HypConnect

オンプレミス・データ・プロバイダ・タイプ: Oracle Essbase、Oracle Hyperion Planning、Oracle Hyperion Financial Management

注意:

Cloudデータ・ソース: HypConnectはCloudデータ・ソースでサポートされていません。Cloudデータ・ソース(たとえば、Oracle Planning and Budgeting Cloudソース)に接続するには、HypUIConnect関数を使用する必要があります。「HypUIConnect」を参照してください。

説明

HypConnect()は、データ・プロバイダにログインし、ワークシートをその接続に関連付けます。この接続を該当するシートに関連付けるためには、シートごとにHypConnect()を呼び出す必要があります。

次の2つの方法でHypConnect()を使用できます。

• わかりやすい接続名を使用する。

  わかりやすい接続名は、先にHypCreateConnectionを使用して作成します。

• わかりやすい名前のかわりに、URL、サーバー、アプリケーション、データベース名で構成される接続文字列を使用する。

構文

HypConnect (vtSheetName, vtUserName, vtPassword, vtFriendlyName)

ByVal vtSheetName As Variant

ByVal vtUserName As Variant

ByVal vtPassword As Variant

ByVal vtFriendlyName As Variant

パラメータ

vtSheetName: 関数を実行するワークシートの名前。vtSheetNameがNullまたはEmptyの場合、アクティブなワークシートが使用されます。

vtUserName: 有効なユーザー名

vtPassword: このユーザーのパスワード

vtFriendlyName: データ・プロバイダの接続名。わかりやすい名前のパラメータでは、次のいずれかを使用できます。

• HypCreateConnectionを使用して作成した接続名

• URL、サーバー名、アプリケーション名およびデータベース名で構成されるURL|server|app|db形式の接続文字列。

  接続文字列のURLコンポーネントは、『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のプライベート接続URLの構文のガイドラインに準拠します。

戻り値

正常に終了した場合は0を戻し、それ以外の場合は該当するエラー・コードを戻します。

わかりやすい名前の使用例

この例では、"My Sample Basic"というわかりやすい名前を使用して、Essbase Sampleアプリケーション、Basicデータベースに接続します。

Declare Function HypConnect Lib "HsAddin" (ByVal vtSheetName As Variant, ByVal vtUserName As Variant, ByVal vtPassword As Variant, ByVal vtFriendlyName As Variant) As Long

Sub Example_HypConnect()
   X=HypConnect("Empty", "UserName", "Password", "My Sample Basic")
End Sub

Essbaseの接続文字列の使用例

この例では、Essbase Sampleアプリケーション、Basicデータベースに接続します。

HypConnect("Sheet1", "UserName", "Password", "http://hostname:19000/aps/SmartView|servername|Sample|Basic")

Planningの接続文字列の使用例

この例では、Planning Visionアプリケーション、Plan1データベースに接続します。

HypConnect("Sheet1", "UserName", "Password", "http://hostname:9000/HyperionPlanning/SmartView|servername|Vision|Plan1")

Financial Managementの接続文字列の使用例

この例では、Financial Management STATJP4アプリケーションに接続します。

HypConnect("Sheet1", "UserName", "Password", "http://hostname:19000/hfmadf/officeprovider|<servername>|STATJP4|STATJP4")

Financial Managementの場合、dbコンポーネントは空でもかまいません。次に例を示します。

HypConnect("Sheet1", "UserName", "Password", "http://hostname.com:19000/hfmadf/officeprovider|<servername>|STATJP4|")