クラウド・レディネス / Oracle Customer Data Management Cloud
新機能
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  1. 更新20C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
    1. 顧客データ管理
        1. インポートおよびエクスポート管理を使用した、親および子顧客データのソース・システム参照の作成、更新、削除およびエクスポート
        2. マージ要求の再処理
        3. インポートおよびエクスポート管理を使用した、一般的な組織レコードの作成、更新、削除およびエクスポート
        4. インポートおよびエクスポート管理を使用したエンリッチ・データのインポート
        5. マスター・レコードの非アクティブ化を関連するマージ済重複担当者にカスケード

更新20C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2020年6月19日     初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

機能のサマリー

列の定義:

すぐ使用できる状態で提供される機能

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

機能は無効化状態で提供 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前に処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーが使用できる準備完了
(機能は有効化状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。

エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要
(使用不可の状態で提供される機能)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

顧客データ管理

インポートおよびエクスポート管理を使用した、親および子顧客データのソース・システム参照の作成、更新、削除およびエクスポート

マージ要求の再処理

インポートおよびエクスポート管理を使用した、一般的な組織レコードの作成、更新、削除およびエクスポート

インポートおよびエクスポート管理を使用したエンリッチ・データのインポート

マスター・レコードの非アクティブ化を関連するマージ済重複担当者にカスケード

顧客データ管理

インポートおよびエクスポート管理を使用した、親および子顧客データのソース・システム参照の作成、更新、削除およびエクスポート

使用可能なあらゆる親および子顧客レコード・タイプについて、ソース・システム参照割当を作成、更新、削除およびエクスポートします。この拡張機能を使用して、多くのタイプの親および子エンティティについて、ソース・システム参照を直接管理できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何かする必要はありません。

ヒントと考慮事項

顧客データ管理は、子および親レコードのソース・システムIDに基づいて、更新ができ、レコードの作成および削除ができる必要があります。この拡張機能により、ファイルベース・データ・インポート・フレームワークと同等の機能が提供され、インポートおよびエクスポート管理機能に移行できます。

主なリソース

インポートおよびエクスポート管理の理解ガイドのデータのインポートの章にあるハブ・ソース・システム参照データのインポートの項を参照してください。

ロール情報

データ・スチュワードおよびインポートとエクスポートを実行する権限があるユーザーは、この機能を使用できます。

マージ要求の再処理

マージ要求をレビューしながらマージ要求の再処理機能を使用して、情報を対話形式でリフレッシュします。情報をリフレッシュすると、使用可能な最新の顧客データ属性がマージ情報に反映されます。「マージ要求のレビュー」ページから個々のマージ要求をリフレッシュするか、「重複解決」リスト・ページから複数のマージ要求を選択して処理を再発行できます。マージ要求の再処理は、マージ要求が作成されてからデータ・スチュワードが要求をレビューするまでの間に、指定されたマージの重複セットの顧客レコードが大きく変更された可能性がある場合に役立ちます。

単一のマージ要求を再処理するには、「重複解決」ランディング・ページからマージ要求にドリルダウンして、「処理」メニューから「マージの再処理」をクリックします。この処理により、ただちにマージ要求が再処理されます。

単一のマージ要求の再処理

複数のマージ要求を再処理するには、「重複解決」リスト・ページから複数の行を選択し、「処理」メニューから「リセット」をクリックします。この処理により、選択したマージ要求が「待ち状態」ステータスにリセットされ、要求ディスパッチ・スケジュール済プロセスが次に実行されたときに再処理されます。

複数のマージ要求の再処理

有効化のステップ

この機能を有効にするために何かする必要はありません。

ヒントと考慮事項

データ・スチュワード・レビューのために長期間キューに入っている要求を識別するには、解決要求の最終更新日に基づいて「重複解決」リスト・ページを問い合せます。

主なリソース

Oracle Help Centerで次のガイドを参照してください。

ロール情報

マージ要求の再処理機能は、顧客データ・スチュワード、顧客データ・スチュワード・マネージャまたはマスター・データ管理アプリケーション管理者のジョブ・ロールを持つユーザーが使用できます。

インポートおよびエクスポート管理を使用した、一般的な組織レコードの作成、更新、削除およびエクスポート

パートナ、競合相手または財務アカウントなどの様々なタイプの組織エンティティにおいて共通基準として使用される、包括的な組織プロファイルを作成、更新、削除およびエクスポートします。この拡張機能では、1つのインポートまたはエクスポート書式を使用して、複数の組織オブジェクト・タイプで共有される一般的な組織プロファイル情報を管理できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何かする必要はありません。

ヒントと考慮事項

顧客データ管理は、アカウント・オブジェクトのみでなく、すべてのタイプのパーティ・オブジェクトをインポートおよびエクスポートできる必要があります。この拡張機能により、標準インポートの範囲が拡張され、ファイルベース・インポート機能と同等の機能が提供されます。顧客ハブ統合処理では、この拡張機能を使用してすべてのタイプのパーティ・エンティティを処理できます。

主なリソース

インポートおよびエクスポート管理の理解ガイドのデータのインポートの章にある組織データのインポートの項を参照してください。

ロール情報

データ・スチュワードおよびインポートとエクスポートを実行する権限があるユーザーは、この機能を使用できます。

インポートおよびエクスポート管理を使用したエンリッチ・データのインポート

インポートおよびエクスポート管理フレームワークを使用して、Oracle Data as a Serviceを使用してエンリッチされたアカウントおよび担当者のデータ・ファイルをインポートします。新しいインポートおよびエクスポート管理フレームワークをサポートするようにデータ・エンリッチメントが拡張されました。新しいフレームワークにより、Oracle Data as a Serviceを使用してエンリッチされたデータ・ファイルをインポートするための処理時間、エラー処理およびパフォーマンス機能が向上します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何かする必要はありません。

主なリソース

Oracle Help Centerで次のガイドを参照してください。

ロール情報

  • マスター・データ管理アプリケーション管理者
  • 営業管理者

マスター・レコードの非アクティブ化を関連するマージ済重複担当者にカスケード

マージされた重複の非アクティブ化を対応するマスター・レコードの非アクティブ化とリンクして、担当者のパージ機能を拡張します。担当者のパージ機能を使用して、非アクティブなマスター・パーティ・レコードおよび関連するすべてのマージ済重複担当者をパージできるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何かする必要はありません。

ヒントと考慮事項

ハード削除が行われた後、解決要求リスト・ページで結果セット情報が変更される可能性があります。マスター・レコードがシステムから物理的に削除されたため、マスター・レコードとその関連パーティ・タイプに値は表示されなくなります。さらに、レコードがすでに存在しないため、解決要求レビュー・ページには、ハード削除されたエントリはリストされません。これは表示値のわずかな変更であり、問題ありません。

主なリソース

Oracle Help Centerで次のガイドを参照してください。

ロール情報

この機能は、通常はデータ・スチュワードのロールを付与される顧客データ管理の管理者に影響します。