パッチのインストール

パッチをインストールするには、次の手順を使用します。

  1. パッチのZIPファイルの中身を格納するための場所を準備します。以後、このドキュメントでは、この場所(絶対パス)をPATCH_TOP_DIRと呼びます。

  2. 前の手順で作成した場所に、パッチZIPファイルの内容を抽出します。

    次に例を示します。

    $ PATCH_TOP_DIR p14309369_112101_Solaris86-64.zip
    
  3. 次のようにして、Oracle GoldenGateを停止します。

    1. GGSCIを実行します。

    2. コマンドを実行して、Managerを停止します。

      STOP MANAGER
      
    3. コマンドを実行して、すべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。

      STOP ER *
      
  4. PATCH_TOP_DIR/Patch_numberディレクトリに移動します。

    	$ cd PATCH_TOP_DIR/Patch_number
    
  5. 次のコマンドを実行してパッチをインストールします。

    	$ opatch apply

    注意:

    OPatchが起動されると、パッチが検証され、Oracle GoldenGateリリースのORACLE_HOMEにすでにインストールされているソフトウェアと競合しないことが確認されます。OPatchでは、競合は次のタイプに分けられます。

    • ORACLE_HOMEにすでに適用されているパッチとの競合。この場合、パッチのインストールを停止し、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

    • 適用しようとしているパッチのサブセットで、ORACLE_HOMEにすでに適用されているパッチとの競合。この場合、ORACLE_HOMEの既存のパッチの修正がすべて新しいパッチに含まれているため、パッチのインストールを続けます。サブセットのパッチは、新しいパッチのインストール前に自動的にロールバックされます。

  6. パッチに新しいパラメータが含まれている場合、各パラメータ・ファイルを編集します。

  7. ORACLE_HOMEをOracleデータベース・ホーム・ディレクトリに設定しなおします。

  8. 次のようにして、Oracle GoldenGateホームからプロセスを起動します。

    1. GGSCIを起動します。

    2. 次のコマンドを実行して、Managerを起動します。

      START MANAGER
      
    3. 次のコマンドを実行して、すべてのOracle GoldenGateプロセスを起動します。

      START ER *
    4. GGSCIを終了します。