Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Oracleデータベース以外のためのメトリック・リファレンス・マニュアル 13c リリース2 E94903-01 |
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メトリックとは、ターゲットの動作の判別に使用する測定単位です。Enterprise Managerでは、メトリックと関連のしきい値を使用して、ターゲットについての問題を管理者に通知するアラートを送信します。
しきい値は、モニターする値が比較される境界の値です。たとえば、「ディスク使用率(%)」メトリックに関連する各ディスク・デバイスに対して、異なる警告およびクリティカルのしきい値を定義できます。Oracleによって事前に定義されているしきい値もあれば、そうでないものもあります。
しきい値に達すると、アラートが生成されます。アラートとは、特定の条件が発生したことを示すインジケータで、次のいずれかの条件を満たすと発生します。
しきい値に達した場合。
アラートが消去された場合。
モニターされているサービスの可用性が変わった場合。たとえば、アプリケーション・サーバーの可用性が稼働から停止になった場合です。
特定の条件が発生した場合。たとえば、エラー・メッセージがデータベース・アラート・ログ・ファイルに書き込まれるとアラートが発生します。
アラートは、モニター対象の条件を事前定義された一定の間隔で別のプロセスからチェックすることによって、ポーリングベースのメカニズムで検出されます。
関連項目:
メトリック、しきい値およびアラートの詳細は、Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドを参照してください
Enterprise Managerには、最初からクリティカルのメトリックに対するしきい値が含まれています。警告およびクリティカルのしきい値を使用してアラートが生成され、発生間近の問題について適時に対応できるよう知らせます。
編成のモニタリングに対するニーズに適応するよう、Enterprise Managerで提供されたしきい値を編集し、新しいしきい値を定義することができます。しきい値を定義する際、重要なのは許容された値を選択して不要なアラートを回避し、さらに適時に問題が通知されることです。
システムが通常のある期間にどのように稼働するかを反映するメトリック・ベースラインを定義することで、適時に関連情報を提供するしきい値を設定できます。
「しきい値の編集」ページにリストされるメトリックは、Oracleで提供されるデフォルトのメトリックか、変更可能なしきい値を持つメトリックのいずれかです。