2.143 SOURCECATALOG
適用対象
ExtractおよびReplicat
説明
SOURCECATALOG
パラメータでは、デフォルトのソースOracleプラガブル・データベース(PDB)の完全識別に3つの部分からなるオブジェクト名を必要とする後続のTABLE
文またはMAP
文のうち、2つの部分からなる名前が含まれる文に対して次のいずれかを指定します
このパラメータは、Oracle統合データベースのソース・オブジェクトを指定するときに、3つの部分からなる完全なオブジェクト名(container.schema.object
やcatalog.schema.object
)を指定するかわりに使用できる効率的な方法です。SOURCECATALOG
を使用するときは、2つの部分からなる名前(schema.object
)のみを後続のTABLE
文またはMAP
文に指定します。複数のSOURCECATALOG
インスタンスを使用して、様々なTABLE
文(またはOracleの場合はSEQUENCE
文)のセットに異なるデフォルトのコンテナやカタログを指定できます。
SOURCECATALOG
の後に3つの部分からなる名前を指定すると、TABLE
文、MAP
文または入力としてオブジェクト名をとるその他のパラメータでのSOURCECATALOG
の指定より優先されます。
デフォルト
なし
例
次の例では、SOURCECATALOG
を使用して、Extractパラメータ・ファイルで3つの異なるソースOracle PDBを指定します。
SOURCECATALOG FINANCE TABLE SAP.*; TABLE REPORTS.*; SOURCECATALOG HR TABLE SIEBEL.*; TABLE REPORTS.*; SOURCECATALOG MFG TABLE CUSTOMER.ORDERS; TABLE REPORTS.*; TABLE HQ.LOCATIONS.*;
この例では、Extractは次のものを取得します。
-
FINANCE
PDBのSAP
スキーマおよびREPORTS
スキーマ内のすべての表。 -
HR
PDBのSIEBEL
スキーマおよびREPORTS
スキーマ内のすべての表。 -
MFG
PDBのCUSTOMER
スキーマおよびREPORTS
スキーマ内のすべての表。 -
最後の
TABLE
文に対して、ExtractはHQ
PDBのLOCATIONS
スキーマ内のすべての表を取得します。この文は、3つの部分からなる完全修飾名で、前に指定したSOURCECATALOG
より優先されます。
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ