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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control 12c Oracle Database Appliance Plug-inユーザーズ・ガイド
リリース12c (12.1.0.4) for Linux x86-64
E99901-01
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6 Oracle Database Applianceプラグインのトラブルシューティング

Oracle Database Applianceプラグインに関するトラブルシューティングのヒントおよびテクニックの内容は、次のとおりです。

Oracle Database Applianceのホスト検出のトラブルシューティング

ホスト検出の問題の場合、次のソリューションを確認します。

前提条件チェックのエラー

次の図に示すように、前提条件チェックのエラーについて考えられる原因が「エージェント・デプロイメントの詳細」ページに表示されます。このページには推奨される解決策が示されます。

図6-1 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策

図6-1の説明が続きます
「図6-1 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策」の説明

図6-2 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策

図6-2の説明が続きます
「図6-2 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策」の説明

ホストの検出をroot権限を有効にせずに実行

root.shの手動による実行の失敗は、メトリック収集のエラーとなります。「エージェント・デプロイメントの詳細」ページに、次の情報が表示されます。

図6-3 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策

図6-3の説明が続きます
「図6-3 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策」の説明

図6-4 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策

図6-4の説明が続きます
「図6-4 エージェント・デプロイメントのエラーと解決策」の説明

ホストの検出時に警告を無視した場合は、エージェント・デプロイメントの実行後にリモート・ホストに存在するroot.shスクリプトを手動で実行する必要があります。

Oracle Database Applianceの検出のトラブルシューティング

多くの場合、エラー・メッセージそのものにエラーの原因が示されています。OMSおよびエージェントのログでエラー・メッセージを探す(odadiscoveryを大/小文字区別なしで検索する)か、ガイド付き検出フロー自体でエラー・メッセージを探します。

次の解決策を確認します。

検出にはrootユーザーが必要

Oracle Database Applianceの検出は、rootユーザーが実行する必要があります。検出のトラブルシューティングの一環として、考えられる原因は次のとおりです。

  • 他のユーザーを指定して検出を実行している

  • 誤ったrootパスワードが入力された

ファイル/opt/oracle/oak/onecmd/onecommand.paramsが必須

ファイル/opt/oracle/oak/onecmd/onecommand.paramsは、ガイド付き検出の前提条件として必須です。検出のトラブルシューティングの一部として、次の原因が考えられます。

  • onecommand.paramsファイルがないか、アクセスできない

  • onecommand.paramsファイルの一部のフィールドがない。これは、ユーザーが必要な情報すべてを手動で入力できる「検出されたターゲット」ページで修正できます。

検出後のメトリック収集エラー

検出後に見つかったメトリック収集の問題の場合、次の解決策を確認します。

プラグイン・バージョンが不一致

エージェント側のプラグイン・バージョンがOMS側のプラグイン・バージョンと一致していることを確認します。

プラグイン・バージョンが2つのホスト・ノードで異なる

プラグイン・バージョンが両方のホスト・ノードで同じであることを確認します。

OMSおよびエージェントでEnterprise Manager Oracle Database Applianceプラグイン・バージョンを確認するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Enterprise Managerの「設定」メニューを開き、「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。

  2. 「プラグイン」ページで、「エンジニアド・システム」フォルダを開き、次に示すようにOracle Database Applianceの行を探します。

    trouble_version.gifの説明が続きます
    図trouble_version.gifの説明

    「最新ダウンロード」列には、Oracle Enterprise Managerリポジトリにアップロードされているバージョンが表示されます。

    「管理サーバー上」列には、管理サーバーにデプロイされているプラグイン・バージョンが表示されます。

  3. 「プラグイン付き管理エージェント」列の値がゼロ以外の場合は、その数をクリックします。

    ページが開き、プラグインがあるエージェントがリストされ、「管理エージェントのプラグイン・バージョン」列にエージェントにデプロイされているプラグイン・バージョンが表示されます。

モニタリング資格証明を誤って設定

モニタリング資格証明が正しく設定されたことを確認します。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. 「設定」「セキュリティ」「モニタリング資格証明」の順にクリックします。

  3. 「モニタリング資格証明」ページで、Oracle Database Appliance Managerターゲット・タイプをクリックしてモニタリング資格証明を設定します。

Oracle Database Appliance ECM構成データのトラブルシューティング

デフォルトでは、このデータは24時間ごとに収集が実行されるようにスケジュールされています。データの可用性および最新の収集時間を確認するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Enterprise Manager Cloud Controlコンソールから、次のようにします。

    1. 「ターゲット」をクリックし、次に「すべてのターゲット」をクリックします。

    2. リストからOracle Database Appliance Managerターゲットをクリックします。

    3. 「構成」をクリックし、「最新収集」オプションを選択します。

    4. 「最新の構成」ページで、「アクション」「リフレッシュ」をクリックします。

  2. コマンドラインから、次のコマンドを実行します。

    # emctl control agent runCollection
    # target_name:target_type <collectionName>
    
  3. また、SQL Plusを使用してOracle Enterprise ManagerリポジトリでECMデータが収集されて存在していることを確認することもできます。

OAKベースのメトリック収集のトラブルシューティング

Oracle Database ApplianceはOracle RACと同様、マルチエージェント・ターゲットです。任意の時点で、Oracle Database Applianceはただ1つのノードのエージェント(マスター・エージェント)によって監視されます。OMSによってどのノードのエージェントが実際のモニタリングを実行するかが決まり、これはOMS仲介ターゲットと呼ばれます。Oracle Database Applianceの「ターゲット・ナビゲーション」ページに表示されるデータは、マスター・エージェントを実行しているノードからのOAKメトリック収集に基づいています。

Oracle Database Applianceマシンの監視しているノード・エージェントの確認方法

どのノード・エージェントがOracle Database Applianceを監視しているかを確認するには、次に示すように、Oracle Database Applianceの「ターゲット・ナビゲーション」ページでOracle Database Applianceマシン名の横にある情報アイコンをクリックします。

このページへのアクセス方法は多数あります。この例では、Oracle Enterprise Managerの「ターゲット」メニューから開始しています。

  1. Oracle Enterprise Managerの「Target」 メニューを開き、「All Targets」を選択します。

  2. All Targetsページのナビゲーション・ツリーで、「Engineered Systems」カテゴリを探して展開します。

  3. 「Oracle Database Appliance System」を選択します。

  4. ターゲット・ページでOracle Database Applianceマシン名の横にある情報アイコンをクリックすると、エージェント名が表示されます。

    trouble_agent.gifの説明が続きます
    図trouble_agent.gifの説明

OAKメトリックの表示

OAKメトリックを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「アプライアンス・マネージャ」の下のOAKターゲットを右クリックし、「モニタリング」「すべてのメトリック」の順に選択します。

    trouble_metrics.gifの説明が続きます
    図trouble_metrics.gifの説明

  2. 詳細を表示するメトリックを選択します。