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Oracle® Real User Experience Insight管理ガイド
13.3.1.0 for Linux x86-64
E98310-02
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機械翻訳について

5 トラブルシューティング

この章では、RUEIの使用時に発生した問題をカスタマ・サポートが解決する際に役立つ設定について説明します。

5.1 コレクタ・プロセスのコア・ダンプの有効化

デフォルトで、コレクタのインスタンスがクラッシュしたときは、コア・ダンプが生成されません。 コレクタが暗号化された(SSL)トラフィックを監視している場合があるため、これはセキュリティ上の理由です。 ただし、コア・ダンプを取得できても、ユーザーの問題にはカスタマ・サポートでしか解決できないものがあります。 コア・ダンプの作成を有効にするには、次の手順を実行します:

  1. RUEI_DATAユーザーとして、コレクタ・インスタンスが実行されているシステムにログインし、次のコマンドを実行します:

    ulimit -c unlimited
    
  2. APPSENSOR_HOME /wg/config/config.cfgファイルを編集し、CoreSize設定の値を -1に変更します。

  3. 次のコマンドを実行してコレクタを再起動します:

    appsensor restart wg
    

コア・ダンプが有効になっている場合、スタック・トレース抽出はAPPSENSOR_HOME /core_dirディレクトリに保存されます。 RUEIでは、毎晩2:30 AMにあるAPPSENSOR_HOMEディレクトリ内のコア・ダンプが自動的にクリーンアップされます。 また、コア・ダンプが定期的に生成された場合は、ファイル・システムがいっぱいになることがあります。 そのため、必要なコア・ダンプが生成されたらすぐにデフォルトの構成をリストアすることをお薦めします。

5.2 Helpdeskレポートの手動作成

カスタマ・サポートに問い合せる場合は、Helpdeskレポート・ファイルが作成され、サービス・リクエスト(SR)にアップロードされることをお薦めします。 レポート・ファイルには、レポートされた問題を処理する際にカスタマ・サポートに役立つ拡張システム情報が含まれています。 レポート・ファイルを生成するには、「システム」 > 「メンテナンス」 > 「Helpdeskレポート」を選択します。

レポータ・ユーザー・インタフェースで、次の方法により、Helpdeskレポートを手動で作成できます:

  1. RUEI_USERユーザーとしてレポータ・システムにログインします。

  2. 次のコマンドを実行します。

    source /etc/ruei.conf
    project -save --all
    
  3. 生成された.tgzファイルを、コマンド出力で示されたロケーションから取得します。

  4. ファイルを適切なSRにアップロードします。