4.5 EXIT_PARAMSの使用

EXIT_PARAMSでは、ユーザー・イグジット・ルーチンにプログラム名やユーザー定義パラメータなどの情報を提供します。単一のデータ・レコードを複数回処理できます。

表4-3 ユーザー・イグジット入力

イグジット・パラメータ 説明

PROGRAM_NAME

コール元プロセスの完全パスおよび名前を指定します(\ggs\extract\ggs\replicatなど)。このパラメータは、Windows APIを使用してOracle GoldenGateコールバック・ルーチンをロードするときや、ユーザー・イグジットがExtractおよびReplicat両方の処理で使用されているときに、コール元プログラムを特定するために使用します。

FUNCTION_PARAM

  • リテラル文字列のパラメータをユーザー・イグジットに渡すために使用します。パラメータを渡す側であるTABLEまたはMAP文のEXITPARAMオプションでパラメータを指定します。EXITPARAM 'parameter'を参照してください。これは、特定のレコードを処理するイグジット・コール中にのみ有効です。

  • FUNCTION_PARAMは、CUSEREXITパラメータのPARAMSオプションで指定されているパラメータを渡すために、イグジット・コール起動イベントでも使用できます。(CUSEREXITを参照してください。)これは、イグジットの起動時にグローバル・パラメータを提供するためにのみ有効です。

MORE_RECS_IND

イグジットからのリターンに対して設定します。データベース・レコードに対して、ExtractまたはReplicatプロセスがレコードをもう一度処理するかどうかを決定します。これを使用すると、ユーザー・イグジットが、Extractで処理される1レコードにつき複数のレコードを出力できます。同一のレコードをもう一度リクエストするには、MORE_RECS_INDCHAR_NO_VALまたはCHAR_YES_VALに設定します。