EDQセキュリティの概要

EDQ内のセキュリティが適用されるのは、アプリケーションにアクセスする場合(権限のあるユーザーのみをアクセス可能とし、アプリケーション内のデータを確実に保護するため)と、異常な事態を識別する目的でユーザー・アクションを監査する場合です。このガイドの内容は次のとおりです。

  • セキュアなアクセス制御の提供

  • 安定時およびトランスポート時のデータの保護。

  • ユーザー・アクティビティの安全なロギングおよびトレースを保証するための適切なセキュリティ監査機能の提供。

詳細は、『Oracle Enterprise Data Qualityの理解』のOracle Enterprise Data Qualityの概要に関する項を参照してください。

認証

EDQのユーザーおよびグループの詳細は、その独自の内部ディレクトリ内に格納するか、Microsoft Active Directoryなどの外部LDAPサーバーから取得することができます。外部認証ソースを使用すると、EDQでは、他のシステムとユーザー資格証明を共有し、ユーザーが記憶して管理する必要のあるパスワードの数を削減しながら、ユーザーとグループの管理におけるオーバーヘッドを排除できます。

認可

認可によって、認証に成功したユーザーが実行できることを制御します。ユーザーの認可は、ユーザーのモデルと、グループに関連付けられた権限に基づきます。ユーザーは、1つ以上のグループのメンバーであり(直接割当て、または外部グループの内部グループへのマップによって割当て)、そのグループに関連付けられた権限に従って認可されます。

暗号化

WebLogicおよびTomcatサーバーの両方で、HTTPSがサポートされ、送信中に読取りまたは変更できないようにクライアントとEDQ間のトラフィックを暗号化する必要があります。HTTPSを選択できない環境では、EDQによって、クライアントとサーバー間で送信されるパスワードが暗号化されます。

監査

EDQでは、Oracle Fusion Middleware監査フレームワークを使用したユーザー・アクションの監査がサポートされます。また、ファイルに監査情報を書き込むようにEDQを構成できます。