マップから拡張

「マップから拡張」プロセッサを使用すると、既存の属性から一致する値をマップして、データに新しい属性を追加できます。

「マップから拡張」は、既存のデータから新しいデータを導出できる場合に使用します。たとえば、性別がなく、性別固有の敬称(Mr、Mrsなど)があるレコードに、次のようなエントリがある参照データを使用して新規に性別属性を追加できます。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

マップ内のルックアップ列と照合する単一の属性を指定します。

オプション

次の「値マップ」オプションを指定します。

  • 参照データ: 新しい属性値に対する参照値のマップが設定された参照データ。参照データとして指定します。デフォルト値: None

次の照合オプションを指定します。

  • 大文字/小文字を区別しない: 参照データと照合するときに大/小文字を無視するかどうか。Specified as 「はい」/「いいえ」で指定します。デフォルト値: はい

  • リストの一致基準: 参照データとの照合方法を決定します。選択して指定します(全体の値/先頭から一致する/後方から一致する/次を含む)。デフォルト値: 全体の値

出力

データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。

データ属性

次のデータ属性が出力されます。

  • EnhancedResult: 追加された(マップされた)値を含む新しい属性。値は、一致するものがあった場合は参照データでマップした値となり、参照データに一致するものがなかった場合はNull値となります。

フラグ

次のフラグが出力されます。

  • EnhancedFlag: どのデータが拡張されたかを示します。使用可能な値: Y/N

次の表に、このプロファイラによって生成される統計情報を示します。

統計 説明

拡張済

参照リストと一致したために新しい属性値で拡張されたレコードの数。

未拡張

参照リストと一致しなかったために拡張されなかったレコードの数。

出力フィルタ

次の出力フィルタを使用できます。

  • 「参照データの参照」を使用して拡張されたレコード

  • 「参照データの参照」を使用して拡張されなかったレコード

この例では、「マップから拡張」を使用して、レコードに性別固有の敬称が設定されたTitleGenderという名前に変更した属性を追加します。

敬称 TitleGender

Ms

F

Ms

F

Miss

F

Mr

M

Mr

M

Ms

F

Miss

F

Mr

M