7.15 PURGEMARKERHISTORY
適用対象
Manager
説明
PURGEMARKERHISTORYパラメータでは、Oracle GoldenGateマーカー表のサイズを制御します。このパラメータでは、必要なくなった行をパージします。マーカー表はいつでもパージできます。このパラメータは、キャプチャの構成がOracle GoldenGate DDLトリガーを使用してDDLレプリケーションをサポートするOracleデータベースのみで有効です。Oracle GoldenGate DDLオブジェクトの詳細は、「DDLサポートの構成」を参照してください。
マーカー表の名前を決定するために、Oracle GoldenGateは、まずGLOBALSファイルのMARKERTABLEパラメータに指定された名前を探します。このパラメータが存在しない場合、Oracle GoldenGateはデフォルト名GGS_MARKERを使用します。
行を保持する最小時間および最大時間は、最終更新日に基づいて指定できます。最大時間および最小時間両方のルールを指定する必要があります。両方の指定がなければ、Managerが行をいつ削除するかの完全な基準がありません。たとえば、MINKEEPHOURS 3をMAXKEEPHOURS 5とともに使用した場合、過去3時間変更されなかった行を保持し、少なくとも5時間変更されなかったときに削除するよう指定できます。
PURGEMARKERHISTORYでは、USERIDまたはUSERIDALIASパラメータを使用してログオンを指定する必要があります。データベースのタイプによってはSOURCEDBパラメータも使用してください。
デフォルト
1時間ごとにパージ
構文
PURGEMARKERHISTORY
{, max_rule}
[, min_rule]
[, frequency]-
max_rule -
必須です。次のいずれかを使用して行を保持する最大時間を設定します。
-
min_rule -
次のいずれかを使用して行を保持する最小時間を設定します。
-
frequency -
マーカー履歴をパージする間隔を設定します。Managerが潜在的なメンテナンス・タスクについて評価するデフォルトの間隔は10分です。
CHECKMINUTESパラメータによって指定されます。Managerは、この間隔でPURGEMARKERHISTORYの間隔を評価し、指定のfrequencyでパージを実行します。frequencyには、次のいずれかを指定できます。-
FREQUENCYMINUTESn -
マーカー履歴をパージする間隔(分)を設定します。デフォルトのパージ間隔は60分です。最小値は1、最大値は360です。
-
FREQUENCYHOURSn -
マーカー履歴をパージする間隔(時間)を設定します。
Managerのメンテナンス・チェックの間隔を制御する方法の詳細は、CHECKMINUTESを参照してください。最小値は1、最大値は24です。
-
例
次の例では、過去3日間変更されなかったすべての行を保持し、少なくとも5日間変更されなかったときに削除します。パージ間隔は30分です。
PURGEMARKERHISTORY MINKEEPDAYS 3, MAXKEEPDAYS 5, FREQUENCYMINUTES 30
親トピック: Managerパラメータ