使用状況トラッキング・レポート
使用状況トラッキング・レポートは、Oracle Business Intelligence Publisher (BI Publisher)と組み合せて利用できる、オラクル社が提供するレポートです。BI Publisherは、対話型レポートおよびすべての種類の高度に書式化されたドキュメントを作成、管理および配布するための単一のWebベースのプラットフォームを提供する主要なレポート・システムです。この章で詳細に説明する手順は、BI PublisherがすでにEnterprise Managerに統合されていることを前提としています。
使用状況トラッキング・レポートには、次に示す2つの種類があります。
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データベース使用状況トラッキング・サマリー・レポートは、データベースのバージョン、エディション、ライセンス可能なオプションおよびEnterprise Management Packの使用状況に関する高いレベルのサマリーを提供します。
このレポートは、オンラインでの実行および表示が可能です。出力レポートは、PDF、RTFおよびExcelの形式でエクスポートできます。
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データベース使用状況トラッキング・レポート は、エクスポート可能な形式(csv)で前述の使用状況データを提供します。エクスポートしたデータをOracle License Management Servicesに送信して、ライセンス要件を確認するためにさらなる分析を行うことができます。License Management Services (http://www.oracle.com/us/corporate/license-management-services/index.html)にアクセスして、契約を開始してください。
このレポートはスケジュール実行のみが可能で、オンラインでは実行できません。レポートがスケジュール実行されるたびに、各データベース・インスタンスに対して1つのファイルが生成されます。出力ファイルの形式は、カンマ区切り値(CSV)です。
使用状況トラッキング・レポートを作成するには、概して次の手順を実行します。
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データベース使用状況トラッキング資格証明を設定します。(データベース使用状況トラッキング・サマリー・レポートとデータベース使用状況トラッキング・レポートの両方で必要です。)
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モニタリング・テンプレートを使用して、メトリック収集を有効化します。(データベース使用状況トラッキング・サマリー・レポートとデータベース使用状況トラッキング・レポートの両方で必要です。)
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BI Publisherで、レポートが生成されるFTPサーバーを構成します。(データベース使用状況トラッキング・サマリー・レポートでは必要ありません。)
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使用状況トラッキング・レポートを生成します。