ゾーン・プラットフォーム・メトリックの処理
仮想化サーバーのプラットフォーム・メトリックを使用して、データ・センター内の仮想サーバーのパフォーマンスおよびリソース使用率をモニタリングできます。この情報を使用して、リソースをバランスさせたり、将来のパフォーマンスを向上させるためにリソースの追加を事前に計画したりすることができます。
CPUおよびメモリー・コンシューマの配分は、潜在的な問題をプロアクティブに識別できるため、最も負荷の高いゾーンの管理に役立ちます。「サマリー」ページにある最新のダッシュレットには、最後の構成変更および最後のインシデントの日付とタイム・スタンプが表示されます。
ページ上部に横並びに表示されるダッシュレットでは、次のゾーン・メトリックを使用できます。
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プラットフォーム・ステータス
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Oracle Solarisバージョン。
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現在の状態: 現在のヘルス・ステータスおよびゾーンが稼働している時間が表示されます。
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ゲスト数。ゲスト数は、ゾーンの合計数を示します。ゾーンがまだ検出および昇格の処理中である場合、ゲスト数は、ゲストの合計数と自動昇格のキューにまだ入っているゲストの数を示します。
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オープン・インシデント: 致命的、クリティカルおよび警告のインシデントの数が表示されます。数字をクリックすると、シノプシスが表示されます。インシデント詳細を表示するには、シノプシスをクリックして、インシデント・マネージャ・コンソールに移動します。
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CPU使用率とメモリー使用量: このセクションには、現在のプラットフォームCPUとメモリーを最大値に対する割合として示す円ゲージが表示されます。
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稼働中のゲスト: このセクションには、構成済のゾーン数のうち、実行中のゾーンの数が表示されます。
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仮想CPUとメモリー: このセクションには、割当て済かつ利用可能な仮想CPUの現在の数と、割当て済かつ利用可能なメモリーの容量を示す円グラフが表示されます。
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ゾーンごとのCPUコンシューマの配分: 合計CPU使用量と、0-20、20-40、40-60、60-80および80-100パーセントの範囲でCPUを消費しているゾーンまたはゲストの数が表示されます。
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ゾーンごとのメモリー・コンシューマの配分: 合計メモリー使用量と、0-20、20-40、40-60、60-80および80-100パーセントの範囲でメモリーを消費しているゾーンまたはゲストの数が表示されます。
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最終変更
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構成の変更: 構成における最終変更の日付およびタイム・スタンプが表示されます。
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インシデント: 最後のインシデントの日付およびタイム・スタンプが表示されます。
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本体は2つのセクションで構成されています。上の部分は、リソース・プールおよびゾーンごとのvCPU配分およびゾーンごとのメモリー配分を示すグラフを表示します。2番目のセクションは、ゲストのリストです。「仮想プラットフォームのゲスト」には、ゾーンのリストと、ゾーンに対して構成されているリソース(vCPU、コア、ソケット、共有、メモリー)および実行中のゾーンに実際に割り当てられているリソースを含むゾーン詳細が含まれます。ページは、リストまたは表として表示できます。デフォルト・ビューはリスト・ビューであり、インシデント数でソートされています。リスト・ビューにはソートとフィルタリングのオプションがあり、これにより、インシデントおよび割当て済リソースによってソートできます。または、「仮想プラットフォームのゲスト」ページをソート可能な表として表示することもできます。ゾーン・タイプ、ゾーンの状態およびゾーン・リソース・プールによってソートできます。また、「致命的」、「クリティカル」または「警告」インシデントの各列でソートすることもできます。
ゾーン・プラットフォーム・メトリックの表示
メトリックの一部はダッシュレットに表示されますが、特定のゾーン・メトリックの詳細は、「サマリー」ページを参照してください。
- 「ターゲット」リストから、「すべてのターゲット」を選択します。
- 「サーバー、ストレージおよびネットワーク」から、「仮想化プラットフォーム」を選択します。
- Solaris仮想化プラットフォームの「サマリー」ページを開くには、ターゲット名をクリックします。
- ダッシュレットには、メトリック情報が表示されます。「サマリー」ページには、各ゾーンの詳細が表示されます。詳細には、ゾーン名、ゾーンのタイプ(グローバル、非グローバル、カーネル)、ステータス、vCPUの数、メモリーおよびインシデントが含まれます。
- ページの本体には、仮想化プラットフォームのゲストまたはゾーンの詳細が含まれます。