本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年4月30日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud(全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」にあります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
HCM抽出とはHCMアプリケーションからデータを抽出する方法で、データを別のソースにインタフェースしたり、システム間でレポートを統合するためにデータを抽出するのに使用できます。
「変更のみ」が「いいえ」に設定された増分抽出として抽出定義を実行できなくなりました。増分抽出を実行するには、抽出定義のコピーを作成し、「変更のみ」を「はい」に設定してこの定義をインポートする必要があります。
「データ交換」作業領域から「抽出定義」ページを使用して、「変更のみ」が「いいえ」に設定されている、完全抽出として実行する抽出定義を選択します。「変更のみ」を「はい」に設定してエクスポートおよびインポートします。
「変更のみ」を「いいえ」に設定して抽出定義を増分抽出として実行するには、「変更のみ」を「はい」に設定して定義をコピーまたはインポートします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年5月25日 | HCM共通 | すべての給与オブジェクトにHCMデータ・ローダーの使用が必要 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年5月25日 | HCM共通 | HCM BIPベースの承認通知のパフォーマンスの向上 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年5月25日 | HCMデータ・ローダー | 必須付加フレックスフィールド・セグメント検証の有効化 | 文書の更新。更新21Bで提供される機能。 |
2021年4月30日 | HCM共通機能 |
HCMエクスペリエンス設計スタジオのアクセス機能強化 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年4月30日 | HCM共通機能 | 「サインイン」ページのルック・アンド・フィールの拡張 | 文書の更新。更新21Bで提供される機能。 |
2021年4月30日 |
HCM共通機能/置き換えられた機能または削除された機能 |
すべての給与オブジェクトにHCMデータ・ローダーの使用が必要 | 文書の更新。更新21Bで提供される機能。 |
2021年4月30日 |
HCM共通機能 |
リッチ・テキスト・エディタの拡張 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年4月30日 |
HCM共通機能 |
HCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」の拡張機能 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年3月26日 | HCMデータ・ローダー | ビジネス・オブジェクトの拡張 | 文書の更新。更新21Bで提供される機能。 |
2021年3月5日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud(全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud (報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloudアプリケーション」→「人材管理」にあります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。
特定のフィードを有効または無効にするためのATOMフィードの構成
ユーザー要求およびACLリフレッシュ要求フィードを除くフィードに使用可能なOracle HCM CloudのATOMフィードおよび特定の属性を有効または無効にできるようになりました。「HCM ATOMフィードの管理」タスクを使用して、実装要件に基づいてフィードの構成を設定します。
たとえば、訂正済個人国別仕様情報というフィードは、MaritalStatusおよびSex属性の更新用に生成されます。婚姻区分の更新にのみフィードを有効にし、性別の更新にはフィードを無効にできます。
フィード属性を使用不可にすると、次のようになります。
- この属性の更新操作で、対応するフィードは生成されません。
- フィードが他の属性に対して生成された場合、この属性は変更された属性リストには含まれません。
ノート: 勤務可能状況パターン変更ATOMフィードは、リリース21Bでは構成可能でなく、将来のリリースで使用可能になる予定です。
フィードの構成を設定するには、次の手順に従います。
- 「設定および保守」作業領域の「HCM ATOMフィードの管理」タスクに移動します。
- 構成するフィードを選択します。
- 「ATOMフィード」ページで、SourceObjectNameリストからビジネス・オブジェクトを選択して、オブジェクトの属性を表示します。
- フィードを有効または無効にするには、「使用可能」チェック・ボックスを選択または選択を解除します。
- フィードの属性を有効または無効にするには、属性を選択し、「移動」ボタンを使用してそれらを「使用可能属性」または「選択済属性」リストに移動します。
- 「保存してクローズ」をクリックして、変更を保存します。
統合に必要な使用するATOMフィードを有効または無効にします。要件に応じて、フィードに含まれる属性を選択し、フィードを最小限に抑えることもできます。
有効化のステップ
プロファイル・オプション「ATOMフィード属性構成使用可能」が提供されており、ATOMフィードの構成でフィードの属性を追加または除外できます。デフォルトでは、このプロファイル・オプションはNに設定されており、「HCM ATOMフィードの管理」ページでの構成変更は無視されます。フィードの構成可能オプションを有効にするには、Yに設定する必要があります。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル・オプション名 |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
ORA_HRC_ENABLE_ATOM_ FEED_ATTR_CONFIG |
ATOMフィード属性構成使用可能 |
ATOMフィードの構成を有効にして、フィードにビジネス・オブジェクトの属性を追加または除外します。 |
N |
「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、アプリケーションのプロファイル・オプションをレビューできます。
プロファイル・オプションを構成するには、次の手順に従います。
- 「設定および保守」作業領域から「管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。
- プロファイル・オプション・コードORA_HRC_ENABLE_ATOM_ FEED_ATTR_CONFIGを検索します。
- ATOMフィードの構成を有効にするには、サイト・レベルで値をYに設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックして、変更を保存します。
REST APIを使用して、質問リスト、質問および回答を定義し、サブスクライブ・アプリケーションで使用可能な質問リスト・テンプレート(questionnaireTemplates)のリストを取得できます。
たとえば、次の属性によって質問リスト(questionnaires)を作成、更新および削除できます。
- 質問リスト名
- 質問リスト・コード
次の属性によって、質問(questions)を作成、更新、削除および検索できます。
- サブスクライブ・アプリケーション
- 質問コード
REST APIを使用した質問リスト設定オブジェクトのサポートにより、外部システムとの統合を構築し、これらのオブジェクトの設定データにアクセスできるようになりました。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
質問リスト値リストの場合は、これらの値リストを保護するために再利用される既存の権限HRT_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONNAIRE_LOVS_PRIV (RESTサービスの使用 - 質問リスト値リスト)があります。
主なリソース
- 質問リスト設定オブジェクトREST APIの詳細は、Oracle Help CenterのOracle HCM Cloud REST APIガイドを参照してください。
ロール情報
これらの質問リスト・オブジェクトのREST APIにアクセスするには、次の権限が必要です。「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールは、デフォルトでこれらの権限を継承します。
権限コード |
権限名 |
権限の説明 |
---|---|---|
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_ QUESTIONNAIRE_ TEMPLATES_RO_PRIV |
RESTサービスの使用 - 質問リスト・テンプレート読取り専用 |
質問リスト・テンプレートRESTサービスに関連付けられているすべてのメソッドをコールできるようにします。 |
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONNAIRES_PRIV |
RESTサービスの使用 - 質問リスト |
質問リストRESTサービスに関連付けられているすべてのメソッドをコールできるようにします。 |
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONNAIRES_RO_PRIV |
RESTサービスの使用 - 質問リスト読取り専用 |
質問リストRESTサービスに関連付けられているGETメソッドをコールできるようにします。 |
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONS_PRIV |
RESTサービスの使用 - 質問 |
質問RESTサービスに関連付けられているすべてのメソッドをコールできるようにします。 |
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONS_RO_PRIV |
RESTサービスの使用 - 質問読取り専用 |
質問RESTサービスに関連付けられているGETメソッドをコールできるようにします。 |
個人情報の削除ソリューションに対する次の機能強化を使用して、データの不明瞭化プロセスを拡張できるようになりました。
- 取消済就業者の処分: 取消済就業者を削除に追加できるようになりました。
- フレックスフィールド(DDF)情報の不明瞭化: DDFは、削除可能なフィールドのリストの一部になりました。
- 個人データの調整処分: 調整処分機能を使用すると、他のデータを保持しながらデータを部分的に削除できます。たとえば、給与データを長期間保持しながら、グローバルHRデータのみをパージできます。参照として同じ個人番号を使用して、給与データを今後いつでもパージできます。
「個人情報の削除」機能を拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 「個人情報の削除」機能を拡張します。
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。
レッドウッドのルック・アンド・フィールは、モダンで人間的、そしてグローバルな設計になっています。レッドウッドではアプリケーションも新しい外観と機能を備えて進化しています。全体が一貫性のあるエクスペリエンスとなるように、サインインのエクスペリエンスが強化されてレッドウッドとなりました。「サインイン」ページに、アプリケーションの他の部分と同じルック・アンド・フィールが反映されるようになりました。
次に、「サインイン」ページの外観を示します。
サインイン・ページはアプリケーションのビジュアル設計と一貫しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- レッドウッド・テーマの「サインイン」ページがデフォルトで表示されます。代替ページはありません。
- 一部のUIコンポーネントのアイコン、色および形状が変更されています。
主なリソース
次の拡張機能をトランザクション・コンソールに活用します。
- トランザクション・コンソールでは、失敗したトランザクションの問題の診断に役立つ新しい拡張機能を使用できます。承認ルールの詳細が診断ログに追加され、失敗の原因となった可能性のある特定の状況を管理者がレビューできるようになりました。
- トランザクション・コンソールのリフレッシュ・スケジュール・プロセス(「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」)が、そのままで1時間ごとに実行されるデフォルトのスケジュールで提供されるようになりました。これは、このプロセスをすでにスケジュールした既存のお客様には影響しません。新しいESSジョブが既存のジョブを検出すると、ジョブは終了し、そのプロセスを実行できるようになります。
トランザクション・コンソールの機能強化により、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
職責範囲(AOR)ベースの承認ルーティング・ポリシーが改善されました。プロファイル・オプション・ベースの値を設定して、500を超える数が返されるように担当者数の現在の制限を拡張できるようになりました。このプロセスはリソースを大量に消費するため、目的の結果が表示されるまで、50個ずつなど、制限を増分的に調整することをお薦めします。
また、設定するパラレル承認者の数は、プロセスごとに50に制限する必要があります。
職責範囲(AOR)ベースの承認ルーティング・ポリシーが強化されました。制限値を設定して、500を超える数が返されるように担当者数の現在の制限を拡張できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
HCMエクスペリエンス設計スタジオのトランザクション設計スタジオの拡張機能
レポートには、トランザクション設計スタジオまたはページ・コンポーザ(あるいはその両方)で実行された構成の包括的なリストが様々なページにわたって表示されます。
トランザクション設計スタジオのホーム・ページから「構成レポートの表示」にアクセスできます。
最初に処理を選択してから、分析するページを選択する必要があります。選択した処理のすべてのページを分析するには、「すべて」を選択します。
トランザクション設計スタジオまたはページ・コンポーザのいずれかで、ページの属性を表示または非表示にする際に使用されたツールに関する情報にアクセスできます。
レポートのプロパティ
構成レポートに表示されるプロパティのリストを次に示します。
- ページ
- 属性
- 属性ID
- 必須プロパティ構成元: 必要なプロパティを構成したツール。値は「トランザクション設計スタジオ」または「ページ・コンポーザ」、あるいはその両方です。
- レンダリング済プロパティ構成元: レンダリング済プロパティを構成したツール。値は「トランザクション設計スタジオ」または「ページ・コンポーザ」、あるいはその両方です。
- 表示プロパティ構成元: 表示プロパティを構成したツール。値は「トランザクション設計スタジオ」または「ページ・コンポーザ」、あるいはその両方です。
構成レポートは、ページのフィールドがカスタマイズされているかどうか、およびフィールドのカスタマイズに使用されるツールを理解するのに役立ちます。構成レポートの情報をダウンロードしてcsvファイルにエクスポートできます。csvファイルは、MDSからカスタマイズをダウンロードしてサンドボックスの詳細を指定する以前の方法のかわりに、Oracleがページの問題をトラブルシューティングするために使用できます。
新しい構成レポートをチェックして、ページが特定の方法で動作する理由を理解できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
「自分のクライアント・グループ」タブに表示されるクイック処理からHCMエクスペリエンス設計スタジオにすばやくアクセスし、アプリケーションをパーソナライズするためのサンドボックスを自動的に作成できるようになりました。
HCMエクスペリエンス設計スタジオのクイック処理
HCMエクスペリエンス設計スタジオは、「自分のクライアント・グループ」タブの「クイック処理」リストのすぐ下に移動しました。
クイック処理は、「自分のクライアント・グループ」タブの「雇用」から新しい「トランザクション構成および監査」作業領域に移動しました。
サンドボックスの自動作成
HCMエクスペリエンス設計スタジオのクイック処理をクリックすると、DESIGN_STDIO_AUTO_CREATED_SB_YYYY_MM_DD_HH_MM_SSという名前のサンドボックスが自動的に作成されます。HCMエクスペリエンス設計スタジオは、サンドボックスで有効になっている唯一のツールですが、必要に応じて他のツールを追加できます。
サンドボックスの自動作成が正しく機能するには統合サンドボックスが必須です。
自動作成されたサンドボックスが破損しておらず、適切なステータスであるかぎり、同じサンドボックスが再度開きます。既存のサンドボックスがリフレッシュ中、リフレッシュが必要または公開不可状態の場合、そのサンドボックスは選択されず、新しいサンドボックスが作成されて使用されます。
サンドボックスの自動作成は、HCMページに関連するFuseWelcomeページ(たとえば、URLにhttps://host/hcmUI/faces/FuseWelcomeが含まれている)を表示している場合にのみ機能します。URLにhttps://host/fscmUI/faces/FuseWelcomeが含まれている場合に、HCMエクスペリエンス設計スタジオに移動しようとすると、サンドボックスを作成するか手動で選択するように求められます。
未公開のサンドボックスへのアクセス
未公開のサンドボックスは、公開または削除するまで使用できます。
この機能は、HCMエクスペリエンス設計スタジオにすばやくアクセスするのに役立ち、時間が節約されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
サンドボックスで作業するには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
HCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」の拡張機能
HCMエクスペリエンス設計スタジオのオートコンプリート・ルールのオーサリング・エクスペリエンスが追加の機能で拡張されています。ツールには次の新機能が追加されています。電話番号の検証など、最も一般的なユースケースをカバーする、すぐに使用可能な事前定義済ルール。フィールド変更または検証ルールの複製後にフィールドを変更する機能。フィールドまたは変数にnull値を代入する「値をNullに設定」関数。整数、長整数および小数を文字列変数に変換する新しい標準関数。これらの3つの関数は、主にメッセージに数値を表示するために使用されます。サーバーの時間をユーザーの時間と調整し、現在の日付を特定のタイム・ゾーンに変換するための新しいグローバル関数「カスタム・タイム・ゾーンでの今日の日付を取得」が追加されました。たとえば、HR担当者がインドにいて、サーバーが米国にあり、先日付のトランザクションを防止するルールがあるとします。その結果、ルールにより、HR担当者は今日(クライアント時間)有効なトランザクションを入力できません。このような場合は、この関数を使用して、サーバーの時間とユーザーの時間を調整し、HR担当者がトランザクションを入力できるようにする必要があります。
提供ルール
ワークフォース・ストラクチャ、個人および雇用の最も一般的なユース・ケースをカバーする即時利用可能なルールを使用できるようになりました。提供されるルールは、次の2つのカテゴリに分類されます。
- 法定ルール: これらのルールは、ほとんどが提供されたままで使用できます。たとえば、雇用フローの検証などのルールは、月の1日または16日に有効になるか、勤務時間に基づいてデフォルトの勤務時間周期になります。
- テンプレート・ルール: これらのルールは、ユーザーのニーズにあわせて調整する必要があります。たとえば、国ごとに固有な電話番号検証や、組織または国ごとに異なる可能性のある契約更新の数などです。
提供されているルールを使用する場合は、ルールの実装方法が記載されている「基本情報」セクションの説明を確認する必要があります。
値をNullに設定
XYZナビゲーション要素からアクセスできる「値をNullに設定」関数を使用して、任意のタイプのフィールドにnull値を割当てできるようになりました。
変数にnull値を割り当てることもできます。
ルールですでに使用されている変数をnull値に設定しようとすると、警告が表示されます。
整数、LONGおよびDECIMALを文字列変数に変換する標準関数
3つの新しい標準関数を使用して、メッセージに整数、長整数または小数の値を表示できるようになりました。これらの値は文字列に変換されます。変換するフィールドをドロップダウン・リストから選択します。フィールドは、選択された関数に基づいて自動的に変換されます。
たとえば、小数を文字列に変換オプションを選択すると、リストには小数の属性のみが表示されます。
ルールの複製
フィールド検証ルール・タイプまたはフィールド変更ルール・タイプに基づいてルールを複製する際に、フィールドを変更できるようになりました。
ノート: ルールを常にレビューして、変更後もロジックが適用されるかどうかを確認してください。
「カスタム・タイム・ゾーンでの今日の日付を取得」グローバル関数
サーバーの時間をユーザーの時間と調整し、現在の日付を特定のタイム・ゾーンに変換するための新しいグローバル関数「カスタム・タイム・ゾーンでの今日の日付を取得」が追加されました。たとえば、HR担当者がインドにいて、サーバーが米国にあり、先日付のトランザクションを防止するルールがあるとします。その結果、ルールにより、HR担当者は今日(クライアント時間)有効なトランザクションを入力できません。このような場合は、この関数を使用して、サーバーの時間とユーザーの時間を調整し、HR担当者がトランザクションを入力できるようにする必要があります。
新しいグローバル関数は、日付変数からコールされます。
今日の日付を変換するタイム・ゾーンを入力する必要があります。Java Timezone APIからの値は、HCMパラメータとして取得されます。
21Bでオートコンプリートのルールが強化されたHCM製品
この機能により、オートコンプリートのルールのオーサリング・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。
HCMエクスペリエンス設計スタジオでオートコンプリートのルールを有効にするには、サービス要求(SR)を記録する必要があります。アクセスするには、My Oracle SupportドキュメントEnabling Oracle HCM Cloud Autocomplete Rules (ドキュメントID 2767655.1)に記載されている手順を確認して実行してください。
主なリソース
HCM製品のオートコンプリートのルールの詳細は、更新21Bの次の機能を参照してください。
- グローバル人事管理:
- 雇用ビジネス・オブジェクトのオートコンプリートのルール
- 個人電話番号ビジネス・オブジェクトのオートコンプリートのルール
- ワークフォース・ストラクチャ・ビジネス・オブジェクトのオートコンプリートのルール
- タレント管理:
- 採用ビジネス・オブジェクトのオートコンプリートのルール
HCMパラメータとして取得されるタイム・ゾーンの詳細は、次のJava Timezone APIを参照してください。
-
getTimeZone public static TimeZone getTimeZone(String ID)
指定したIDのTimeZoneを取得します。
パラメータ:
ID - TimeZoneのID。「PST」などの略称、「America/Los_Angeles」などの完全名、または「GMT-8:00」などのカスタムID。略称のサポートはJDK 1.1.x互換性のみであり、完全名を使用する必要があることに注意してください。
戻り値:
指定されたTimeZone、または指定されたIDが理解できない場合はGMTゾーン。
ロール情報
サンドボックスで作業するには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
リッチ・テキスト・エディタが拡張され、ユーザーが入力した単語および文字のHTMLカウントが表示されるようになりました。これは、達成基準を定義するために目標などのHCM製品で使用されます。元の構造および書式設定を維持しながらMicrosoft WordおよびGoogle Docsからコンテンツを貼り付けたり、編集ウィンドウのサイズを選択した大きさに手動で変更できるようになりました。入力するに従って、単語および文字のHTMLカウントが表示されます。また、エディタ・ウィンドウのサイズがコンテンツ・サイズに応じて垂直方向に自動的に拡大および縮小されます。これは自動拡張とも呼ばれます。
MS WordおよびGoogle Docsからのコンテンツの貼付け
これで、MS Wordからテキストをコピーしてリッチ・テキスト領域に貼付けできるようになり、コンテンツはMS Wordからの書式設定が保持されます。同様に、Google Docsからテキストをコピーして同様の操作を実行でき、Oracle Fusion HCMの書式設定が保持されます。
エディタのサイズ変更
エディタ・ウィンドウのサイズは、右下隅を拡大することで、選択した大きさに手動で変更できます。
HTMLカウントでの単語と文字の表示
エディタのフッターには、入力したコンテンツを管理するために単語と文字がHTMLカウントで表示されます。
自動拡張
テキストを入力または貼り付けると、編集領域に入力したコンテンツ・サイズに応じて、エディタ・ウィンドウの大きさが縦方向に自動的に拡大および縮小されます。この機能は自動拡張とも呼ばれます。
テキストを再度編集する必要がある場合は、エディタ・ウィンドウをクリックしてテキストを追加または削除すると、ウィンドウのサイズが自動的に変更されます。
この機能により、エディタでテキストを追加する際のユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
組織で複数のアサイメントの指定が許可されている場合は、アサイメント・レベルのセキュリティを使用して就業者のユーザー・アクセスを保護するために、HCMフットプリントを引き続き拡張しています。現行のそのまま使用したときの状態でサポートされるのは個人ベースのセキュリティ・アクセスです。これは、ある個人にアクセスできるユーザーが、その個人のすべてのアサインメントおよび個人情報にアクセスできることを意味します。新しいアサインメントレベルのセキュリティでは、ユーザーがアクセスできる範囲によって、個人のアサインメントに対するアクセスが制限されます。新しいアサイメント・レベルのセキュリティ・プロファイル・オプションを有効にし、データ権限およびセキュリティ・プロファイルを再生成することで、組織はHCM Cloud実装に対してこの機能をオプトインします。
これは、HCM Cloudのお客様に対する段階的な実装の3番目の機能リリースであり、休暇欠勤管理、文書レコードおよびグローバルHR OTBIレポート領域がさらに強化されています。機能強化により、複数のアサイメントを持つ組織に対して、より広範囲で一貫性のあるレポートのユーザー・エクスペリエンスが提供されます。ユーザーがアクセスできるのは自身にアクセス権があるアサインメントに限定され、ある個人にアクセスできるからといって、その個人のすべてのアサインメントにアクセスできるわけではありません。
この機能について説明する例をいくつか示します。
シナリオ1: ライン・マネージャとHR担当者が担当している就業者は、緊急救命室(ER)部門に登録された看護師であり、高齢者認知症病棟コーディネータとして別のアサイメントも割り当てられています。この就業者には2人のライン・マネージャがいて、それぞれのマネージャにはその就業者の自組織のアサインメントだけが表示されるようにする必要があります。ライン・マネージャには、様々な部門(ここではER部門と認知症病棟)のアサイメントは表示されません。同様に、各部門(またはビジネス・ユニット)を担当しているHR担当者が2人存在します。自身にアクセス権のない組織のアサインメントにHR担当者がアクセスできないようにする必要があります。
シナリオ2: Harryは複数の同時進行のアサイメントを抱えるマネージャです。また、Janeという直属の部下がおり、彼女は2つのアサイメントをそれぞれ別のマネージャから割り当てられています。このシナリオでは、HarryがJaneのプライマリ・アサイメントとFranco (Janeの直属の部下)にのみアクセスできるようにする必要があります。一方でHarryは、Janeのもう1つのアサインメントにはアクセスできず、当然Kyleにもアクセスできません。
シナリオ3: 就業者には2つのアサイメントがあり、それぞれ異なるマネージャに報告します。就業者には、各アサイメントに対する文書レコードと、個人レコードに対する1つの文書レコードがあります。各マネージャは自分が管理するアサイメントの文書レコードにのみアクセスでき、両方のマネージャがその個人の文書レコードにアクセスできる必要があります。
シナリオ4: Lisaは学校で働いており、2つのアサイメント(学業カウンセラとスポーツ・コーチ)が割り当てられています。Lisaは学業カウンセラとしてDaveの部下です。Daveは、Lisaの休暇欠勤プランの有給休暇トランザクション、および学業カウンセラのアサイメント専用に作成された休暇欠勤に関するレポートを実行できる必要があります。また、Daveがスポーツ・コーチ・アサイメントの休暇欠勤プラン有給休暇にアクセスできないようにする必要があり、スポーツ・コーチ・アサイメントにのみ影響する休暇欠勤についてレポートを実行できないようにする必要があります。アサイメントごとの休暇欠勤情報の保護は、次のサブジェクト領域で機能します。
- ワークフォース管理 - 休暇欠勤カレンダ詳細リアルタイム
- ワークフォース管理 - 休暇欠勤 - リアルタイム
- ワークフォース管理 - 有給休暇リアルタイム
- 休暇欠勤管理 - 休暇寄付リアルタイム
この機能を有効にすると、セキュリティをアサイメント・レベルに固定できます。これにより、マネージャおよび組織には職責範囲内の情報のみが表示されるようになります。
有効化のステップ
-
前提条件:
-
アサインメントレベルのセキュリティを使用するトランザクションで承認を有効にします。たとえば、「個別報酬の運用管理」、「給与の管理」、「給与の管理」、「個人外部識別子」、「給与履歴」、「パフォーマンス文書の承認」、「勤務スケジュール割当」などのトランザクションです。
- 承認ルール・ページの機能強化の詳細は、20C HCM Common What's Newで、人材管理の「承認ルール」UIの機能強化の機能を確認してください。
- HCMの複数アサインメントをサポートするトランザクション承認についての機能強化の詳細は、Global HR 20D What's Newで、グローバル人事管理での複数アサインメントに対する拡張されたトランザクション承認のサポートに関する機能を参照してください。
- My Oracle SupportのImplementing Assignment-Level Security in HCM (ドキュメントID 2700661.1)の手順を使用して、カスタム・ロールのセキュリティを手動で更新します。
ノート: 再生成プロセスでは、カスタム基準は変更されません。カスタム・ロールは提供される機能ではないため、セキュリティを手動で更新する必要があります。
- HCM_RESPONSIVE_PAGES_ENABLEDプロファイル・オプションを有効にして、トランザクションのレスポンシブ・ページを有効化します。このプロファイル・オプションを有効にする方法は、手順3を参照してください。
ノート: これらのクラシック・ページにはレスポンシブ・ページがないため、有効にする必要はありません。
- 給与関係
- エレメント・エントリ
- 計算エントリ
- 個人の原価計算
- 休暇欠勤レコード
- 勤務スケジュール割当
-
-
複数のアサイメントがある就業者のアクセスを保護するには、このプロファイル・オプションを有効にする必要があります。
フィールド 値 プロファイル・オプション・コード ORA_PER_ASSIGNMENT_LEVEL_DATA_SECURITY_ENABLED
-
プロファイル・オプションを有効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションを検索して選択します。
- クリックして新しいプロファイル値を追加します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します。
- 「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
-
「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ESSジョブ・セットを実行し、個人セキュリティ・プロファイル権限を変換し、データ・ロールを更新します。これらの2つのプロセスがジョブ・セットの一部として実行されます。
- データ・セキュリティ権限付与の再生成
- データ・セキュリティ・プロファイルの再生成
ノート: クラウド操作によって、21Bのすべての更新の一環として「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ジョブ・セットが開始されます。環境が戻されると、ITセキュリティ・マネージャ・ユーザーはジョブ・セットのステータスを確認できます。ITセキュリティ・マネージャは、ジョブ・セットが正常に実行されたことを確認する必要があります。組織の規模によっては、ジョブ・セット・プロセスが引き続き実行されている場合があるため、カスタム・データ・ロールをテストした後でユーザー移入をリリースしてください。なんらかの理由でジョブ・セットが失敗した場合は、ITセキュリティ・マネージャがジョブ・セットを手動で実行し、正常に完了したことを確認する必要があります。オンプレミスのHCMのお客様は、アップグレードのテストを開始する前に、引き続きジョブ・セットを手動で実行する必要があります。
- 雇用契約でアサインメントレベルのセキュリティを有効にするには、「雇用データの移行」プロセスを、実行モード「契約データを改善してレスポンシブUIで使用可能にする」を選択して実行する必要があります。雇用データの移行プロセスの詳細は、グローバル人事管理の使用ガイドの就業者の採用および管理の章にある契約データの移行プロセスのトピックを参照してください。このガイドにはOracle Help Centerからアクセスできます。
-
アサイメント・レベルのセキュリティは、1から4までの設定ステップを実行すると、プラン・バランス、買取、寄付および勤務スケジュール割当に対して自動的に機能します。既存の休暇欠勤および休暇欠勤エントリの場合、アサイメント・レベルのセキュリティは、休暇欠勤がアサイメント・レベルで入力されている場合にのみ有効になります。これがどのように機能するかを理解するには、休暇欠勤管理21Aの新機能の休暇欠勤による複数のアサイメントへの影響の防止および複数のアサイメントを持つ就業者の休暇欠勤セキュリティの強化に関する項を参照してください
-
影響を受けるトランザクションの承認を使用可能にします。
-
休暇欠勤管理のフロー:
-
休暇欠勤: 「休暇欠勤タイプ」設定ページで、「承認者」フィールドの値を「関連するすべてのアサイメントのマネージャ」に設定します。これを行うには、次のステップに従います。
- 「ナビゲータ」→「自分のクライアント・グループ」→「休暇欠勤」→「休暇欠勤タイプ」の順にクリックします。既存の休暇欠勤タイプを作成または編集します
- 「休暇欠勤レコードの保守」セクションの「承認者」リストから承認者を選択できます。
- デフォルト値は、「従業員のプライマリ・アサイメントのマネージャ」です。「関連するすべてのアサイメントのマネージャ」を選択して、従業員が関係するすべてのアサイメントのマネージャの承認を設定します。
-
-
-
買取および寄付: トランザクション・コンソールで承認タスクを構成して、プライマリ・アサイメント・マネージャのみに承認要求を送信するか、従業員が現金買取を要求している、または寄付を開始しているアサイメントのライン・マネージャに承認要求を送信できます。たとえば、トランザクションのアサイメントのマネージャからの承認を求めるように承認ルールを構成できます。従業員が特定のアサイメントから寄付を開始しようとすると、承認要求はそのアサイメントのライン・マネージャに送信されます。
-
勤務スケジュール割当: 勤務スケジュール割当変更の承認通知がプライマリ・アサイメント・マネージャではなく従業員の関連するアサイメントのマネージャに送信されるように勤務スケジュール割当の承認を構成する方法を次に示します。詳細は、休暇欠勤管理21Aの新機能の適切なマネージャへの勤務スケジュール割当の承認のルーティングに関する項を参照してください
- ホーム・ページで「ツール」→「トランザクション・コンソール」の順にクリックします。
- 「承認ルール」をクリックします。
- 「勤務スケジュール割当の管理」を検索し、「編集」をクリックして承認ルールを構成します。
- 承認チェーンから関連コンポーネントを選択します。
- 「次の承認チェーン」フィールドを「要求者」に設定し、アサイメント・タイプを「現行アサイメント階層の使用」に設定します。
ノート: 承認チェーン・フィールドで「要求者」を選択すると、「従業員」を意味するとみなされます。したがって、承認は従業員のマネージャにルーティングされます。
- 文書レコード・フロー: 適切なアサイメントのマネージャに承認がルーティングされるように構成されている場合は、承認がルーティングされます。
- パフォーマンス管理フロー: 承認を発行するパフォーマンス文書マネージャの承認ルールを構成できます(承認要求をプライマリ・アサイメント・マネージャまたはアサイメント・ライン・マネージャに送信します)。承認ルール定義でアサイメント・タイプ構成オプション(プライマリ・アサイメントの使用または現行アサイメントの使用)を選択します。
- レスポンシブ・ユーザー・インタフェースを有効にします。ただし、クラシック・ユーザー・インタフェースにはレスポンシブに相当するものがないため有効にできません。
-
休暇欠勤:
-
リリース20Dで、レスポンシブに相当するクラシック・ページがすべて削除されているため、レスポンシブ・ユーザー・インタフェースの有効化はありません。すべてのお客様には、レスポンシブ・ページが存在する場合はレスポンシブ・ページが表示されます。それ以外の場合は、クラシック・ページが表示されます。引き続きサポートされていて、アサイメント・レベルのセキュリティをサポートするように拡張されたクラシック・ページは次のとおりです。
- 休暇欠勤レコード
- 勤務スケジュール割当
-
これらのクラシック・ページは、「個人管理」ページではなく、クイック処理からアクセスした場合にのみ、アサイメント・レベルのセキュリティがサポートされます。My Oracle SupportのHCM Responsive User Experience Setup Information (ドキュメントID 2399671.1)の手順を使用して、レスポンシブ・ユーザー・インタフェースを有効にします。
ヒントと考慮事項
-
リリース21Bでは、Oracle Searchの個人索引でアサイメント・レベルのセキュリティを使用できません。ただし、アサイメント・レベルのセキュリティは、Oracle RecruitingのOracle Searchプロファイル・オプション(IRC_ELASTIC_SEARCH_ENABLED)と同時に有効にできます。
-
個人セキュリティ・プロファイルのカスタム基準はOracleプロセスによって変更されないため、自身で管理する必要があります。カスタム基準を更新するには、主な資料の項にリストされているMOSドキュメントIDを参照してください。
-
現時点で「データ・アクセスの共有」処理はアサインメントレベルのセキュリティがサポートされません。この処理を使用している組織では、これまでと同様ユーザーは共有個人のすべてのアサインメントにアクセスできます。
-
雇用:
- アサイメント・レベルのセキュリティを有効にした後は、自分にアクセス権のないアサインメントのデータを次のナビゲーションを使用して管理することはできません: 「個人管理」作業領域→従来の「雇用の管理」ページ。
- 従来の雇用の管理ページにあった雇用ツリー・アイコンは、アサインメントレベルのセキュリティを有効にすると表示されなくなります。
-
タレント管理:
- タレント・レビュー、後任およびタレント・プール機能では、複数のアサインメントはサポートされません。就業者の値リスト(LOV)でユーザーはプライマリ・アサイメントしか選択できません。
- 後任クイック処理: クイック処理ではアサインメントレベルのセキュリティがサポートされますが、ユーザーがクイック処理検索ページからプライマリ以外のアサインメントを選択した場合、表示されるのはプライマリ・アサインメントの情報で、これが後任プランに保存されます。
- キャリア開発クイック処理: クイック処理ではアサインメントレベルのセキュリティがサポートされますが、ユーザーはアサインメントに関係なく、従業員のすべての育成目標を表示できます。これは、ライン・マネージャなど、個人にアクセスできるユーザーがその個人のすべての育成目標にアクセスできることを意味します。
- キャリア開発管理ページ: 検索結果には、ユーザーのセキュリティ・プロファイル定義を満たす従業員のすべての育成目標が表示されます。これは、個人にアクセスできるHR担当者は、その個人のすべての育成目標にアクセスできることを意味します。
-
休暇欠勤管理:
- HCMアサイメント・セキュリティは、個人レベルの休暇欠勤では機能しません。つまり、従業員にアクセスできるマネージャまたはHR管理者が、このタイプのすべての休暇欠勤にアクセスできます。すべてのマネージャまたは管理者は、表示権限のないアサイメントも含めて、すべてのアサイメントに属する拡張エントリを表示および管理できます。
- HCMアサイメント・セキュリティは(有効になっている場合)、アサイメント・レベルで入力された休暇欠勤にのみ適用されます。このような休暇欠勤は、休暇欠勤が作成された特定のアサイメントへのアクセスを許可されているマネージャまたは管理者にのみ表示されます。マネージャおよび管理者は、アクセス権限のあるアサイメントに対してのみアサイメント・レベルの休暇欠勤を入力できます。
- 休暇欠勤ごとに1つのアサイメントを許可が選択されており、従業員がこのタイプを使用してすべてのアサイメントから休暇を取得する場合、従業員はアサイメントごとに個別の休暇欠勤を入力する必要があります。
- 休暇欠勤承認を使用し、HCMアサイメント・セキュリティを実装する場合は、休暇欠勤タイプを構成して、承認者を関連するアサイメントのマネージャに設定する必要があります。これにより、休暇欠勤が作成されたアサイメントへのアクセス権がないマネージャに通知が送信されなくなります。
- 休暇欠勤が保存されると、ビジネス・タイトルまたはアサイメントは変更できなくなります。ビジネス・タイトルを変更する場合は、休暇欠勤を取り下げ、新しい休暇欠勤を作成する必要があります。
- HCMアサイメント・セキュリティを有効にし、休暇欠勤承認を使用する場合は、関連するアサイメントのマネージャに承認要求を送信するように休暇欠勤タイプを構成する必要があります。これにより、休暇欠勤は承認のために正しいマネージャにルーティングされます。
- 複数のアサイメントに影響する休暇欠勤は、個人レベルで入力された休暇欠勤とみなされます。これらの休暇欠勤は、引き続き個人レベルで保護されます。これは、この従業員へのアクセス権を持つマネージャまたは管理者が、このような休暇欠勤をすべて表示および管理できることを意味します。
- 資格プラン付与および付与協約は個人レベルです。したがって、この情報は、個人へのアクセス権を持つすべての管理者に表示されます。
- 休暇欠勤を完全に保護する場合は、それらがアサイメント・レベルで入力されていることを確認する必要があります。つまり、休暇欠勤の入力時に特定のアサイメントが確実に選択されているようにする必要があります。
- 休暇欠勤承認を使用し、HCMアサイメント・セキュリティを実装する場合は、休暇欠勤タイプを構成して、承認者を関連するアサイメントのマネージャに設定する必要があります。これにより、休暇欠勤が作成されたアサイメントへのアクセス権がないマネージャに通知が送信されなくなります。
- 休暇欠勤データ・ローダーは、スーパーユーザー権限で実行されるため、アサイメント・セキュリティをサポートしません。
- アサイメント・レベルのセキュリティは、従来の「個人管理」ページを使用している場合は機能しません。クイック処理でのみ機能します。管理者は、クイック処理のみを使用して「休暇欠勤レコード」ページまたは「勤務スケジュール割当」ページにアクセスする必要があります。
- 休暇寄付リアルタイムは、受領者アサイメントではなく寄付者アサイメントによって保護されます。寄付者の情報(または、アサイメント・レベルのセキュリティが有効になっている場合は寄付者のアサイメント)にアクセスできるマネージャまたは管理者は、寄付トランザクション全体にアクセスできます。このアクセスには、レポートを実行するマネージャまたは管理者に受領者のデータへのアクセス権が明示的に付与されているかどうかに関係なく、休暇寄付の受領者に関するすべての情報が含まれます。
- 休暇欠勤は、特定のアサイメントに対して休暇欠勤が入力された場合にのみアサイメント・レベルで保護されます。個人レベルで入力された休暇欠勤は、従業員レコードにアクセスできるすべてのマネージャおよび管理者に表示されます。
-
文書レコード:
- 文書レコード承認ルーティング:
- この機能は既存のアプリケーションの動作を置き換えるものではありません。ただし、この機能を活用する場合は、必要な構成変更を実行する必要があります。
- この機能は、文書レコード関連の承認にのみ適用されます。
- デフォルトの承認ルールはプライマリ・アサイメント階層に設定されています。
- 承認ルールがプライマリ・アサイメント階層に設定されている場合、選択したアサイメントに関係なく、承認は常にプライマリ・アサイメントのライン・マネージャに送信されます。
- 承認ルールが現行アサイメント階層に設定されている場合、承認は常に、選択したアサイメントのライン・マネージャに送信されます。
- 文書レコード承認ルーティング:
-
文書レコード:
-
「福利厚生」領域での文書レコードの使用は、個人レベルでのアクセスのみです。
-
- グローバルHR OTBIレポート:
- アサイメント・レベルのセキュリティを有効にすると、次のいずれかの条件が適用されます。
- マネージャは、アクセス権を持つアサイメントのみを表示でき、個人レベルの文書レコードは表示できません。
- マネージャは、すべてのアサイメントを表示して、そのアサイメントおよび個人レベルのアサイメントの文書レコードを表示できます。
- アサイメント・レベルのセキュリティを有効にすると、次のいずれかの条件が適用されます。
-
次のHCMフローについては更新21Bでの拡張はありませんが、将来のリリースで拡張が計画されています。
- 職責範囲(AOR)
- グローバルHR - 一括アサイメント
- グローバルHR - データ・アクセスの共有 - 個人レベルのまま
- グローバルHR - 情報の共有 - 個人レベルのまま
- グローバルHR - 自分のチーム - 欠員の表示
- 安全衛生
- 人事ヘルプ・デスク(HR HD)
- 学習
- Oracle Recruiting
- Oracle Search (エラスティック・サーチ - 可用性の限定/制御)
- OTBI - 文書レコード(21B更新で計画)
- RESTサービス:
- グローバルHR API:
- areasofResponsibility
- publicWorkers
- workerConnections
- グローバルHR API:
- リスク管理 - アクセス証明
- リスク管理 - 拡張アクセス統制
- 勤怠管理
- ワークフォース・ストラクチャ - 部門
- ワークフォース・ストラクチャ - ポジション
- ワークフォース・ストラクチャ - ポジションおよび部門以外
- ワークフォース・モデリング
-
次のHCMフローについては拡張はありません。現時点で拡張の計画はありません。
- 福利厚生(福利厚生文書レコードは個人レベルのまま)
- グローバルHR - 個人の追加
- HCM抽出
- 休暇欠勤ケース
- 総合報酬文書
- タレント・レビュー
- 後任作業領域(ノート: アサインメントレベルのセキュリティ検索はクイック処理でサポートされます)
- 「タレント・プール」作業領域(ノート: アサインメントレベルのセキュリティ検索はクイック処理でサポートされます)
-
次のHCMフローには制限付きの拡張機能があります。
製品領域 タスク・フロー 機能強化 グローバル人事管理
ローカルおよびグローバル異動
選択したアサインメントの雇用関係に複数のアサインメントがある場合、このタスク・フロー・ページのバナー上には、ユーザーにアクセス権があるかどうかに関係なくすべてのアサインメントがリストされます。
グローバル人事管理
雇用関係の編集
選択したアサインメントの雇用関係に複数のアサインメントがある場合、このタスク・フロー・ページのバナー上には、ユーザーにアクセス権があるかどうかに関係なくすべてのアサインメントがリストされます。
グローバル人事管理
雇用主の変更
選択したアサインメントの雇用関係に複数のアサインメントがある場合、このタスク・フロー・ページのバナー上には、ユーザーにアクセス権があるかどうかに関係なくすべてのアサインメントがリストされます。
グローバル人事管理
雇用関係の取消
選択したアサインメントの雇用関係に複数のアサインメントがある場合、このタスク・フロー・ページのバナー上には、ユーザーにアクセス権があるかどうかに関係なくすべてのアサインメントがリストされます。
グローバル人事管理
年功起算日
クイック処理就業者検索のみ。
グローバル人事管理
チェックリストおよびオンボーディング
クイック処理就業者検索のみ。
グローバル人事管理
文書提供プリファレンス
クイック処理就業者検索のみ。
グローバル人事管理
退職、辞職、アサイメントの終了
クイック処理就業者検索のみ。
グローバル人事管理 ユーザー・アカウントの管理
クイック処理就業者検索のみ。
タレント
プロファイル クイック処理の一貫性検索への変更。クイック処理就業者検索のみ。
タレント
後任 「後任」クイック処理で個人を検索する場合にのみサポートされます。
タレント
タレント・プール 「タレント・プール」クイック処理で個人を検索する場合にのみサポートされます。
タレント
フィードバック 「フィードバック」および「フィードバックの要求」クイック処理で個人を検索する場合にのみサポートされます。
タレント
キャリア開発 クイック処理就業者検索のみ、および「割当」と「共有」処理の就業者リスト。
主なリソース
- HCMでのアサイメントレベルのセキュリティの実装については、My Oracle SupportのImplementing Assignment-Level Security in HCM (ドキュメントID 2700661.1)を参照してください
- アサイメント・レベルのセキュリティが構成されている場合のアサイメント・アクセスに基づく文書レコードの表示については、グローバルHR 21Aの新機能のアサイメント・レベルのセキュリティが構成されている場合のアサイメント・アクセスに基づいて表示される文書レコードに関する項を参照してください
- 現在のアサイメント階層を使用した文書レコード承認のルーティングについては、グローバルHR 21Aの新機能の現在のアサイメント階層を使用した文書レコード承認のルーティングに関する項を参照してください
- ロールの再生成については、Oracle Help CenterにあるHCMの保護ガイドのロールの再生成の章を参照してください。
- HCMロールのコピーに関するガイドラインについては、Oracle Help CenterにあるHCMの保護ガイドのHCMロールのコピーに関するガイドラインのトピックを参照してください。
- 複数のアサイメントに対する個人支払方法の拡張については、グローバル給与21Aの新機能の複数のアサイメント用に拡張された個人支払方法に関する項を参照してください
- パフォーマンス文書の承認の強化については、パフォーマンス管理21Aの新機能のパフォーマンス文書の承認の強化に関する項を参照してください
- 複数のアサイメントを持つ就業者の休暇欠勤セキュリティの強化については、休暇欠勤21Aの新機能の複数のアサイメントを持つ就業者の休暇欠勤セキュリティの強化に関する項を参照してください
更新20Cでは、BIPベースの承認通知のレンダリング時間および全体的なパフォーマンスが向上するように、既存のDATA_CACHE列にかわる新しいXMLタイプ列が導入されました。このリリース以降、DATA_CACHE列にはトランザクション・データが含まれないため、お客様が変更したレポートでは必ず新しいXMLタイプ列を使用してください。
DATA_CACHE列にアクセスするレポートがある場合は、XMLタイプ列を使用してそれらを更新する処理があります。
この拡張により、HCM BIPベースの承認通知のパフォーマンス時間が向上します。
有効化のステップ
My Oracle Supportの次のドキュメントに示されたステップに従ってください。
- How to Identify BIP Reports Accessing DATA_CACHE Column and Replace References with XML Type (ドキュメントID: 2692905.1)
主なリソース
お客様側で定義する今後のすべての変更点については、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
- How to Identify BIP Reports Accessing DATA_CACHE Column and Replace References with XML Type (ドキュメントID: 2692905.1)
- Fusion HCM BIP Notifications: Best Practice to Customize the Report Template, Data Model or Sub-Template (ドキュメントID 2647434.1)
- Configurable Notifications and Subject Lines (ドキュメントID 2331021.1)
Oracleは、従来から現在の機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。
置換された機能は削除のパスに配置される可能性があります。次の機能は、新しい機能に移動する必要がある更新を示します。ベスト・プラクティスとして、完全サポートのためにただちに新しい機能に移動し、製品に提供される最新の更新内容を維持する必要があります。
削除されたすべての機能には「更新」があり、その機能は使用できなくなります。「更新」に示された機能が使用できなくなるため、必要な計画を行ってその機能を除外してください。
すべての給与オブジェクトにHCMデータ・ローダーの使用が必要
更新21Bでは、給与バッチ・ローダーで使用可能になっているオブジェクトの大部分が廃止される予定です。21B更新で使用可能な唯一のオブジェクトは、エレメント・エントリです。他のすべての給与バッチ・ローダー・オブジェクトは、21Bやそれ以降のHCMリリースでは使用できません。
更新21Cからは残りの給与バッチ・ローダー・オブジェクトが中止され、給与バッチ・ローダーの使用は完全に廃止されます。21C以降はHCMデータ・ローダー(HDL)がデータ・ロードおよび更新タスクのデフォルト・ツールになります。
Oracleでは、データの一括ロードおよびメンテナンスのために強力な単一のローダーをサポートするようになりました。 任意のソースからのデータを使用できます。HCMデータ・ローダーは、データの移行、HCMデータの継続的な保守、およびコアHR/給与データが定期的にアップロードされる共存シナリオに使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
HDLからPBLへの移行プロセスに関する情報(顧客によるアクションや使用可能なツールなど)は、My Oracle SupportドキュメントのTransitioning from Payroll Batch Loader to HCM Data Loader: Overview (ドキュメントID 2557156.1)に記載されています。さらに、次のカスタマ・コネクト・トピックを確認してください(アクセスするには登録済のクラウド・カスタマ・コネクトメンバーである必要があります)。
- 給与バッチ・ローダー変換HCMデータ・ローダー--エレメント・エントリおよびその他のオブジェクト
- 給与バッチ・ローダーの非推奨
Oracle Applications Securityが提供する単一コンソールを使用することによって、ITセキュリティ・マネージャおよびITセキュリティ管理者は、ユーザーのライフ・サイクル管理、ロール定義、セキュリティ・ポリシー管理(機能とデータの両方)、ロール階層の保守、ユーザー名およびパスワード・ポリシー管理、証明書管理などの各種機能を実行できます。このコンソールでは、ユーザーはセキュリティに対する変更の影響のシミュレーション、セキュリティ・レポートの実行、およびMicrosoft Active Directoryとの統合のためのコネクタのダウンロードも実行できます。
ロールの自動プロビジョニングを可能にするuserAccounts REST APIの拡張が追加されました。autoprovisionRolesカスタム処理を使用して、選択したユーザー・アカウントのロールの自動プロビジョニングのトリガーを有効にします。
このAPIを使用してロールの自動プロビジョニングをトリガーすると、統合プロセスの連携が容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
HCMデータ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
データ・ロード機能が次の新規および拡張ビジネス・オブジェクトにより拡張されます。
新規ビジネス・オブジェクト
休暇欠勤管理
ビジネス・オブジェクト | 説明 |
---|---|
契約およびその他の勤務可能状況 | 個人の契約またはその他の勤務可能状況パターンを構成するシフト、休憩および非勤務イベントの繰返し可能パターンを指定します。 |
タレント
ビジネス・オブジェクト | 説明 |
---|---|
フィードバック要求 | 次のようなフィードバック要求情報が含まれます。
|
後任プラン外部候補者 | 現在会社の従業員ではないが、後任プランに候補者として追加されている個人を指定します。 |
学習
これらのオブジェクトは早期導入者に対して使用されます。
ビジネス・オブジェクト | 説明 |
---|---|
専門 | 学習者が単一のコースでは対処できない目標を達成できるようにグループ化されたコースを表します。 |
専門変換 | 専門の変換を指定します。 |
専門セクションの翻訳 | 専門セクションの翻訳を指定します。 |
グローバル給与
ビジネス・オブジェクト | 説明 |
---|---|
グロスアップ・バランス除外 | エレメントのグロスアップ支給項目計算にバランスを含めるか除外するかを制御します。 |
ビジネス・オブジェクト階層の変更
報酬
ビジネス・オブジェクト |
要素 |
説明 |
---|---|---|
給与ベース |
給与ベース簡易コンポーネント |
給与がコンポーネントに基づいている場合、住宅手当や生計費手当など、給与ベース・オブジェクトの有効なコンポーネントを指定します。 |
グローバル給与
ビジネス・オブジェクト | 機能の変更 |
---|---|
エレメント・エントリ | 既存のエレメント・エントリに終了日を指定する場合は、ElementEntryレコードのReplaceLastEffectiveEndDate属性のみを指定します。 既存のエレメント・エントリに終了日を指定する場合は、ElementEntryレコードのReplaceLastEffectiveEndDate属性のみを指定する必要があります。ElementEntryValue METADATA行にReplaceLastEffectiveEndDate属性を指定すると、ファイルは失敗します。 |
採用
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 説明 |
---|---|---|
候補者 | 候補者希望組織 | 希望組織を指定します |
ジョブ求人& | 経歴チェック構成 | 経歴チェックに追加できるスクリーニング・サービスを指定します。 |
経歴チェック・スクリーニング・パッケージ | 経歴チェックに追加できるスクリーニング・パッケージを指定します。 |
経歴チェック・スクリーニング・パッケージは同名のコンポーネントに代わるものです。
ノート: 新しいコンポーネントには、新しいファイル弁別子を使用します。
ビジネス・オブジェクト属性の変更
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 新しい属性 | 廃止済属性 |
---|---|---|---|
ロール・マッピング | ロール・マッピング |
|
|
部門ツリー・ノード | 部門ツリー・ノード |
|
学習
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 廃止済属性 |
---|---|---|
コース | コース |
|
採用
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 新しい属性 | 廃止済属性 |
---|---|---|---|
候補者 | 候補者住所 |
|
|
候補者ジョブ応募 | 候補者ジョブ応募 |
|
|
ジョブ求人 | ジョブ求人 |
|
|
ジョブ求人テンプレート | ジョブ求人テンプレート |
|
タレント管理
ビジネス・オブジェクト | 要素 | 新しい属性 |
---|---|---|
パフォーマンス文書 | パフォーマンス文書 |
|
後任プラン | 後任プラン候補者 |
|
統合の範囲と一括ロード機能を拡張できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
廃止された属性またはオブジェクトを使用している場合、HCMデータ・ローダーではそれらを使用しているデータを引き続きアップロードできます。ただし、HCMデータ・ローダーではこのデータは無視されます。最新のビジネス・オブジェクト情報をレビューするには、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用します。
HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーのOTBIレポートを拡張できるようになりました。
新しく導入されたプロセス・フォルダを使用して、データのアップロードに使用されたプロセスの経過時間を含めることができます。
HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーは、次の既存のフォルダの機能を拡張します。
- データ・セット: ロールバックをサポートするために、HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーが長期間保持しているデータ・セットを識別できるようになりました。
- データ・セット・ビジネス・オブジェクト: 翻訳済ビジネス・オブジェクト名およびロード順序を含めることができるようになりました。
- ファクト: 修正済、未処理またはロールバック済オブジェクトの数を含めることができるようになりました。
データ・セット・レポート機能を拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダー関連のフォルダは、HCM統合リアルタイム・サブジェクト領域で使用できます。
ロール情報
サブジェクト領域へのアクセス権は、人材管理統合スペシャリストが使用できます。
必須セグメントを空白にして付加フレックスフィールド(DFF)データを作成できます。
デフォルトなしの必須セグメントが値なしで作成された場合の検証およびエラー・レコードをオンにするための新しいパラメータが導入されました。
検証を有効にすると、必須DFFセグメントのデフォルト値が構成されているか、または値が指定されていることを確認できます。
有効化のステップ
「設定および保守」の「HCMデータ・ローダー」機能領域で使用可能な「HCMデータ・ローダーの構成」タスクにナビゲートします。
「必須の付加フレックスフィールド・セグメント検証の有効化」パラメータを値「はい」で上書きします。
ヒントと考慮事項
デフォルト値なしで必須セグメントを構成した場合、必須DFFセグメント検証を有効にする必要があることを説明する警告メッセージが表示されます。
ロール情報
「人材管理アプリケーション管理者」ロールは、「HCMデータ・ローダーの構成」タスクへのアクセスを提供します。
置き換えられた機能または削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除された機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
HCM共通 | すべての給与オブジェクトにHCMデータ・ローダーの使用が必要 | 21C | HCMデータ・ローダー | 1年以上前。 |
_________________________
更新20BでHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを廃止
新しく再設計されたHCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが使用可能になり、更新18Bから標準に昇格しました。古いHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを引き続き使用している場合は、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスへの移行を開始してください。これらの古いページはサポートされなくなります。
レスポンシブ機能の詳細は、更新18Bおよび18CのHCM Common What's Newを参照してください。再設計された機能は、再設計されたユーザー・エクスペリエンスの見出しの下にあり、製品ごとにグループ化されています。19A以上からの機能については、それぞれのソリューション内に含まれています: HCM Common, Global Human Resources, Talent Management, Workforce Management and Workforce RewardsのWhat's News。機能は各製品の見出しの下にあります。Workforce Rewardsなど、これらのソリューションの1つを開くと、左側にタブが表示され、様々なリリースを開いてレスポンシブ機能を確認できます。
一般的な設定についてまとめた情報については、My Oracle SupportドキュメントID 2399671.1 - HCM Responsive User Experience Setup Informationを参照してください。
新しいユーザー・インタフェースの特徴:
従業員およびマネージャのセルフサービスのページがデスクトップとモバイル機器で同じ表示と動作になるように再設計することで、次の段階に進歩しました。エンド・ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供するように、ページのルック・アンド・フィールも変更しました。
ページおよびメッセージはモダンな外観で、よりシンプルな会話形式の言語が使用されているため、すべてのデバイスでコンテンツを簡単に読んで理解できます。 ページは、整然として無駄がなく、タスクの完了に必要なフィールドのみが表示されます。 ページをパーソナライズして、デフォルトで非表示になっているフィールドを追加できます。 ほとんどのセルフサービス・タスクでは、何をするのかが質問され、その選択に基づいて一連のステップに分割されます。
_________________________
既知の問題/月次および法定メンテナンス・パック
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)
次に、制限付提供プログラムによって提供されている制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様が使用できるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、機能プログラムに参加するには承認が必要です。これらのプログラムに参加するには、テストおよびフィードバックの提供に参加する必要があります。プログラムによっては、他にも参加が必要な場合があります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がなくても心配する必要はありません。この機能は、すべてのお客様に一般提供されたときに導入できます。これらの機能をすべてのお客様が使用できるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
機能のリストを参照して、予定されている機能のうち、リリース前に実装したいものがあるかどうかを確認することをお薦めします。次の表は、機能のサインアップに関する情報を示しています。これらのプログラムには使用制限があり、一部は特定のタイプのお客様向けに設計されているため、サインアップをお急ぎください。
次の表は、使用可能な機能とサインアップ方法について簡単に説明しています。一部の機能は他の機能よりも大きいため、詳細は、この表の下にある新機能で説明している場合があります。
制限付提供プログラムに参加して、お客様の考えやアイデアをお聞かせいただけますと幸いです。
製品 | 機能名 | 機能の説明 | テストが必要なお客様のタイプ | サインアップ方法 | 制限付提供リリース | プログラムはまだオープンしているか |
---|---|---|---|---|---|---|
すべてのHCM製品 |
Oracle Searchベースのグローバル検索 | HCMの新しいグローバル検索には、より高速な個人検索エクスペリエンスが用意され、新しい個人検索機能が導入されています。 これは、Oracle Cloud専用の検索プラットフォームであるOracle Searchに基づいています。 |
次のHCM向けOracle Search機能に依存しています。 | 適用方法は、次のMy Oracle Supportドキュメントを参照してください。 Fusion Global HR: How to Apply for Oracle Search - Based Global Search under Controlled Availability (ドキュメントID 2743208.1) |
21A | オープン |
すべてのHCM製品 |
HCM向けOracle Search | Oracle Searchは、Human Capital Management Cloud環境で使用可能な専用の検索エンジンです。 |
前述のOracle Searchベースのグローバル検索またはコネクション(21AグローバルHRの新機能「制限付提供機能」を参照)に依存しています。 | Oracle Searchをスタンドアロン機能として要求することはできません。コネクション(21AグローバルHRの新機能「制限付提供機能」を参照)や、Oracle Searchベースのグローバル検索(21A HCMの新機能「制限付提供機能」を参照)など、Oracle Searchに依存する特定の機能を介して要求する必要があります。 |
21A | オープン |