Kerberos共有ライブラリ

Kerberos統合に必要な共有ライブラリ(wingss.dllおよびlibunuxgss.so)は、edq.warファイル内に含まれます。EDQは共有ライブラリの場所を判別して正しいバージョンを自動的にロードできるため、ほとんどのインストールではこれで十分です。

ただし、この自動ロードはすべてのJavaランタイム環境(JRE)で動作するわけではなく、特にIBM JREでは動作しません。このようなインストールでは、ライブラリを付属のkerberos-gss.zipファイルから抽出し、ディスク上の既知の場所にコピーする必要があります。さらに、JREで検出できるように、次の環境変数に場所を追加する必要があります。

  • LD_LIBRARY_PATH (Linux、Solaris)

  • LIBPATH (AIX)

  • PATH (Windows)

EDQインストールに付属するnative/Kerberos-gss.zipアーカイブを調査して、それに次のファイルが含まれることを確認します。

  • aix/ppc/libunixgss.a

  • aix/ppc64/libunixgss.a

  • linux/amd64/libunixgss.so

  • linux/i386/libunixgss.so

  • win32/amd64/wingss.dll

  • win32/x86/wingss.dll

EDQサーバーが実行されているOSの関連ライブラリを抽出し、EDQを実行しているユーザーがアクセスできるディスク上の場所にそれをコピーします。この場所は、JREでライブラリを検出できるように、前述の環境変数に追加する必要があります。