第II部 Oracle Advanced Authentication、Oracle Adaptive Risk ManagementおよびOracle Universal Authenticatorのインストール
Oracle Advanced Authentication (OAA)およびOracle Adaptive Risk Management (OARM)は、スタンドアロン製品としてデプロイすることも、一緒にデプロイすることもできます。次のデプロイメント・モードがサポートされています:
- OAA-OARM
- OAAのみ
- OARMのみ
Oracle Universal Authenticator (OUA)はOAAおよびOARMとともにデプロイする必要があるため、OUAでサポートされているデプロイメント・モードは、次のみです:
- OAA-OARM-OUA
ノート:
OUAでは、デバイス認証に使用されるデバイスにクライアント側アプリケーションをインストールする必要があります。詳細は、「Oracle Universal Authenticatorクライアント・アプリケーションのインストール」を参照してください。どのデプロイメント・タイプもインストール手順は同じですが、いくつかの前提条件が異なる場合があります。デプロイメント・モードは、 installOAA.properties
に定義されているパラメータcommon.deployment.mode
によって決まります。このパラメータの詳細は、「インストールのためのプロパティ・ファイルの準備」を参照してください。
ノート:
このガイドのインストール手順は参照用であり、他のOracle Identity Management製品が存在しないKubernetesクラスタにデプロイする場合にのみご利用ください。本番エンタープライズ環境でデプロイする場合は、『Kubernetesクラスタ内のOracle Identity and Access Managementのためのエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』に従うことをお薦めします。エンタープライズ・デプロイメント・ガイドには、Kubernetesクラスタを構築し、OAA (OARMおよびOUAの有無にかかわらず)を、独自の製品または他のOracle Identity Management製品とともにデプロイする方法に関するトポロジ・ダイアグラムと順を追ったステップの説明が記載されています。また、インストール作業を簡単にする自動化スクリプトについても説明しています。自動スクリプトでは、次のことが可能です:
- Oracle Cloud Infrastructure (OCI)へのKubernetesクラスタの作成が自動化されます。Oracle Identity Management製品のデプロイメントの準備が整っています。
- OAA (OARMおよびOUAの有無にかかわらず)およびその他のOracle Identity Management製品が、準拠している任意のKubernetesクラスタに自動的にデプロイされます。
『Kubernetesクラスタ内のOracle Identity and Access Managementのためのエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』に従わないことを選択した場合、次の項で、OAA、OARMおよびOUAのデプロイ方法を詳しく説明しています: