2.2 Oracle Adaptive Risk Management (OARM)の機能

Oracle Adaptive Risk Management (OARM)システムの中核はユーザー・アクティビティであり、これはビジネスに適したルールで保護されます。

OARMには、すぐに利用可能なユーザー認証アクティビティが用意されており、ビジネスの保護にすぐに使用できる豊富なルールとともに組み込まれています。また、システムには、ユーザー認証アクティビティを追加のルールで強化したり、ビジネスに当てはまらないルールを削除したり、監視する新規ユーザー・アクティビティを追加したりする機能もあります。OARMでは、動作保証された外部ソースからのデータ・フィードのシードがサポートされており、リスク分析にも使用されます。これは、OARMのプロファイリング機能と一緒に使用することで、シード・データが適切に組み合されて分析が実行されます。

ルールの構成や、ユーザー・アクティビティの管理と監視は、直感的に設計された管理コンソールで実行できます。管理コンソールを使用すれば、管理者は、基礎となるシステムの違いを気にせず、組織に当てはまるルールを実装できます。

OARMとOAAを組み合せると、マルチファクタで最新のチャレンジ・メソッドの豊富なセットとなり、管理者は、ビジネス要件に合ったチャレンジ・メカニズムを選択できます。また、OAAでは、Oracle Access Management Suite (OAM)などの既存のアイデンティティ管理システムとOARMを簡単に統合できます。