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Oracle® Fail Safeリリース・ノート
リリース4.2.1 for Microsoft Windows
E88307-02
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Oracleローカル・グループ

このリリースでは、Oracleローカル・ユーザー・グループの拡張サポートが追加されています。以前のリリースでは、データベースをクラスタ・グループ(ロール)に追加する場合、オペレーティング・システム認証が認証方法として選択されていると、Oracle Fail Safeはクラスタ内の他のノードにORA_sid_DBAというローカル・グループを作成し、Fail Safeサーバー・ユーザー名をそのグループに追加しました。元の所有者ノード上のORA_sid_DBAローカル・グループに他のメンバー・エントリが含まれている場合、それらのエントリは他のクラスタ・ノードにレプリケートされませんでした。

このリリースのOracle Fail Safeでは、データベースがクラスタ・グループに追加されるときにORA_sid_DBAローカル・グループが存在する場合、それは他のクラスタ・ノードにコピーされます。同様に、ORA_sid_OPERグループは他のノードにレプリケートされます。Fail Safeは、ローカル・ユーザー名など、そのノードに固有のグループ・メンバーをコピーしません。Windows組込みメンバーはコピーします。たとえば、組込みの管理者メンバーは、他のノードにコピーされます。

クラスタ検証中に、Oracle Fail Safeはクラスタ内の各ノード上のOracleローカル・ユーザー・グループを比較して、同じメンバー・リストを持つかどうかを判断します。検証される特定のグループは次のとおりです。

ローカル・グループがクラスタのすべてのノードに同一のメンバー・リストを持たない場合は、警告メッセージが発行されます。Oracle Fail Safeは、クラスタ・リソース(クラスタ・ロールのメンバー)であるデータベースのORA_sid_DBAおよびORA_sid_OPERローカル・グループのみ検証します。