、資格証明はEM CLIクライアント・システムに格納されません。verbを実行したときにセッションの期限が切れている場合、明示的にlogin verbを実行し、必要なverbを実行します。

  • noregister

    このEM CLIインスタンスを登録しません。

  • custom_attrib_file

    監査カスタム属性値を含むファイルのパス名。このオプションは、監査カスタム属性用にOMSが構成されている場合に必要です。custom_attrib_fileを指定しない場合、カスタム属性の値を入力するよう求められます。

    ファイルには、最大3行を含めることができます。1行に1つのカスタム属性の説明を含みます。各行の書式は次のとおりです。

    <attr-name>#<attr-displayname>#<isMandatory>#<attr-value>
    
    
    • #: フィールド・セパレータ。

    • attr-name: 属性の名前。

    • attr-displayname: 属性の表示名。

    • isMandatory: 必須属性の場合は1、それ以外は0。

    • attr-value: カスタム属性の値。

emcli setup -url=http://omsmachine.example.com:7770/em -username=sysman

複数の設定を実装して複数のOMSで動作するようにEM CLIクライアントを構成するには、次の手順を実行してください。

  1. dir1の場所でOMS1のEM CLIクライアントを設定します。

    emcli setup -dir=<dir1> -url=<Url of OMS1> -user=<EM Username for OMS1>
    
    
  2. dir2の場所でOMS2のEM CLIクライアントを設定します。

    emcli setup -dir=<dir2> -url=<Url of OMS1> -user=<EM Username for OMS2>
    
    
  3. OMS1の設定ディレクトリを参照するように環境変数EMCLI_STATE_DIRを設定します。

    setenv EMCLI_STATE_DIR <dir1>
    
    

    この設定により、EM CLIクライアントはOMS1で動作します。

  4. OMS2の設定ディレクトリを参照するように環境変数EMCLI_STATE_DIRを設定します。

    setenv EMCLI_STATE_DIR <dir2>
    
    

    この設定により、EM CLIクライアントはOMS2で動作します。

5.4.638 setup_bipublisher

Enterprise ManagerとBI Publisher Webアプリケーション間の関係を設定します。関係がすでに存在する場合、-forceオプションを指定する必要があります。Enterprise Manager System Reportsが、新しく構成されたBI Publisher Webアプリケーションにデプロイされます。レポートをデプロイすることなく登録詳細を変更するには、-nodeployオプションを使用します。詳細なステータス・メッセージが、すべての操作に対して表示されます。

レポートが存在する場合に、既存のレポートのコピーを上書きするには、-forceオプションを使用します。次の設定をデプロイしない場合、-nodeployオプションを指定します。

注意:

このVerbにはEnterprise Managerスーパー管理者権限が必要です。

書式

emcli setup_bipublisher

    [-force]

    -protocol=http|https

    -host=<hostname>

    -port=<portnumber>

    -uri=xmlpserver

    [-nodeploy]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • force

    レポートが存在する場合に、既存のレポートのコピーを上書きします。次のシナリオは、このオプションによって影響を受けます。

    • 関係がすでにEnterprise ManagerとBI Publisher Webアプリケーション間に存在している場合、この関係より新しい関係を優先します(-hostや-portなど)。

    • -nodeployを指定しない場合、Enterprise Manager Cloud ControlフォルダにあるBI Publisher Webアプリケーション用にすでに存在しているレポートをすべて、デプロイされるレポートが上書きします。

  • protocol

    httpまたはhttpsのいずれかにする必要があります。

  • host

    実行中のホスト、またはBI Publisher Webアプリケーションの前にあるサーバー・ロード・バランサの名前。

  • port

    Webサービスのポート番号。

  • uri

    Webアプリケーションのコンテキスト・ルート。xmlpserverである必要があります。

  • nodeploy

    次の設定をデプロイしない場合に指定します。Enterprise Manager BI Publisher System ReportsをBI Publisher Webアプリケーションにデプロイしません。cliのdeploy_bipublisher_reportsを使用すると、これを実行できます。

例1

emcli setup_bipublisher

     -protocol=https

     -host=www.somehost.com

     -port=7801

     -uri=xmlpserver

例2

この例では、WebLogic Serverコンソール内のBI Publisher管理対象サーバー(BIP)が異なるポート(9704)でリスニングするように再構成します。

emcli setup_bipublisher -protocol=https -host=somehost.com -port=9704 -uri=xmlpserver -force -nodeploy

5.4.639 show_bda_clusters

BDAネットワーク内のすべてのHadoopクラスタをリストします。ホストが指定されている場合、ホストが存在するネットワーク内のすべてのHadoopクラスタをリストします。

書式

emcli show_bda_clusters

        [-host="host_name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_name

    BDAネットワーク内の特定のホストの名前。

例1

次の例では、BDAネットワーク内のすべてのHadoopクラスタ・ターゲットをリストします。

emcli show_bda_clusters 

例2

次の例では、ホストacme101.comが存在するネットワーク内のすべてのHadoopクラスタをリストします。

emcli show_bda_clusters 

         -host="acme101.com"

5.4.640 show_applicable_engr_sys_operations

指定したエンジニアド・システム・ターゲットで実行できる適用可能なパッチ適用操作を表示します。

書式

emcli show_applicable_engr_sys_operations 

      -system_target_name="system_target_name" 

      -system_target_type="system_target_type" 

      -target_name="target_name" -target_type="target_type" | -component_type="component_type" 

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。

次の例では、エンジニアド・システム・ターゲット"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"に対して適用可能なパッチ適用操作をすべて表示します。

emcli  show_applicable_engr_sys_operations  

       -system_target_name="slcm12adm01.example.com" 

       -system_target_type="oracle_dbmachine" 

       -target_name="clusteradm0102.example.com" 

       -target_type="cluster"

5.4.641 show_applicable_engr_sys_patches

エンジニアド・システムのメンバー・ターゲットの適用可能なシステム・パッチをすべてリストします。

書式

emcli show_applicable_engr_sys_patches 

       -system_target_name="system_target_name" 

       -system_target_type="system_target_type" 

       [-target_name="target_name" -target_type="target_type" | -input_file=data:"input_file_path"]

       [-show_recommended] | [-show_all]

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • input_file

    入力ファイルのパスを指定します。次に、入力ファイルの例を示します。

    slcm12celadm01.example.com:oracle_exadata

    slcm12celadm02.example.com:oracle_exadata

    slcm12celadm03.example.com:oracle_exadata

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • show_recommended

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。このオプションを指定しない場合、適用可能なパッチがすべて表示されます。

  • show_all

    適用可能なすべてのパッチを表示します。このオプションがデフォルトです。

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"の推奨パッチのみを表示します。

emcli  show_applicable_engr_sys_patches  

       -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 

       -system_target_type="oracle_dbmachine" 

       -target_name="clusteradm0102.example.com" 

       -target_type="cluster" -show_recommended 

5.4.642 show_audit_settings

現在の監査設定の次の詳細を表示します。

  • — 監査の切換え
  • — 外部化の切換え
  • — ディレクトリ
  • — ファイルの接頭辞
  • — ファイル・サイズ
  • — データ保存期間

書式

emcli show_audit_settings

      -view="SUMMARY|DETAIL"

5.4.643 show_credential_set_info

ターゲット・タイプに定義された資格証明セットのパラメータを表示します。

書式

emcli show_credential_set_info       [-target_type="<target_type>"]       [-set_name="<credential_set_name>"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。デフォルトでは、すべてのターゲット・タイプに定義された資格証明セットを表示します。

  • set_name

    資格証明セットの名前。デフォルトでは、ターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明セットを表示します。

例1

この例では、すべてのターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明セットの詳細を表示します。

emcli show_credential_set_info

例2

この例では、oracle_databaseターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明セットを表示します。

emcli show_credential_set_info -target_type=oracle_database

5.4.644 show_credential_type_info

ターゲット・タイプに定義された資格証明タイプのパラメータを表示します。

書式

emcli show_credential_type_info       [-target_type="<target_type>"]       [-type_name="<credential_type_name>"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。デフォルトでは、すべてのターゲット・タイプに定義された資格証明セットを表示します。

  • type_name

    資格証明タイプの名前。デフォルトでは、ターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明タイプを表示します。

例1

この例では、oracle_databaseターゲット・タイプに定義されたHostUDMCreds資格証明タイプの詳細を表示します。

emcli show_credential_type_info -target_type=oracle_database

      -type_name=HostUDMCreds

例2

この例では、様々な資格証明タイプの出力を表示します。

emcli show_credential_type_info -target_type=host



Target Type   Cred Type Name  Cred Type Column Name    Key Column

host          HostCreds       HostPassword             No       

                              HostUserName             Yes      

              HostSSHCreds    SSH_PUB_KEY              No       

                              SSH_PVT_KEY              No       

                              USERNAME                 Yes      

              ProvisionCreds  InstallPassword          No       

                              InstallUserName          Yes      

                              OMSRegistrationPassword  No       

                              ProvCompPasswd           No       

              WBEMCreds       WBEMPassword             No       

                              WBEMUserName             Yes  

5.4.645 show_engr_sys_operation_status

エンジニアド・システム・ターゲットのメンバー・ターゲットまたはコンポーネントのパッチ適用操作ステータスを表示します。

書式

emcli show_engr_sys_operation_status 

      -system_target_name="system_target_name" 

      -system_target_type="system_target_type" 

      -target_name="target_name" -target_type="target_type" | -component_type="component_type"

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。

例1

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"のパッチ適用ステータスを表示します。

emcli show_engr_sys_operation_status   

      -system_target_name="DB Machine slc12.example.com" 

      -system_target_type="oracle_dbmachine" 

      -target_name="clusteradm0102.example.com" 

      -target_type="cluster" 

例2

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のコンポーネント"Exadata Grid slcm12.example.com"のパッチ適用ステータスを表示します。

emcli show_engr_sys_operation_status 

      -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 

      -system_target_type="oracle_dbmachine" 

      -component_type="Oracle Infiniband Switch" 

5.4.646 show_engr_sys_patchable_targets

指定したパッチを適用可能なエンジニアド・システムのターゲットを表示します。

書式

emcli show_engr_sys_patchable_targets 

       -system_target_name="system_target_name" 

       -system_target_type="system_target_type" 

       -system_patch_composite_id="system_patch_composite_id" 

       [-applied="true | false"]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • system_patch_composite_id

    システム・パッチ・コンポジットIDを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • applied

    パッチがすでに適用されているターゲットをリストするかどうかを指定します。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    • true: パッチが適用されているターゲットをリストします。

    • false: パッチが適用されていないターゲットのみをリストします。

    このオプションがデフォルトです。

次の例では、パッチp18706488_600000000001381_226_0がすでに適用されているエンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲットを表示します。

emcli  show_engr_sys_patchable_targets  

       -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 

       -system_target_type="oracle_dbmachine" 

       -system_patch_composite_id="p18706488_600000000001381_226_0" 

       -applied="true" -level="target" 

5.4.647 show_engr_sys_patching_history

エンジニアド・システム・ターゲットのメンバー・ターゲットについて、最近のパッチ適用操作の履歴を表示します。

書式

emcli show_engr_sys_patching_history 

       -system_target_name="system_target_name" 

       -system_target_type="system_target_type" 

       -target_name="target_name" 

       -target_type="target_type" 

       [-operation=analyze | deploy | rollback] 

       [-numrows="number_rows"] 



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット名を指定します。

  • system_patch_composite_id

    ターゲット・タイプを指定します。

  • operation

    履歴を表示する操作を指定します。このオプションで使用可能な値は、analyze、deployおよびrollbackです。

  • numrows

    表示する履歴の行数を指定します。

次の例では、エンジニアド・システム"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"に対して実行された最新10件のAnalyze操作の履歴を表示します。

emcli  show_engr_sys_patching_history  

       -system_target_name="slcm12adm01.example.com" 

       -system_target_type="oracle_dbmachine" 

       -target_name="clusteradm0102.example.com" 

       -target_type="cluster" 

       -action=analyze 

       -numrows="10" 

5.4.648 show_engr_sys_targets

Enterprise Managerで検出されたすべてのエンジニアド・システム・ターゲットをリストします。

書式

emcli show_engr_sys_targets 

      [-system_target_type="system_target_type"] 



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

system_target_name

エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

例1

次の例では、Enterprise Managerで検出されたすべてのエンジニアド・システム・ターゲットを表示します。

emcli show_engr_sys_targets

例2

次の例では、タイプがoracle_dbmachineのすべてのエンジニアド・システム・ターゲットを表示します。

emcli show_engr_sys_targets 

      -system_target_type="oracle_dbmachine" 

5.4.649 show_operations_list

すべての監査可能なEnterprise Manager操作名のリストを表示します。

書式

emcli show_operations_list

出力

次のような出力が表示されます。

ADD_AGENT_REGISTRATION_PASSWORD

AGENT_REGISTRATION_PASSWORD_USAGE

AGENT_RESYNC

APPLY_TEMPLATE

AUDIT_EXPORT_SETTINGS

AUDIT_SETTINGS

CHANGE_PASSWORD

CHANGE_PREFERRED_CREDENTIAL

CREATE_PG_SCHED

CREATE_ROLE

CREATE_TEMPLATE

CREATE_UDP

CREATE_UDPG

CREATE_USER

DELETE_AGENT_REGISTRATION_PASSWORD

DELETE_JOB

DELETE_PG_EVAL

DELETE_PG_SCHED

DELETE_ROLE

DELETE_TEMPLATE

DELETE_UDP

DELETE_UDPG

DELETE_USER

EDIT_AGENT_REGISTRATION_PASSWORD

EDIT_JOB

EDIT_PG_SCHED

EDIT_TEMPLATE

EDIT_UDP

EDIT_UDPG

EVALUATE_UDP

FILE_TRANSFER

GET_FILE

GRANT_JOB_PRIVILEGE

GRANT_ROLE

GRANT_SYSTEM_PRIVILEGE

GRANT_TARGET_PRIVILEGE

IMPORT_UDP

JOB_OUTPUT

LOGIN

LOGOUT

MODIFY_METRIC_SETTINGS

MODIFY_POLICY_SETTINGS

MODIFY_ROLE

MODIFY_USER

PUT_FILE

REMOTE_OPERATION_JOB

REMOVE_PRIVILEGE_DELEGATION_SETTING

REPOSITORY_RESYNC

REVOKE_JOB_PRIVILEGE

REVOKE_ROLE

REVOKE_SYSTEM_PRIVILEGE

REVOKE_TARGET_PRIVILEGE

SAVE_MONITORING_SETTINGS

SET_PRIVILEGE_DELEGATION_SETTING

SUSPEND_JOB

5.4.650 show_patch_plan

特定のパッチ計画の詳細を表示します。

書式

emcli show_patch_plan 

        -name="name"

        [-info [-showPrivs]] [-actions [-onlyShowEnabled]] 

        [-patches] 

        [-targets] 

        [-deplOptions] 

        [-analysisResults] 

        [-conflictFree] 

        [-impactedTargets]

        [-deploymentProcedures] 



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    計画名。他のオプションを指定しないでこのオプションのみを指定した場合、パッチ計画の全詳細が表示されます。

  • info

    指定したパッチ計画の一般情報を表示します。

  • show_Privs

    指定したパッチ計画のユーザー権限を一般情報とともに表示します。

  • actions

    指定したパッチ計画で実行される可能性のあるアクションを表示します。

  • onlyShowEnabled

    指定したパッチ計画で有効なアクションのみを表示します。

  • patches

    指定したパッチ計画に含まれたパッチの詳細を表示します。

  • targets

    指定したパッチ計画に含まれたターゲットの詳細を表示します。

  • deplOptions

    指定したパッチ計画に含まれたデプロイメント・オプションの詳細を表示します。

  • analysisResults

    指定したパッチ計画の分析結果の詳細を表示します。

  • conflictFree

    指定したパッチ計画の競合のないパッチの詳細を表示します。

  • impactedTargets

    指定したパッチ計画の影響を受けるターゲットの詳細を表示します。

  • deploymentProcedures

    指定したパッチ計画のデプロイメント・プロシージャを表示します。

      emcli show_patch_plan -name="plan name"



      emcli show_patch_plan -name="plan name" -info 



      emcli show_patch_plan -name="plan name" -actions -onlyShowEnabled 



      emcli show_patch_plan -name="plan name" -info -showPrivs 

5.4.651 show_patch_readme

パッチのREADMEを表示します。

書式

emcli show_patch_readme 

      -patch_composite_id= "patch_composite_id" 

      [-output_location="output_location"] 



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • patch_composite_id

    パッチ・コンポジットIDを指定します。パッチ・コンポジットIDの書式は、p<PatchID>_<ReleaseID>_<PlatformID>_<LanguageID>に準拠する必要があります。

  • output_location

    パッチのREADMEが保存されている必要がある場所を指定します。READMEファイル名は、<Patch_Composite_ID>_Readme.htmlの形式で保存されます

例1

次の例では、パッチp18706488_600000000001381_226_0のREADMEを表示します。

emcli  show_patch_readme  

       -patch_composite_id="p18706488_600000000001381_226_0" 

例2

次の例では、パッチp18706488_600000000001381_226_0のREADMEを取得し、/tmpディレクトリにREADMEを保存します。

emcli  show_patch_readme  

       -patch_composite_id="p18706488_600000000001381_226_0" 

       -output_location=/tmp

5.4.652 show_proxy

指定した名前で識別されるHTTP(S)プロキシの詳細を表示します。-detailsオプションを使用して、表示される詳細をカスタマイズできます。

構文

emcli show_proxy 

   -name="<name>"

   [-details=<config | agents | both>]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -name

    プロキシを識別する名前。

  • -details

    表示する詳細の範囲。有効な値は、次のとおりです。

    • config - プロキシ構成のみ。(デフォルト)

    • agents - プロキシに関連付けられた管理エージェントのみ。

    • both - プロキシに関連付けられたプロキシ構成と管理エージェントの両方。

例1

次のコマンドでは、us-proxy-1で識別されるプロキシの構成を表示します。この例で、-details=configオプションは暗黙的です。

    emcli show_proxy

         -name="us-proxy-1"

例2

次のコマンドでは、us-proxy-1で識別されるプロキシに関連付けられたすべての管理エージェントの名前のリストを表示します。このリストには、直接名前で、および名前パターンでプロキシに関連付けられた管理エージェントが含まれることに注意してください。

    emcli show_proxy

          -name="us-proxy-1"

          -details=agents

5.4.653 signoff_agents

エージェントのサインオフ前提条件を実行して、エージェントのサインオフ・ジョブを送信します。

書式

emcli signoff_agents 

      -agents="List_of_agents" | -input_file="agents_file:Location of_output file" 

      [-job_name="Name_of_job"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agents

    エージェント名またはエージェント名パターンのカンマ区切りリストに一致する古いエージェント・ホームをクリーンアップするジョブを送信します。

  • input_file

    ファイル内に指定されたエージェントがサインオフ可能かどうか確認し、エージェントのサインオフ・ジョブを送信します。

    これらのパラメータすべてを応答ファイルで渡すことができます。使用方法は次のとおりです。

    -input_file="response_file:/scratch/response_file.txt"
    
    

    ファイル名を完全なパスで指定し、パラメータを1行ずつ入力する必要があります。パラメータをコマンドラインと応答ファイルの両方で渡した場合、コマンドラインのオプションが優先されます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • job_name

    クリーンアップ・ジョブを、このオプションで指定されているジョブ名で送信します。

例1

この例では、パターンabc%に一致し、xyz.domain.comエージェント上にある古いエージェント・ホームをクリーンアップするジョブを送信します。

emcli signoff_agents -agents="abc%,xyz.domain.com:1243"

例2

この例では、ファイルに指定された古いエージェント・ホームをクリーンアップするジョブを送信します。

emcli signoff_agents -input_file="agents_file:/scratch/agents_file.txt" 

5.4.654 stage_gold_agent_image

管理エージェント・ゴールド・イメージを宛先ホストにステージングします。

書式

emcli stage_gold_agent_image  

      -version_name="gold_image_version_to_stage"

      -image_name="gold_image_name"

      -host_name="staging_destination_host"

      -stage_location="stage_location_on_destination_host"



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_name

    ステージングする管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョン。

  • image_name

    ステージングする管理エージェント・ゴールド・イメージ。

  • host_name

    管理エージェント・ゴールド・イメージをステージングする宛先ホスト。前提条件として管理エージェントはこのホストで実行している必要があります。

  • stage_location

    管理エージェント・ゴールド・イメージをステージングする宛先ホストの場所。

次の例では、ホストexample.comのステージングの場所である/net/stage/agentに、ゴールド・イメージOPC_AGI_DBの管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13をステージングします。

emcli stage_gold_agent_image  

      -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13

      -stage_location=/net/stage/agent

      -host_name=example.com

5.4.655 stage_swlib_entity_files

ソフトウェア・ライブラリで使用できるエンティティ・リビジョンに関連付けられた1つ以上のファイルを、ホスト・ターゲットのファイル・システムの場所にステージングします。

書式

emcli stage_swlib_entity_files

      -entity_rev_id="entity_rev_id"

      -host="hostname"

      -file="<file name as specified during upload>"]

       [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_      owner="owner"]

      [-stage_path="<path on host to stage file(s)>"]

      [-use_latest_revision]

      [-overwrite_files]



[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。エンティティIDを表示するには、Cloud Controlコンソールにログインします。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子が、内部IDと呼ばれるカスタム列として表示されます。デフォルトでは、この列は表示されていません。

  • host

    ファイルをステージングするホストのターゲット名。

  • file

    エンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルの名前。

  • credential_set_name

    管理リポジトリに格納されているホスト・ターゲット用の優先資格証明のセットに割り当てられた名前。

    HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明。このオプションは、

    -credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。

  • stage_path

    ファイルをコピーするホストの場所。

  • use_latest_revision

    これは、エンティティの最新リビジョンまたはentity_rev_idで識別されるリビジョンに対してステージングを実行するかどうかを指定するオプションです。

  • overwrite_files

    これは、ステージングの場所でファイルを上書きするかどうかを指定するオプションです。デフォルトではファイルは上書きされません。ステージングの場所でファイルが上書きされることが保証されます。

次の例では、ACME_USERが所有するMyAcmeCredsという名前付き資格証明を使用して、指定したエンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルmyfile.zipをホストfs1.example.comの/u01/stage_locにコピーします。

emcli stage_swlib_entity_files

     -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_ Component:SUB_Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"  Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"

    -file="myfile.zip"

    -stage_path="/u01/stage_loc"

    -host="fs1.example.com"

    -credential_name="MyAcmeCreds" 

    -credential_owner="ACME_USER"

5.4.656 stage_swlib_entity_files_local

ソフトウェア・ライブラリで使用できるエンティティ・リビジョンに関連付けられた1つ以上のファイルを、EMエージェントでモニターされていないホスト・ターゲットのファイル・システムの場所にステージングします。

書式

emcli stage_swlib_entity_files_local

      -entity_rev_id="entity_rev_id"

      [-file="<file name as specified during upload>"]

      [-stage_path="<local file system path to stage the file(s)>"]

      [-use_latest_revision]

      [-overwrite_files]



[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

  • file

    エンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルの名前。エンティティの複数のファイルをステージングする場合、このオプションを繰り返します。これを指定しない場合、エンティティのすべてのファイルがステージングされます。

  • stage_path

    ファイルをコピーするホストの場所。

  • use_latest_revision

    これは、エンティティの最新リビジョンまたはentity_rev_idで識別されるリビジョンに対してステージングを実行するかどうかを指定するオプションです。

  • overwrite_files

    これは、ステージングの場所でファイルを上書きするかどうかを指定するオプションです。デフォルトではファイルは上書きされません。

次の例では、指定したエンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルmyfile.zipを、ローカル・ファイル・システムの/u01/stage_locにコピーします。

emcli stage_swlib_entity_files_local

      -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_       Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"

     -file="myfile.zip"

     -stage_path="/u01/stage_loc"

5.4.657 start_agent

管理エージェントを起動します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli start_agent

        -agent_name="agent_target_name"

        [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]

        [-credential_name="credential_name"]

        [-credential_setname="credential_setname_of_agent"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli start_agent -agent_name="agent.example.com:1234"

                           -host_username="test_user"

                           -host_pwd="test"

例2

emcli start_agent -agent_name="agent.example.com:1234"

                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.658 start_mda_engine

MDAエンジンを起動します。デフォルトでは、このコマンドは5つのプロセッサでMDAエンジンを起動します。オプションで、processor_countパラメータを追加してプロセッサの数を変更できます。

書式

emcli start_mda_engine

      [-processors_count=<count>]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • processors_count

    指定した数のプロセッサでMDAエンジンを起動します。

次の例では、6つのプロセッサでMDAエンジンを起動します。

emcli start_mda_engine 

      -processors_count=6

5.4.659 start_replay

指定したターゲット・データベースでリプレイを開始します。

サンプルXMLファイル:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

      <replay xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/db/dbreplay/replay">

        <taskName>tkSiTask</taskName>

        <name>tkSiTrial_3</name>

        <replayTargetName>database</replayTargetName>

        <replayTargetType>oracle_database</replayTargetType>

        <dbHostName>slc00tny.mycompany.com</dbHostName>

        <dbCredentialReference>

          <credName>TESTDB121</credName>

          <credOwner>SYSMAN</credOwner>

        </dbCredentialReference>

        <dbHostCredentialReference>

          <credName>TESTDBHOST121</credName>

          <credOwner>SYSMAN</credOwner>

        </dbHostCredentialReference>

        <directory>/storage/captures/DBReplayWorkload_captureRepos_10Mins_3_185</directory>

        <consolidated>false</consolidated>

        <captures>

          <capture>

            <captureName>captureRepos_10Mins_3</captureName>

            <startTime>1395746473000</startTime>

          </capture>

        </captures>

        <synchronization>OBJECT_ID</synchronization>

        <connectTimeScale>100</connectTimeScale>

        <thinkTimeScale>100</thinkTimeScale>

        <thinkTimeAutoCorrect>true</thinkTimeAutoCorrect>

        <stsEnabled>true</stsEnabled>

        <minimumClients>1</minimumClients>

        <maximumWaitSeconds>10</maximumWaitSeconds>

        <replayConnectionMappings>

          <replayConnectionMapping workloadId="2">

            <connectionMethod>SHARED_DESCRIPTOR</connectionMethod>

            <sharedDescriptor>(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST = (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=slc00tny.mycompany.com)(PORT=15045)))(CONNECT_DATA=(SID=ttny2)(SERVER=DEDICATED)))</sharedDescriptor>

          </replayConnectionMapping>

          <replayConnectionMapping workloadId="1">

            <connectionMethod>SHARED_DESCRIPTOR</connectionMethod>

            <sharedDescriptor>(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST = (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=slc00tny.mycompany.com)(PORT=15045)))(CONNECT_DATA=(SID=ttny2)(SERVER=DEDICATED)))</sharedDescriptor>

          </replayConnectionMapping>

        </replayConnectionMappings>

        <clientHostConfigurations>

          <clientHostConfiguration>

            <hostName>slc00tny.mycompany.com</hostName>

            <hostOsType>Linux</hostOsType>

            <clientHostCredentialReference>

              <credName>TESTHOST</credName>

              <credOwner>SYSMAN</credOwner>

            </clientHostCredentialReference>

            <replayDbName>database</replayDbName>

            <replayDbType>oracle_database</replayDbType>

            <replayDbCredentialReference>

              <credName>TESTDB121</credName>

              <credOwner>SYSMAN</credOwner>

            </replayDbCredentialReference>

            <clients>1</clients>

            <serverConnectionIdentifier>slc00tny.mycompany.com:15045/ttny2.regress.rdbms.dev.mycompany.com</serverConnectionIdentifier>

            <clientOracleHome>/storage/oracle</clientOracleHome>

            <clientReplayDirectory>/storage/db12/captures/DBReplayWorkload_captureRepos_10Mins_3_185</clientReplayDirectory>

          </clientHostConfiguration>

        </clientHostConfigurations>

      </replay>

書式 - 標準モード

emcli start_replay

		[-input_file="template:<input file path>"]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

start_replay(

		[input_file="template:<input file path>"]

		)



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • input_file

    Verbのパラメータを含むXMLファイルへの完全修飾されたパス。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1 - 標準モード

次の例では、リプレイを開始します。

emcli start_replay	   -input_file=template:/storage/xml/newReplay.xml

例2 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、リプレイを開始します。

start_replay(input_file="template:/storage/xml/newReplay.xml"	  )

5.4.660 status

EM CLIが構成されているかどうかを表示します。また、EM CLI設定の詳細を表示します。また、Javaホーム、バージョン、EM CLIホームおよびすべての詳細EM CLI構成(構成されている場合)が表示されます。

標準モード

emcli status

インタラクティブまたはスクリプト・モード

status()

オプション

なし。

出力

この例では、EM CLI設定が実行されていない場合の出力を表示します。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Release 12.1.0.0.0.

Copyright (c) 1996, 2011 Oracle Corporation and/or its affiliates. All rights reserved.

 

Instance Home : /home/sumadas

Status        : Not Configured

この例では、EM CLI設定が実行された場合の出力を表示します。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Release 12.1.0.0.0.

Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation and/or its affiliates. All rights reserved.

 

Instance Home           : /ade/sumadas_emcli/oracle/work/.emcli

Status                  : Configured

EMCLI Home              : /ade/sumadas_emcli/emcore/emcli/bin

EMCLI Version           : 12.1.0.0.0

Java Home               : /ade_autofs/nfsdo_base/EMGC/MAIN/LINUX/110811/jdk6/jre

Java Version            : 1.6.0_24

Log file                : /ade/sumadas_emcli/oracle/work/.emcli/.emcli.log

EM URL                  : https://dadvma0121.example.com:14487/em

EM user                 : SYSMAN

Auto login              : true

Trust all certificates  : true

この例は、対話型シェル・モードでの出力を示します。

emcli>status()

Oracle Enterprise Manager 12c EM CLI with Scripting option Version 12.1.0.3.0.

Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation and/or its affiliates. All rights reserved.

 

Verb Jars Home (EMCLI_VERBJAR_DIR)      : <EMCLI_LOCATION>/int/./bindings/12.1.0.3.0/.emcli

EM CLI Home (EMCLI_INSTALL_HOME)        : <EMCLI_LOCATION>/int/.

EM CLI Version                          : 12.1.0.3.0

Java Home                               : /jdk6/jre

Java Version                            : 1.6.0_43

Log file (EMCLI_LOG_LOC)                : CONSOLE

Log level (EMCLI_LOG_LEVEL)             : SEVERE

EM URL (EMCLI_OMS_URL)                  : https://<hostname>:<port>/em

EM user (EMCLI_USERNAME)                : sysman

Auto login (EMCLI_AUTOLOGIN)            : false

Trust all certificates (EMCLI_TRUSTALL) : true

5.4.661 stop_agent

管理エージェントを停止します。エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli stop_agent

        -agent_name="agent_target_name"

        [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]

        [-credential_name="credential_name"]

        [-credential_setname="credential_setname_of_agent"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli stop_agent -agent_name="agent.example.com:1234"

                           -host_username="test_user"

                           -host_pwd="test"

例2

emcli stop_agent -agent_name="agent.example.com:1234"

                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.662 stop_blackout

ブラックアウトを停止します。

ブラックアウトは、Scheduledステータスの場合など、完全に開始する前に停止できます。実行中のブラックアウトも停止できます。

書式

emcli stop_blackout

      -name="name"

      [-createdby="blackout_creator"]

      [-emd_url="emd_url"]

      [-max_wait_duration="maximum duration in seconds]



[ ]  indicates that the parameter is optional. Note that the emd_url parameter is mandatory for blackouts created through emctl.

オプション

  • name

    停止するブラックアウトの名前。

  • createdby

    ブラックアウトを作成したEnterprise Managerユーザー。デフォルトは現行ユーザーです。別のユーザーが作成したブラックアウトを停止するには、SUPER_USER権限が必要です。

  • emd_url

    emctlブラックアウトが作成されたときに使用されたエージェントのemd_url。これは、emctlを通じて作成されたブラックアウトの必須パラメータです。

  • max_wait_duration

    ブラックアウト・ステータスの更新を待機する最大時間(秒)。

例1

この例では、現行ユーザーが作成したブラックアウトbackup_db3を停止します。

emcli stop_blackout -name=backup_db3

例2

この例では、ユーザーjoeが作成したブラックアウトweekly_maintを停止します。現行ユーザーは、ユーザーjoeまたはSUPER_USER権限を持つユーザーである必要があります。

emcli stop_blackout -name=weekly_maint -createdby=joe

5.4.663 stop_engr_sys_maintenance

エンジニアド・システム・ターゲットのメンバー・ターゲットまたはメンバー・ターゲットのリストのメンテナンス操作を停止します。

書式

emcli stop_engr_sys_maintenance

       -system_target_name="system_target_name" 

       -system_target_type="system_target_type" 

       -target_name="target_name" -target_type="target_type" | -input_file=data:"input_file_path"

       -operation=analyze | deploy | rollback 



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • input_file

    入力ファイル・パスを指定します。

  • operation

    停止する操作を指定します。このオプションで使用可能な値は、analyze、deployおよびrollbackです。

次の例では、エンジニアド・システム"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"のデプロイ操作を停止します。

emcli stop_engr_sys_maintenance 

      -system_target_name="slcm12adm01.example.com"  

      -system_target_type="oracle_dbmachine"  

      -target_name="clusteradm0102.example.com" 

      -target_type="cluster" -operation=deploy 

5.4.664 stop_instance

スケジュール済、失敗または実行中の状態にあるデプロイメント・インスタンスを停止します。

書式

emcli stop_instance 

      [-instance=<instance_guid>] 

      [-exec=<execution_guid>] 

      [-name=<execution_name>] 

      [-owner=<execution_owner>]

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

emcli stop_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

5.4.665 stop_job

指定されたジョブを停止します。get_jobs verbを使用して、ジョブIDと名前のリストを取得できます。

書式

emcli stop_job

      [-job_id="ID1;ID2;..."]

      [-name="job_name_pattern"]

      [-owner="job_owner"]

      [-type="job_type"]

      [-targets="target_name:target_type"]

      [-input_file=property_file:"filename"]

      [-preview]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • job_id

    停止するジョブのセミコロン( ; )区切りのリスト。

    注意: このフィルタは、他のフィルタと一緒に使用できません。

  • name

    停止するジョブの名前またはパターン。

  • owner

    ジョブの所有者。

  • type

    ジョブのジョブ・タイプ。

  • targets

    停止するジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。

  • input_file

    ジョブをフィルタするためのプロパティをfilenameに指定できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • preview

    停止するジョブのみをリストします。

例1

この例では、指定されたIDのジョブを停止します。

emcli stop_job -job_id=12345678901234567890123456789012

例2

この例では、管理者Jenniferが所有するすべてのジョブを停止します。

emcli stop_job -owner=Jennifer

5.4.666 stop_mda_engine

現在のOMSインスタンスでMDAエンジンを停止します。

書式

emcli stop_mda_engine     [-persist=true|false]  

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • persist

    persistをtrueに設定した場合、OMSの再起動時、エンジンは起動されません。persistオプションのデフォルト値はfalseです。たとえば、persistオプションを指定しない場合、OMSの再起動時、エンジンは再起動されます。

例1

次の例では、persist属性を定義せずにMDAエンジンを停止します。OMSの再起動時、MDAエンジンは再起動されます。

emcli stop_mda_engine 

例2

次の例では、persist属性を定義してMDAエンジンを停止します。OMSの再起動時、MDAエンジンは再起動されません。

emcli stop_mda_engine 

      -persist=true

5.4.667 stop_siteguard_health_checks

システムのすべてのデータベースまたは選択されたデータベースに対する適用ラグとトランスポート・ラグの制限の構成を取得して表示します。

書式

emcli stop_siteguard_health_checks

        [-operation_plan=name_of_the_operation_plan] 

 

[ ]  indicates that the parameter is optional

パラメータ

  • operation_plan

    ヘルス・チェックの実行を停止する必要がある操作計画の名前。

例1

この例では、システムaustin-systemのすべてのデータベースに構成されている適用ラグ制限の詳細を表示します。

emcli get_siteguard_lag 

        -system_name="austin-system" 

        -property_name="ApplyLag"

例2

この例では、操作計画austin-switchoverのヘルス・チェックを停止します。

emcli stop_siteguard_health_checks 

        -operation_plan="austin-switchover"

5.4.668 submit_add_host

管理エージェントを管理対象外ホストにインストールするホスト追加セッションを送信することで、管理対象外ホストを管理対象ホストに変換します。

書式

emcli submit_add_host

      –host_names=<host_list>       -platform=<platform_id>      -installation_base_directory=<installation_base_directory>        -credential_name=<credential_name>       [-instance_directory=<instance_directory>]        [-credential_owner=<credential_owner>]        [-properties_file=<properties_file>]       [-session_name=<deployment_session_name>]       [-privilege_delegation_setting=<privilege_delegation_setting>]       [-port=<agent_port>]       [-deployment_type=FRESH|SHARED|CLONE]       [-preinstallation_script=<preinstallation_script_location>]       [-preinstallation_script_on_oms]       [-preinstallation_script_run_as_root]       [-postinstallation_script=<postinstallation_script_location>]       [-postinstallation_script_on_oms]       [-postinstallation_script_run_as_root]       [-additional_parameters=<parameter1 parameter2 parameter3 .... >]       [-wait_for_completion]      [-source_agent=<clone_source_agent_name>]       [-master_agent=<master_agent_name>]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_names

    セミコロンで区切られた、エージェントをインストールする必要があるホスト名。

  • platform

    エージェントをインストールする必要があるホストのARUプラットフォームID。サポートされているエージェント・プラットフォームのリストを表示するには、コマンドemcli list_add_host_platforms -allを実行します。

  • installation_base_directory

    エージェントをインストールするディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • credential_name

    エージェントのインストールに使用する名前付き資格証明。

  • instance_directory

    エージェントのインスタンス・ディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • credential_owner

    名前付き資格証明の所有者。

  • session_name

    ホスト追加セッションを一意に識別するセッション名。

  • privilege_delegation_setting

    エージェントのインストールとルート・スクリプトの実行に使用する権限委譲設定。

  • port

    エージェントがOMSと通信するポート。

  • deployment_type

    エージェント・デプロイメントのタイプで、FRESH、CLONEまたはSHAREDから選択できます。デフォルトはFRESHです。

  • preinstallation_script

    エージェントをインストールする前に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • preinstallation_script_on_oms

    プリインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。

  • preinstallation_script_run_as_root

    プリインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。

  • postinstallation_script

    エージェントをインストールした後に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • postinstallation_script_on_oms

    ポストインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。

  • postinstallation_script_run_as_root

    ポストインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。

  • additional_parameters

    エージェントのインストールに使用する追加のパラメータ。

  • wait_for_completion

    ホスト追加操作を同期的に実行します。このオプションを指定すると、コマンドは、ホスト追加セッションが完了するまで待機してから、ユーザーにコマンドライン制御を戻します。

  • source_agent

    クローニングされたエージェントのインストールに使用するソース・エージェント。ソース・エージェントの形式は"エージェントのホスト名:エージェントのポート"である必要があります。たとえば: foo.example.com:3872です。

  • master_agent

    共有エージェントのインストールに使用するマスター・エージェント。マスター・エージェントの形式は"エージェントのホスト名:エージェントのポート"である必要があります。たとえば: foo.example.com:3872です。

例1

この例では、名前付き資格証明「oracle」と権限委譲設定/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%を使用して、プラットフォームIDが「226」でインストール・ベース・ディレクトリが「/opt/agent」であるホスト「example.com」上のホスト追加セッションを送信します。

emcli submit_add_host -host_names="example.com" -platform=226 -credential_name=oracle -installation_base_directory=/opt/agent -privilege_delegation_setting="/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%"

例2

この例では、名前付き資格証明「oracle」を使用して、プラットフォームIDが「233」でインストール・ベース・ディレクトリが「C:\agent」であるホスト「example2.com」上のホスト追加セッションを送信します。

emcli submit_add_host -host_names=example2.com -platform=233 -installation_base_directory="C:\agent" -credential_name=oracle 

5.4.669 submit_engr_sys_maintenance

エンジニアド・システム・ターゲットの1つ以上のメンバー・ターゲットまたは1つのコンポーネントのメンテナンス操作を発行します。

書式

emcli submit_engr_sys_maintenance 

      -system_target_name="system_target_name" 

      -system_target_type="system_target_type" 

      -operation=analyze | deploy | rollback 

      -component_type="component_type" | -input_file=data:"input_file_path" 

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • operation

    発行する必要のある操作を指定します。このオプションで使用可能な値は、analyze、deployおよびrollbackです。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • input_file

    入力ファイル・パスを指定します。入力データは、プロパティ名と値のペアで指定し、add_engr_sys_patches Verbが実行されている必要があります。次に、入力ファイルの例を示します。

    target.0.target_name=slcm12adm01.example.com
    
    target.0.target_type=oracle_exadata
    
    target.1.target_name=slcm12adm02.example.com
    
    target.1.target_type=oracle_exadata
    
    target.2.target_name=slcm12adm03.example.com
    
    target.2.target_type=oracle_exadata

次の例では、入力ファイル/tmp/inputprop1.propを使用して、エンジニアド・システム・ターゲット"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"に分析操作を発行します。

emcli  submit_engr_sys_maintenance  

       -system_target_name="slcm12adm01.example.com"  

       -system_target_type="oracle_dbmachine"  

       -operation=analyze  

       -input_file=data:"/tmp/inputprop1.prop" 

5.4.670 submit_job

ジョブを作成して発行します。このverbはcreate_jobを優先するために非推奨となりました。詳細は、この章のこのverbを参照するか、次のコマンドを入力します。

emcli help create_job

5.4.671 submit_masking_job

マスキング・ジョブを発行し、表示ジョブIDと実行IDを返します。

書式

emcli submit_masking_job

    -definition_name=<masking_defn_name>

    -target_name=<database_target_name>

    -target_type=<database_target_type>

    -parameters=name1:value1;name2:value2;...

    [-host_pref_creds_name=<preferred_host_credentials_name> 

      OR -host_cred_name=<host_credential_name>]

    [-db_pref_creds_name=<preferred_db_credentials_name> 

      OR -db_cred_name=<db_credential_name>]

    [-encryption_key=<encryption_key_string]

    [-script_file_location=<script_file_location>]

    [-script_file_name=<script_file_name>]

    [-input_file=PWD_FILE_TAG:<credentials_file_name>]

    [-script | -format=[name:<pretty|script|csv>];

         [column_separator:"column_sep_string"];

         [row_separator:"row_sep_string"];

    ]



[ ]  indicates that the parameter is optional

注意:

ホストおよびDB資格証明の値が-parametersパラメータに指定されないかぎり、host_pref_creds_nameまたはhost_cred_nameパラメータを指定する必要があります。同様に、db_pref_creds_nameまたはdb_cred_nameパラメータを指定する必要があります。

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前。

  • target_name

    マスクするデータベース・ターゲット名。

  • target_type

    マスクするデータベース・ターゲット・タイプ。

  • parameters

    データベース・インスタンスへの接続に必要な資格証明を示す名前と値のペアのリスト。サポートされているパラメータは、db_username、db_password、db_role、db_cred_name、host_username、host_passwordおよびhost_cred_nameです。PDPを使用する必要がある場合、指定する追加のパラメータはPDP、RUNASおよびPROFILEです。PROFILEオプションは、Powerbrokerにのみ適用されます。

  • host_pref_creds_name

    データベース・ホストへの接続に使用する優先資格証明のタイプ。HostCredsNormalまたはHostCredsPrivのいずれかです。

  • host_cred_name

    データベース・ホストへの接続に使用する資格証明名。

  • db_pref_creds_name

    データベース・インスタンスへの接続に使用する優先資格証明のタイプ。DBCredsNormalまたはDBCredsSYSDBAのいずれかです。

  • db_cred_name

    データベース・インスタンスへの接続に使用する資格証明名。

  • encryption_key

    マスキング定義に置換フォーマットの使用が含まれる場合は、暗号化鍵を指定します。

  • script_file_location

    SQLスクリプトがコピーされて実行される場所。値を指定しない場合、デフォルト値の$ORACLE_HOME/dbsが使用されます。

  • script_file_name

    マスキングSQLスクリプトを格納するスクリプト・ファイルの名前。名前を指定しない場合、システム生成のファイル名が使用されます。

  • input_file

    parametersオプションとともに使用すると、ユーザー名やパスワードなどのパラメータ値を別のファイルで格納できます。input_fileオプションでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、parametersオプションの特定のパラメータ値のかわりに指定します。複数の-input_fileパラメータを指定できます。結果は、すべてのファイルの組合せになります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

例1

この例では、定義名MASKING_DEFに対するマスキング・ジョブを発行し、ジョブIDと実行IDを返します。

emcli submit_masking_job -definition_name=MASKING_DEF -target_name=testdb -target_type=oracle_database -parameters="db_username:sys;db_password:password;db_role:SYSDBA;db_cred_name:DBCREDS;host_username:test;host_password:password;host_cred_name:HOSTCREDS"

例2

この例では、指定された入力ファイルhost_creds.txtおよびdb_creds.txtから資格証明を取得します。

emcli submit_masking_job -definition_name=MASKING_DEF -target_name=testdb -target_type=oracle_database  -parameters="HOST_CREDS;DB_CREDS" -input_file=HOST_CREDS:host_creds.txt -input_file=DB_CREDS:db_creds.txt

1つのファイルで両方の資格証明を指定し、1つの-input_fileタグのみを使用することもできます。PDPを使用する必要がある場合、パラメータまたはinput_fileで値を次のように指定する必要があります。

  • SUDO:

    db_username:sys;db_password:password;db_role:SYSDBA;host_username:user2;host_password:password;PDP:SUDO;RUNAS:user1
    
    
  • POWERBROKER:

    db_username:sys;db_password:password;db_role:SYSDBA;host_username:user2;host_password:password;PDP:POWERBROKER;RUNAS:user1;PROFILE:profile

5.4.672 submit_operation_plan

指定された操作計画を送信して実行します。

書式

emcli submit_operation_plan

      -name=<operation_plan_name>

      [-run_prechecks=true|false]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    操作計画の名前。

  • run_prechecks

    trueまたはfalseのいずれかを指定して、オプションで事前チェックを実行します。

emcli submit_operation_plan

      -name="austin-switchover"

      -run_prechecks="true"

5.4.673 submit_patch_plan

指定したパッチ計画で、分析、準備、デプロイおよびスイッチバックなどのアクションを送信するか、次のアクションを自動的に検索して実行します。

書式

emcli submit_patch_plan 

        -name="name" 

        -action="action name" 

オプション

  • name

    パッチ計画名。

  • action

    指定したパッチ計画で送信するアクション。

emcli submit_patch_plan -name="plan name"  



emcli submit_patch_plan -name="plan name" -action="analyze" 

5.4.674 submit_procedure

デプロイメント・プロシージャまたは事前保存済プロシージャ構成を発行します。

書式

emcli submit_procedure

      -input_file=data:"file_path"

      [-procedure="procedure_guid"]

      [-name="procedure_name"]

      [-owner="procedure_owner"]

      [-parent_proc="procedure_of_procedure_config"]

      [-instance_name="procedure_instance_name"]

      [-grants="users_and_their_corresponding_access_levels"]

      [-schedule=

          start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;

          tz:{java timezone ID};

          grace_period:xxx;

      ]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    デプロイメント・プロシージャ用の入力データ。file_pathはデータ・プロパティ・ファイルを含むファイルを指す必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • procedure

    実行するプロシージャのGUID。

  • name

    プロシージャまたはプロシージャ構成の名前。

  • owner

    プロシージャまたはプロシージャ構成の所有者。

  • parent_proc

    プロシージャ構成のプロシージャ。プロシージャとプロシージャ構成の両方が同じ名前を持つ場合に、これをプロシージャ構成に適用します。

  • instance_name

    プロシージャ・インスタンスの名前。

  • grants

    ユーザーおよび対応するアクセス・レベルをユーザーと権限のペアの文字列として指定します。各ペアは(;)で区切ります。

    説明:

    ユーザー: Enterprise Managerユーザー名

    権限: VIEW_JOBまたはFULL_JOB

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャはすぐに実行されます。

    start_time: プロシージャの開始時間

    tz - オプションのタイムゾーンID

出力列

インスタンスのGUID。

emcli submit_procedure -input_file=data:data.properties -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -grants="user1:VIEW_JOB;user2:

FULL_JOB" -schedule="start_time:2006/6/21 21:23;tz:America/New_York;

grace_period:60" -instance_name="MyProcedureInstance_0001"

EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイ、再デプロイおよびアンデプロイの手順の詳細は、『Enterprise Managerライフサイクル・マネージメント管理者ガイド』EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイ/再デプロイ/アンデプロイに関する項を参照してください。

5.4.675 subscribe_agents

指定した管理エージェントを指定した管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブします。

書式

emcli subscribe_agents 

      -image_name="Image Name"

      [-agents="agent_name_pattern"]

      [-groups="group_name"]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • image_name

    管理エージェントをサブスクライブする管理エージェント・ゴールド・イメージ。

  • agents

    管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする管理エージェントの名前パターン。

  • groups

    管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする管理エージェントのグループ。

例1

次の例では、名前パターンabc%またはxyz.domain.com:1243に一致する管理エージェントを、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODにサブスクライブします。

emcli subscribe_agents 

      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"

      -agents="abc%,xyz.domain.com:1243"

例2

次の例では、すべての管理エージェントを管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODにサブスクライブします。

emcli subscribe_agents 

      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"

5.4.676 subscribeto_rule

ユーザーを電子メール通知付きのルールにサブスクライブします。

assigntoユーザーのプリファレンスにすでに存在する電子メール・アドレスを指定してもエラーにはなりません。

送信メール・サーバー(SMTP)が設定されていない場合に、メッセージが表示されます。-fail_if_no_mail_serverを指定した場合、エラーになり、サブスクライブは発生しません。指定しない場合、警告が発行されますが、コマンドの成功に影響はありません。

書式

emcli subscribeto_rule

        -ruleset_name="ruleset_name"

        -rule_name="rule_name"

        -owner="rule_owner"

        [-assignto="em_username"]

        [-email="email_address";...]

        [-fail_if_no_mail_server]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • ruleset_name

    インシデント・ルール・セットの名前。

  • rule_name

    ルールの名前。

  • owner

    ルール・セットの所有者。

  • assignto

    通知ルールにサブスクライブするユーザー。assigntoユーザーが現行ユーザーではない場合、またはルールの所有者が現行ユーザーではない場合、スーパーユーザー権限が必要です。デフォルトは現行ユーザーです。

  • email

    assigntoユーザーをサブスクライブするルールに関連付ける電子メール・アドレスのリスト。これらのアドレスはassigntoユーザーのプリファレンスに追加された後(重複は無視されます)、通知ルールに割り当てられます。電子メール・アドレスは、現行ユーザーがassigntoユーザーをルールにサブスクライブする権限を持っている場合のみ追加されます。

  • fail_if_no_mail_server

    送信メール・サーバー(SMTP)が設定されていない場合に、メッセージが表示されます。-fail_if_no_mail_serverオプションを指定した場合、エラーになり、サブスクライブは発生しません。指定しない場合、警告が発行されますが、コマンドの成功に影響はありません。

例1

この例では、現行ユーザーの通知用電子メール・アドレスを使用して、現行ユーザーをルール"Agent Upload Problems"にサブスクライブします。sysmanがルールを所有しているため、正常に実行を終了するには、現行ユーザーがSUPER_USER(またはsysman)権限を持っている必要があります。また、このコマンドが正常に終了するには、現行ユーザーのプリファレンスに少なくとも1つの電子メール・アドレスが含まれている必要があります。

emcli subscribeto_rule -name="Agent Upload Problems" -owner=sysman

例2

この例では、まず、2つの特定の電子メール・アドレスをユーザーjoeのプリファレンスに追加します。joeの通知用電子メール・アドレスを使用して、ユーザーjoeをルールAgent Upload Problemsにサブスクライブします。このコマンドが成功するには、現行ユーザーにSUPER_USER権限が必要です(またはjoeである必要があります)。

emcli subscribeto_rule -name="Agent Upload Problems" -owner=sysma

      -assignto=joe -email="joe@work.com;joe@home.com"

5.4.677 suppress_incident

インシデントを抑止します。抑止タイプが一致するまでインシデントを抑止できます。

書式

emcli suppress_incident

      -incident_id="id of the incident to be suppressed"

      -suppress_type="Type of suppression"

     [-date="Date argument in MMDDYYYY format"]



[ ]  indicates that the parameter is optional.s

オプション

  • incident_id

    抑止するインシデントのID。

  • suppress_type

    抑止のタイプ。次のいずれかである必要があります。

    • UNTIL_MANUALLY_REMOVED: ユーザーがインシデントを手動で抑止解除するまでインシデントは抑止されます。

    • UNTIL_SPECIFIED_DATE: 指定した日付までインシデントは抑止されます

    • UNTIL_SEVERITY_CHANGE: 重大度が変更されるまでインシデントは抑止されます。

    • UNTIL_CLEARED: インシデントがクリアされるまでインシデントは抑止されます。

  • date (オプション)

    dateオプションは、指定した日付までインシデントを抑止する場合のみ使用されます。suppress_typeがUNTIL_SPECIFIED_DATEの場合、インシデントをいつまで抑止しておくかを示す日付をMMDDYYYYの形式で指定する必要があります。

Verbに複数の例がある場合、このセクションを使用します。

例1

次のコマンドでは、2015年12月31日までID 173のインシデントを抑止します。

 emcli suppress_incident -incident_id="173" suppress_type="UNTIL_SPECIFIED_DATE" -date="12312015" 

例2

次のコマンドでは、管理者がインシデントを手動で抑止解除するまでID 173のインシデントを抑止します。

emcli suppress_incident -incident_id="173" suppress_type="UNTIL_MANUALLY_REMOVED" 

5.4.678 suppress_problem

問題が抑止タイプの基準に一致するまでその問題を抑止します。

書式

emcli suppress_problem

        -problem_id="problem ID"

        -suppress_type="Type of suppression"

        [-date="MMDDYYYY"]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • problem_id

    抑止する問題のID。

  • suppress_type

    抑止のタイプ。次のいずれかである必要があります。

    • UNTIL_MANUALLY_REMOVED: ユーザーが問題を手動で抑止解除するまで問題は抑止されます。

    • UNTIL_SPECIFIED_DATE: 指定した日付まで問題は抑止されます。

    • UNTIL_SEVERITY_CHANGE: 重大度が変更されるまで問題は抑止されます。

    • UNTIL_CLEARED: 問題がクリアされるまで問題は抑止されます。

  • date (オプション)

    特定の日付まで問題を抑止する場合に使用されます。suppress_typeがUNTIL_SPECIFIED_DATEに設定されている場合、dateオプションを使用して、問題の抑止を終了する日付を指定します。MMDDYYYYの形式を使用する必要があります。

例1

次のコマンドでは、2015年12月31日までID 173の問題を抑止します。

emcli suppress_problem -problem_id="173" suppress_type="UNTIL_SPECIFIED_DATE" -date="12312015" 

例2

次のコマンドでは、管理者が問題を手動でクリアするまでID 173の問題を抑止します。

emcli suppress_problem -problem_id="173" suppress_type="UNTIL_MANUALLY_REMOVED" 

5.4.679 suspend_instance

実行中のデプロイメント・インスタンスを一時停止します。

書式

emcli suspend_instance 

      -instance=<instance_guid> 

      [-exec=<execution_guid>] 

      [-name=<execution_name>] 

      [-owner=<execution_owner>]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

emcli suspend_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

5.4.680 suspend_job

フィルタ基準に一致するジョブまたはジョブのセットを一時停止します。任意のターゲットで、開始から終了までの時間ウィンドウ内に開始するようにスケジュールされている実行が一時停止されます。

書式

emcli suspend_job

   [-name="job_name_pattern"]

   [-owner="job_owner"]

   [-type="job_type"]

   [-targets="target_name:target_type"]

   [-input_file=property_file:"filename"]

   [-preview]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    一時停止するジョブの名前またはパターン。

  • owner

    ジョブの所有者。

  • type

    ジョブのジョブ・タイプ。

  • targets

    ジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。

  • input_file

    ファイルをフィルタリングするプロパティを"filename"に指定します。

    指定したすべてのフィルタ基準と一致するジョブが再開されます。少なくとも1つのフィルタを指定する必要があります。また、ログイン中の管理者が、一致するジョブに対して必要な権限を持つ必要があります。

    プロパティ・ファイルを指定すると、ファイルとコマンドラインから基準を読み取ることができます。実行ターゲットまたは開始から終了までの時間ウィンドウ(あるいは両方)をこのファイルに指定できます。このファイルの他のすべてのプロパティは無視されます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • preview

    一時停止されるジョブのみをリストします。

例1

この例では、MYJOBという名前のジョブを一時停止します。

emcli suspend_job -name=MyJob

例2

この例では、suspend_prop.txtの検索基準と一致するジョブまたはジョブ実行を一時停止します。プロパティ・ファイルにジョブの詳細が含まれる場合、一致するジョブが一時停止されます。プロパティ・ファイルに時間またはターゲットの詳細が含まれる場合、一致する実行が一時停止されます。プロパティ・ファイルにジョブ、時間またはターゲットの詳細が含まれる場合、一致するジョブの一致する実行が一時停止されます。

emcli suspend_job -input_file=property_file:/tmp/suspend_prop.txt

5.4.681 switch_cluster_agent

特定のクラスタのモニタリング管理エージェントを別のホストの管理エージェントに切り替えます。他のホストは、同じクラスタのメンバーである必要があり、そのホストでクラスタ・ターゲットを使用できる必要があります。

書式

標準モード

emcli switch_cluster_agent 

      -cluster="cluster"

      -host="host"

      [-debug]



[ ]  indicates that the parameter is optional. 

インタラクティブまたはスクリプト・モード

switch_cluster_agent( 

      cluster="cluster"

      ,host="host"

      [,debug=True/False]

      )



[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • cluster

    モニタリング管理エージェントをクラスタ内の別のホストの管理エージェントに切り替えるクラスタのターゲット名。

  • host

    クラスタのモニタリング管理エージェントを切り替える他のホストの名前。他のホストは、同じクラスタのメンバーである必要があり、そのホストの管理エージェントは、起動して実行中で、そのホストでクラスタ・ターゲットを使用できる必要があります。

  • debug

    デバッグ・モードをオンにするかオフにするか。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、クラスタcluster_target_name_1のモニタリング管理エージェントをホストhost_target_name_1の管理エージェントに切り替えます。

emcli switch_cluster_agent        -cluster=cluster_target_name_1

      -host=host_target_name_1

      -debug

5.4.682 switch_database

Oracleリスナーを新しいOracleホームに切り替えます

書式

emcli switch_database 

–input_file_loc=” path of input file” 

-dest_oh=<path of new Gold image based Oracle home> 

-host_creds=<Normal Named host credential> 

-privilege_creds=<Named credential with root privileges> 

[ ]は、オプションのパラメータを意味します

複数のデータベース全体でターゲットのタイプ、切替え先のOracleホーム、および資格証明が一貫していると、ユーザーはレスポンス・ファイルを使用することなく同じタスクを実行できます。

オプション

  • input_file_loc: 入力ファイル・パスの場所

  • target_name: 切り替える必要のあるデータベース・ターゲットの名前。

  • target_type:
    • 単一インスタンス・データベースの場合: oracle_database

    • RAC/RAC Oneデータベースの場合: rac_database

  • dest_oh: データベースの切替え先にする必要のある新しいOracleホームのパス。

  • host_creds: ホストのOracleホーム所有者の名前付き資格証明。"<Named Credentials>:<Owner>"の形式に従います。

    "Owner"フィールドは、Enterprise Managerの名前付き資格証明の所有者です。

    "Owner"が指定されていない場合は、デフォルトでログインしているユーザーが指定されます。

  • privilege_creds: データベースのroot権限が付与されている名前付き資格証明。

  • dataguard_role: 明示的な必須パラメータ。これがスタンバイ切替え操作の場合、ユーザーは、このパラメータを"STANDBY"に設定する必要があります。

注意:

コマンドラインでデータベース名が指定されている場合、入力ファイルは使用されなくなります。

それぞれのデータベースに入力ファイルが指定されていると、レスポンス・ファイルの入力はコマンドラインの入力をオーバーライドします。

ホストに優先資格証明が設定されている場合、ユーザーはemcliコマンド(または入力ファイル)に"host_creds"と"privilege_creds"の指定を含めないこともできます。

同様のDP初期化ステップに検証が含まれています。emcliに資格証明の指定が含まれていないときに、優先資格証明も設定されていないと、DPは処理されることなくエラーで終了します。

このフラグが指定されていない場合は、Data Guard構成のないデータベース切替え操作であると見なされます。

入力ファイルの例

input_file: このファイルは"xml"形式のファイルにして、各データベース・ターゲットの詳細を含めます

<root>

<target>

<target_name>racm</target_name>

<target_type>rac_database</target_type>

<dest_oh>/scratch/aimedb/home1</dest_oh>

<host_creds>AIMEDB_NORMAL:SYSMAN</host_creds>

<privilege_creds>AIMEDB_P:SYSMAN</privilege_creds>

</target>

<target

><target_name>racp</target_name>

<target_type>rac_database</target_type>

<dest_oh>/scratch/aimedb/home2</dest_oh>

<host_creds>AIMEDB_NORMAL:SYSMAN</host_creds>

<privilege_creds>AIMEDB_P:SYSMAN</privilege_creds>

</target>

</root>

例5-3 例

この例は、複数のデータベースが存在する場合のswitch_databaseの使用方法を示しています。

emcli switch_database 

–target_name=<DB target name>[,<DB target name2>]* 

-target_type=<oracle_database|rac_database>  

-dest_oh=<path of new Gold image based Oracle home> 

-host_creds=<Normal Named host credential> 

-privilege_creds=<Named credential with root privileges> 

–dataguard_role=<Standby|Primary> -startupAfterSwitch=false

5.4.683 switch_gi

このコマンドでは、グリッド・インフラストラクチャのOracleホームを選択したターゲットに切り替えます。

書式

emcli switch_gi 

–input_file_loc=”path of input file”  

-dest_oh=<path of new Gold image based Grid Infrastructure Oracle home> 

-host_creds=<Normal Named host credential> 

-privilege_creds=<Named credential with root privileges>

オプション

  • input_file_loc: 入力ファイル・パスの場所

  • target_name: 切り替える必要のあるデータベース・ターゲットの名前。

  • target_type:
    • SIHAの場合: "has"

    • クラスタの場合: "cluster"

  • dest_oh: データベースの切替え先にする必要のある新しいOracleホームのパス。

  • host_creds: ホストのOracleホーム所有者の名前付き資格証明。"<Named Credentials>:<Owner>"の形式に従います。

    "Owner"フィールドは、Enterprise Managerの名前付き資格証明の所有者です。

    "Owner"が指定されていない場合は、デフォルトでログインしているユーザーが指定されます。

  • privilege_creds: データベースのroot権限が付与されている名前付き資格証明。

注意:

コマンドラインでデータベース名が指定されている場合、入力ファイルは使用されなくなります。

それぞれのデータベースに入力ファイルが指定されていると、レスポンス・ファイルの入力はコマンドラインの入力をオーバーライドします。

ホストに優先資格証明が設定されている場合、ユーザーはEMCLIコマンド(または入力ファイル)に"host_creds"と"privilege_creds"の指定を含めないこともできます。

同様のDP初期化ステップに検証が含まれています。emcliに資格証明の指定が含まれていないときに、優先資格証明も設定されていないと、DPは処理されることなくエラーで終了します。

例5-4 例

この例は、複数のターゲットを切り替える方法を示しています。

emcli switch_gi 

–target_name=<Cluster target name>[,<Cluster target name2>]* 

-target_type=<cluster|has> 

-dest_oh=<path of new Gold image based Grid Infrastructure Oracle home> 

-host_creds=<Normal Named host credential> 

-privilege_creds=<Named credential with root privileges> 

5.4.684 switch_swlib_oms_agent_storage

ソフトウェア・ライブラリのOMSエージェント記憶域の場所を変更し、関連付けられたOMSホストおよびこの場所にアクセスするための資格証明を変更します。

書式

emcli switch_swlib_oms_agent_storage 

        -name="location_name" 

        -host="hostname" 

        [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" 

           -credential_owner="owner"]



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    既存のOMSエージェント記憶域の場所の名前。

  • host

    記憶域の場所のファイル・システム・パスが存在するOMSホストのターゲット名。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかの値を使用できます。

    • HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションは-credential_ownerオプションと一緒に指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは-credential_nameオプションと一緒に指定する必要があります。

この例では、OMSエージェント・ファイル・システム記憶域の場所myOMSAgtLocationを変更し、この場所との間でファイルの読取り/書込みを行うために、指定したホストfs1.us.acme.comおよびACME_USERが所有する資格証明MyAcmeCredsを使用するようにします。

emcli switch_swlib_oms_agent_storage 

        -name="myOMSAgtLocation"

        -host="fs1.us.acme.com"  

        -credential_name="MyAcmeCreds"

        -credential_owner="ACME_USER"

5.4.685 switchover (非推奨)

プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース間でData Guardスイッチオーバーを実行します。

注意:

switchoverは非推奨のため、かわりにdg_switchoverを使用します。

書式

emcli switchover

      -primary_target_name="<primary target name>"

      -primary_target_type="oracle_database|rac_database" 

      -standby_target_name="<standby target name>"

      -standby_target_type="oracle_database|rac_database"  

      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]

      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 

      [-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"] 

      [-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"] 

      [-swap_jobs] 

      [-swap_thresholds]  

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • swap_jobs

    転送可能タイプ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)のプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースのスケジュール済ジョブが、Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、他のデータベースに移動するかどうかを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • swap_thresholds

    Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされることを指定します。デフォルトでは有効になりません。

例1

次のコマンドでは、databaseという名前のプライマリ・クラスタ・データベースとdatabase1という名前のスタンバイ・クラスタ・データベース間でスイッチオーバーを実行します。

emcli switchover 

      -primary_target_name="database"

      -primary_target_type="oracle_database"

      -standby_target_name="database1"

      -standby_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースとstandbyという名前のクラスタ・スタンバイ・データベース間でスイッチオーバーを実行します。primaryのスケジュール済ジョブとモニタリング設定は、スイッチオーバーの完了後にstandbyに移動されます。

emcli switchover 

      -primary_target_name="primary"

      -primary_target_type="rac_database"

      -standby_target_name="standby"

      -standby_target_type="rac_database"

      -swap_jobs

      -swap_thresholds

5.4.686 sync

EM CLIクライアントをOMSと同期します。同期化した後、このOMSで使用可能なすべての動詞および関連付けられたコマンドライン・ヘルプが、EM CLIクライアントで使用可能になります。設定のコール時に、自動で同期化されます。

syncを実行するには、次の2通りの方法を利用できます。

  • パラメータを使用する

  • パラメータを使用しない

    syncが、あらかじめ設定された同じOMSに接続して、最新のjarファイルをダウンロードします。

標準モード

emcli sync

         [-url="http[s]://host:port/em"]

         [-username=<EM_username>]

         [-password=<EM_user's_password>]

         [-trustall]

         [-novalidate]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • url

    Enterprise Manager OMSのURL。httpおよびhttpsの両方がサポートされていますが、セキュリティ上の理由から、httpsの使用をお薦めします。

  • username

    OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するユーザー名。

  • password

    Enterprise Managerユーザーのパスワード。このオプションを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。

  • trustall

    OMSから任意のサーバー資格証明を自動的に受け入れます(低セキュリティ)。また、設定ディレクトリがローカルで、信頼できることを示します。このオプションを渡すか、証明書キーストア・ファイルを含む環境変数EMCLI_CERT_LOCを設定します。ファイルが存在しない場合、システムは証明書のこの場所に格納します。

  • novalidate

    OMSに対してEnterprise Managerユーザー名を認証しません。指定されたユーザー名が有効であると想定します。

この例では、Enterprise Managerユーザーjohn_doeとして接続することにより、EM CLIクライアントをOMSと同期化します。ユーザーは対話形式でパスワードの入力が求められます。

emcli sync

           -url="https://mymachine.example.com"

           -username=john_doe

           -trustall

           -novalidate

5.4.687 sync_alerts

エージェントとリポジトリの間で指定されたターゲットのすべてのアラートを同期します。通常、このコマンドは、エージェントが最新のアラートをリポジトリにアップロードしていないために、リポジトリがエージェントの状態と同期されていないと判断される場合に使用します。

指定したターゲットのエージェントとリポジトリ間でアラートが同期されているかどうかを判断するには、get_unsync_alertsコマンドを実行します。

書式

emcli sync_alerts 

        -target_type=type 

        -target_name=name 

        -agent_name=agent 

オプション

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、emrepなど)。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • agent_name

    エージェントの名称。

例1

この例では、target_typeがhostで、target_nameがhostname.oracle.comのアラート状態を同期します。

emcli sync_alerts -target_type=host -target_name=hostname.oracle.com

例2

この例では、エージェントhostname.xyz.com:portがモニターするすべてのターゲットのアラート状態を同期します。

emcli sync_alerts -agent_name=hostname.xyz.com:port

5.4.688 sync_beacon

ターゲットをモニタリングするビーコンを同期(すべてのコレクションをビーコンにリロード)します。

書式

emcli sync_beacon

      -name=target name

      -type=target type

      -bcnName=beacon name

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • bcnName

    同期するビーコンの名前。

この例では、タイプがgeneric_serviceMyTargetターゲットをモニタリングするMyBeaconを同期します。

emcli sync_beacon -name='MyTarget' -type='generic_service'

      -bcnName='MyBeacon'

5.4.689 synchronize_storage

Enterprise Managerに登録されたストレージを同期します。

書式

標準モード

emcli synchronize_storage

        -storage_name="<storage name>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

synchronize_storage(

        storage_name="<storage name>"

)



[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • storage_name

    ストレージの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、ストレージ・サーバーを同期します。

emcli synchronize_storage

                -storage_name="sunzfs1"                

5.4.690 test_named_credential

リストに指定されている名前付き資格証明をテストします。インスタンス資格証明が資格証明のターゲットに対してテストされます。グローバル資格証明が指定されたターゲットに対してテストされます。

書式

emcli test_named_credential 

       -cred_names=<cred_name_list> 

       [-target_name=<target_name>] 

       [-target_type=<target_type>] 

オプション

  • cred_names

    テストする資格証明名のリスト。

  • target_name

    グローバル資格証明をテストするターゲット名。インスタンス資格証明がそれぞれのターゲットに対してテストされます。

  • target_type

    グローバル資格証明をテストするターゲット・タイプ。

例1

この例では、名前付きインスタンス資格証明(現在ログインしているユーザーが所有しているNC1およびADMIN1が所有しているNC2)をテストします。

emcli test_named_credential 

        -cred_names="NC1;NC2:ADMIN1"

例2

この例では、グローバル・ホスト名前付き資格証明NC1、NC2およびNC3をターゲットtesthost.example.comに対してテストします。

emcli test_named_credential 

        -cred_names="NC1;NC2;NC3" 

        -target_name="testhost.example.com"

        -target_type="host

5.4.691 test_privilege_delegation_setting

指定したホストの権限委任設定をテストします。

書式

標準モード

emcli test_privilege_delegation_setting

        -host_name="Host Name"

        -cred_name="Cred Name"

        [-cred_owner="Cred Owner"]

 

インタラクティブまたはスクリプト・モード

test_privilege_delegation_setting(

        host_name="Host Name"

        ,cred_name="Cred Name"

        [,cred_owner="Cred Owner"]

        )



[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_name

    ホストのターゲット名。

  • cred_name

    資格証明の名前。

  • cred_owner

    資格証明の所有者

終了コード

成功した場合は0です。0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

例1

この例では、my_hostという名前のホストとmy_credという名前の資格証明について権限委任設定をテストします。

emcli test_privilege_delegation_setting

              -host_name="my_host"

              -cred_name="my_cred"

例2

この例では、my_hostという名前のホストとowner1が所有するmy_credという名前の資格証明について権限委任設定をテストします。

emcli test_privilege_delegation_setting

              -host_name="host"

              -cred_name="cred"

              -cred_owner="owner1"

5.4.692 test_proxy

指定した名前で識別されるHTTP(S)プロキシがアクセス可能であるかどうかをテストします。

構文

  emcli test_proxy

       -name="<name>"

        [-timeout=<minutes>]



[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -name

    プロキシを識別する名前。

  • -timeout

    プロキシ・テスト・プロシージャのタイムアウト(分)。タイムアウトには、1分から60分の間の値を指定できます。デフォルトは5分です。

次のコマンドでは、us-proxy-1という名前で識別されるプロキシがアクセス可能であるかどうかをテストします。テスト・プロシージャは、2分後にタイムアウトします。

   emcli test_proxy

       -name="us-proxy-1"

       -timeout=2

5.4.693 trace

OMSのトレースを有効または無効にします。

書式

emcli trace 

        -enable="true|false"

        -user="username"

オプション

  • enable

    有効にするにはtrueを指定し、無効にするにはfalseを指定します。

  • user

    ユーザー名です。

この例では、ユーザーsysmanのトレースを有効にします。

emcli trace -enable=true -user=sysman

5.4.694 trace_set_property

トレース機能のプロパティ名および対応する値を設定します。これらの値は永続ではありません。

書式

emcli trace_set_property      -name=<property name>  

     -value=<property value> 

オプション

  • name

    プロパティ名。

  • value

    プロパティ値。

次の例では、ユーザーに対するトレースを使用可能にします。

emcli trace_set_property -name=trace.backgroundthreads -value=true 

5.4.695 trigger_compliance_ca

指定したコンプライアンス・イベントの修正処理の実行を開始します。

書式

emcli trigger_compliance_ca

      -event_instance_id

オプション

  • event_instance_id

    イベント・インスタンスの識別子。event_instance_idを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli  get_compliance_rule_violation_event    
    
           -rule_iname="myrule" 
    
           -target_type="host" 
    
           -target_name="my_machine" 

次の例では、ID 0123456789ABCDEF0123456789ABCDEFのイベントの修正処理を開始します。

emcli trigger_compliance_ca 

      -event_instance_id="0123456789ABCDEF0123456789ABCDEF" 

5.4.696 udmmig_list_matches

指定した移行セッションのUDMに一致するすべてのメトリック拡張をリストします。

書式

emcli udmmig_list_matches

        -session_id=<sessionId>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

5.4.697 udmmig_request_udmdelete

メトリック拡張によって置き換えられたUDMを削除します。

書式

emcli udmmig_request_udmdelete

        -session_id=<sessionId>

        -input_file=metric_tasks:<complete_path_to_file>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲット、UDMを含むファイル名を指定します。

    <targetType>,<targetName>,<collection name>
    
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、すべての関連ターゲットからのUDMの削除を試みます。このステップは、移行プロセスの最後を示します。ファイルinput_tasksには、UDMが存在する場所がリストされます。

emcli udmmig_request_udmdelete -session_id=<sessionId> -input_file=metric_tasks:input_tasks