メッセージIDの追加

「メッセージIDの追加」プロセッサでは、数値識別子を含むフィールドをプロセスに追加します。メッセージIDは、EDQプロセスを通過するデータのパケット(メッセージと呼ばれます)を識別します。

「メッセージIDの追加」は、数値識別子をレコードに追加するために使用します。メッセージIDは、バッチ・プロセス内のレコード、およびリアルタイム・プロセスによって単一のレコード入力を使用して作成されたレコードに対して、データ・ストリーム内で一意です。

特定のデータ・ストリームの場合、この識別子は次の状況では一意ではないことに注意してください。

  • メッセージIDは、複数レコード入力があるリアルタイム・プロセスまたはWebサービスから発生したレコードに対しては一意ではありません。この場合、メッセージIDは単一の要求から発生したすべてのレコードに対して同じです。

  • メッセージIDは、ストリーム内のレコードがプロセスによって分割される場合は、一意ではありません。この場合、メッセージIDは、単一の発生元レコードから導出されるすべてのレコードに対して同じです。

「メッセージIDの追加」プロセッサは、処理時にサマリー統計を表示しません。

「データ」ビューには、追加された出力属性が表示されます。

この例では、メッセージIDはバッチ・プロセス内のレコードのセットに追加されています。プロセスはバッチ・モードで実行され、レコードは分割されないため、この場合のメッセージIDはすべて一意です。

表1-31 メッセージIDの例

MessageId ClientID 住所1 住所2 住所3

1

40010105

HIGH STREET

DOUGLAS

ISLE OF MAN

2

50089829

PO BOX 596

ST HELIER

JERSEY

3

02960433

London

4

50090003

PO BOX 451

ST HELIER

JERSEY

5

01550505

London

6

50013565

7 BOND STREET

ST HELIER

JERSEY