属性のクロス・チェック

属性のクロス・チェック・プロセッサを使用すると、ビジネス・ルール適用の一貫性をチェックするために、2つの属性の値を比較できます。

比較できるのは同じデータ型の属性のみです。つまり、文字列属性は別の文字列属性と、日付は別の日付と、数値は別の数値と比較する必要があります。

属性のクロス・チェック・プロセッサは、2つの関連属性のデータが正しいことをチェックするために使用します。たとえば、Date_Of_Deathの値がDate_Of_Birthの値より後の日付であることを確認する場合などです。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

比較する2つの属性を指定します。指定する属性は同じデータ型である必要があります。

オプション

次のオプションを指定します。

  • Comparison Operator: 2つの属性の比較方法を決定します。選択して指定します(次より小さい、次以下、次と等しい、次と等しくない、次より大きい、次以上、次で始まる、後方から一致する)。「次で始まる」オプションと「後方から一致する」オプションは、2つの文字列属性を比較する場合にのみ使用できます。デフォルト値: 次と等しい

  • 大文字/小文字を区別しない: 属性値を比較する際に、大文字と小文字の違いを無視するかどうか、たとえばLONDONをLondonと同じであるとみなすかどうかを決定します。使用可能な値: はい/いいえ。デフォルト値: はい

出力

データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。

データ属性

なし。

フラグ

次のフラグが出力されます。

  • CrossAttributeCheck: どのレコードが属性のクロス・チェックに合格したかを示します。値「-」は結果が不明だったことを意味し、いずれかの属性にNull値が含まれていたことを意味します。使用可能な値はYNまたは-です。

次の表に、このプロファイラによって生成される統計情報を示します。

統計 説明

比較に成功したレコード

比較に成功したレコードの数。

比較に失敗したレコード

比較に失敗したレコードの数。

レコード(null値あり)

比較する値の一方または両方がnullだったレコードの数。

出力フィルタ

属性のクロス・チェックからは、次の出力フィルタを使用できます。

  • 成功: 比較に成功したレコード

  • 失敗: 比較に失敗したレコード

  • Nullの比較: チェックした属性の一方または両方にnull値があるレコード

この例では、2つの属性DT_ACC_OPENとDT_PURCHASEDが比較され、データの繰返し数を調べています。

比較に成功したレコード 比較に失敗したレコード レコード(null値あり)

996

3

1

比較に成功したレコードをドリルダウンできます。

DT_ACC_OPEN DT_PURCHASED CrossAttributeCheck

03/01/2000

03/01/2000

Y

06/01/2000

06/01/2000

Y

10/01/2000

10/01/2000

Y

14/01/2000

14/01/2000

Y