本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
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2021年3月2日 | 購買 | この更新における購買に関するその他の変更 | 文書の更新。項目の追加。 |
2021年2月11日 | セルフサービス調達 | 購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用 | 文書の更新。バックポートされた機能の追加。 |
2020年10月30日 | サプライヤ・モデル | この更新でのその他のサプライヤ・モデルの変更 | 文書の更新。項の追加。 |
2020年10月28日 | 購買 | この更新における購買に関するその他の変更 | 文書の更新。コンテンツの表現を変更しました。 |
2020年10月28日 | セルフサービス調達 | パンチアウト戻りに短縮URLを使用 | 文書の更新。ヒントと考慮事項の表現を変更しました。 |
2020年10月26日 | サプライヤ・モデル | 文書の更新。機能情報が改訂されました。 |
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2020年9月18日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングに新機能をオプト・インする方法の詳細および詳細な手順は、「オファリング構成」を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン有効期限がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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この更新のOracle Procurement Cloudでは、外部システムとの統合を有効化および簡略化するために、新規のREST APIと変更されたREST APIが提供されます。
この更新で導入された新規のREST APIは次のとおりです。
- 公開ショッピング・リスト明細
- 購買依頼プリファレンス
- 購買オーダー値リスト
- サプライヤおよびサイト値リスト
次のREST APIが拡張されました。
- 購買依頼
- デフォルト配分の作成カスタム処理を使用して、配分番号、数量または金額属性で構成される基本配分を作成します。まだ作成されていない場合は、購買依頼明細に対して配分が作成されます。
- 下書き購買オーダー
- 在庫搬送先タイプでは、POSTがサポートされています。
- 価格、数量、搬送日、出荷日、アカウント、プロジェクトおよび付加フレックスフィールドでは、PATCHがサポートされています。
- 「署名が必要」属性では、POSTおよびPATCHがサポートされています。
- 購買オーダー
- 購買オーダー・ヘッダー、明細、スケジュールおよび配分の付加フレックスフィールドでは、GETがサポートされています。
- 購買オーダー配分のプロジェクト原価計算情報では、GETがサポートされています。
- サプライヤ・ネゴシエーション
- サプライヤ・ネゴシエーション、要件および明細への添付では、POST、PATCHおよびDELETEがサポートされています。
- インストラクション・テキスト・フィールド、概要、支払条件および2ステージ評価インジケータを含む追加属性では、POSTおよびPATCHがサポートされています。
- デフォルトの明細属性は、POST処理を使用して追加された明細に適用されます。
- サプライヤ・イニシアチブ
- 下書きイニシアチブを作成するためにPOSTがサポートされています。
- イニシアチブを起動するには、「起動」カスタム処理を使用します。
これらの新しいRESTサービスおよび変更されたRESTサービスを使用して統合を簡略化し、他のアプリケーションや外部システムとの標準ベースの相互運用性をサポートできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- Oracle Procurement Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- Oracle Help Centerで入手可能なOracle Procurement Cloud REST APIドキュメントの「ジョブ・ロールおよび権限」の項を参照してください。
ディープ・リンクを使用した調達アプリケーション・ページへのリンク
この更新で、メニュー構造を使用しないでアプリケーション・ページに直接、簡単に移動できる新しいディープ・リンクがOracle Procurement Cloudに導入されました。これらのリンクは、ビジネス・インテリジェンス・レポートやサードパーティ・アプリケーション・ページで使用するなど、様々な方法で使用できます。
この更新で導入された新しいディープ・リンクは次のとおりです。
- 購買依頼明細の表示
- 購買依頼詳細の表示
- 購買依頼の管理
- ネゴシエーションの表示
レポートまたはサードパーティ・アプリケーション・ページにディープ・リンクを追加すると、ユーザーは、単にそれらのリンクをクリックすることで、その他のクリックやナビゲーションなしに、使用する必要があるアプリケーション・ページに直接移動できます。ユーザーがディープ・リンクをクリックすると、そのユーザーのセキュリティ割当が適用されます。つまり、ユーザーがアプリケーション・ページにアクセスできるのは、アクセスを許可するジョブ・ロールが割り当てられている場合のみです。
有効化のステップ
使用可能なすべてのディープ・リンクを「ディープ・リンク」作業領域で確認できます。NONEアクションが割り当てられたものなど、一部のディープ・リンクはそのまますぐに使用できます。VIEWアクションが割り当てられたものなど、他のディープ・リンクについては、レポートまたはサードパーティ・アプリケーション・ページにディープ・リンクを追加する前に、リンクの詳細を編集する必要があります。詳細および手順は、主なリソースの項に記載されているドキュメントを参照してください。
主なリソース
ディープ・リンクの操作方法の詳細は、Oracle Help Centerにある次のブックを参照してください。
- Oracle Applications Cloud: 構成と拡張
- Oracle Procurement Cloud: 調達の実装
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、「ディープ・リンク」作業領域へのアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、「ディープ・リンク」作業領域に自動的にアクセスできます。
- アプリケーション開発者(FND_APPLICATION_DEVELOPER_JOB)
- アプリケーション実装管理者(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_ABSTRACT)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「ディープ・リンク」作業領域にアクセスできます。
- 管理リンクの表示(FND_VIEW_ADMIN_LINK_PRIV)
レポート専用のディープ・リンクを使用する場合、必要な権限は次のとおりです。
- Business Intelligence Publisherの場合:
- BI作成者ロール(BIAuthor)
- BIコンシューマ・ロール(BIConsumer)
- BI管理者(BIAdministrator)
- Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)の場合:
- BI作成者ロール(BIAuthor)
- BIコンシューマ・ロール(BIConsumer)
この項では、ユーザー・エクスペリエンスに関連する共有機能について詳しく説明します。この機能は、Oracle Common Technologies and User Experience: 更新20Dの新機能でも使用できます。
拡張されたグローバル検索機能は、更新20DのOracle Sourcing Cloudには適用できません。
検索拡張フレームワークを有効にしてリアルタイム・グローバル検索のエクスペリエンスを強化できるようになりました。この新しいフレームワークを使用すると、応答性の高い索引ベースの全文検索機能を利用できます。このフレームワークを使用して表示できるものを次にいくつか示します。
- 属性と、それらに関連付けられている、検索結果で使用可能な値セットのリスト。
- 検索可能なオブジェクトに関連付けられた処理リンク。
- 検索で有効になっているすべてのオブジェクトの最近の検索。
索引の作成後にそれらを管理および構成することもできます。グローバル検索設定でこれらをカテゴリとして表示できます。現在、次のカテゴリのみが事前定義されています。
- 購買契約
- 購買オーダー
- 購買依頼
- サプライヤ
このフレームワークによって検索パフォーマンスが向上するため、生産性が高まり、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなどの様々なデバイスにわたってユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
検索拡張機能フレームワークを有効にして、索引の作成、事前定義済索引の取込みおよび検索機能の管理を行います。
- 「検索拡張機能ワークフローの有効化/無効化」(ORA_FND_SEARCH_EXT_ENABLED)プロファイル・オプションを「はい」に設定します。このプロファイル・オプションは、デフォルトでは「いいえ」に設定されています。
- 索引を作成し、事前定義済索引を取り込むには、「索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ」プロセスを送信します。
ノート: 「再取込みする索引名」はオプションのパラメータです。プロセスの送信時に索引名を指定しない場合、すべての事前定義済索引についてプロセスが実行されます。使用する製品ファミリにのみ関連する索引を作成することをお薦めします。
ヒントと考慮事項
- 事前定義済カテゴリは、カテゴリが表す索引が作成されていない場合でも、グローバル検索設定でいつでも使用できます。
- 索引を使用する前に、索引を作成して各索引の事前定義済索引を取り込むプロセスを必ず送信してください。すでに作成されている索引を再度取り込む場合にもプロセスを送信できます。プロセスの発行時には、次の索引名を使用します。
- 購買契約: fa-prc-pa
- 購買オーダー: fa-prc-po
- 購買依頼: fa-prc-por
- サプライヤ: fa-prc-suppliers
主なリソース
ロール情報
スケジュール済プロセスを実行して既存拡張機能フレームワークを有効にするには、スケジュール済ジョブ定義管理(FND_MANAGE_SCHEDULED_JOB_DEFINITION_PRIV)権限が必要です。
購買依頼明細をソース契約の指定バイヤーに自動的に割り当てます。これらの購買依頼明細にバイヤー割当ルールを作成する必要はなくなりました。
この機能は、契約の指定バイヤーがその契約に対して行われたオーダーも管理する場合に特に役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
購買依頼明細が契約をソースとする場合、バイヤー割当ルールは評価されません。
購買依頼明細を購買依頼配分のコスト・センターに基づいてバイヤーに自動的に割り当てます。バイヤーをコスト・センター別に識別する割当ルールを作成できるようになりました。この機能は、組織でそれぞれの部門またはコスト・センターに専用バイヤーがいる場合に特に役立ちます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「タスク」タブをクリックし、「検索」をクリックします。
- 「バイヤー割当ルールの管理」タスクを検索します。
- 新しい行を追加して、コスト・センターに基づく新しいルールを作成するか、既存のルールを更新してコスト・センターを追加します。
ヒントと考慮事項
- 「バイヤー割当ルールの管理」ページで、「コスト・センター」の値を入力する前に「購買依頼発行BU」を入力する必要があります。
- 購買依頼に複数の配分がある場合、バイヤーは、最初の配分から決定されたコスト・センターに基づいて割り当てられます。
- UIでのバイヤー割当ルールの定義に加えて、インポートまたはエクスポート・プロセスを通じてコスト・センターに基づくバイヤー割当ルールを作成することもできます。
- 最初の購買依頼明細から他のすべての明細へのバイヤーの割当を有効にする「購買依頼に含まれるすべての明細について同じバイヤーを使用」プロファイル・オプションには影響しません。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- バイヤー割当ルールの管理(PO_MANAGE_BUYER_ASSIGNMENT_RULES_PRIV)
新しい明細タイプ「レート・ベース・サービス」を使用して、平方フィートで価格設定された地下ケーブルの設置など、レート・ベース・サービスをオーダーします。この更新より前は、数量で請求されるサービスを購入するには、「商品」明細タイプを使用し、税金目的でサービス購入として処理するために製品タイプを手動で「サービス」に更新する必要がありました。この更新では、「レート・ベース・サービス」と呼ばれる新しい明細タイプを使用してレート・ベース・サービスを購入できます。この明細タイプを使用して、サービスの数量とレートを入力できるようになりました。この明細タイプを使用する場合は、製品タイプが自動的に「サービス」に設定され、サービスに適用可能な税率が税金決定に使用されます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
新しい明細タイプの追加に加えて、「購買明細タイプ」ページで製品タイプを追加できます。この新しく作成された明細タイプについては、「購買基準」が「数量」で、「製品タイプ」が「サービス」であることに注意してください。レート・ベース・サービスの明細タイプを作成するには、「購買基準」を「数量」に、「製品タイプ」を「サービス」に設定します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 購買基準の値の名前が「商品」と「サービス」から「数量」と「金額」に変更されました。この名前の変更は、購買基準が使用可能なすべてのUIに表示されます。
- 20Dに更新すると、既存のすべての明細タイプについて製品タイプが自動的に移入されます。値は、購買基準に基づいて「商品」または「サービス」のいずれかになります。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
この機能を設定するには、次のものが必要です。
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を設定できます。
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 購買明細タイプの管理(PO_MANAGE_PURCHASING_LINE_TYPE_PRIV)
この機能を使用するには、次のものが必要です。
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買契約の作成(PO_CREATE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
- 購買契約の変更(PO_CHANGE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
パンチアウト・マーケットプレイスから要求された品目に対する購買オーダーの価格を更新
パンチアウト・マーケットプレイスから要求された品目に対する購買オーダーの価格を更新します。お気に入りのパンチアウト・マーケットプレイスを依頼者のワンストップ・ショップとして設定できるようになりました。ここでは、カタログ外要求も作成できます。次に、バイヤーとして、このような要求についてネゴシエーションした価格で購買オーダーを更新できます。
この機能を使用すると、購買オーダーが内部カタログから処理されたか、外部マーケットプレイスでホストされているカタログから処理されたかに関係なく、複数のトランザクションにわたって購買オーダーの価格を管理するための一貫したビジネス・プラクティスを適用できます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を使用するには、「購買依頼明細の価格上書きの許可」チェック・ボックスを選択する必要があります。このチェック・ボックスを選択するステップは、次のとおりです。
- 「調達」作業領域で、「カタログ」を選択します。
- 「カタログ」ページで、「タスク」タブをクリックし、「カタログの管理」をクリックします。
- 「カタログの管理」ページで、パンチアウト・カタログを検索します。
- カタログを選択し、「編集」アイコンをクリックします。
- 「パンチアウト・カタログの編集」ページで、「購買依頼明細の価格上書きの許可」チェック・ボックスを選択します。
- 「保存」をクリックします。
ヒントと考慮事項
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パンチアウト・カタログ構成に加えて契約明細で価格上書きが許可されている場合は、包括購買契約をソースとする購買オーダー明細の価格を更新できます。
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変更オーダーがバイヤー、サプライヤまたは依頼者のいずれによって開始されたかに関係なく、変更オーダーを通じて購買オーダーの価格を更新できます。
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UIからの価格の更新に加えて、RESTサービス、購買オーダーWebサービスおよび遡及的価格更新プログラムを使用して価格を更新できます。
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「購買オーダー明細のサプライヤ割引の取得」機能をオプト・インした場合、単価を更新するかわりに、品目の基準価格を更新して割引を指定できます。
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明細に割引がある場合、購買オーダーWebサービスを使用して購買オーダー明細の価格を更新することはできません。
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この構成を使用して、cXML、OracleネイティブXML、Oracle Business Networkなどのすべてのパンチアウト・カタログ・ソースについて購買オーダー明細の価格更新を許可できます。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能を設定および使用するアクセス権をユーザーに付与するためのオプションがいくつかあります。
この機能を設定するには、次のものが必要です。
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を設定できます。
- 調達カタログ管理者(ORA_POR_PROCUREMENT_CATALOG_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達カタログ・コンテンツの管理(POR_MANAGE_PROCUREMENT_CATALOG_CONTENT_PRIV)
この機能を使用するには、次のものが必要です。
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- 購買契約の変更(PO_CHANGE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)
- 購買オーダーの遡及的価格設定(PO_RETROACTIVELY_PRICE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
- Webサービスによる購買オーダーの管理(PO_MANAGE_PURCHASE_ORDER_WEB_SERVICE_PRIV)
一部が受入済または請求済である購買オーダーの取消を回避します。
この機能を使用すると、受入済商品を確実に返品し、請求書が取り消された後で、購買オーダーを取り消すことができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
購買オーダー・スケジュールの未履行部分をそれ以上受け入れない場合は、領収書または請求書の値と一致するようにオーダー数量またはオーダー金額を減らすことを検討してください。
新規の承認済購買依頼明細を既存のオープン購買オーダーに追加します。更新20Aでは、購買依頼から購買オーダーに付加フレックスフィールドをコピーするようにアプリケーションが構成されていない場合にのみ、購買依頼明細を既存の購買オーダーに追加できました。この更新では、その制限が撤廃されました。
この機能を使用すると、購買依頼から購買オーダーに付加フレックスフィールドをコピーすることを選択した場合、新しい購買オーダーを作成するかわりに、既存の購買オーダーで購買依頼需要を処理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
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「オファリング」作業領域を使用して、この機能をオプト・インします。この機能を以前にオプト・インした場合、再度オプト・インする必要はありません。
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既存のオーダーに新しい購買依頼明細を追加し、購買依頼明細付加フレックスフィールドを購買オーダー明細にコピーするようにアプリケーションが構成されている場合:
- 購買依頼明細は、新しい購買オーダー明細としてのみ追加できます。
- 新しい購買依頼明細を既存の購買オーダー明細とともにグループ化することはできません。
- 購買依頼明細付加フレックスフィールドは、新しい購買オーダー明細にのみコピーできます。
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既存のオーダーに新しい購買依頼明細を追加し、購買依頼ヘッダー付加フレックスフィールドを購買オーダーにコピーするようにアプリケーションが構成されている場合、次のことを考慮してください。
- 購買依頼ヘッダー付加フレックスフィールドを既存のオーダーにコピーすることはできません。
- 購買依頼ヘッダー付加フレックスフィールドは、新しい購買オーダーの作成時にのみコピーできます。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 購買依頼明細の処理(POR_PROCESS_REQUISITION_LINE_PRIV)
- 購買依頼からの購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_FROM_REQUISITIONS_PRIV)
変更オーダーの電子署名要件を管理します。当初の文書で要件がどのように指定されたかに関係なく、変更オーダーに電子署名が必要かどうかを明示的に指定できるようになりました。
「調達文書の電子署名使用可能」機能を有効にする前に作成された購買文書の変更について電子署名を要求できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
分析出力から導出された受信者のリストにユーザー固有の調達分析コンテンツを配信するようにBIエージェントをスケジュールします。この機能を有効にするために、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)サブジェクト領域に次の属性が追加されました。
- 購買リアルタイム
- 「バイヤー」フォルダ: ユーザー名
- 「購買オーダー配分詳細 - 要求者」フォルダ: ユーザー名
- 購買契約リアルタイム
- 「バイヤー」フォルダ: ユーザー名
この機能を使用するには、次のステップに従います。
- レポートするサブジェクト領域(購買リアルタイムまたは購買契約リアルタイム)に基づいて新しいOTBI分析を作成し、目的のアラート受信者(要求者またはバイヤー)に対応する「ユーザー名」列を分析に含めます。
- 分析を実行し、分析によって取得された各ユーザーに固有のコンテンツを定期的に配信する新しいOTBIエージェントを作成します。エージェントの名前を入力します。
- エージェント定義ページの「一般」タブで、「実行者」を「指定されたユーザー」に設定し、レポートするデータへのアクセス権を持つユーザーを選択します。
- 「スケジュール」タブで、分析を実行し、アラートを受信者に送信する頻度を選択します。
- 「条件」タブで、「条件を使用」ラジオ・ボタンを選択し、「作成」をクリックした後、「参照」をクリックして、ステップ1で作成した分析を探します。
- 「条件の作成」ダイアログ・ウィンドウで、分析でレコードが取得されたときにのみアラートを設定するには、「行数が0より大きいときにTrue」を設定します。
- 「配信コンテンツ」タブの「コンテンツ」フィールドで、「条件分析」を選択し、ステップ1で作成した分析を選択します。
- 「受信者」タブで、「エージェント条件に使用されている分析から受信者を取得します」チェック・ボックスを選択します。
- 「受信者を含む列」で、「ユーザー名」を選択します
- 「送信先」タブで、「デバイス」チェック・ボックスを選択し、特定のデバイス・ラジオ・ボタンを選択して、「電子メール」チェック・ボックスを選択します。
OTBI分析にユーザー名属性を含めると、各受信者にあわせて調整されたコンテンツを配信できます。たとえば、OTBI分析を実行して、契約の失効日が近づいたときに個々のバイヤーに定期的にアラートを送信するようにエージェントをスケジュールできます。
次のスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
エージェントの設定方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイドの「エージェントの構成と管理」の項を参照してください。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にOTBI分析およびエージェントを作成できます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、OTBI分析およびエージェントを作成できます。
- BI作成者ロール(BIAuthor)
アウトバウンドB2Bメッセージに関する公開ビジネス・イベントの起動
Oracle Integration Cloud ERPアダプタを使用して、B2Bメッセージ・イベント「B2Bメッセージ作成」をサブスクライブします。新しいB2Bメッセージが生成されるたびにイベントが起動され、メッセージ処理をOracle Integration内で続行できるようにサブスクリプション・プロセスにすぐに通知されます。
これを有効にするには、「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」タスクを使用して、アウトバウンドB2Bメッセージに関して「ビジネス・イベント」配信方法を選択する必要があります。
B2Bメッセージ・イベント「B2Bメッセージ作成」を使用して、Oracle IntegrationでアウトバウンドB2Bメッセージのリアルタイム処理を実装できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- Oracle Integration Cloud: Oracle IntegrationでのOracle ERP Cloudアダプタの使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
「コラボレーション・メッセージ定義の管理」ページのメッセージ定義cXML_1.2.007_PROCESS_SHIPMENT_INを使用して、cXML事前出荷通知を受信できます。
このメッセージ定義を使用するには、このメッセージ定義を使用するインバウンド・コラボレーション・メッセージに関して「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」ページでサービス・プロバイダを設定するか、「B2B取引先の管理」ページで取引先を設定する必要があります。
また、「サプライヤB2B構成の管理」ページでサービス・プロバイダまたは取引先を特定のサプライヤに関連付け、「文書設定」セクションでPROCESS_SHIPMENT_IN文書を選択する必要があります。
受信した出荷メッセージは、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページで表示できます。
取引先からcXML事前出荷通知を受信できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- Oracle Supply Chain Management Cloud: 受入の使用ガイド(Oracle Help Centerにあります)。
ロール情報
次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- コラボレーション・メッセージング履歴の管理(CMK_COLLAB_MESG_HISTORY_PRIV)
マスター契約を購買文書に関連付けます。マスター契約を購買文書に関連付けます。マスター契約では、パーティ間の全体的な条件を設定します。この機能は最初に20Bで導入されました。この更新では、さらに機能が追加されました。「マスター契約と購買文書の関連付け」機能をオプト・インすると、この項で説明されている機能を使用できます。
購買トランザクションのマスター契約関係を使用して、レポートおよび照会を生成します。次のサブジェクト領域およびフォルダで「マスター契約」属性を使用できるようになりました。
- 調達 - 購買契約リアルタイム
- 包括契約ヘッダー詳細
- 基本契約ヘッダー詳細
- 調達 - 購買リアルタイム
- 購買オーダー・ヘッダー詳細
- 調達 - 調達-支払リアルタイム
- 購買オーダー追加属性
この機能を使用すると、マスター契約情報についてレポートして契約関係の可視性を高め、ネゴシエーション済の適用条件の使用をモニターできます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「マスター契約と購買文書の関連付け」という名前の親機能をオプト・インします。以前に「マスター契約と購買文書の関連付け」機能をオプト・インしている場合、この機能は自動的に使用可能になります。
- この機能をオプト・インしたら、属性を既存のレポートに追加するか、それらを新しいレポートで使用します。レポートの作成方法および編集方法についてさらに学習するには、分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください。
ヒントと考慮事項
- マスター契約を含むサブジェクト領域属性はオプト・インしなくても使用できますが、マスター契約詳細を使用してレポートおよび照会を生成するには、「マスター契約と購買文書の関連付け」機能をオプト・インする必要があります。
- 以前に「マスター契約と購買文書の関連付け」機能をオプト・インしている場合、この機能は自動的に有効になります。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 購買契約リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達契約管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_CONTRACT_ADMIN_JOB)
次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 購買契約リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 契約トランザクション分析職務(FBI_AGREEMENT_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 購買リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 購買分析(ORA_PO_PURCHASE_ANALYSIS_ABSTRACT)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達契約管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_CONTRACT_ADMIN_JOB)
次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 購買リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 購買オーダー・トランザクション分析職務(FBI_PURCHASE_ORDER_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 購買分析(ORA_PO_PURCHASE_ANALYSIS_ABSTRACT)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 支出トランザクション分析職務ロール(FBI_SPEND_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
この項では、Oracle Purchasing Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
通知の承認詳細の縮小
パフォーマンスの問題に対処するために、承認階層を表示するかどうかを制御する非表示/表示処理がオンラインとEメール両方の承認通知に追加されました。これらの通知を表示するときにパフォーマンスの問題が発生しする場合は、プロファイル・オプションORA_PO_BIP_NOTIFICATION_HISTORYMODEを「はい」に設定して、これらの詳細を非表示にできます。デフォルトでは、このプロファイル・オプションは「いいえ」に設定されており、既存の動作が保持されて詳細が表示されます。「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用してプロファイル・オプションを設定します。
バグ参照: 31175734
変更オーダー承認中のすべての包括購買契約明細の評価
明細レベルの属性に基づいて承認ルールを定義したが、変更オーダーの一部として包括購買契約ヘッダーのみを更新した場合、承認ルールが失敗することがあります。これを修正するには、プロファイル・オプションORA_BPA_CHANGE_APPROVAL_INCLUDE_ALL_LINESを「Y」に設定します。これにより、アクティブな包括明細すべてが承認ルールに対して評価され、それに応じてルーティングされます。デフォルトでは、このプロファイル・オプションは「N」に設定されており、既存の動作が保持されます(変更された包括明細のみが承認エンジンに送信されます)。「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用してプロファイル・オプションを設定します。
バグ参照: 31255353
「購買オーダー」作業領域の「最近のアクティビティ」インフォレットに過去14日間のデータが表示される
パフォーマンスの問題に対処するために、「最近のアクティビティ」インフォレットには過去14日間のデータのみが表示されます。ORA_PO_RECENT_ACTIVITY_DAYSプロファイル・オプションを設定することでこの時間枠を調整できますが、この値を大きくすると、ユーザーが「購買オーダー」作業領域にアクセスするために必要な時間に悪影響が生じる可能性があることに注意してください。「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用してプロファイル・オプションを設定します。
バグ参照: 29478977
「バイヤー割当ルールの管理」ページのパフォーマンスの向上
パフォーマンスの問題に対処するために、このページに次の2つの変更が加えられました。
- 「購買オーダー」および「購買契約」作業領域で「バイヤー割当ルールの管理」ページに最初に移動したときに、検索結果が自動では表示されません。割当を表示するには、手動で検索を実行する必要があります。
- 商品に基づいてルールを作成する際に、値リストにすべての商品が自動的に表示されるわけではありません。すべての商品を表示するには、手動で検索を実行する必要があります。
ノート: この修正は、20Bおよび20Cの9月の月次更新でも使用可能になりました。
バグ参照: 31377906、30813903
プロジェクト属性が更新されると購買オーダー配分勘定が再作成されるようになりました
プロジェクト・コスト収集属性のいずれかが更新されると、保存時に購買オーダー配分勘定が再作成されるようになりました。
バグ参照: 31961956
パンチアウト・プロセスでは、外部サプライヤ・サイトからの戻りナビゲーションに短縮URLが使用されるようになりました。この変更により、長いURLの制限を回避し、中断することなく適切な購買依頼ページに移動できます。
短縮URLを使用すると、外部サプライヤ・パンチアウト・サイトから誤った宛先のURLや無効なURLに戻ることがなくなり、このような問題における顧客の選別に関連する時間とコストが最小限に抑えられます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
-
この機能は、すべてのパンチアウト・カタログにわたってすべてのセルフサービス調達ユーザーが使用できます。
-
パンチアウト戻りに短縮URLを使用する機能をオプト・アウトするには、ORA_POR_SHORT_RETURN_URL_FOR_PUNCHOUT (「パンチアウト戻りの短縮URL使用可能」)プロファイル・オプションを無効にします。プロファイル・オプションを探すには、「設定および保守」作業領域で「管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。
-
パンチアウトのショッピング・フローでエラーが発生した場合は、パンチアウト・ログ詳細でパンチアウト属性として元の「長い戻りURL」を表示できます。
ショッピング時に単位換算情報のあるマスター品目のパッケージ文字列をユーザーに表示します。この機能を使用すると、特に検索結果ページに表示される単位がユーザーの消費単位と異なる場合に、ユーザーは購入する品目の正確な数量を把握できます。また、品目を購入できるその他の単位についてもユーザーに指示します。
ショッピング中にすべての品目(マスター品目および契約ベースの明細)についてパッケージ文字列詳細の取得および表示が包括的にサポートされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
- この機能を使用するには、「製品パッケージ文字列の表示」機能をオプト・インする必要があります。以前に「製品パッケージ文字列の表示」機能をオプト・インしている場合、この機能は自動的に使用可能になります。
- マスター品目のパッケージ文字列を調達カタログに表示するには、製品マネージャがマスター品目定義でパッケージ文字列を選択する必要があります。
- 製品パッケージ文字列は、包括購買契約のマスター品目についても表示されます。
カタログ外要求を使用し、新しい品目タイプ「数量で請求されるサービス」を使用してレート・ベース・サービスをオーダーします。新しい品目タイプ「数量で請求されるサービス」を使用する場合は、製品タイプの税金決定要因が「サービス」に設定されます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。
この機能を使用すると、サービスに適用可能な税率がレート・ベース・サービスの税金決定に確実に使用されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 新しい品目タイプ「数量で請求されるサービス」は、新しいシード済明細タイプ「レート・ベース・サービス」に関連付けられています。
- 品目タイプと明細タイプの間の関連付けをより的確に示すように既存の品目タイプの名前が変更されています。名前が変更された品目タイプは次のとおりです。
- 「数量で請求される商品」は、シード済明細タイプ「商品」に関連付けられています。
- 「金額で請求されるサービス」は、シード済明細タイプ「固定価格サービス」に関連付けられています。
- 「購買依頼発行ビジネス機能の構成」ページで、デフォルトの明細タイプを選択して、デフォルトで使用される品目タイプを制御します。
主なリソース
- 新しい明細タイプの詳細は、Oracle Procurement Cloud新機能更新20Dで使用可能になった「レート・ベース・サービスのサービス関連税率の適用」機能を参照してください。
ロール情報
事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、独自に構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、この機能へのアクセス権を付与するためのオプションがいくつかあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 購買依頼セルフサービス・ユーザー(ORA_POR_REQUISITION_SELF_SERVICE_USER_DUTY)
購買依頼インポート時にプロジェクト・タスク識別のためにタスク番号を使用
ファイルベース・データ・インポート・テンプレートを使用して購買依頼をインポートするときに特定のプロジェクト・タスクを識別するために「タスク番号」フィールドを使用します。
購買依頼のFBDIテンプレートでは、既存のPOR_REQ_DISTS_INTERFACE_ALLシートを使用してタスク番号をロードできます。テンプレートでタスク名とタスク番号の両方が指定されている場合は、タスク番号が優先されます。
「タスク番号」フィールドは、タスク名が一意でない場合に特定のプロジェクト・タスクを識別するのに役立ちます。
有効化のステップ
Oracle Procurement Cloudのファイルベース・データ・インポート・ガイドで入手可能な最新の購買依頼インポート・テンプレートをダウンロードしてレビューします。
ネゴシエーションおよび応答PDF文書内にある契約条件の目次に移動します。
ネゴシエーションPDFの目次から調達契約の項に簡単に移動できます。新しい契約の目次を活用して、内容の検索とレビューを容易にし、カテゴリ・マネージャおよびサプライヤの時間を節約します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 企業契約
ヒントと考慮事項
この機能を使用するには、契約条件への目次の追加という機能をオプト・インする必要があります。「オファリング」作業領域を使用して、「企業契約」オファリングにあるこの機能をオプト・インします。以前に契約条件への目次の追加機能をオプト・インしている場合、この機能は自動的に使用可能になります。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER)
- ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR)
- サプライヤ入札者(ORA_PON_SUPPLIER_BIDDER_ABSTRACT)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーションの表示(ORA_PON_VIEW_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
- サプライヤとしてのサプライヤ・ネゴシエーションの表示(ORA_PON_VIEW_SUPPLIER_NEGOTIATION_SUPPLIER_FACING_PRIV)
アクティブな従業員でないネゴシエーション・チーム・メンバーの識別
退職またはジョブ割当の変更によってネゴシエーション・チーム・メンバーが非アクティブになったかどうかをすばやく確認できるようになりました。下書きネゴシエーションを公開する前に、コラボレーション・チームのいずれかのメンバーが非アクティブな場合は警告が表示されます。それらのメンバーを削除または置換するか、割り当てられたタスクを完了している場合は参照としてチームに残すことができます。
この機能を使用して、適切なチーム・メンバーがプロセス全体に参加していることを確認することで、ネゴシエーション・コラボレーションの効果を高めることができます。
ノート: この機能は、20Cの月次更新でも使用可能になりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER)
- ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーションの表示(PON_VIEW_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
アプリケーションにシードされた標準ネゴシエーション形式、単純ネゴシエーション形式および2ステージ・ネゴシエーション形式を編集することはできません。これらの形式は、ネゴシエーションの作成時に常に選択可能です。多くの会社では、ビジネス・ニーズにあわせて調整された新しいネゴシエーション形式を作成し、組織のプロセスに準拠するためにカテゴリ・マネージャがそれらの形式のみを適用するようにします。調達管理者は、これらのシード済の標準ネゴシエーション形式を非アクティブにすることができるようになりました。カテゴリ・マネージャは、ネゴシエーションの作成時に非アクティブな形式を使用することはできません。
ビジネス・ニーズに合い、かつコンプライアンスが高まるように調整された形式のみを使用してネゴシエーションが作成されていることを確認します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ・ネゴシエーション形式の管理(PON_MANAGE_SUPPLIER_NEGOTIATION_STYLE_PRIV)
サプライヤ・ネゴシエーションで内部原価ファクタを使用して、ビジネスを行う際の全体的原価を追跡および分析します。過去のパフォーマンスの問題、ベンダーの切替原価、追加のプロジェクト管理のニーズなど、非表示の原価を数量化してサプライヤの入札に内部原価として追加できます。「サプライヤ・ネゴシエーションにおける内部原価ファクタの適用」機能をオプト・インした後に、この項で説明する機能を使用できます。
ネゴシエーション明細に対するデフォルトの内部原価ファクタの定義
ネゴシエーション・テンプレートで、またはネゴシエーションで直接、ネゴシエーション・ロットおよび明細の内部原価ファクタのデフォルト・セットを指定します。デフォルトの内部原価ファクタが設定されている場合、オンラインで、または明細インポート・スプレッドシートやREST APIを使用してネゴシエーションに追加された新しい明細にこれらの内部原価ファクタが自動的に適用されます。
ネゴシエーション内の大量のロットおよび明細にデフォルトの内部原価ファクタを適用することで、業務効率を高め、データ入力を削減できます。ネゴシエーションの作成時に、テンプレートを利用して、デフォルトの内部原価ファクタを移入するプロセスを合理化することもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
この機能を使用するには、「サプライヤ・ネゴシエーションにおける内部原価ファクタの適用」という機能をオプト・インする必要があります。以前に「サプライヤ・ネゴシエーションにおける内部原価ファクタの適用」機能をオプト・インしている場合は、この機能は自動的に使用可能になります。
オプト・イン後、「調達」オファリングを使用して、「設定および保守」作業領域で次の追加ステップを実行します。
- 「原価ファクタの管理」設定タスクを使用して内部原価ファクタを定義します。
- 原価ファクタの共通セットがある場合は、「原価ファクタ・リストの管理」設定タスクを使用して原価ファクタ・リストを作成できます。
- 「ネゴシエーション形式の管理」設定タスクを使用してネゴシエーション形式に関する内部原価ファクタを使用可能にします。
ヒントと考慮事項
ネゴシエーションの作成時に、ネゴシエーション・テンプレートを適用してデフォルトの内部原価ファクタをコピーできます。
主なリソース
- 更新19Dで使用可能となった「サプライヤ・ネゴシエーションにおける内部原価ファクタの適用」機能については、新機能を参照してください。
- 更新19Dで使用可能となった「サプライヤ・ネゴシエーションにおける内部原価ファクタの適用」機能のレディネス・トレーニングについては、Oracle Cloud Readinessサイトを参照してください。
- 更新20Cで使用可能となった「ネゴシエーション明細への内部原価ファクタの適用」機能については、新機能を参照してください。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER)
- ソーシング・プロジェクト・コラボレータ(ORA_PON_SOURCING_PROJECT_COLLABORATOR)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- ネゴシエーション明細デフォルトの管理(PON_MANAGE_LINE_DEFAULT_PRIV)
「ネゴシエーション落札からのサプライヤ契約の作成」機能をオプト・インした後に、この項で説明する機能を使用できます。
サプライヤと契約をネゴシエーションする際に簡易条件テンプレートを使用します。ベース契約の作成時に、簡易条件テンプレートから導出された契約条件テンプレートを適用できます。簡易条件テンプレートでは、Word文書内にすべての情報を追加し、この文書をDOCX形式の添付ファイルとしてアップロードすることによって、契約条件が作成されます。このテンプレートを使用すると、構造化条件テンプレートで必要なアプリケーション主導のセグメンテーション、書式設定またはスタイルを適用せずに、既存の法的条件文書をアップロードするのみで、契約条件をすばやく簡単に作成できます。
サプライヤは、簡易条件テンプレートに基づく契約をネゴシエーションから表示およびダウンロードできるようになりました。
簡易条件テンプレートを利用して、ネゴシエーションに契約言語をすばやく簡単に添付できるため、オーサリング時間が短縮され、生産性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントと考慮事項
この機能を使用するには、「ネゴシエーション落札からのサプライヤ契約の作成」という機能をオプト・インする必要があります。「ネゴシエーション落札からのサプライヤ契約の作成」機能をオプト・インすると、ここで説明している機能も有効になります。以前に「ネゴシエーション落札からのサプライヤ契約の作成」機能をオプト・インし、追加の設定ステップを実行している場合、「簡易条件テンプレートを使用した契約のネゴシエーション」機能は自動的に使用可能になります。
まだオプト・インしていない場合は、オプト・インした後、Oracle Procurement Cloud新機能更新19Dを参照して、この機能を有効にするために実行するステップの詳細を確認してください。
主なリソース
Oracle Cloud Readinessページで調達に関する次のリソースを参照してください
- Oracle Sourcing CloudのCreate Supplier Contracts from Negotiation Awardという機能については、更新19Dのレディネス・トレーニングおよび新機能を参照してください。
- Oracle Sourcing Cloudの「ネゴシエーションからの契約タイプのサプライヤ契約の作成」という機能の詳細は、更新20Cの新機能を参照してください。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
これらの事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER)
- サプライヤ入札者(ORA_PON_SUPPLIER_BIDDER_ABSTRACT)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 契約の作成(OKC_CREATE_CONTRACT_PRIV)
- 契約の編集(OKC_EDIT_CONTRACT_PRIV)
- 契約作業領域の管理(OKC_MANAGE_CONTRACT_WORK_AREA_PRIV)
- 契約条件の表示(OKC_VIEW_CONTRACT_TERMS_AND_CONDITIONS_PRIV)
- 購入目的の有効化(OKC_MANAGE_CONTRACT_BUY_PRIV)
- 標準契約条件のオーサリング(OKC_AUTHOR_CONTRACT_TERMS_AND_CONDITIONS_TEMPLATE_PRIV)
さらに、このデータ・セキュリティ・ポリシーは、契約データにアクセスするためにカテゴリ・マネージャ・ジョブ・ロールに割り当てられます。
- ポリシー名-契約時に付与
- ポリシーの説明: カテゴリ・マネージャは、認可されているビジネス・ユニットの契約を管理できます。
- データ・リソース: 表OKC_K_HEADERS_ALL_Bの契約ヘッダー
- 権限: 読取り、更新、削除、契約の管理
- 条件: 認可されているビジネス・ユニットに対するOKC_K_HEADERS_ALL_B表の契約へのアクセス
また、このデータ・セキュリティ・ポリシーは、契約データにアクセスするためにサプライヤ入札者ジョブ・ロールに割り当てられます。
- ポリシー名-契約時に付与
- ポリシーの説明: サプライヤ入札者は、認可されているビジネス・ユニットの契約を表示できます
- データ・リソース: 表OKC_K_HEADERS_ALL_Bの契約ヘッダー
- 権限: 読取り、契約の表示
- 条件: 認可されているビジネス・ユニットに対するOKC_K_HEADERS_ALL_B表の契約へのアクセス
契約を作成および編集するには、企業契約クラウドで追加のセキュリティ割当および設定タスクが必要です。Oracle Help Centerで企業契約の設定ドキュメントを参照してください。
監査コンプライアンスと不正防止は、重要なサプライヤ情報の整合性を維持するために不可欠な最優先事項です。機密性の高いプロファイル・データに対する変更を監視することは重要ですが、変更が完了した後にのみ変更を確認しても、未然に不正を防止し、コンプライアンスを強化することはできません。
この機能を使用すると、組織詳細、所得税データおよび銀行口座に対して実行されるすべての処理(作成と編集を含む)の変更管理および承認ルーティングが可能になります。このサプライヤ・プロファイル情報を更新する場合に、変更を有効にする前に承認が要求されるように構成できます。承認要件は、柔軟性の高い承認ルーティング・ルールを使用して定義されます。変更管理を有効にすると、重要なサプライヤ情報が正しく取得されて不正がなく、サプライヤ・データ管理プロセスが監査コンプライアンス要件を満たしていることが保証されます。
デモを見る
この機能を既存のサプライヤ・セルフサービス・プロファイル管理ソリューションおよびサプライヤ・プロファイル監査機能とともに使用すると、サプライヤ・プロファイル変更管理を強化し続けることができます。
ノート: サプライヤ銀行口座の内部変更管理は、更新18Aから使用可能になりました。
次の各画面は、この機能を示しています。
「プロファイル」タブの編集可能な属性はすべて、内部変更管理および承認ルーティングに使用できます。これには、サプライヤ付加フレックスフィールド(追加情報)およびサプライヤ・ヘッダー添付が含まれます。
「組織」タブの編集可能な属性はすべて、内部変更管理および承認ルーティングに使用できます。
「所得税」タブの編集可能な属性はすべて、内部変更管理および承認ルーティングに使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
オプト・インする場合は、次のステップを実行します。
- 「オファリング」作業領域で、「調達」オファリングを選択し、オプト・イン機能をクリックします。
- 「オプト・イン: 調達」ページで、「サプライヤ」機能領域の「機能」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、この機能の「使用可能」アイコンをクリックします。
- 機能の選択肢「組織詳細および所得税」を選択します。「保存してクローズ」をクリックします。
ノート: 既存の機能「サプライヤ銀行口座に対する内部変更の承認」は、更新20Dから廃止される予定です。この既存の機能をすでにオプト・インしている場合、何もする必要はありません。20Dへのアップグレード時に「銀行口座」が自動的に選択されます。
- 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
- オファリング: 調達
- 機能領域: 承認管理
- タスク: 内部サプライヤ・プロファイル変更承認の管理
- 企業にあわせて適切に「内部サプライヤ・プロファイル変更承認の管理」を完了します。
ヒントと考慮事項
- 銀行口座または組織詳細および所得税(あるいはその両方)に加えられた変更を承認のために送信することが必要な場合に、この機能で選択肢を有効にします。サプライヤ・プロファイルのうち、変更管理されていない他の部分に加えられた変更は保存され、すぐに適用されます。
- 機能選択肢「組織詳細および所得税」が有効になっている場合、ユーザーは、サプライヤ・プロファイルに対して「編集」処理を実行することで、承認待ちのサプライヤ・プロファイル変更を変更できます。これにより、変更要求が承認ワークフローから取り下げられます。承認のために変更を再送信すると、ワークフローが再度開始されます。
- 銀行口座に内部変更管理を使用していて、組織詳細および所得税の追加を検討している場合は、既存の承認ルーティングを評価し、承認設定タスクを使用して、新しい変更管理プロファイル属性のルーティング・ルールを追加してください。
- サプライヤ・プロファイルの変更は、内部ユーザーと外部ユーザーの両方から行うことができます。それぞれのサプライヤについて、一度に存在できる待ち状態のプロファイル変更要求は1つのみです。
- FBDIインポート、SOAP Webサービス、およびREST APIを使用したアプリケーション間統合からサプライヤの組織詳細および所得税を作成および更新しても、内部プロファイル変更要求は発生しません。
更新20Dでは、機能「サプライヤ・プロファイルに対する内部変更の承認」で機能選択肢「組織詳細および所得税」を使用可能にした場合、機能セキュリティおよび権限に関連して考慮する必要がある重要な点がいくつかあります。
- 既存のサプライヤ・プロファイル変更管理フレームワークでは、様々な変更管理領域にわたるプロファイル変更が単一のプロファイル変更要求に統合されます。この機能で銀行口座を含む両方の機能選択肢を有効にすると、銀行口座や組織詳細および所得税(あるいはその両方)に対する変更が1つのプロファイル変更要求に保存されます。「変更のレビュー」または「変更要求の表示」処理を使用して変更を表示すると、要求に保存されたすべての変更が表示されます。すべての変更詳細を表示するには、ユーザーに「サプライヤ・プロファイル変更要求の表示」(POZ_VIEW_SUPPLIER_PROFILE_CHANGE_REQUEST_PRIV)権限が必要です。
- サプライヤ・プロファイルを管理して変更を加えるには、サプライヤの管理権限(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_PRIV)が必要です。これはサプライヤ・プロファイルを編集するためのフローへのアクセス権を取得するためのキー権限です。これは、変更の送信や「変更要求の取消」といった、プロファイル変更要求に対してヘッダー処理を実行できるようにするための権限でもあります。
- デフォルトでは、サプライヤの管理権限(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_PRIV)とサプライヤ・プロファイル変更要求の表示権限(POZ_VIEW_SUPPLIER_PROFILE_CHANGE_REQUEST_PRIV)の両方がサプライヤ管理者ロールとサプライヤ・マネージャ・ロールに割り当てられます。プロファイル管理機能が制限されているユーザーのカスタム・ジョブ・ロールを定義した場合、これらのユーザーは、サプライヤ・プロファイル変更要求の表示権限やサプライヤの管理権限が付与されると、それぞれすべての変更要求詳細を表示したり、変更要求を取り消すことができます。
主なリソース
- Approve Internal Changes on Supplier Profile ? Organization Details and Income Taxのレディネス・トレーニングの視聴
- 承認設定の詳細および承認属性のリストは、Setting up Document Approvals - Oracle Fusion Procurementのホワイトペーパーを参照してください。(文書ID 2264952.1)
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライヤ管理者(ORA_POZ_SUPPLIER_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
- サプライヤ・マネージャ(ORA_POZ_SUPPLIER_MANAGER_ABSTRACT)
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤの保守(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_PRIV)
- サプライヤ所得税の保守(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_INCOME_TAX_PRIV)
- サプライヤ添付の保守(POZ_MAINTAIN_SUPPLIER_ATTACHMENT_PRIV)
この項では、Oracle Supplier Model Cloudの動作が変わる可能性がある、この更新におけるその他の変更について詳しく説明します。
サプライヤ・サイト割当の機能セキュリティ
サプライヤ・サイト割当を管理するには、サプライヤ・プロファイルの編集に必要なサプライヤの管理権限に加えて、サプライヤ・サイトの管理およびサプライヤ・サイト割当の管理権限がユーザーに割り当てられている必要があります。
更新20Dより前は、サプライヤ・サイトの管理権限が割り当てられていてもサプライヤ・サイト割当の管理権限が割り当てられていないユーザーが、誤ってサプライヤ・サイト割当を管理できました。これは更新20Dで修正されており、サプライヤ・サイト割当を保守するには、ユーザーにサプライヤ・サイト割当の管理権限とサプライヤ・サイトの管理権限の両方が割り当てられている必要があります。
この事前定義済の「サプライヤ・プロファイル管理」職務にはこれらの権限の両方が含まれているため、この職務が割り当てられているユーザーは影響を受けません。事前定義済の「サプライヤ管理者」および「サプライヤ・マネージャ」ジョブ・ロールにも両方の権限が含まれます。
サプライヤ・プロファイル機能セキュリティの詳細は、Oracle Procurement Cloud: 新機能、更新20Cを参照してください。