2.5 OARMの固有のユース・ケース
OARMユーザー認証アクティビティを即時利用可能なルールと組み合せて使用して、様々なタスクを実行できます。
「サポートされている即時利用可能なユーザー認証ルール」に示されている即時利用可能なルールを使用すると、次のようなユース・ケースを構成できます:
- リスクのあるIPのユース・ケース。管理者が、組織にとってリスクがあるとみなされるIPアドレスを構成する場合です。OARMでのこのルールの詳細な使用手順は、「Oracle Adaptive Risk ManagementでのリスクのあるIPを構成するユース・ケース」チュートリアルを参照してください。
- 地理および速度のユース・ケース。管理者が、ユーザーの現在の場所と最後にログインした場所の間の距離と時間差に基づいて、ユーザーの認証のためのアクセスを構成する場合です。OARMでのこのルールの詳細な使用手順は、「Oracle Adaptive Risk Managementでの地理および速度をベースとして構成するユース・ケース」チュートリアルを参照してください。
管理者は、即時利用可能なユーザー認証アクティビティに加えて、独自のカスタム・アクティビティを作成して、そこから収集された情報を使用してルールを作成することもできます。ルールは、ビジネス・ニーズに応じてカスタマイズできます。これらのルールは本質的にトランザクション的になる可能性があり、ビジネスが関心を持つユーザー・アクティビティの様々な側面をモニターします。カスタム・アクティビティの例には、インターネット・バンキングやバンキング・アプリケーションでの料金の支払があります。支払に関連する金額やユーザー情報などの情報を使用するルールを追加して、不正送金を識別できます。OARMでのカスタム・アクティビティの詳細な構成手順は、「Oracle Adaptive Risk Managementでのカスタム・アクティビティを構成するユース・ケース」チュートリアルを参照してください。
これらのユース・ケースの詳細は、「セキュリティ強化およびリスク軽減のためのOARMの主なユース・ケース」を参照してください。