住所の検証

「住所の検証」プロセッサ(AV)を使用して、任意の国の住所データを検証および標準化します。地域コードも提供されています。

注意:

プロセッサが正しくインストールされていない場合でも、動作しますが、精度コード(値は-1.0)以外の出力フィールドが空白のままになります。

「住所の検証」プロセッサを使用して、次のことを実行します。

  • 住所を1つの形式に標準化します。

  • 住所が正しいかどうかをチェックします。

  • 不完全な住所を補完します。

  • 地域コードを使用して、住所データを拡張します。

構成

このプロセッサでは常に再実行マーカーが表示されていますが、このマーカーは、構成が変更されたかどうかに関係なくプロセスが実行されるたびに完全に再実行されることを示します。これは、このプロセッサの後続のプロセッサも再実行が必要であることを意味します。これは、EDQアプリケーションの外で変更が行われ、その変更に伴って後続の実行の結果が異なる可能性があるためです。

入力

入力属性に特定のデータ型が含まれている可能性があるため、初期構造の住所データに従って、このプロセッサでは入力属性のマッピングがヒントとして使用されます。通常は、「住所の検証」にデータを指定する前に、住所をすべての異なる入力属性に完全に解析する必要はありません。多くの場合、住所データを入力住所行に追加すれば十分です(国が指定されている場合)。これは、「住所の検証」プロセッサが内部で住所を解析してから、国固有の参照データと照合するためです。ただし、住所の構造が正しい場合、対応する入力属性マッピングが使用されると、さらに効果的な検証結果を表示できます(たとえば、通常、入力属性に郵便番号が含まれている場合、これを単純に住所行にマップするのではなく、郵便番号入力属性にマップすることをお薦めします)。

  • 組織

  • 最大8つの住所行の値

  • 二重従属地域

  • 従属地域

  • 場所

  • 管理領域

  • 郵便番号

  • 国名

  • 私書箱

  • サブ建物

  • 建物

  • 不動産

  • 大通り

  • 従属大通り

  • スーパー管理領域

  • サブ管理領域

注意:

「国」の入力は、国名または国コードとともに指定する必要があります。指定しないと、「住所の検証」では住所の検証または精度コードの作成を行うことができません。

オプション

オプション 説明 設定

処理モード

入力された住所を検証するか、インストールされているすべてのデータを検索して複数の結果を返すか。

検証(ベスト・マッチ): 1対1 - 参照データを確認し、最適な一致を返します。

検証(複数の結果を許容): 入力された住所の1対1の検証を試行しますが、入力された住所で検証結果が「あいまい」な場合には、「住所の検証」によって複数の結果が返されることもあります。

検索: 1対多 - 参照データを確認し、複数の一致を返します。たとえば、複数の国にまたがる検索が可能です。

結果の最大数

返すことのできる結果の数の上限(オプション)。

注意: 「検証(ベスト・マッチ)」を選択した場合、このフィールドはグレー・アウト表示されます。

数値フィールド、最大15文字。

地域コード

一致するジオコードを返すかどうか。

はい

いいえ

出力住所のセパレータ

住所要素の区切りに使用する記号。

一部の句読点記号と特殊文字。

出力スクリプト

出力が、選択したスクリプトに変換されます。

使用可能なスクリプトのドロップダウン・リスト。ネイティブ(デフォルト) - 出力を元のスクリプトの形で返します。

出力の大/小文字

出力を返すときの大/小文字。

使用可能なオプションは「タイトル」(デフォルト - 各単語の最初の文字が大文字で、その他の文字は小文字)、「大文字」または「小文字」です。

その他のオプション

フリー・テキスト・フィールド。

There are additional options available that are not listed on the 「住所の検証: オプション」タブにリストされていない追加のオプションがあります。

これらのオプションを使用するには、フリー・テキスト・フィールドにそのオプションと指定値を入力します。次に例を示します。

RangeDecompose=Match

ToolInfo=Yes

:

  • フィールドに入力できるのは、有効なJavaの.propertiesキーおよび値形式です。

  • 使用可能なオプションと値の完全リストは、LoqateのサポートWebサイトを参照してください。

  • CASS (先頭にavverify.cassが付くフィールド)を有効にするには、このフィールドにCertifiedCountryList=USAと入力します。

  • AMAS (先頭にavverify.amasが付くフィールド)を有効にするには、このフィールドにCertifiedCountryList=AUSと入力します。

  • SERP (先頭にavverify.serpが付くフィールド)を有効にするには、このフィールドにCertifiedCountryList=CANと入力します。

出力

次の表に、使用可能なAV出力フィールドをすべてリストします。各データ・セットの完全な出力は、AVプロセッサの設定、元の住所データ、および国ごとに使用可能な情報によって異なります。

注意:

CASS、AMASおよびSERPのオプションが機能するには、適切なLoqateライブラリとデータが追加でインストールされている必要があります。

出力フィールド 説明

av.Address

完全な住所。該当する国の郵便制度に応じて照合/検証され、適切に書式設定されます。

av.CountryName

完全な国名。

av.ISO3166-2

ISO3166による2文字の国コード。

av.ISO3166-3

ISO3166による3文字の国コード。

av.ISO3166-N

ISO3166による3桁数字の国コード。

av.SuperAdministrativeArea

1つの国で最大の地理的データ要素。

av.AdministrativeArea

1つの国で最も一般的な地理的データ要素。たとえば米国やカナダの州など。

av.SubAdministrativeArea

最小の地理的データ要素。米国の群など。

av.Locality

1つの国で最も一般的な人口集中地域のデータ要素。たとえば市や地方自治体など。

av.DependentLocality

さらに小さい人口集中地域のデータ要素。トルコの近隣(neighborhood)など。

av.DoubleDependentLocality

LocalityおよびDependentLocalityフィールドに応じて最も小さい人口集中地域のデータ要素。英国の村など。

av.Thoroughfare

1つの国で最も一般的な番地またはブロックのデータ要素。たとえばストリートなど。

av.ThoroughfarePreDirection

Thoroughfareフィールドの先頭に含まれる方向。たとえば、Thoroughfareに"N MAIN ST"が含まれている場合、ThoroughfarePreDirectionは"N"を含みます。

av.ThoroughfareLeadingType

Thoroughfareフィールドの先頭にある大通りタイプのインジケータ。たとえば、Thoroughfareに"RUE DE LA GARE"が含まれている場合、ThoroughfareLeadingTypeは"RUE"を含みます。

av.ThoroughfareName

Thoroughfareフィールドにおける名前インジケータ。たとえば、Thoroughfareに"N MAIN ST"が含まれている場合、ThoroughfareNameは"MAIN"を含みます。

av.ThoroughfareTrailingType

Thoroughfareフィールドの末尾にある大通りタイプのインジケータ。たとえば、Thoroughfareに"N MAIN ST"が含まれている場合、ThoroughfareTrailingTypeは"ST"を含みます。

av.ThoroughfarePostDirection

Thoroughfareフィールドの末尾に含まれる方向。たとえば、Thoroughfareに"MAIN ST N"が含まれている場合、ThoroughfarePostDirectionは"N"を含みます。

av.DependentThoroughfare

1つの国における独立した番地またはブロックのデータ要素。たとえば英国の従属番地。

av.DependentThoroughfarePreDirection

DependentThoroughfareフィールドの先頭に含まれる方向。たとえば、DependentThoroughfareに"N MAIN ST"が含まれている場合、DependentThoroughfarePreDirectionは"N"を含みます。

av.DependentThoroughfareLeadingType

DependentThoroughfareフィールドの先頭にある大通りタイプのインジケータ。たとえば、DependentThoroughfareに"RUE DE LA GARE"が含まれている場合、DependentThoroughfareLeadingTypeは"RUE"を含みます。

av.DependentThoroughfareName

DependentThoroughfareフィールドにおける名前インジケータ。たとえば、DependentThoroughfareに"N MAIN ST"が含まれている場合、DependentThoroughfareNameは"MAIN"を含みます。

av.DependentThoroughfareTrailingType

DependentThoroughfareフィールドの末尾にある大通りタイプのインジケータ。たとえば、DependentThoroughfareに"N MAIN ST"が含まれている場合、DependentThoroughfareTrailingTypeは"ST"を含みます。

av.DependentThoroughfarePostDirection

DependentThoroughfareフィールドの末尾に含まれる方向。たとえば、DependentThoroughfareに"MAIN ST N"が含まれている場合、DependentThoroughfarePostDirectionは"N"を含みます。

av.Building

個々の場所を識別する説明的な名前。

av.BuildingLeadingType

Buildingフィールドの先頭にある建物タイプのインジケータ。たとえば、Buildingに"BLOC C"が含まれている場合、BuildingLeadingTypeは"BLOC"を含みます。

av.BuildingName

Buildingフィールドにおける名前インジケータ。たとえば、Buildingに"WESTMINSTER HOUSE"が含まれている場合、BuildingNameは"WESTMINSTER"を含みます。

av.BuildingTrailingType

Buildingフィールドの末尾にある建物タイプのインジケータ。たとえば、Buildingに"WESTMINSTER HOUSE"が含まれている場合、BuildingTrailingTypeは"HOUSE"を含みます。

av.Premise

個々の場所を識別する英数字のコード。

av.PremiseType

Premiseフィールドの先頭にある不動産タイプのインジケータ。たとえば、Premiseに"Plot 7/7A"が含まれている場合、PremiseTypeは"Plot"を含みます。

av.PremiseNumber

Premiseフィールドにおける英数字インジケータ。たとえば、Premiseに"Plot 7/7A"が含まれている場合、PremiseNumberは"7/7A"を含みます。

av.SubBuilding

特定の配達地点、たとえば"FLAT 1"や"SUITE 212"のセカンダリID。

av.SubBuildingType

SubBuildingフィールドの先頭にある建物タイプのインジケータ。たとえば、SubBuildingに"FLAT 1"が含まれている場合、SubBuildingTypeは"FLAT"を含みます。

av.SubBuildingNumber

SubBuildingフィールドにおける英数字インジケータ。たとえば、SubBuildingに"FLAT 1"が含まれている場合、SubBuildingNumberは"1"を含みます。

av.SubBuildingName

SubBuildingフィールドにおける説明的な名前。たとえば、SubBuildingに"BASEMENT FLAT"が含まれている場合、SubBuildingNameは"BASEMENT FLAT"を含みます。

av.PostalCode

特定の配達地点の完全な郵便番号。

av.PostalCodePrimary

特定の国で使用されるプライマリの郵便番号。たとえば、米国のZIP、カナダの郵便番号、インドのピンコードなど。

av.PostalCodeSecondary

セカンダリの郵便番号情報(たとえば米国のZip Plus 4)。

av.Organization

特定の配達地点に関連付けられている企業名。

av.OrganizationName

Organizationフィールドにおける名前インジケータ。たとえば、Organizationに"Loqate Inc"が含まれている場合、国に十分なレベルの解析詳細が存在すれば、OrganizationNameは"Loqate"を含みます。

av.OrganizationType

Organizationフィールドの末尾にあるタイプのインジケータ。たとえば、Organizationに"Loqate Inc"が含まれている場合、国に十分なレベルの解析詳細が存在すれば、OrganizationTypeは"Inc"を含みます。

av.PostBox

PostBoxフィールドにあるタイプのインジケータ。たとえば、PostBoxに"PO BOX 1234"が含まれている場合、国に十分なレベルの解析詳細が存在すれば、PostBoxTypeは"PO BOX"を含みます。

av.PostBoxNumber

PostBoxフィールドにおける英数字インジケータ。たとえば、PostBoxに"PO BOX 1234"が含まれている場合、国に十分なレベルの解析詳細が存在すれば、PostBoxNumberは"1234"を含みます。

av.Latitude

10進の角度書式で表すWGS 84緯度。

av.Longitude

10進の角度書式で表すWGS 84経度。

av.DeliveryAddress

完全な住所からOrganization、Locality階層、AdministrativeArea階層およびPostalCode階層の各フィールドを引き、該当する国の郵便制度に応じて正しく書式設定したもの。AddressLineSeparatorを使用して指定した改行も含める。

av.Geodistance

複数地点の平均として計算したジオコーディング結果で可能性のある半径(メートル単位)。

av.Contact

連絡先の名前。

av.Function

権限または役職名。

av.Department

組織の部門情報。

av.Unmatched

特定の住所コンポーネントに一致しない単語。

avverify.amas.DPID

配布ポイントID: 新しい住所ごとに、ソース・アドレス・データベースに割り当てられる一意の8桁の数

avverify.amas.FloorType

フロアまたはレベルのタイプ

avverify.amas.FloorNumber

フロアまたはレベルの数(英字を含む場合もある)

avverify.amas.LotNumber

配分数

avverify.amas.PostBoxNum

住所が郵便配達タイプの場合の郵便配達番号

avverify.amas.PostBoxNumberPrefix

郵便配達番号に関連する郵便配達番号接頭辞

avverify.amas.PostBoxNumberSuffix

郵便配達番号に関連する郵便配達番号接尾辞

avverify.amas.PrimaryPremise

不動産の大通り番号(不動産の範囲付き住所の最初の数)

avverify.amas.PrimaryPremiseSuffix

大通り番号の接尾辞

avverify.amas.SecondaryPremise

2番目の大通り番号(不動産に範囲付き住所がある場合のみ使用されます。たとえば、23-25など)

avverify.amas.SecondaryPremiseSuffix

2番目の大通り番号の接尾辞

avverify.amas.PreSortZone

バーコード・ソート・プラン(BSP)番号とも言います。オーストラリアで使用される54種類の地域の1つ。オーストラリアの郵便のPreSort Letters Serviceとして有効なためには、この番号に基づいて手紙をソートする必要があります。

avverify.amas.PrintPostZone

仕分けインジケータとも言います。オーストラリアの郵便のPrint Post Serviceとして有効なためには、この番号に基づいて手紙をソートする必要があります。

avverify.amas.Barcode

DPIDに基づくバーコード

avverify.amas.PrimaryAddressLine

標準書式でのプライマリの住所

avverify.amas.SecondaryAddressLine

標準書式でのセカンダリの住所

avverify.cass.AutoZoneIndicator

次の自動ゾーン・インジケータ

  • A - 配達順路のソート・レートが適用されます。マージが許可されます。

  • B - 配達順路のソート・レートが適用されます。マージは許可されません。

  • C - 配達順路のソート・レートが適用されません。マージが許可されます。

  • D - 配達順路のソート・レートが適用されません。マージは許可されません。

avverify.cass.CarrierRoute

5桁の郵便コード内で、郵便配達または収集順路に割り当てられる配達順路コード。CRIDとも言います。5つのタイプがあります。

  • B – 私書箱

  • H – 幹線請負契約経路

  • R – 地方無料配達経路

  • C – 市内配達

  • G – 留置郵便

avverify.cass.CMRAIndicator

住所が民間私書箱(CMRA)に関連付けられていることを示します。

  • Y – 住所が表で見つかった

  • N – 住所が表で見つからない

  • 空欄 – 住所が表に表示されない

avverify.cass.CongressionalDistrict

住所が所属する下院議員選挙区

avverify.cass.DefaultFlag

値が"Y"の場合、レコードがZIP+4ファイルにおける高層のデフォルト、地方無料配達経路のデフォルト、または番地のデフォルト・レコードに一致することを示します。

avverify.cass.DeliveryPointBarCode

2桁の配達地点と1桁の検証桁で構成される3桁のコード。これを使用して作成される12桁のPOSTNETバーコードは、5桁のZIPコード、4桁のZIP+4コード、およびこの3桁のコードで構成されます。

avverify.cass.DPVConfirmedIndicator

次のいずれかの値を使用して、住所の配達率を示します。

  • Y - 確認済

  • N – 未確認

  • S – サブ建物番号を削除した後で確認済

  • D – 確認済だがサブ建物番号がない不動産番号

  • 空欄 – 住所がDPV確認に発行されなかった。

avverify.cass.DPVFootnotes

配達地点検証統計の脚注。このフィールドはDPVConfirmedIndicatorとともに使用され、入力された住所の有効性と配達率がこれで決まります。

  • AA – 番地、市町村、州およびZIPが有効。住所はZIP+4ファイルのレコードに一致

  • A1 – 住所がZIP+4ファイルで見つからない。住所が無効です

  • BB – すべての住所コンポーネントが確認済。住所は配達可能な住所

  • CC – 住所は、入力された住所からサブ建物番号を削除した後で配達可能な住所

  • F1 – 住所は軍用住所に一致

  • G1 – 住所は一般の配達住所に一致

  • N1 – 不動産番号とのDPVの一致が見つかったが、サブ建物番号が入力レコードから欠落

  • M1 – 不動産番号が欠落

  • M3 – 不動産番号が無効

  • P1 – PO、RR、HCボックス番号が欠落

  • P3 – PO、RR、HCボックス番号が無効

  • RR – 住所はCMRAに一致し、PMB指示が存在

  • R1 – 住所はCMRAに一致し、PMB指示が存在しない

  • U1 – 住所は一意のZIPコードに一致

avverify.cass.eLOTCode

eLOT方向インジケータ。詳細は、eLOTNumberフィールドを参照してください。値は次のとおりです。

  • A – 昇順

  • D – 降順

avverify.cass.eLOTNumber

eLOT (Enhanced Line of Travel)を表す4桁の順序番号。この番号は、eLOTCodeフィールドと組み合せてメールのソートに使用されます。eLOT処理を郵便事業者が使用すると、拡張配達経路の事前ソート割引が有効になります。

avverify.cass.EWSFlag

値が"Y"の場合、住所がEWS (Early Warning System)ファイルのレコードに一致し、ZIP+4には一致しません

avverify.cass.FalsePositiveIndicator

誤検知の表によって、誤検知の住所がフラグ設定されます。郵便一覧が生成中か、検証中に作成されるかが、このフラグによって決まります。USPSでは、DPV証明を通じて郵便リストを作成することはできません。

  • Y – 住所が表で見つかった

  • N – 住所が表で見つからなかった

  • 空欄 – 住所が表に表示されなかった

avverify.cass.FIPSCountyCode

国を一意に識別する5桁のFIPS (連邦情報処理標準)コード。

avverify.cass.Footnotes

脚注の文字列

  • A – ZIPを修正済

  • B – 市町村/州を修正済

  • C – 市町村/州/ZIPが無効

  • D – ZIPが未割当て

  • E – 複数のレスポンスにZIPを割当て済

  • F – ZIPが利用不可

  • G – 企業の一部が住所に移動

  • H – サブ建物番号が欠落

  • I – データが不十分/不正確

  • J – 二重入力

  • K – 基本ルールにより複数の結果

  • L – 配達住所コンポーネントを追加/削除/変更済

  • M – 番地名の綴りが変更

  • N – 配達住所が標準化済

  • O – Low +4タイブレーカ(マルチレスポンス)

  • P – より適切な配達住所が存在

  • Q – 一意のZIPコード

  • R – EWS (Early Warning System)により一致なし

  • S – セカンダリの番号が無効

  • T – マグネット・ルールが原因で複数の結果

  • U – 非公式のPO名

  • V – 市町村/州が検証不可

  • W – 地方都市のデフォルト

  • X – 一意のZIPコードを生成済

  • Y – 軍用に一致

  • Z – ZIP移動に一致

avverify.cass.LACSLinkCode

LACSLinkデータベースに対する問合せの後でLACSLinkによって返されるコード。

  • A – 入力された住所がLACSLinkデータベースのレコードに一致しました。新しい住所を指定できます。

  • 00 – 入力された住所がLACSLink®データベースのレコードと一致しませんでした。新しい住所を指定できません。

  • 14 – 入力された住所がLACSLinkデータベースのレコードに一致しました。新しい住所を配達可能な住所に変換することはできません。

  • 92 – 入力された住所がLACSLinkレコードに一致しますが、入力された住所にはサブ建物番号があり、LACSLinkレコードにはありません。

avverify.cass.LACSLinkIndicator

LACSLinkデータベースに対する問合せの後でLACSLinkによって返されるインジケータ。

  • Y – 入力された住所がLACSLinkデータベースのレコードに一致しました。

  • S – 入力された住所がLACSLinkレコードに一致しますが、入力された住所にはサブ建物番号があり、LACSLinkレコードにはありません。

  • N – 入力された住所がLACSLinkデータベースのレコードに一致しませんでした。新しい住所を指定できません。

  • F – 誤検知のレコードが検出されました

avverify.cass.LACSStatus

値が"L"の場合、入力された住所がLocatable Address Conversion Service (LACS)データベースのエントリに一致し、入力された住所が地域形式の住所から市町村形式の住所に変換されていることを示します。

avverify.cass.NoStatIndicator

住所に配達が届いておらず、その住所が可能性のある配達先として信頼できないことを示します。これらの住所に配達が届かないのは、1)配達が確立していない、2)顧客が削除の一部としてメールを受信する、または3)業者がすべてのメールを破棄または返却したため、この住所はすでに有効な配達先ではないためです。

  • Y – 住所が表で見つかった

  • N – 住所が表で見つからなかった

  • 空欄 – 住所が表に表示されなかった

avverify.cass.PMBNumber

PMB指示に続く、解析済のPMB番号

avverify.cass.PMBType

Parsed Private Mailbox (PMB)の指示

avverify.cass.PrimaryAddressLine

プライマリの配達住所。次のいずれかを含むことがあります。

  • 不動産番号

  • 大通り名

  • 大通りの事前の方向

  • 大通りの事後の方向

  • 大通りの末尾のタイプ

  • サブ建物番号

  • 私書箱

avverify.cass.RecordType

有効な配達住所として確認されている住所のレコード・タイプ。値は次のとおりです。

  • S – 番地

  • P – 私書箱

  • R – 地方無料配達経路

  • H – 高層

  • F – 会社

  • G – 留置郵便

avverify.cass.ReturnCode

  • 10 – 入力された住所が無効

  • 11 – 5桁のZIPコードが無効

  • 12 – 州の省略コードが無効

  • 13 – 市町村名が無効

  • 21 – 一致なし

  • 22 – 複数のレスポンスが見つかり、1つまたはデフォルトのレスポンスを選択するには詳細な情報が必要

  • 31 – 一致する住所が1つ見つかりました

  • 32 – 住所は見つかりましたが、詳細な情報があればさらに具体的な住所が判明する可能性があります

avverify.cass.ResidentialDelivery

このフィールドは、入力された住所が住居の住所か事業所の住所かを示します。値は次のとおりです。

  • Y – 住居

  • N – 事業所

  • 空欄 - 無効な住所

注意: このフィールドを使用できるのは、RDIデータ・パックがCASSとともにインストールされている場合のみです。

avverify.cass.SecondaryAddressLine

セカンダリの配達住所(存在する場合)。

avverify.cass.SUITELinkFootnote

SuiteLinkデータベースに対する問合せの後でSuiteLinkによって返されるコード。値は次のとおりです。

  • A – 入力された住所がSuiteLinkデータベースのレコードに一致しました。改良した事業所住所を指定できます。

  • 00 – 入力された住所がSuiteLinkデータベースのレコードに一致しませんでした。

avverify.cass.VacantIndicator

配達地点が、過去には有効だったが現在は空き(ほとんどの場合90日以上使用されていない)で、配達物を受け取っていないことを示します。値は次のとおりです。

  • Y – 住所が表で見つかった

  • N – 住所が表で見つからなかった

  • 空欄 – 住所が表に表示されなかった

avverify.serp.SerpStatusEx

V (有効)

C (修正可能): 修正可能なフィールドは、出力で正しい値に修正されます。

N (無効)

avverify.serp.Questionable

QR ("不審-農村部"の意味)

QU ("不審-都市部"の意味)

空 - 住所に不審な点はない。

avverify.serp.DeliveryInstallationAreaName

郵便支局/郵便施設の地域名

avverify.serp.DeliveryInstallationType

郵便支局/郵便施設/出力タイプ

avverify.serp.DeliveryInstallationQualifierName

郵便施設の名前

avverify.serp.RouteType

ルート・アドレスのタイプ: 農村部ルート、軍用ルートなど。

avverify.serp.RouteNumber

ルート・アドレスのルート番号を示す

avverify.serp.AdditionalContentType

サイトまたはコンポーネントの指定子を含む

avverify.serp.AdditionalContentNumber

サイトまたはコンポーネントの番号を含む

フラグ

フラグ名 詳細

av.AccuracyCode

各住所が識別および照合された精度を示すコード。

注意: 複数の出力オプションがある場合(検証: 複数の結果と検索を許可)は、見つかった結果ごとに精度コードが返されます。

av.ResultCount

戻された住所の数。「確認」モードの場合は常に"1"です。

av.MatchScore

入力と最も近い参照一致との間の一致(パーセンテージ単位)。これは、精度コードから抽出されます。

av.GeoAccuracy

住所に関連付けられている1つ以上のジオコードが識別済かどうかを示すコード。

注意:

プロセッサの「オプション」タブにある「フィールド・ステータス・フラグを返す」オプションが「はい」に設定されている場合は、出力属性ごとに追加のフラグが、それぞれの検証ステータスを示す数値とともに生成されます。

コード 説明

0

適用不可: フィールドは戻りフィールド・ステータスに適用されません。

1

検証済で変更なし: 該当する参照データを使用してフィールドを検証済で、変更は必要ありませんでした。

2

検証済で別名を変更: 該当する参照データを使用してフィールドを検証済で、解析中の別名の変更がありました(「7: 別名を識別済」を参照)。

3

検証済で若干の変更: 該当する参照データを使用してフィールドを検証済で、綴りが若干変更されました。

4

検証済で大幅な変更: 該当する参照データを使用してフィールドを検証済で、綴りが大幅に変更されました。

5

追加: 該当する参照データを使用してフィールドが追加されました。

6

識別済で変更なし: 該当する辞書データを使用してフィールドを識別済で、変更は必要ありませんでした。たとえば、入力値"PO Box 1234"はPostBoxとして識別されますが、検証できない場合には、ステータス6が返されます。

7

別名を識別済: 該当する辞書データを使用してフィールドを識別済で、別名の変更がありました。たとえば、入力値'Avnue'は、ThoroughfareType 'Ave'の別名として識別できます。

8

コンテキストを識別済: 該当するコンテキスト・ルールを使用してフィールドは識別済です。たとえば、入力された住所"123 sdovnsdv San Bruno CA USA"では、"sdovnsdv"という語がThoroughfareとして識別されますが、それは出現するコンテキストのためにすぎません(識別可能な不動産番号より後で、識別可能な地域の前)。

9

フィールドが空です。

10

未認識: フィールドは認識されていません。

AccuracyCode

このコードは、次の要素で構成されています。

A.検証ステータス - 検証のレベル。

  • V: 検証済 - 入力データと、利用可能な参照データからの1つのレコードとの間で完全に照合が実行されました。

  • P: 部分的に検証済 - 入力データと、利用可能な参照データからの1つのレコードとの間で部分的に照合が実行されました。

  • U: 未検証 - 検証できません。出力フィールドには入力データが含まれます。

  • A: あいまい - 近い参照データが複数一致します。

  • C: 競合 - 複数の近い参照データが競合する値に一致します。

  • R: 反転 - 指定した最小許容レベルでレコードを検証できませんでした。出力フィールドには入力データが含まれます。

B.事後処理された検証一致レベル - 検証プロセス後に、入力データが使用可能な参照データと一致する範囲。

  • 5: 配達地点 (PostBoxまたはSubBuilding)。

  • 4: 不動産 (PremiseまたはBuilding)。

  • 3: 大通り。

  • 2: 地域。

  • 1: 管理領域。

  • 0: なし。

C.事前処理された検証一致レベル - 検証プロセスの前に、入力データが利用可能な参照データと一致する範囲。

  • 5: 配達地点 (PostBoxまたはSubBuilding)。

  • 4: 不動産 (PremiseまたはBuilding)。

  • 3: 大通り。

  • 2: 地域。

  • 1: 管理領域。

  • 0: なし。

D.解析ステータス - すべてのデータを解析できるかどうか。

  • I: 識別済で解析済 - 入力データは識別が可能で、コンポーネントに配置されています

  • U: 解析不可 - 一部の入力データは識別が不可で、解析できません。

E.辞書識別一致レベル - 入力データがパターンおよび辞書の一致を通じて形成したレベル。

  • 5: 配達地点 (PostBoxまたはSubBuilding)。

  • 4: 不動産 (PremiseまたはBuilding)。

  • 3: 大通り。

  • 2: 地域。

  • 1: 管理領域。

  • 0: なし。

F.コンテキスト識別一致レベル - コンテキスト識別一致レベルは、出現するコンテキストに基づいて入力データを認識できるレベルを示します。

  • 5: 配達地点 (PostBoxまたはSubBuilding)。

  • 4: 不動産 (PremiseまたはBuilding)。

  • 3: 大通り。

  • 2: 地域。

  • 1: 管理領域。

  • 0: なし。

G.郵便番号ステータス - 郵便番号が検証された範囲。

  • P8: PostalCodePrimaryとPostalCodeSecondaryが検証済。

  • P7: PostalCodePrimaryが検証済、PostalCodeSecondaryが追加または変更。

  • P6: PostalCodePrimaryが検出済。

  • P5: PostalCodePrimaryが検出済で若干の変更。

  • P4: PostalCodePrimaryが検出済で大幅な変更。

  • P3: PostalCodePrimaryが追加。

  • P2: PostalCodePrimaryが辞書によって識別済。

  • P1: PostalCodePrimaryがコンテキストによって識別済。

  • P0: PostalCodePrimaryが空。

H.一致スコア - 入力データと、最も近い参照データとの一致の類似度。0 (一致なし)から100 (完全一致)までのパーセンテージで表します。

GeoAccuracy

ジオコードとも言い、このフラグは2つの値で構成されます。

説明 設定

ジオコーディングのステータス

住所のジオコードが見つかったかどうかを示します。

P: ポイント - 入力された住所に一致するジオコードが1つだけ見つかりました

I: 補間 - ジオコードは、入力された住所の場所の範囲から補間されます

A: 複数平均 - 入力された住所に一致する複数のジオコード候補が見つかり、その平均が返されました

U: ジオコード不可 - 入力された住所に対してジオコーディングを生成できませんでした

ジオコーディングのレベル

ジオコードの地理的な精度を示します。

5: 配達地点 (PostBoxまたはSubBuilding)

4: 不動産 (PremiseまたはBuilding)

3: 大通り

2: 地域

1: 管理領域

0: なし

実行

実行モード サポート

バッチ

はい

リアルタイム・モニタリング

はい

リアルタイム・レスポンス

はい

結果の表示

「住所の検証」プロセッサは、処理時にサマリー統計を表示しません。

「データ」ビューには、各入力属性とともに、右側に出力属性が表示されます。

出力フィルタ

なし。