適切な大小文字

「適切な大小文字」プロセッサは、テキスト属性の値を、各単語の最初の文字を大文字に、単語の後続する文字を小文字に変換します。

「適切な大小文字」プロセッサは、ダイレクト・メールの名前や住所など、単語の表示を標準化する場合に使用します。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

適切な大/小文字に変換する文字列または文字列配列型の属性を指定します。数値属性および日付属性は有効な入力ではありません。

配列属性を入力すると、変換はすべての配列要素に適用され、1つの配列属性が出力されます。

オプション

次のオプションを指定します。

  • 区切り文字参照データ: 単語の定義に使用する区切り文字をリストします。参照データとして指定します。デフォルト値: None

  • 区切り文字: 単語の定義に使用する区切り文字をリストします。フリー・テキスト・エントリとして指定します。デフォルト値: スペース。

  • 混合する大小文字を保持: 大/小文字が混合する単語の大/小文字を保持するかどうかを決定します(たとえば、'McCartney'をMccartneyに変換せずに、Mccartneyの大/小文字を保持するなど)。ただし、MACDONALD (すべて大文字)という単語が入力された場合、この単語はMacdonaldに変換されます。Specified as 「はい」/「いいえ」で指定します。デフォルト値: No

  • 例外: 適切な大/小文字に変換しない単語をリストします。たとえば、van、der、de、ofなどのコネクタとして機能する単語は、多くの場合、大文字で開始しません。参照データとして指定します。デフォルト値: None

  • 例外に一致する場合大小文字を区別しない: 例外参照データと照合するときに大/小文字を無視するかどうかを決定します。Specified as 「はい」/「いいえ」で指定します。デフォルト値: No

  • 例外時のアクション: 例外としてリストされた単語に対してどのようなアクションを実行するか。選択して指定します(大文字への変換/小文字への変換/大小文字をそのままにする)。デフォルト値: 大小文字をそのままにする

出力

データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。

データ属性

次のデータ属性が出力されます。

  • [Attribute Name].Proper: 属性値に対して適切な大/小文字にしたバージョン。値は、元の属性値を適切な大/小文字に変換して導出されます。

フラグ

なし。

「適切な大小文字」トランスフォーマでは、処理に関するサマリー統計は表示されません。データ・ビューには、各入力属性とともに、右側に新しく導出された適切な大/小文字の属性が表示されます。

出力フィルタ

なし。

次のオプションを使用して、様々な大/小文字指定の名前を変換します。

  • 区切り文字: '.- (スペース、アポストロフィ、ピリオドおよびハイフン)

  • 大小文字が混合する単語を保持: はい。

  • 例外: 参照データ・リスト('van'は指定され、'de'は指定されていない)。

  • 例外に一致する場合大小文字を区別しない: はい

  • 例外時のアクション: 小文字への変換。

名前 name.Proper

Tess De'Suiza

Tess De'Suiza

O'FLAHERTY

O'Flaherty

James De-lacey

James De-lacey

FRED DE LA TOUR

Fred De La Tour

Charles DeQuincey

Charles DeQuincey

ARTHUR DENTFORD

Arthur Dentford

John De'SUIZA

John De'Suiza