for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート
リリース13.3.1.0.0
F21016-02(原本部品番号:F16796-02)
2019年6月
このドキュメントでは、最新の情報と、正規のマニュアルにはまだ記載されていない情報について説明します。
このドキュメントの内容は次のとおりです。
このセクションでは、リリース間の変更点を示します。
Enterprise Manager Plug in for Oracle TimesTen In-Memory Databaseでは、リリース18.1 (18.1.2.1.0以上)でTimesTen Classicからのインスタンスおよびデータベースがサポートされるようになりました
Enterprise Manager Plug-in for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース13.3.1.0.0は、TimesTen 11.2.2、TimesTen 18.1、およびEnterprise Manager Agent 13cリリース1でサポートされるすべてのプラットフォームでサポートされています。これらのプラットフォームは次のとおりです。
Linux x86 (32ビット)
Linux x86-64 (64ビット)
IBM AIX (64ビット)
Solaris Operating System(SPARC)
Solaris Operating System(x86-64)
Windows x86-64 (64ビット)
HP-UX Itanium (64ビット)
追加要件は次のとおりです。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1(以上)をインストールします。
TimesTen 11.2.2 (11.2.2.8.0以上)またはTimesTen 18.1 (18.1.2.1.0以上)をインストールします。
表示を最適にするには、画面解像度を1280x1024ピクセル以上に設定します。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース13.3.1.0.0は、Oracle Enterprise Manager 11gまたは12cをサポートしません。
ソフトウェア要件の詳細は、『Oracle Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド』を参照してください。
この項では、既知の問題および制限事項について説明します。
TimesTenデータベースのホームページ:
場合によっては、最近追加されたTimesTenデータベース・ターゲットのホームページを表示しようとすると、一部のメトリックの値にN/Aが表示される場合があります。この状況が発生した場合、Enterprise Managerがメトリックを収集するまで数分間お待ちください。
メモリーにロードされていないTimesTenデータベース・ターゲットのホームページを表示しようとすると、一部のフィールドに"0"が含まれ、グラフの情報が古い場合があります。これが発生する場合は、TimesTenデータベースをメモリーにロードし、数分待ってからターゲットをモニターしてください。
TimesTenデータベースのバックアップおよびリストア・ページ:
場合によっては、バックアップのファイル接頭辞を指定せずにバックアップ・スケジュールを作成しようとすると、「接頭辞を特定できません。1つ指定してください。」というエラー・メッセージが表示される場合があります。この状況が発生した場合、TimesTenデータベースが少なくとも15分間メモリーにロードされていることを確認してください。
TimesTenデータベースのエージェントの起動/停止ページ:
場合によっては、WindowsプラットフォームにインストールされているデータベースのTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとすると、TimesTenデータベースのエージェントの起動/停止ページの起動ボタンが機能しません。この状況が発生した場合、TNS_ADMIN
環境変数が定義されていることを確認してください。次に、Enterprise ManagerコンソールからEnterprise Managerエージェント・プロセスを再起動してください。
TimesTenデータベース・キャッシュ同期メトリック・ページ:
「キャッシュ自動リフレッシュ」タブでリアルタイムにデータを表示しているときに、読取り専用キャッシュ・グループを追加または削除した場合、「読取り専用キャッシュ」表に更新された読取り専用キャッシュ・グループが表示されません。2つの回避策があり、いずれにおいても、エージェント・アップロード間隔時間(デフォルトは15分)の間待機する必要があります。
Enterprise Managerからログアウトし、Enterprise Managerにログインしなおします。
「データの表示」オプションを「過去24時間」に変更し、ページをリフレッシュします。ページがリフレッシュされると、「データの表示」オプションを「リアル・タイム」に変更します。
TimesTenターゲット・データベースが接続属性CacheAWTMethod=
0
(SQL配列の実行)を使用して構成されている場合は、「AWTのキャッシュ」タブのPL/SQL実行メソッド(Oracle DBに送信されるバッチ)のメトリックが増加する場合があります。これが予想される動作です。
TimesTen 18.1:
Enterprise Managerは、リリース18.1でTimesTen Classicからのインスタンスおよびデータベースのみをサポートします。
TimesTen 18.1は、キャッシュ・グリッド操作をサポートしなくなりました。したがって、TimesTenデータベースのホームページ、レプリケーション・モニター・ページおよびすべてのメトリック・ページには、リリース18.1でTimesTen Classicからデータベースに使用できない、または適用できないキャッシュ・グリッド関連の機能が表示されます。
一般:
モニタリング・エージェントのタイム・ゾーンが異なる場合でも、ブラウザのタイム・ゾーンに基づいてすべてのグラフが表示されます。エージェントのタイム・ゾーンはEnterprise Managerページの右上に表示されます。
エージェントがホストの正しいタイムゾーンを取得しない場合があります。これが発生した場合、次を実行します。
エージェントのホストにログオンします。
エージェントのホストが適切なタイムゾーンを使用して構成されていることを確認します。適切なタイムゾーンを使用したエージェントのホストの構成の詳細は、システム管理者に連絡してください。
emctl
stop
agent
を実行します。
$ emctl stop agent
実行結果:
Oracle Enterprise Manager 13c Cloud Control Release 1 Copyright (c) 1996, 2015 Oracle Corporation. All rights reserved. Stopping agent ...... stopped.
emctl
resettz
agent
を実行します。
$ emctl resettz agent
実行結果:
Oracle Enterprise Manager 13c Cloud Control Release 1 Copyright (c) 1996, 2015 Oracle Corporation. All rights reserved. Updating /scratch/testuser/em/agent/agent_inst/sysman/config/ emd.properties... Successfully updated /scratch/testuser/em/agent/agent_inst/sysman/config/ emd.properties. Login as the em repository user and run the script: exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT')and commit the changes This can be done for example by logging into sqlplus and doing SQL> exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT') SQL> commit
SQL*Plusを使用してEnterprise Managerリポジトリ・ユーザーとしてデータベースに接続します。
$ sqlplus sysman/sysman
実行結果:
SQL*Plus: Release 11.2.0.3.0 Production on Fri Nov 20 08:48:00 2013 Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved. Connected to: Oracle Database 12c Enterprise Edition Release 12.1.0.2.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
ステップ4の出力からSQLスクリプトをコピーして貼り付けます。次に例を示します。
SQL> exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT')
実行結果:
PL/SQL procedure successfully completed.
トランザクションをコミットします。
SQL> commit;
実行結果:
Commit complete.
SQL*Plusを終了します。
SQL> exit
実行結果:
Disconnected from Oracle Database 12c Enterprise Edition Release 12.1.0.2.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
emctl
start
agent
を実行します。
$ emctl start agent
実行結果:
Oracle Enterprise Manager 13c Cloud Control Release 1 Copyright (c) 1996, 2015 Oracle Corporation. All rights reserved. Starting agent ................................. started.
TimesTenのインスタンス管理者と同じオペレーティング・システム・ユーザーとしてEnterprise Manager Agentが実行されていない場合は、レプリケーションの監視情報が欠落する場合があります。TimesTenのインスタンス管理者と同じオペレーティング・システム・ユーザーとしてEnterprise Manager Agentをインストールしてください。
データベースが破棄または再作成されても、TimesTenターゲットの履歴統計は削除されません。以前のデータベースの統計がまだ表示されます。古い統計を削除する場合は、Enterprise ManagerのTimesTenターゲットを削除し、再作成します。
削除されたお気に入りリストからターゲットにアクセスしようとすると、エラーが表示されます。エラー・メッセージを確認して、お気に入りリストからターゲットを削除してください。Enterprise Managerのブラウザ・ウィンドウが応答しなくなったら、ブラウザの戻るボタンを使用して他のページにアクセスしてください。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
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