本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2019年8月30日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この『新機能』に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(19A、19B、19Cおよび19D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能>(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud(全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、Oracle Help Center (https://cloud.oracle.com/saasreadiness/hcm)の人材管理のリリース・レディネスにあります
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。HCM Cloudリリース13の新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要=これらの機能をエンド・ユーザーが使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客によるアクションが必要 |
||
ページが再設計されてデスクトップとモバイル機器で同じルック・アンド・フィールを使用できるようになり、ユーザーの満足度が向上します。この再設計されたページはモダンな外観で会話形式の言語が使用され、あらゆる機器に対応して簡単に使用できるようになっています。無駄のない行と必要なフィールドのみの整然としたページは、必要に応じてパーソナライズできます。
次に示す再設計されたページはすべて、再設計されたクラウド・ユーザー・エクスペリエンスの一部です。
現在、個人クライアント・リスト値(LOV)は、個人名、個人番号、Eメールおよびビジネス・タイトル全体で検索されます。検索からビジネス・タイトルを除外することにより、個人クライアント値リストのパフォーマンスを改善するために、新規プロファイル・オプションPER_LOV_SEARCH_WORKERS_EXCLUDE_BUSINESS_TITLEが導入されました。このプロファイル・オプションを有効にすると、入力した文字によって、個人の名前、個人番号および勤務先Eメール・フィールドのみが検索されます。「ビジネス・タイトル」フィールドを検索しないと、全体的な検索が改善されます。
検索基準が「個人名」、「個人番号」または「Eメール」に一致する場合、その個人のレコードが返され、一致する値が強調表示されます。「ビジネス・タイトル」内の一致した値も強調表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには:
- 「設定および保守」にナビゲートします。
- 管理者プロファイル・オプションの管理を検索します。
- プロファイル・オプションPER_LOV_SEARCH_WORKERS_EXCLUDE_BUSINESS_TITLEを検索します。
- 「サイト」レベルの値を「N」から「Y」に変更します。
- 「保存してクローズ」します。
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2019年8月30日 | アプリケーション・セキュリティ: ロール委任でのプロキシ選択の制限 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2019年7月26日 | HCMの共通機能: HCM承認委任の拡張 | 文書の更新。更新19Cで提供される機能。 |
2019年7月26日 |
HCM共通アーキテクチャ: トランザクション・コンソールのセキュリティ機能強化 | 文書の更新。更新19Cで提供される機能。 |
2019年7月26日 |
再設計されたユーザー・エクスペリエンス: トランザクション設計スタジオの機能強化 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2019年7月26日 |
HCM共通機能: HCM Digital Assistantを使用したHCM Cloudとの対話 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2019年7月26日 |
HCMデータ・ローダー: 新規ビジネス・オブジェクトのサポート | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2019年6月7日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、この『新機能』に記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(19A、19B、19Cおよび19D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud (グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud (休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載されています)
ノート: これらのドキュメントはすべて、Oracle Help Center (https://cloud.oracle.com/saasreadiness/hcm)の人材管理のリリース・レディネスにあります
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。HCM Cloudリリース13の新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要=これらの機能をエンド・ユーザーが使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客によるアクションが必要 |
||
Oracle Applications Securityが提供する単一コンソールを使用することによって、ITセキュリティ・マネージャおよびITセキュリティ管理者は、ユーザーのライフ・サイクル管理、ロール定義、セキュリティ・ポリシー管理(機能とデータの両方)、ロール階層の保守、ユーザー名およびパスワード・ポリシー管理、証明書管理などの各種機能を実行できます。このコンソールでは、ユーザーはセキュリティに対する変更の影響のシミュレーション、セキュリティ・レポートの実行、およびMicrosoft Active Directoryとの統合のためのコネクタのダウンロードも実行できます。
HCMデータ・ロールの継承されたジョブ・ロールのロール階層に変更を加えた場合、HCMデータ・ロールを再生成する必要があります。ロールを再生成すると、そのデータ・セキュリティ・ポリシーが更新され、最新のロール階層が反映されます。これを実行できない場合、ユーザーに必要なデータ・アクセス権がない可能性があります。たとえば、カスタム・ジョブ・ロールから集計権限を削除する場合、そのジョブ・ロールを継承するデータ・ロールを再生成する必要があります。同様に、事前定義済ロールが新しい機能をサポートするように更新された場合は、アップグレードするときに、関連付けられているデータ・ロールを再生成する必要があります。この要件は、セキュリティ・プロファイルを直接割り当てられている、カスタムまたは事前定義済のいずれかの変更された抽象ロールにも適用されます。
このリリースでは、データ・ロールおよび抽象ロールを個別に再生成するか、「データ・セキュリティ権限付与の再生成」プロセスを使用して一括して再生成できます。
「データ・セキュリティ権限付与の再生成」プロセスは、以前に「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルの管理」ページで有効にした「すべてのロールの再送信」ボタンを置き換えます。「すべてのロールの再送信」ボタンは使用できなくなりました。
「データ・セキュリティ権限付与の再生成」プロセスは、バルク・モードまたは個別のロール・モードで実行できます。次の表で、モードについて説明します。
モード | 説明 |
---|---|
すべてのロール | セキュリティ・プロファイルが割り当てられるすべてのロールを再生成します。このモードでは、すべてのロールの保護アクセスが再計算され、すべてのユーザーの保護アクセスがリフレッシュされます。このプロセスの完了に必要な時間は、再生成されるロールの数によって異なります。 |
指定抽象ロール | 指定抽象ロールのみを再生成します。 |
指定データ・ロール | 指定データ・ロールのみを再生成します。 |
指定ジョブ・ロール | 指定ジョブ・ロールを直接継承するデータ・ロールを再生成します。ジョブ・ロールを間接的に継承するデータ・ロールは再生成されません。 |
このプロセスによりログ・ファイルが生成され、「スケジュール済プロセス」ページでこのファイルにアクセスできます。
有効化のステップ
権限やジョブ・ロールを割当または更新して、機能をアクセス可能にします。 詳細は、後述の「ロール情報」セクションを参照してください。
ヒントと考慮事項
「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルの管理」ページでデータ・ロールと抽象ロールを編集することにより、引き続きこれらのロールを個別に再生成できます。または、「データ・セキュリティ権限付与の再生成」プロセスを使用して、1つ以上のロールを再生成できます。
主なリソース
詳細は、Applicationsヘルプに移動して次のトピックを参照してください。
- ロールの再生成
- 「データ・セキュリティ権限付与の再生成」プロセスの実行
ロール情報
次の表は、この機能をサポートする機能セキュリティ権限およびこれを継承する事前定義ロールを示しています。
機能セキュリティ権限 | ジョブ・ロール |
---|---|
HCMデータ・セキュリティ権限付与の再生成プロセス(PER_PROCESS_USERS_ROLES_REQUESTS_PROCESS_PRIV)の実行 |
|
この事前定義済ロールを使用している場合は、必要な操作はありません。このロールのカスタム・バージョンを使用している場合、この機能を使用するには、カスタム・ロールにHCMデータ・セキュリティ権限付与の再生成プロセス機能セキュリティ権限を付与する必要があります。
REST APIリソースを使用して、HCM個人のユーザー・アカウント・レコードで取得された情報を取得および管理できます。たとえば、次のことが可能です。
- すべてのユーザー・アカウントまたは特定のユーザー・アカウントの表示。
- ユーザー・アカウントの作成と既存の個人へのリンク。
- ユーザー・アカウントのパスワードのリセットまたは更新。
- ユーザー・アカウントの休止または休止解除。
- ユーザー・アカウントまたはユーザー・アカウントに割り当てられたロールに対する適格なロールの表示。
- ユーザー・アカウントへのロールの割当およびロールの削除。
- ユーザー・アカウントのユーザー名の更新。
- ユーザー・アカウントの削除。
このAPIは、ユーザー・アカウントを管理できる個人レコードを識別する個人セキュリティ・プロファイルで保護されます。
有効化のステップ
REST APIガイドでRESTサービスの定義をレビューして、利用します(Oracle Help Center→Human Capital Management→グローバル人事管理→REST APIからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
権限やジョブ・ロールを割当または更新して、機能をアクセス可能にします。詳細は、後述の「ロール情報」セクションを参照してください。
ヒントと考慮事項
すべてのレベルのユーザーが使用するカスタム・ユーザー・インタフェースに、このHCM Cloud REST APIを使用する必要があります。このAPIは、インタフェースを使用する個人が、個人データ・セキュリティによって許可されたユーザー・アカウント情報にのみアクセスできるように保護されます。既存のSCIM APIには同等の制限がありません。
ロール情報
権限やジョブ・ロールを割当または更新して、機能をアクセス可能にできます。詳細は、ユーザー・アカウントREST APIのドキュメントに記載されています。
以前は、ユーザーは自分自身の委任が許可されたロールのみを委任できました。この更新では、人事担当者ジョブ・ロールを持つユーザーが「ユーザー・アカウントの管理」ページを使用して、選択した別のユーザーのかわりに委任を許可されたロールを委任できます。代理ユーザーは、すべての委任と、自分のユーザー・アカウント・ページでそれらを作成したユーザーを参照できますが、他のユーザーが実行した委任は編集または削除できません。
次のレポートに、ロールを委任したユーザーが表示されます。
- ユーザー履歴レポート
- ロール委任の監査レポート
有効化のステップ
権限やジョブ・ロールを割当または更新して、機能をアクセス可能にします。 詳細は、後述の「ロール情報」セクションを参照してください。
ロール情報
次の表は、この機能をサポートする集計権限およびこれを継承する事前定義ロールを示しています。
集計権限 | ジョブ・ロール |
---|---|
ロール委任の管理(ORA_PER_MANAGE_ROLE_DELEGATIONS) | 人事担当者 |
事前定義済の「人事担当者」ジョブ・ロールを使用する場合、処理は必要ありません。このロールのカスタム・バージョンを使用している場合、この機能を使用するには、カスタム・ロールに「ロール委任の管理」集計権限を付与する必要があります。
ロール委任の最大期間を指定できるようになりました。PER_USER_DELEGATION_MAX_DAYSプロファイル・オプションを使用して、期間の日数を指定します。指定後、ロール委任の終了日は必須です。ユーザーが有効な終了日を設定せずにロール委任を保存しようとすると、エラー・メッセージが表示され、終了日として使用可能な最新の日付が通知されます。
有効化のステップ
委任の期間を設定するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、PER_USER_DELEGATION_MAX_DAYSと「プロファイル・オプション・コード」フィールドに入力し、「検索」をクリックします。
- 検索結果の「プロファイル値」セクションで、委任期間中の日数を「プロファイル値」フィールドに入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
デフォルトのプロファイル値は0であり、ロール委任の終了日を検証しないことを指定します。
新しいデータ・セキュリティ権限では、ロールの委任時に使用される代理ユーザーの値リストを保護します。新しい「ロール委任の代理人の選択」権限を含むデータ・セキュリティ・ポリシーは、パブリック個人セキュリティ・プロファイルを使用して値のリストを保護します。デフォルトでは、値リストは以前のリリースと同じように機能します。この機能により、代理ユーザーの値リストを、他の個人の値リストに影響を与えずにカスタム・データ・セキュリティ・ポリシーを使用して保護できます。たとえば、データ・セキュリティ・ポリシーを作成して、ユーザーの同僚および管理階層に値リストを制限できます。この機能の前に、代理ユーザー・リストを保護するカスタム・データ・セキュリティ・ポリシーを作成した場合、それが他の個人の値リストに影響することになります。
有効化のステップ
権限やジョブ・ロールを割当または更新して、機能をアクセス可能にします。 詳細は、後述の「ロール情報」セクションを参照してください。
ヒントと考慮事項
ロール委任を使用する場合、代理ユーザー・リストの値に対する既存の動作を保持するために、ロール委任の管理集計権限を継承する事前定義済ロールまたはカスタム・ロールを再生成する必要があります。詳細は、後述の「ロール情報」セクションを参照してください。
アップグレード後のロールの更新については、My Oracle Supportの『リリース13セキュリティ・アップグレード・ガイド』(文書ID 2023523.1)を参照してください。
主なリソース
詳細は、HCMの保護ガイドのロール委任でのプロキシ・ユーザー・リストへのアクセスの構成を参照してください。
ロール情報
次の表は、この機能をサポートする集計権限およびこれを継承する事前定義ロールを示しています。
集計権限 | ジョブ・ロール |
---|---|
ロール委任の管理(ORA_PER_MANAGE_ROLE_DELEGATIONS) |
|
事前定義済の「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールを使用している場合、処理は必要ありません。「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールのカスタム・バージョンを使用している場合は、HCM除外ルールを管理するための新しい権限をカスタム・ロールに追加する必要があります。新しいロールおよび権限をカスタム・ロールに追加する方法の詳細は、My Oracle Supportにあるリリース13のSecurity Upgrade Guide (文書ID 2023523.1)を参照してください。
HCMセキュリティでは、個人セキュリティ・プロファイル、新規個人タスク・フロー、ロール・マッピング、「最新のLDAP変更の取得」プロセス、事前定義済のジョブ・ロールと抽象ロール、およびセキュリティ設定が拡張されました。
セキュリティ・プロファイルで、除外ルールを使用して、プロファイルで識別されたレコードから特定のレコードを除外できます。HCMデータ・ローダーを使用して、除外ルールの一括アップロードを合理化できます。新しい除外ルールのアップロード、既存の除外ルールのデータの更新、除外ルールの非アクティブ化が可能です。リストで除外するルールの除外ルール・オブジェクトの子コンポーネントも削除できます。
除外ルールは、職責範囲によって保護される個人セキュリティ・プロファイルでのみ使用できます。最大3つの除外ルールを個人セキュリティ・プロファイルに含めることができます。
HCMデータ・ローダーを使用するには、「データ交換」作業領域で「データ・ロードの開始」タスクを使用します。
有効化のステップ
- HCMデータ・ローダーを使用して、リストまたは階層から除外する除外ルールをロードできます。部門属性などの属性(フレックスフィールドを含む)によって除外される除外ルールを作成するには、「HCM除外ルールの管理」タスクを使用する必要があります。
- ロード条件のタイプごとに、データ・ファイルを作成する必要があります。たとえば、ジョブ・リストによって除外される除外ルールをロードする場合、除外されるジョブに関連する詳細のみをデータ・ファイルに含めます。
ヒントと考慮事項
- 子の除外詳細は、予想される親の除外ルールと互換性がある必要があります。たとえば、除外ルールがジョブ除外リストのインポートを目的としており、データ・ファイルに別のタイプの除外リスト(部門リストや部門など)への参照が含まれている場合、部門データはエラーになり、ロードされません。
- リスト以外の除外タイプでは、1つの子詳細行のみを含む除外ルールをロードできます。たとえば、部門階層で除外すると、複数のツリーおよび最上位部門の行を含むデータ・ファイルをロードしようとすると、エラー・メッセージが表示されます。
- 除外ルールは、カスタム基準の代替として使用できます。除外を管理するために定義した既存のカスタム基準を評価し、可能であれば、除外ルールをかわりに使用することをお薦めします。
- 現在HCMデータ・セキュリティ・オブジェクトでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーをサポートしていません。
主なリソース
詳細は、アプリケーション・ヘルプの次のトピックを参照してください。
- Oracle HCM Cloudとの統合
- 除外ルールの作成
- 職責範囲の例外の定義
トランザクション・コンソールの「分析ルール」タブおよび「承認ルール」タブに、新しい機能権限を使用してアクセスを保護できるようになりました。また、新規のデータ権限や機能権限を使用して、「処理」メニュー項目を保護することもできます。
有効化のステップ
権限やジョブ・ロールを割当または更新して、機能をアクセス可能にします。詳細は、次の「ロール」セクションに表示されます。
主なリソース
トランザクション・セキュリティ・プロファイルの詳細は、HCMの保護ガイドの組織およびその他のセキュリティ・プロファイルを参照してください。
ロール情報
次の機能およびデータ・セキュリティ権限を使用します。
- トランザクション承認分析の表示: 「分析」タブを保護します。
- PER_VIEW_TRANSACTION_APPROVAL_ANALYTICS_PRIV
- トランザクション・コンソールで承認ルールを構成: 「承認ルール」タブを保護します。
- PER_CONFIGURE_APPROVAL_RULES_PRIV
- 承認トランザクション・データのレビュー: 「処理」メニューを保護します。
- PER_REVIEW_APPROVAL_TRANSACTIONS_DATA
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。
HCMデータ・ローダーでサポートされる給与バッチ・ローダー・オブジェクト
19Cのライフ・サイクル中に、給与バッチ・ローダー(PBL)オブジェクトがHCMデータ・ローダー(HDL)でサポートされることに注意してください。統合では、データ・ロード用のツールとして、サポートされている給与オブジェクトにHDLを使用する必要があります。既存のお客様の場合、給与バッチ・ローダーの最終リリースは20Cになります。お客様には、データ・ロード用のHDLを標準化することをお薦めします。
FastFormula変換が19Cでサポートされます。FastFormula変換は受信ファイルを変換し、HDL .zip形式でデータを出力します。
HCMスプレッドシート・データ・ローダー(HSDL)は、すべてのビジネス・オブジェクトをサポートする単一の一般的なスプレッドシートです。HSDLによって、次が提供されます。
- メタデータ主導の方法
- 柔軟なレイアウト
- ユーザーは要件/列に基づいてスプレッドシートを設計
- 構成可能なフィールド
HDLでサポートされている給与ビジネス・オブジェクトは、HSDLが使用可能であることを意味します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
HCMデジタル・アシスタントを使用したHCM Cloudとの対話
新しいデジタル・アシスタント(DA) WebクライアントとHCMのスキルを使用して、必要な情報を取得します。アプリケーション内で移動する従来の方法を使用するかわりに、対話方式でHCMデジタル・アシスタントと対話します。質問やボットにコマンドを与えるためには、自然スピーキング言語を使用します。ボットによく使用される様々な単語やフレーズを使用して、同じ質問を異なる方法で尋ねることができます。移動中または会議の間に、回答を迅速に取得できます。
チャネル
HCM DAは、HCM Cloudアプリケーションから、SMS経由で使用可能です。HCM Cloudアプリケーションで有効にした場合、デスクトップでは、DAアイコンがブラウザの右下隅に表示されます。ページ間を移動する場合、DAアイコンは常にHCMページに表示されるため、ユーザーはいつでも会話を開始できます。HCMアプリケーションから移動すると、DAアイコンは表示されません。
DAは、モバイル・ブラウザからHCM Cloudアプリケーションにアクセスした場合も使用可能です。または、Twilioを使用して、ユーザーにSMSアクセスを提供できます。Oracle Digital Assistantにダウンロードするスキルは、すべてのチャネルから使用できます。
HCMおよび承認スキル
スキルは、特定の質問に回答し、特定のタスクを開始するのに役立つように設計された、1つ以上のインテントです。スキルは、スキル・ストアからOracle Digital Assistantにダウンロードします。HCMには、HCMと承認の2つの提供済スキルがあります。
HCMスキルには、HCMの様々な側面を対象とする多くのインテントが含まれています。HCMスキルをダウンロードすると、すべてのインテントを取得でき、必要なインテントのみを使用できます。インテントを使用すると、ユーザーは次の方法でDAと対話できます。
- 公開情報の表示: 自分自身またはディレクトリ内で使用可能な他のユーザーに関する公開情報(勤務先電話番号、Eメール・アドレス、マネージャ、就業事業所、直属の部下など)を表示します。
- 休暇欠勤バランスの表示: 現在の休暇欠勤バランスおよび予定バランスを先日付の時点で表示します。
- スケジュール済休暇欠勤の表示: 過去および将来のスケジュール済休暇欠勤を表示します。
- 給与明細の表示: 最新の給与明細、過去3回の給与明細、または指定した月のすべての給与明細を表示します。
- マネージャ・セルフサービス・トランザクションの開始: アプリケーションに直接移動し、「昇格・昇進」、「異動」、「事業所の変更」、「マネージャの変更」、「勤務時間の変更」、「給与の変更」、「直属の部下の管理」、「退職」、「オンボーディングの管理」、「従業員の採用」のいずれかのトランザクションを開始します。
- 随時フィードバックを提供: 他の関係者(同僚や部下など)にフィードバックを送信します。フィードバックを表示できる対象者を指定します。
- 給与の表示: 自分または従業員の現在の給与および前回給与調整を表示します。
- 源泉徴収および年度末文書の表示: 源泉徴収および年度末文書を表示します。
- 福利厚生プロバイダと登録済扶養家族の表示: 医療、歯科および眼科の各プランを表示し、プロバイダ名とグループ番号を取得し、補償される扶養家族を見つけます。
- 従業員のパフォーマンス評価ステータスの表示: 従業員パフォーマンス評価のステータスを確認します。
- 目標のない従業員の表示: 目標のある従業員と目標のない従業員を検索します。
承認スキルを使用すると、承認タスクを承認または否認し、FYI通知を表示できます。承認保留中の送信のステータスを表示することもできます。承認スキルを使用するときに、HCMおよびHCM以外のタスクを表示して処理できます。
デジタル・アシスタントと対話する方法
会話を開始するには、まずログインする必要があります。Web DAを使用している場合は、HCM Cloudアプリケーションにすでにログインしています。SMSを使用している場合、HCM Cloudのユーザー名とパスワードを使用して、資格証明を指定する必要があります。認証された後は、質問をするか、必要に応じてヘルプを依頼できます。自然会話型言語を使用します。DAは、多くの異なる単語やフレーズを理解します。DAの操作方法とDAの応答方法の例を次に示します。
スキル・ストアから入手可能なスキル
Oracle Digital Assistantにダウンロードする提供済スキルはすべて読取り専用です。これらを変更する方法はありません。また、新機能が追加されるときに、スキル・ストアのスキルが新しいバージョンとして更新されます。変更する必要がある場合は、組織固有のシノニム、フレーズおよび用語を追加して、スキルを複製し、構成できます。
有効化のステップ
この機能は制限付提供です。早期導入者になることに興味がある場合は、HCM製品管理のVPに連絡してください。
ヒントと考慮事項
- Webデジタル・アシスタント(DA)クライアントは、hcmUIがページのURLに表示されるHCMアプリケーションからのみ使用できます。
- Oracle Digital Assistantにダウンロードされる非HCMスキルは、同じWebチャネルに対して構成すると、HCM Webクライアントから使用できるようになります。
- 提供されている言語は英語のみです。
- アクセス権を持つインテントをデスクトップ・アプリケーションで使用できます。たとえば、デスクトップ・アプリケーションで休暇欠勤バランスを表示するアクセス権がない場合は、「休暇欠勤バランスの表示」スキルは使用できません。
- DAは、シノニムおよび音声として提供された一般的に使用される英語の単語およびフレーズをサポートおよび認識します。
- DAは、一般的な応答を返します。たとえば、特定の休暇欠勤タイプ、福利厚生プランまたは承認タスクについて尋ねた場合、DAはすべての休暇欠勤タイプ、福利厚生プランおよび承認タスクに関する一般的な応答を返します。
主なリソース
設定ステップおよび構成ステップを含むOracle Digital Assistantを開始する方法は、次を参照してください。
各インテントに必要なHCMスキルおよびセキュリティの詳細は、My Oracle Supportで次のドキュメントを参照してください。
-
Interact with HCM and Recruiting Cloud Using the Oracle Digital Assistant (Doc ID 2530856.1)
サブスクリプションおよび価格設定情報については、販売サポート・マネージャに問い合せてください。
ロール情報
一部のインテントは、自身の機能権限で保護されている公開REST APIによってバックアップされています。機能権限によって保護されたディープ・リンクを使用するものがあります。インテントを使用するには、対応する機能権限が必要です。すべての公開REST APIの権限は、提供された人材管理統合スペシャリストのロールのみに付与されます。必要に応じて、カスタム従業員ロールに必要な権限を付与します。
組込みCSVサポートを使用して提供オプションを定義する際に、これらのプロパティを更新するように選択できます。
- デリミタ: 「,」がデフォルトのデリミタですが、別の文字をデフォルトとして定義できます。
- ヘッダー・レコードの印刷: このプロパティの選択を解除すると、印刷するように自動的に設定されたヘッダー・レコードを使用不可にできます。デフォルトでは、このヘッダー・レコードは生成されたCSVファイルに含まれています。
- デフォルト属性の印刷: アプリケーションによってCSV出力の各データ・ラインに追加されるデフォルト属性を無効にする場合は、このプロパティの選択を解除することもできます。デフォルトでは、これらの属性は生成されたCSVファイルに含まれています。
これらのプロパティを構成できるのは、組込みCSVタイプを使用して提供オプションを定義する初回の1回のみです。初回以降に組込みCSVタイプを使用して提供オプションを作成すると、以前に構成したプロパティが継承されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
以前のリリースからインポートされた、組込みのCSV提供オプションを持つ抽出定義の場合、新規プロパティが明示的に設定されないかぎり、デフォルトの動作がコピーされます。
このリリースでは、HCM委任ルールUIを使用する場合、ユーザーに、自分のトランザクションを承認するために委任先の個人を制限または許可するオプションが表示されるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
HCMデータ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
これらの新規給与オブジェクトでは、タイム・カード情報、開始アサイメントおよび終了アサイメントの値、超過勤務期間などの従業員詳細をロードできます。新規サード・パーティ・オブジェクトを使用して、支払方法と振出銀行口座を指定できます。 レガシー・データをクラウド・システムにロードする必要がある場合、従業員の初期バランスを指定して、クラウド給与が有効になった直後ではなく、年全体のバランスが正確になるようにできます。
ビジネス・オブジェクト | 製品領域 | 説明 |
---|---|---|
エレメント期間日付 | グローバル給与: 個人情報 | エレメント期間日付をアサイメント・レベルで使用して、エレメント・エントリの開始時または終了時を指定します。たとえば、標準プロセス最終日を設定できます。 |
給与アサイメント詳細 | グローバル給与: 個人情報 | 新規給与アサイメント詳細の例は、タイムカード必須ステータスおよび超過勤務期間です。 |
給与関係詳細 | グローバル給与: 個人情報 | 超過勤務期間など、従業員の給与関係詳細を取得できます。 |
第三者組織支払方法 | グローバル給与: 支払 | 支払タイプや振出銀行口座など、サード・パーティ・グループの支払方法をロードできます。既存の支払方法を更新する場合、有効な開始日も提供します。 |
第三者個人支払方法 | グローバル給与: 支払 | 第三者個人支払方法の例には、特定の銀行口座への小切手や電子送金があります。既存の支払方法を更新する場合、有効な開始日も提供します。 |
バランス初期化バッチ | グローバル給与: 支払 | レガシー・システムで計算された初期バランス値がある場合は、バッチ初期化バッチおよびバランス初期化バッチ明細を使用して、それらをクラウドにインポートできます。このオブジェクトにバッチ・ヘッダー情報を入力します。このインポートは、最初の従業員給与プロセスの前に実行して、クラウド給与が有効になった直後ではなく、年全体のバランスが正確になるようにします。 |
バランス初期化バッチ・ライン | グローバル給与: バランス | ここで追加する各行には、バランス・タイプや関連コンテキストなど、初期バランス値詳細を指定します。 |
また、採用では、ジョブ求人およびジョブ求人テンプレートについてこれらのレコード・タイプをアップロードできるようになりました。
子オブジェクト | 説明 |
---|---|
アセスメント構成 | アセスメントのジョブ求人に追加できるスクリーニング・サービスです。 |
アセスメント・スクリーニング・パッケージ | アセスメントのジョブ求人に追加できるスクリーニング・パッケージです。これらのスクリーニング・パッケージは、アクティブな構成済パートナから提供されます。各ユーザー・アカウントには、それぞれのスクリーニング・パッケージのセットがあります。アセスメント構成を使用してスクリーニング・パッケージをロードする必要があります。 |
経歴チェック・スクリーニング・パッケージ | 経歴チェックのジョブ求人に追加できるスクリーニング・パッケージです。これらのスクリーニング・パッケージは、アクティブな構成済パートナから提供されます。各ユーザー・アカウントには、それぞれのスクリーニング・パッケージのセットがあります。 |
グローバルHRで新しいポジションを作成する際に、資金ポジション、つまり不要になったポジションを指定できるようになりました。資金調達ポジションは自動的に非アクティブ化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
詳細は、HCMとの統合ガイドの次のヘルプ・トピックを参照してください。
- グローバル給与のロード
- 給与詳細のロードのオブジェクト概要
HCMデータ・ローダー(HDL)を使用して、インポートするビジネス・オブジェクトのマッピング・ファイルを生成できるようになりました。
たとえば、Oracle HCM Cloudへのインバウンド統合があり、HDLとの互換性を確保するためにインポート・ファイルを変換する必要があるとします。マッピング・ファイルを生成することにより、ソース・ファイルをHDLビジネス・オブジェクトにマップできます。マッピング・ファイルには、HDLビジネス・オブジェクトの形状がOracle Integration Cloudで記述されます。HCMデータ・ローダー・タスクでオブジェクト・マッピング・ファイルの生成機能を構成する方法に応じて、マッピング・ファイルを生成する方法が2つあります。
オプション1:
「ビジネス・オブジェクト・マッピング・ファイルの生成」パラメータを「はい」または「カスタムのみ」に構成した場合は、「データのインポートおよびロード」インタフェースでファイルをアップロードできます。「パラメータ」セクションで、「オブジェクト・マッピング・ファイルの生成」機能を選択します。
「マッピング・ファイルのダウンロード」リンクをアクティブにしてからマップを取得できるようになるまで、「ビジネス・オブジェクト」タスク・バーをリフレッシュします。
オプション2:
「ビジネス・オブジェクト・マッピング・ファイルの生成」パラメータを「はい」に構成した場合は、「ビジネス・オブジェクトの表示」ページからマッピング・ファイルを生成することもできます。
マッピング・ファイルを生成するオブジェクトを検索して、「オブジェクトのリフレッシュ」ボタンをクリックします。「最終リフレッシュ日時」に今日の日付が表示されるまで、ページをリフレッシュします。「統合マッピング・ファイル」の下のリンクを使用して、マッピング・ファイルをダウンロードします。
有効化のステップ
「HCMデータ・ローダーの構成」タスクを使用して、「ビジネス・オブジェクト・マッピング・ファイルの生成」パラメータを「はい」または「カスタムのみ」に設定します。「カスタムのみ」に設定すると、インポートおよびロードのためにHDLに送信するファイルのマッピングのみを生成できます。パラメータ値を「はい」にすると、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクでオブジェクトの形状をリフレッシュするときにもマッピング・ファイルが生成されます。
ヒントと考慮事項
これらのルールは、インポートおよびロードでファイルをアップロードすることで、生成したマッピング・ファイルに適用されます。
- ビジネス・オブジェクトのマッピング・ファイルには、インポートしたファイルのMETADATA行にある属性のみが含まれます。
- インポート・ファイルのすべてのSET命令がマッピング・ファイルに転送されます。
- マッピング・ファイルはUCM上に存在し、対応するデータ・セットを削除すると削除されます。
生成されたマッピング・ファイルの一般的なルールは次のとおりです。
- Oracle Integration Cloud標準との互換性のために、生成されたすべてのマッピング・ファイル内の要素名のコロン文字をハイフンで置き換えます。空白とその他すべての特殊文字はアンダースコアで置き換えます。
- Webサービスでファイルを送信するときは、「ビジネス・マッピング・ファイルの生成」パラメータは使用できません。
主なリソース
詳細は、HCMとの統合ガイドの次のヘルプ・トピックを参照してください。
- ソース・システムからのデータの抽出
- アップロード前のソース・データの検証
HCMデータ・ローダーを使用してオブジェクトをインポートするときに、エラーのあるオブジェクトのみでなく、すべてのインポート済オブジェクトの詳細を表示できるようになりました。
インポートを送信した後、オブジェクトの合計数がゼロより大きくなるまで、「データ・セット」ページをリフレッシュします。 合計オブジェクト数をクリックします。
「オブジェクト・ステータス」ページで、「オブジェクト詳細」をクリックし、任意の論理オブジェクトのオブジェクト階層および属性値を確認します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
HDLとHSDLの両方のデフォルトの動作は、構成されているイベントがトリガーされないように無効化することです。HCMデータ・ローダーまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用してデータをバルク・ロードするときに、使用可能な増分ロード・イベントをトリガーできるようになりました。
有効化のステップ
HDLファイルによってアップロードされたデータに対してイベントを有効にし、ビジネス・オブジェクト・データ・ファイルの上部にこのセット命令を指定できます。
SET ENABLE_INCREMENTAL_LOAD_EVENTS Y
HSDLテンプレートで「ロード・イベントの有効化」パラメータを「はい」に設定することにより、HSDLスプレッドシートによりアップロードされたデータのイベントを有効化できます。
ヒントと考慮事項
HDLおよびHSDLのデフォルトの動作により、構成されているイベントがトリガーされないように無効化されます。バルク・データ・ロードに対してイベントを有効にした場合、アップロードにかかる時間が大幅に増加する可能性があるので注意してください。
ページが再設計されてデスクトップとモバイル機器で同じルック・アンド・フィールを使用できるようになり、ユーザーの満足度が向上します。この再設計されたページはモダンな外観で会話形式の言語が使用され、あらゆる機器に対応して簡単に使用できるようになっています。無駄のない行と必要なフィールドのみの整然としたページは、必要に応じてパーソナライズできます。
次に示す再設計されたページはすべて、再設計されたクラウド・ユーザー・エクスペリエンスの一部です。
再設計されたランディング・ページを使用して作業を管理します。このページは、一貫性のある統合された外観を専門職ユーザーに提供します。タスク・ペインからタスクにアクセスできた「自分のクライアント・グループ」の下のランディング・ページは、新しい設計に更新されました。タスクは、新しい更新されたルック・アンド・フィールを持つクラシック・ページと同じグループおよび順序で編成されます。リストからタスクにアクセスし、目的のタスクにキーワード検索を使用できるようになりました。
「自分のクライアント・グループ」クイック処理から使用できるのと同じタスクが、新しいランディング・ページから使用できます。クイック処理にタスクが表示されない場合、タスクはランディング・ページに表示されず、この逆の場合も表示されません。
次のランディング・ページが再設計されます。
- 休暇欠勤
- キャリア開発
- 報酬
- データ交換
- 目標
- 一括更新
- 新規個人
- パフォーマンス
- プロファイル
- ワークフォース・ストラクチャ
一部のランディング・ページには、モバイル・レスポンシブとして再設計されたタスクが含まれます。これらのランディング・ページは電話機でも使用でき、これにはモバイル・レスポンシブ・タスクのみが含まれます。
有効化のステップ
新しいランディング・ページ設計は、自動的に使用可能になります。ランディング・ページに表示されるクイック処理を構成する場合は、次の手順を実行する必要があります。
- サンドボックスをアクティブ化します。
- メイン・メニューを開き、「構成」→「構造」に移動します。
- 「自分のクライアント・グループ」ホームページ・タブを選択します。
- 「クイック処理」タブを選択します。
- 構成する処理を選択します。
- 必要に応じて「表示可能」または「その他」の設定を変更します。「保存」します。
ヒントと考慮事項
- 再設計された製品ランディング・ページでは、「自分のクライアント・グループ」クイック処理で使用できるのと同じ処理が使用可能です。処理をクイック処理から非表示にすると、ランディング・ページでも非表示になり、その逆の場合も同様です。
- ランディング・ページからは処理を使用可能にし、クイック処理からは処理を非表示にする方法はありません。
- 新しいランディング・ページの設計は、すべてのホーム・ページ・レイアウトで使用でき、モバイル・レスポンシブ・ページを有効にしたかどうかにかかわらず使用できます。
- ランディング・ページは、担当製品チームによって有効にされている場合は電話で使用できる場合があり、そのページから利用できる少なくとも1つの処理はモバイル・レスポンシブです。
最新のルック・アンド・フィールで更新されたクラシック・ページ
クラシック・ページには、新しい最新の外観が導入され、新しいユーザー・エクスペリエンスとの一貫性と統一性が提供されます。最新のルック・アンド・フィールで同じフィールドと機能を使用できます。クラシック・ページは新しいモバイルのレスポンシブ・デザインと似ていますが、これらのページはモバイル・レスポンシブではなく、デスクトップでのみ使用できます。
機能が同じままであることを保証しながら、新しいユーザー・エクスペリエンスを模倣するために、将来のリリースで改善が継続されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 向上したクラシック・ページは、プロファイル・オプションでは制御されません。これらは常に使用可能です。
- 向上したページはモバイル・レスポンシブではなく、デスクトップでのみ使用可能です。
HCM経験設計スタジオのトランザクション設計スタジオで、次の追加の構成オプションを利用します。
- ガイド付きプロセス質問リストなどで、リージョンを表示または非表示にできるページを構成するときに、トランザクション設計スタジオでは、トランザクション・ページに表示される順序と同じ順序でリージョンが表示されます。これにより、構成内容がユーザーにどのように表示されるかがわかりやすくなります。
- ページにリージョンが含まれ、質問リストがユーザーに表示されない場合、「質問リストの表示」オプションは非表示になります。
- 性別、エスニシティ、宗教などの個人属性と、アサイメント・カテゴリ、就業者カテゴリおよび契約詳細などの雇用属性のローカリゼーション・ルールは、トランザクション設計スタジオにルールとして提供されます。ルールは、表示可能なサポート対象ローカライズごとに提供され、提供されたルールがニーズを満たさない場合はコピーおよび変更できます。
ローカリゼーション・ルールは、次の命名規則でトランザクション設計スタジオに表示されます。
まず、属性がエスニシティや性別などとしてリストされます。
属性が非表示または表示、必須、必須でないかどうかにかかわらず、ルールは従います。
最後に、「ローカリゼーション・ルール」という語が追加されます。
例:
エスニシティ表示可能ローカリゼーション・ルール
トランザクション・ページを選択すると、影響を受ける国が「国」フィールドに表示されます。
使用可能な属性を展開すると、ローカリゼーション・ルールは青い点で示されます。
有効化のステップ
新しい統合されたサンドボックスを使用するように設定する場合は、HCM経験設計スタジオにアクセスします。
- メイン・メニューを開きます。
- 「構成」で、「サンドボックス」を選択します。
- 「サンドボックスの作成」をクリックします。
- 「名前」を入力します。
- HCM経験設計スタジオの「アクティブ」ボックスを選択します。
- 「作成」をクリックして入力します。
- 「自分のクライアント・グループ」タブにナビゲートします。
- 「詳細表示」をクリックしてクイック処理を開きます。
- 「雇用」グループで「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」を選択します。